2017.01.16SEO記事一覧

モバイルファーストインデックスとは?MFIの内容と対策について

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2016年10月10~13日にラスベガスで開催されたPubcon Las Vegas 2016年で、Googleのゲイリー・イリェーシュ氏が初めてこれについて話し、日本のみならず世界各国で話題になったMobile First Index(モバイルファーストインデックス)。

参考:Las Vegas 2016

 
2018年3月27日にGoogleのウェブマスター向け公式ブログにて移行を開始した発表がありました。

参考:モバイル ファースト インデックスを開始します

 
「モバイルフレンドリーと何が違うの…?」「うちはデスクトップユーザーのアクセスばかりだから、関係ないぜ」と思っている方は要注意です。2016年はペンギンアップデート4.0の話題で賑わいましたが、モバイルファーストインデックスはそれ以上に重要な発表かもしれません。

そこで今回は、モバイルファーストインデックスの実態について解説していきたいと思います。

モバイルファーストインデックスとは?

今までは、デスクトップ向けのページを検索順位の評価の基準としていました。そして、モバイルの検索については、デスクトップ向けのページの基準をもとに検索結果を表示していました。

しかし、モバイルファーストにインデックスでは、モバイル向けのページを検索順位の評価の基準とし、PCの検索については、モバイル向けのページの基準をもとに検索結果を表示されることになります。

つまり、今までGoogleの検索エンジンアルゴリズムは、デスクトップ版のコンテンツをもとにページを評価していましたが、モバイルファーストインデックスの導入後とは、言葉の通り、モバイル版のコンテンツをもとに評価してインデックスを行う、ということです。

新入社員の方や、最近web担当になったばかりの方で「検索エンジンの仕組みがよくわからないけど、初歩的な内容だから社内で聞きづらい…」「アルゴリズムってなに?」という場合は、ぜひ下記の記事もあわせて読んでみてください。

なぜモバイルファーストインデックスが必要なのか

Googleがこのような変更を行う背景として、モバイルの利用率増加があります。今まで検索エンジンを利用するユーザーは、デスクトップユーザーの割合が多かったのですが、2016年の11月、モバイルユーザーの割合がデスクトップを上回ったのです。

2016年11月、世界のモバイル利用率が1.78%増加しました。これにより、モバイルの利用率が50.62%を占め、Webが始まって以来はじめて、モバイルはデスクトップの利用率を超えたのです。

「モバイルがデスクトップを追い越す」という予測は、少なくとも10年前には提起されていましたが、現実となるまで予想より長くかかりました。まさに待ちに待った瞬間です。

引用元:Browser Trends December 2016: Mobile Overtakes Desktop
 
一方、日本国内だけで見るとどうでしょうか。

総務省の平成27年情報通信白書によると2016年のインターネットの利用率は下記のようになっています。

参考:総務省「平成26年通信利用動向調査」
 
まだデスクトップを追い越してはいないまでも、スマートフォン利用率が多くの割合を占めていることがわかりますね。

皆さんも電車やバスに乗りながら、スマホでニュースを読んだり、ちょっとしたものを買い物したり、検索行動を行っているのではないでしょうか。まさにこのような人々の動きに対応するため、googleは検索エンジンのアルゴリズムをモバイル基準に変更したというわけです。

モバイルファーストインデックスによる影響

さて、ここからが本題です。検索エンジンのアルゴリズムがモバイルファーストになると、具体的にどのような影響があるのでしょうか?

検索順位への影響

上記の通り今まではデスクトップのページ内容を評価していましたが、モバイルのページ内容が評価の基準となります。これにより基準が変更になるため、検索順位に影響が出てきます。

しかし、すぐに大きな変動が起きるわけではありません。

Googleはモバイルファーストにインデックスへの移行により、なるべく大きな順位変動が起きないように目指しています。また、全てのサイトが同時に移行になるのではなく、準備ができていると判断したサイトから移行を開始して、サイトへのトラフィックが減らないように調整をしています。

そのため、今すぐ大きな順位変動が起こることはないと考えられます。

しかし、全てのサイトの移行が完了した場合には、モバイル対応しているかどうかで順位の変動に影響が起こることがあるかもしれません。

次に、GoogleのWebマスター公式ブログで発表された内容を見ていきましょう。

モバイルファーストに関する、Google公式ブログ内容

  • レスポンシブデザインや動的な配信を行っているサイトで、主要なコンテンツやマークアップがモバイル版とデスクトップ版で同一である場合は、何も変更する必要はありません。
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  • 主要なコンテンツやマークアップがモバイル版とデスクトップ版で異なるようなサイトの設定を行っている場合、いくつか変更を検討してみてください。
     

  • Search Consoleでデスクトップ版のサイトしか確認していないサイト所有者は、モバイル版のサイトの追加および確認を行ってください。
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  • デスクトップ版のサイトしか存在しない場合、Googleは引き続きデスクトップ版のサイトをインデックスします。モバイルユーザーエージェントを使用してアクセスする際も問題ありません。

デスクトップユーザーにとって使いやすいサイトは、壊れたり不完全なモバイルサイトよりも、モバイルユーザーにとって好ましい場合があります。モバイルサイトを作成する際は、サイトが完成し準備が整ってから公開することをおすすめします。

引用元:モバイルファーストインデックスに向けて
 

上記はどのようなサイトだと影響があるかまとめていますが、こう思いませんか?

