2016.11.15SEO記事一覧

SEOの基礎知識!検索エンジンの仕組みを理解しよう

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SEOを考える上で検索エンジンのことを知ることは非常に重要なポイントです。

なぜなら、SEO(Search Engine Optimization)とは、直訳すると「検索エンジン最適化」。
検索エンジンの最適化をするのなら、検索エンジンについて良く理解をしようという話です。

賢い方なら、いやいや、検索エンジンことはどうでもいいから、検索エンジンが順位付けを決めるロジックを教えろよと言われるかもしれません。素晴らしい着眼点なのですが、じつはそのロジックは公開されておらず、誰も分からないのです。

Googleの検索結果の順位を決めるルールの集合体は順位アルゴリズムと呼ばれており、大きくは200以上の指標、細かくは数え切れない各サイトのデータを元に決定されています。ただし、このアルゴリズムは完全にブラックボックス化されており、日本にも世界にもSEO業者や研究者がいますが、完全には解明されておらず、公開されたわずかな情報やGoogleの社員とのディスカッションの中でヒントを得ている状況なのです。

とはいえ、SEOを研究する側もある程度は理解が出来ており、それらを理解するのに検索エンジンを理解することは非常に有益なので紹介したいと思います。まず、先程から検索エンジンと呼んでいますが、日本においてはYahoo!とGoogleが有名な検索エンジンです。日本のユーザーのシェアは95%以上とも言われています。

お笑い芸人がネタにすることもあり日本ではYahoo!の知名度は高いのですが、検索機能については既に自社での開発運用は終了しており現在はGoogleの検索機能を採用しています。

つまり、Yahoo!とGoogleの検索結果はほぼ同じでいずれもGoogleによる採点でその順位を決めているのです。よって、今回の記事における検索エンジンの理解とはGoogleの理解というスタンスで紹介します。

Googleの目的

そもそも検索エンジンの目的は何なのでしょうか?

Google はスタンフォード大学のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって1996年1月に開発された検索エンジン”BackRub”を基に作られました。

そして、Googleはその当時の目的を以下のように述べています。

「世界中の情報を整理して、世界中の人が誰でも簡単にアクセスできて使えるようにすること」を目的とする。また、Googleの設立当初からのミッションは「人類が使うすべての情報を集め整理すること」としています。

実際に我々は無料で検索エンジンを日々利用しており、キーワードを入力することで世界中の様々な知りたい情報を瞬時に閲覧することを可能にしてくれています。

それは、この人類のことを考えた素晴らしい企業理念の基に成り立っているとは思いますが、Googleも慈善事業ではありません。一般ユーザーが無料で使える以上はどこかでマネタイズをしています。それが広告事業です。

Googleの広告事業の仕組み

Googleは無料で検索エンジンを提供することで、膨大なユーザーに検索エンジンを利用させています。そして、その検索結果に広告を表示させることで広告収入を得るというビジネスモデルです。実際にGoogleの利用率は凄まじく、月間の利用者数は7,226万人という調査データがあります。

参考:TOPS OF 2015: DIGITAL IN JAPAN ~ニールセン2015年 日本のインターネットサービス利用者数ランキングを発表~
 
この7,000万人以上の方にリーチ出来る広告をGoogleAdWordsというサービス名で展開しています。中でも有名な広告モデルは検索連動型広告と呼ばれるユーザーが検索したキーワードに対して広告を出稿し、検索結果の上部の広告枠に広告主のサイトを表示させる広告です。

Googleの価値

このように膨大なユーザーが利用していることで広告としての価値があるため、ユーザーに満足してもらい、さらに利用してもらうためGoogleは常に進化しています。

その取り組みとしては、例えば世界中のどこかで生まれたサイトを瞬時にキャッチアップすることであり、無料で利用させることであり、検索したキーワードからユーザーの意図を汲み取り適切なサイトをヒットさせることです。もしも、Googleの検索結果が常に古いままであればどう思うでしょうか?

例えば、オリンピックのことを調べたら、次回の東京オリンピックやリオオリンピックのことではなく、数十年前のオリンピックの情報を表示させてしまっていては、ユーザーは離れていってしまうでしょう。

また、新しい情報を取り入れていたとしても、検索結果がユーザーの意図とは全くかけ離れていて、ユーザーの知りたかった情報はなく、何かを購入させようと躍起になっている宣伝ばかりのサイトだった場合も同様ではないでしょうか?

