2016.11.15SEO記事一覧

ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いと特徴

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みなさんはSEOにはブラックハットSEOとホワイトハットSEOと呼ばれる2つのアプローチがあることをご存知でしょうか?今回の記事ではブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いについて説明したいと思います。

ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違い

まずはじめに、ブラックハットSEOとはどういうものかというと、Googleが定める「Webマスター向けガイドライン」に違反する手法のことをブラックハットSEOと呼びます。

一方ホワイトハットSEOとはその逆で「Webマスター向けガイドライン」に則ったSEO施策のことを言います。

GoogleのWebマスター向けガイドラインは最終的に”ユーザーの利便性を考えた検索結果となるように”と制定されたガイドラインです。よって、ホワイトハットSEOとは、ユーザーのためになるような施策によって上位表示を目指す方法となります。

ブラックハットSEOはユーザーの利便性は無視しており、Googleの順位付けルールの脆弱性をついた手法ということになります。

ブラックハットSEOが生まれた背景

本来ならば、ブラックハットSEOが利用されることなく、正攻法であるホワイトハットSEOを行われるべきですが、数年前まではSEOと言えばブラックハットSEOを指すほど、世界的に当たり前のことでした。

なぜこういった状況に陥ってしまったのかというと、検索エンジンの技術に脆弱性があったからに他なりません。検索エンジンが日常的に利用されたことにより、SEOの重要性は非常に高いものになりました。それは広告費用を使わずにマーケティングで成功することが出来るからです。

SEOが重要だと考えたWebマスター達は、元々はユーザーの利便性を考えてコンテンツを作り込み、サイト運営を行いました。しかしながら、大してユーザーにメリットをもたらさずに売り込み色の強いサイトがGoogleのアルゴリズムの脆弱性をついて上位表示しだしたのです。

しかも、ユーザーの利便性を考えてコンテンツを作るにはアイデアと工数が必要となりますが、Googleの脆弱性をつくブラックハットSEOは専門業者に任せておけば大した工数は必要とせずに、ホワイトハットSEOよりも上位表示が可能でした。

また、検索エンジンが想定していない脆弱性をついているため、その罰則もほぼありませんでした。
かくして、数年前まではブラックハットSEOを利用してもペナルティは無いし、手間も掛からないのに、効果が高いという観点から横行していたという背景があります。

ブラックハットSEOのメリット

上記のようにブラックハットSEOはコンテンツの制作やブラッシュアップを必要としないため、導入のハードルは非常に低い状態でした。これはWebマスターからすると非常に大きなメリットでした。

また、当時のSEO業者は脆弱性を突く“ノウハウ”を利用することで非常に安い原価で施策が出来ました。
そのため、多くのSEO業者のサービスが上位表示してから支払いが発生する成果報酬型のプランを提供していました。サービス選択を行うWebサイトの管理者からすると、成果があって初めて支払うこのサービス形態も非常に魅力的でした。

ブラックハットSEOのデメリット

ただし、上記のような成果報酬型のSEOサービスはすっかり鳴りを潜めました。
その理由はユーザーの利便性を無視するブラックハットSEOを検索エンジンは見過ごせなくなり、取り締まり強化のための技術レベルが非常に高くなったことと、違反したサイトに対して非常に重いペナルティが課されるようになったためです。

具体的にはGoogle のインデックスから完全に削除されるか、あるいはアルゴリズムまたは手動によるスパム対策の影響により順位が大幅に下がりました。

つまり、検索してもまったく出てこなくなるという状態です。しかも、全ての違反を止めることをGoogleに申請することでペナルティの解除は可能なのですが、解除後も数年レベルで順位が戻らない徹底ぶりです。

Googleの検索スパム対策は日々進化しており、いつかは必ず不正が発覚し上記のペナルティを受けるようになったことはブラックハットSEOの大きなデメリットとなりました。

GoogleがブラックハットSEOを禁止する理由

なぜ、GoogleはガイドラインにてブラックハットSEOを規制するのでしょうか?

それは、これまで説明している通り、検索エンジンはあくまでユーザーにとって価値あるページを提供することを目的としているからです。

皆さんは検索エンジンを利用して調べた結果、上位表示していたからクリックしたにも関わらず、求めていた情報が全然無かった経験はないでしょうか?

また、何らかの疑問の答えを求めて、上位表示しているサイトを訪れたのに、ただただサービスを売りつけようとしかしていないサイトに辿り着いた経験はないでしょうか?

Googleは検索されたキーワード毎にユーザーの検索意図を考慮して適切な検索結果を表示しています。
そのために莫大な予算を費やしてアルゴリズムを更新しているのですが、目指すべき”ユーザーのため”という理念を無視して、いち企業が自分たちの利益のためだけに不適切な方法を利用して上位表示しようという行為を禁止しているのです。

具体的なブラックハットSEOの種類

ちなみに、これまでに生み出されたブラックハットSEOを以下に書き出してみました。

  • リンクプログラムへの参加
  • 不正なリダイレクト
  • コンテンツの自動生成
  • オリジナルのコンテンツがほとんど存在しないページの作成
  • クローキング
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 誘導ページ
  • コンテンツの無断複製
  • 十分な付加価値のないアフィリエイトサイト
  • ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
  • フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
  • リッチスニペットマークアップの悪用

これらの施策を行っている場合は、Googleから重いペナルティを受ける可能性があるので、すぐに止めるべきです。これは管理を業者に任せていた場合でも同じです。リカバリーには長い時間とノウハウと労力が必要となります。

ブラックハットSEOによるペナルティ

先程からGoogleからペナルティを受けると記述しているが、どれほどのペナルティを受けるのでしょうか?
一番有名なペナルティは恣意的外部リンクを依頼して設置した場合に起こる手動ペナルティではないでしょうか?