「概要はわかったよ。つまり…うちのサイトは、何をすればいいの…?」

これから行うべき対応

ここまでで、モバイルファーストインデックスの内容についてはご理解いただけたかと思います。

ここからは、上記内容を踏まえ、行うべき対応をケースごとに見ていきましょう。

モバイル版サイトがあり、構造化マークアップも省略していないケース

レスポンシブデザインや動的な配信を行っているサイトで、主要なコンテンツやマークアップがモバイル版とデスクトップ版で同一である場合は、何も変更する必要はありません

上記のように、既にコンテンツとマークアップがモバイル版とデスクトップ版で同一である場合には対策を行う必要はありません。

そもそもモバイル版サイトがないケース

「デスクトップ版のサイトしかない…!検索結果に出なくなってしまうの…?」と思った方はご安心ください。あくまで、「デスクトップ>モバイル」だった判断基準が「モバイル>デスクトップ」となるだけなのです。

デスクトップユーザーにとって使いやすいサイトは、壊れたり不完全なモバイルサイトよりも、モバイルユーザーにとって好ましい場合があります。モバイルサイトを作成する際は、サイトが完成し準備が整ってから公開することをおすすめします。

モバイルファーストインデックスのために、モバイル対応させたほうがよいのは間違いありません。

しかし、「モバイル版サイトを作成したから検索順位が急激に上がる」「モバイル版サイトがないから全く検索結果に出ない」ということすぐにはありません。焦りすぎず、サイトにあわせた準備を行っていきましょう。

モバイル版サイトとデスクトップ版サイトが別のケース

Googleが、「デスクトップ版」と「モバイル版」を別のページだと認識し、評価が分散し、今後順位低下が発生する可能性があります。

そのため、link rel=“alternate”やlink rel=“canonical”を使用し、モバイル版ページとデスクトップ版ページの関連性を、検索エンジンにしっかりと伝える必要があります。

こちらの具体的な方法については下記記事を参考にしてください。

モバイル版サイトに重要なコンテンツがないケース

「うちのサイトは、モバイルで見るユーザーが少ないから、モバイル版はページを省略してもいいよね」

「このページはモバイル版だと長くて読みづらいから、デスクトップ版にだけ公開しておこう」

と考え、モバイル版では一部のページを省略している方は要注意です。

デスクトップ版に重要なコンテンツがあるにも関わらず、モバイル版では省略している場合、そのコンテンツで上位表示することは難しくなります。

そのため、モバイルサイトにもデスクトップ版と同様のコンテンツを設ける必要があります。
 

「続きを読む」などのアコーディオンで隠されたコンテンツ

「UXを考慮して、モバイル版の初期状態ではコンテンツを折りたたんで隠したりする場合、コンテンツの評価はどうなるのか」と質問を受けた際、Googleのゲイリー・イリェーシュ氏は「モバイル版でコンテンツの一部をアコーディオンのように隠したとしても、UXのために隠しているコンテンツは完全に評価される。」と発言しています。

そのため、UXを損なう可能性のあるコンテンツについては、アコーディオンページにして隠してしまっても問題ありません。

その他の注意点

構造化マークアップ

現在のアルゴリズムと同様にモバイル版とデスクトップ版の両方に構造化マークアップを行う必要があります。モバイル版の構造化マークアップを省略している場合は、きちんとマークアップを実装しましょう。

robots.txt

モバイル版のHTML、画像、JS、CSSなどのリソースへのアクセスをrobots.txtでブロックしていると適切に評価されません。もしブロックしている場合は、検索エンジンがモバイル版のコンテンツにアクセスできるようにする必要があります。

内部リンクと外部リンク

内部リンクについて、一般的にサイトのクロールを促すことができるため、設定すべきリンクです。しかし、モバイルファーストインデックスでは、デスクトップと異なりページサイズに限りがあります。そのため、UXを考慮して設定しましょう。

一方で、外部リンクですが、意図的なリンク以外はサイト管理者でリンクの設置ページを変更することができません。そのため、link rel=“alternate”やlink rel=“canonical”などを利用して、デスクトップページと対になるモバイルページにアノテーションを行いましょう。

表示速度

「モバイルページの表示速度が、モバイルファーストインデックスでどのように影響するか」と質問を受けた際、Googleのジョン・ミューラー氏は、「モバイルファーストインデックスでは、表示速度を評価の基準として入れないと思う。長い目で見ればやりたいことだが、初めはそうではない。」と答えていました。

参考:English Google Webmaster Central office-hours hangout

 
しかし、2018年1月18日に2018年7月からページの読み込み速度がモバイル検索のランキング要素に利用されることが発表されました。

参考:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します

 
ページの表示速度が極端に遅いページのみが対象になりますが、表示速度が早い方が売上に影響するというデータも出ていますので、PageSpeed Insightsなどを活用してページ速度の改善も行いましょう。

サイトが移行したか確認する方法

サイトがモバイルファーストインデックスに移行された場合は、Search Console上に下記にようなメッセージがきますので、こちらで確認することができます。

 
Search Consoleに通知されるモバイルファーストにインデックスへの移行
 

参考:モバイル ファースト インデックスを開始します

通知がくる前にサイトが移行したか確認したい場合には、スマートフォンのGooglebotからのクロールが増加しているか、もしくはGoogleの検索のキャッシュがモバイルページになっているかのどちらかで確認することもできます。

まとめ

モバイルファーストインデックスについて移行が始まっており、既に通知がきているサイトもあります。

一方で、準備が整っているサイトから移行が始まっておりませんが、いずれ全てのサイトの移行が完了しますので、この記事を読んで不安な項目があった方は、いまのうちにモバイル対策を検討してみてはいかがでしょうか。

当社では、自社に制作部門を持っているため、マーケティングを考慮したサイト制作が可能です。モバイルサイトの制作も得意としておりますので、心配なことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
 

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