Googleはこういったことでユーザーを減らさないよう以下のような理念を掲げています。

Googleが掲げる10の事実

ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

Googleは、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。
新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。

Googleのトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。

広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。

1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。

Googleは検索を行う会社です。
検索問題を解決することだけに焦点を置いた世界最大級の研究グループを有するGoogleは、自分たちにできることが何か、それをもっとうまくやるにはどうすればいいかを知っています。

複雑な問題も反復に反復を重ねて解決し、既に膨大なユーザーが情報をすばやくシームレスに検索できているサービスに対しても、絶え間ない改善を続けています。

検索分野で培った技術は、Gmail、Googleマップなどの新しいサービスにも応用されています。Googleでは、他の分野でも検索技術を活用することで、ユーザーが生活のあらゆる面においてさまざまな情報にアクセスして利用できるよう努力を続けています。

遅いより速いほうがいい。

Googleは、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。

自社のウェブサイトにユーザーが留まる時間をできるだけ短くすることを目標にしている会社は、世界中でもおそらくGoogleだけでしょう。

Googleは、Googleのサイトのページから余計なビットやバイトを削ぎ落とし、サーバー環境の効率を向上させることで、自己の持つスピード記録を何度も塗り替えてきました。検索結果の平均応答時間は1秒足らずです。

Googleが新しいサービスをリリースするときには、常にスピードを念頭に置いています。モバイルアプリケーションをリリースするときも、新時代のウェブにふさわしい高速ブラウザのGoogle Chromeをリリースするときも同じです。今後も、さらなるスピードアップを目指して努力を続けていきます。

ウェブ上の民主主義は機能します。

Google検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。

Googleでは、200以上の要素と、PageRankアルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRankのアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。

この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。またGoogleでは、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進むオープンソースソフトウェア開発にも力を入れています。

情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。

世界はますますモバイル化し、いつどこにいても必要な情報にアクセスできることが求められています。Googleは、モバイルサービスの新技術を開発し、新たなソリューションを提供しています。

携帯端末からGoogle検索にさまざまな方法でアクセスできるだけでなく、メールを読んだり、カレンダーでイベントを確認したり、動画を見たりなど、世界中のあちこちから携帯端末をさまざまな用途に使えるようになりました。

また、無料のオープンソースモバイルプラットフォームであるAndroidでは、さらに画期的な革新をモバイルユーザーに提供したいと考えています。Androidは、インターネットの土台にあるオープン性をモバイルの世界にもたらすものです。Androidによって、ユーザーの選択肢が広がり、先進のモバイル体験が可能となるだけでなく、携帯通信事業者、メーカー、デベロッパーにとっては、新たな収益機会が生まれます。

悪事を働かなくてもお金は稼げる。

Googleは営利企業です。企業に検索テクノロジーを提供することと、Googleのサイトやその他のウェブサイトに有料広告を掲載することで収益を得ています。

世界中の数多くの広告主がAdWordsで商品を宣伝し、数多くのサイト運営者がGoogleのAdSenseプログラムでサイトのコンテンツに関連する広告を配信しています。広告主様だけでなく、すべてのユーザーの皆さんにご満足いただくため、Googleでは広告プログラムとその実践について次のような基本理念を掲げています。

検索結果ページには、その内容と関連性のない広告の掲載は認めません。Googleは、広告というものはユーザーが必要としている情報と関連性がある場合にのみ役立つと考えています。そのため、検索結果ページに広告がまったく表示されない場合もあります。

Googleは、派手な広告でなくても効率よく宣伝ができると考えています。ポップアップ広告は邪魔になってユーザーが見たいコンテンツを自由に見られないので、Googleでは許可していません。Googleは、閲覧しているユーザーに関連性のあるテキスト広告のほうが、ランダムに掲載される広告よりずっとクリック率が高いことに着目しました。企業の規模には関係なく、あらゆる広告主がこのターゲット広告を利用できます。

Googleが掲載する広告には、スポンサーによる広告リンク(スポンサーリンク)であることを必ず明記しているため、検索結果の完全性が損なわれません。Googleが検索結果のランクに手を加えてパートナーサイトの順位を高めるようなことは絶対にありません。PageRankは、お金で買うことはできません。GoogleのユーザーはGoogleの客観性を信頼しているのであり、その信頼を損なって短期的に収益が増加しても意味がないのです。

世の中にはまだまだ情報があふれている。

Googleが他のどの検索サービスよりも多いHTMLページのインデックス登録に成功した後、Googleのエンジニアたちは、簡単には検索できない情報に目を向けました。その一部は、電話番号や住所、事業別ディレクトリなどで、新しいデータベースを統合するだけで検索可能になりました。しかし、中にはもっと工夫が必要なものもありました。たとえば、ニュースアーカイブ、特許、学術誌、数十億枚の画像や数百万冊の書籍を検索する機能です。Googleの研究者たちは、今後も世界中のあらゆる情報を検索ユーザーに提供するために開発を続けていきます。