こちらを受けると、特定のキーワードは一切順位には反映されなくなります。いくら検索しても見つかりません。しかも、ペナルティを解除しても、しばらくの間は上位表示自体が難しくなってしまいます。

また、恣意的な外部リンク以外でも手動ペナルティは発生します。
それらの要因はGoogle Search Consoleにて確認することが出来るのですが、いずれも狙っていたキーワードでの順位の低下や厳しい場合はサイト名や社名でも順位が下がりトラフィックのほとんどを失ってしまいます。

また、手動ペナルティ以外に各アルゴリズムによる自動ペナルティも存在します。これまた外部リンクに関するアルゴリズムにあるペンギンアップデートが有名です。ペンギンアップデートにより順位が下がってしまったサイトはペンギンアップデート解除のアップデートがあるまでは、ずっと順位を上げることが出来なくなります。

平成28年9月29日にペンギンアップデート3.0の解除が行われたのですが、ペンギンアップデート3.0が実装されたのは2年前でした。実に2年もの間、恣意的な外部リンクを設置しペンギンアップデートを受けたサイトは我慢を余儀なくされた訳です。

このようにアルゴリズムによるペナルティは次回の解除があるまで順位が回復しないということがある一方で手動ペナルティの場合は解除申請が出来る分、寧ろ軽いのではないかと思われがちですが、解除されたとしてもある一定の期間が経たないと順位が回復しないケースがあり、一概にどちらが重いと判断は出来ません。

ブラックハットSEOによってペナルティを受けた場合の対処方法

もしも、上記の外部リンクに属するペナルティを受けてしまった場合には以下のような作業が必要です。

  • 過去も含め現存する自社への恣意的な外部リンクを全て外す
  • 全て削除後にGoogleSearchConsoleのツール上でこれまでの経緯報告と今後に利用しないことを誓うことを伝えて申請する必要があります。

ブラックハットSEOを何かに例えるとすれば、「ドーピング」です。
トレーニングが大変だからとクスリに頼るのは楽ですが、ドーピングがバレた場合は失格ですよね。

技術も進歩し、年々取り締まりが厳しくなるGoogleとの戦いの中では得策ではありません。

手片間で行うアフィリエイターのように、一時的な順位で売上さえ上がれば、その後にドメインを捨てても痛くも痒くもない方であれば有効な手段かもしれません。それでもユーザーにとって迷惑なことには変わりありませんが…。

ただし、継続的にサービスを提供する企業においてブラックハットSEOを選択することは有効ではありません。断言しますが、いつかは不正がバレて、必ず順位が下落します。また、リンクやリダイレクトの場合は契約を解除すると外されます。一時的な利益のために、その後の長い不利益を被るのはトータル的にマイナスです。

ホワイトハットSEOのポイント

一方でホワイトハットSEOはGoogleが目指すべきユーザーの利便性を考えた結果となるように設計されたガイドラインに則った手法であるため、その成功による効果は中長期的に流入を獲得するのに役立つでしょう。

また、ホワイトハットなSEOに不可欠なユーザーにとっての有益なコンテンツは、さらなるユーザー同士のコミュニケーションを生み、より確固たる地位を築くのに寄与することになります。

上記の内容を読んで、SEO対策に取り組むならホワイトハットSEOを実践したいと思っても何から手を付けてよいか分からないということがあると思います。具体的には何をしたらいいのか?そもそも自分のサイトには実装されているのだろうか?そんな疑問を持たれた方にポイントを紹介したいと思います。

そもそもホワイトハットSEOとはGoogleのガイドラインに則ったSEOのアプローチであると説明しましたので、Googleのガイドラインや検索エンジン最適化スターターガイドを読むことは重要です。

参考:Google検索エンジン最適化スターターガイド

参考:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)

参考:検索品質評価ガイドライン
 
ただし、上記の3つ目の検索品質評価ガイドラインに至っては全編英語で146ページとなっており、ちょっとハードルが高めとなっています。実際に知識の無い状態から取り組もうと考えた場合に、外部リンクを設置するだけで大丈夫というブラックハットSEO業者の甘い言葉に誘惑される気持ちは分からなくもないですね。

でも、それではいつまでたっても負のスパイラルから抜け出せないため腰を据えて取り組みましょう。

ただ、上記のガイドラインを全て理解するのは難しいという方で、自分のサイトがきちんとSEOが実装されているのかを確かめたいという方へ当社ディーエムソリューションズのトップコンサルタントが監修したSEOチェックシートを作成しましたので、ご活用いただければと思います。
 

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山口 耕平

山口 耕平

ディーエムソリューションズ株式会社 デジタルマーケティング事業部 ソリューション営業部 部長。新卒入社した大手音楽配信サービス会社で全国2位の営業実績をあげたのち、個人事業主としてのECサイト運営や大手AV機器メーカー系マーケティング会社でのトップセールスマン(2年連続で売上全国1位)を経て、2008年8月ディーエムソリューションズへ入社。入社後は様々なクライアントのWebサイトのコンサルティングに携わり、SEOのみならずサイト制作、コンテンツ制作、リスティング広告まで幅広い分野で活躍中。