検索エンジン上で多くのユーザーにブログを見つけてもらうには、SEOに強いブログサイトに必要があります。SEOに強いブログを作ることができれば、検索上位を獲得しやすくなり、多くのアクセスが得られるようになります。
しかし、SEOに強いブログサイトにする方法は、サイト運営初心者からするとどこから始めてよいかが非常に難しいのではないでしょうか。今回は、ブログサイトのSEOを強化し、効果最大化するためにはどうすれば良いのか、最低限押さえておきたい対策ポイントを解説していきます。
目次
ブログのSEOを強化するには確認していくべきポイントがあります。まずは、検索上位を目指すにあたって欠かせないポイントをご説明します。
SEOを強化する場合、“ブログに投稿する記事1ページで狙うターゲットキーワードは、1つにする”ということを守ってください。なぜなら、検索エンジンに高く評価してもらうためにユーザーの検索キーワードの意図と記事のテーマを合わせる必要があるからです。
たとえば、1つの記事内でテーマが混在すると記事になると、結局何が言いたい記事なのかがGoogleが分からず、どのキーワードでも上位表示できないケースが発生します。ターゲットキーワードを定めたら、キーワードの検索意図を満たすコンテンツにテーマを絞るようにしましょう。
他にも、特定のキーワードに特化していない記事は、コンテンツの質が低くなりがちなので、“どのようなキーワードで上位表示を狙いたいのか”ということを明確にしたうえでブログ記事の作成に着手しましょう。
ターゲットキーワードを上位表示化するために、むやみにキーワードを記事内にたくさん入れてはいけません。SEO対策を目的とした大量のキーワードを埋め込む行為は、ペナルティ判定の対象となります。
ブログをSEOに強くしたいのなら、たくさんのキーワードを埋め込むことを意識するよりも、検索意図を満たした情報になっているかに着目してください。検索意図とは、ブログを訪問するユーザーの検索にともなう感情のことです。
検索意図一覧 |
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あることを知りたい |
商品やサービスを購入したい |
あるブログへアクセスしたい |
上記は、すべてユーザーの検索行動にともなう検索意図の一例です。記事作成に慣れていない方は、“何を目的に検索しているのか”を考えていくと、検索意図を網羅した記事を書きやすくなります。
なお、キーワードマップを利用すると情報を網羅した記事を書きやすくなるため、1度試してください。
Googleの“検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド”では、見出しタグを使用し重要なテキストを強調することが推奨されています。SEOを意識した見出しタグを使うことで、一般的なテキストよりも強調されるため、見出しに続く文章への理解が深まりやすくなります。
また、見出しタグを正しく利用すれば、簡単に文章を構造化できます。検索エンジンはもちろん、ユーザーに読んでほしいポイントを明確化するためにも、見出しタグの使い方を覚えましょう。見出しタグの正しい使い方については、下記の記事をご参照ください。
ブログのSEO効果を高めるうえで、画像かテキストでブログ記事を作るのかは重要なポイントです。なぜなら、画像もブログ記事を構成するコンテンツの一部だからです。最近では、スライドや漫画コンテンツを多用したブログ記事が増えています。画像の取り扱いについてGoogleはどのように考えているのか、
SEO効果を考えてみましょう。
Google公式のサーチコンソールのヘルプによれば、画像の取り扱いについて下記のように記されています。
重要な名前、コンテンツ、リンクの表示には画像を使用しないでください。Google のクローラでは、画像に含まれるテキストを認識できません。ページの主要なコンテンツとキーワードを通常の HTML 形式で記述できない場合は、ALT 属性を使用してください。
上記によれば、スライドや漫画などの画像を多用してしまうと、Googleのクローラーが画像に含まれているテキストを理解してくれない可能性があると記されています。そのため、SEOに強い記事を作成するのであれば、画像で表現したい記事内容は、できるだけテキストの割合を多くする方がSEO効果が高められるでしょう。
それでも画像の表現がユーザーにとって有益だと判断した場合、画像のタグのALT 属性に画像の意味を代替するテキストを記述しましょう。ALT 属性を利用すれば、検索エンジンのクローラーに対して画像の意味を伝えることができます。ALTの効果的な使い方については、下記の記事をご参照ください。