情報のニーズはすべての国境を越える。

Googleの創業地はカリフォルニアですが、全世界のユーザーにすべての言語で情報へのアクセスを提供することを目標としています。そのため、60以上の国にオフィスを構え、180を超えるインターネットドメインを有し、検索結果の半分以上を米国外のユーザーに提供しています。

Googleの検索インターフェースは130を超える言語で利用でき、検索結果を自国語のコンテンツのみに制限できる機能もあります。さらにGoogleでは、その他のアプリケーションやサービスについても、できるだけ多くの言語と利用しやすいフォーマットで提供することを目標としています。

Googleの翻訳ツールを使用すれば、自分の知らない言語で書かれた地球の反対側のコンテンツも読むことができます。こうしたツールやボランティア翻訳者の力を借りて、世界中のさまざまな国や地域に対し、サービスの多様性と品質を大幅に向上させることができました。

スーツがなくても真剣に仕事はできる。

Googleの共同創設者は、仕事は挑戦に満ちていなければいけない、挑戦は楽しくなければいけないという考えで会社を作りました。適切な企業文化があるほうが、創造性のある優秀な成果が上がりやすくなるとGoogleは考えています。企業文化とは、ラバランプやバランスボールのことだけではありません。

チームで目標を達成することや、個人の業績に対する誇りが会社全体の成功につながるということを強調しています。Googleは社員を厚く信頼しています。Googleの社員たちはさまざまなバックグラウンドを持ち、エネルギーと情熱をほとばしらせながら、仕事、遊び、人生に独創的にアプローチしています。打ち解けた雰囲気の中、カフェ、チームミーティング、ジムなどで生まれた新しいアイデアは、またたく間に意見交換が進み、試行錯誤を経て、すぐに形になります。こうしたアイデアが、世界展開を視野に入れた新しいプロジェクトの出発点になることもあるかもしれません。

「すばらしい」では足りない。

Googleにとって一番であることはゴールではなく、出発点に過ぎません。Googleでは、まだ達成できないとわかっていることを目標に設定します。そうすることで、目標達成に向けて全力を尽くし、期待以上の成果を残せるからです。Googleは、技術革新を繰り返し、機能性の高いサービスに対して、さらに期待を上回る改良を加えています。たとえば、正しいスペルの単語を入力したときに正常に検索されるのを見たあるエンジニアは、スペルが間違っているときの処理方法について改善の余地を見出し、直感的で役に立つスペルチェッカーを開発しました。

たとえユーザーが自分の探すものを正確に把握していなくても、ウェブで答えを探すこと自体はユーザーの問題ではなくGoogleの問題です。Googleは、全世界のユーザーがまだ具体的にイメージしていないニーズを予測し、新たなスタンダードとなるサービスを作り出しています。たとえば、Gmailを始めたときには、当時のどのメールサービスよりも多くの保存容量を提供しました。今考えると当たり前のサービスですが、そう思えるのは、現在Googleのメール容量が新たなスタンダードになっているからです。このような変化をもたらすのがGoogleの望みであり、新たな一歩を踏み出す方向をGoogleは常に探しています。つまり、現状に満足しないことがGoogleのすべての原動力となっているのです。

引用元:Google が掲げる10の事実

まとめ

いかがでしょう。
Googleは自然検索のみに留まらず、広告エリアでさえ、ユーザー第一に考え、ユーザーが必要としている情報を提供することを理念としています。

そして、これらの理念の根本は設立当初から変わっていないことが分かります。ともすれば、SEOのアルゴリズムを考える上で重要なことはおのずと見えてきます。

それは、”ユーザーにとって有益なコンテンツを作り上げること”。そして、その”作成したコンテンツがGoogleに理解されやすい構造で作られていること”です。

この2点を押さえて制作されたコンテンツはきっと上位表示が可能でしょう。
 

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山口 耕平

山口 耕平

ディーエムソリューションズ株式会社 デジタルマーケティング事業部 ソリューション営業部 部長。新卒入社した大手音楽配信サービス会社で全国2位の営業実績をあげたのち、個人事業主としてのECサイト運営や大手AV機器メーカー系マーケティング会社でのトップセールスマン(2年連続で売上全国1位)を経て、2008年8月ディーエムソリューションズへ入社。入社後は様々なクライアントのWebサイトのコンサルティングに携わり、SEOのみならずサイト制作、コンテンツ制作、リスティング広告まで幅広い分野で活躍中。