Googleはコンテンツが優れているかの評価基準としてE-A-Tという品質評価ガイドリンを公表しています。E-A-Tは、下記の3つの英語の頭文字から形成されています。
E-A-Tを形成する3要素 |
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Expertise【専門性】 |
Authoritativeness【権威性】 |
Trustworthiness【信頼性】 |
つまり、E-A-Tとは、Googleが専門性や権威性、信頼性の3つのポイントからコンテンツが優れているかを評価し、検索順位に考慮されることをいいます。ブログへ訪問するユーザーにとってもE-A-Tの考慮は非常に重要です。次に、E-A-Tとはどのようなものなのか、それぞれの3要素について確認していきましょう。
E-A-Tの第1のポイントは、記事内容の専門性です。ある対象物に特化した記事は、Googleから高く評価される可能性が高いです。つまり、専門知識のある人が書いた専門性の高い記事は、検索上位を獲得しやすいということです。
たとえば、専門性を意識してITブログのSEOを強くしていきたいのなら、“検索順位の上げ方”に特化したサイトを作成し専門性を高くした方が検索上位を獲得しやすくなります。
一方で、さまざまテーマについて取り扱う雑記サイトは、E-A-Tにおける専門性を明示することが難しくなります。もし、雑記サイトで専門性を高めたいのであれば、ブログ全体ではなく、カテゴリ別にコンテンツを分類し、少しでも専門性を高める努力を行いましょう。
E-A-Tの第2のポイントは、記事内容の権威性です。権威性とは、誰の目から見ても信頼できるコンテンツであるかという視点です。この分野については、ここのブログ記事が1番信用できると思ってもらうことができれば、自然と権威性が高まります。
権威性は、1日で高まるものではありません。優良なコンテンツ作りを積み重ねることで高まっていくものです。ブログの権威性が高まれば、多くのインフルエンサーやニュースサイトなどに、参考サイトとして紹介されやすくなります。
権威性を高めるには、情報の正確性はもちろん、検索順位の上位を獲得していく必要があるため、長期的な視点をもって対応していくことが大切です。
E-A-Tの第3のポイントは、記事内容に対する信頼性です。たとえば、GoogleのSEOに対する見解と一般人の見解では、ほとんどの人がGoogleの見解を支持するでしょう。しかし、なぜGoogleの見解を支持してしまうのでしょうか。それは、“記事の内容をだれが書いたのか”ということを私たちが常に意識しているからです。
コンテンツの最後に“コンテンツ作成者のプロフィール”が掲載されていることがありますが、これは記事の信頼性を高める方法の1つです。プロフィールを利用して、こちらからだれがブログ記事を書いたのかを明示することで、「この記事は、専門的で高い知見のある人が作成した信頼できる記事ですよ」と伝えることができます。
ブログのSEOを強化したいのなら関連するコンテンツの内部リンクを設置しましょう。そもそも、内部リンクとは関連する記事ページ同士をつなぐリンクのことです。この記事内でも、参考になる記事同士をリンクでつないでいますが、その行為がSEO対策における内部リンクの施策です。
関連するコンテンツがある場合には、関連記事への内部リンクを設置することで、Googleのクローラーにクロールされやすくなります。その結果、インデックスにつながりやすくなるため、Googleからの評価が高まります。
もちろん、関連しているからといって、どのようなページでも内部リンクして良いわけではありません。記事内容が関連している以外にも、内部リンクを貼ることでユーザーの検索体験や満足度を高め、検索対象の理解が深まる必要があります。内部リンクの最適化については、下記の記事をご参照ください。
ページの表示速度は、検索順位に一定の影響を与えるアルゴリズム要素のひとつです。その影響の度合いは、コンテンツの質や外部リンクなどと同様に重要度が増しており決して無視できるものではありません。
なぜなら、ページの表示速度を高めることができれば、ブログへ訪問するユーザーの“離脱防止”や“SEO順位”に効果が見込めます。では、どうすればブログの表示速度の計測と改善方法がわかるでしょうか。
ブログの表示速度は、Google PageSpeed Insightsを使うと無料で計測できます。下記の公式サイトにアクセスし、自社のブログのURLを入力してみましょう。
参照元:【公式】Google PageSpeed Insights
表示速度の計測結果では、表示速度のスコアと共にさまざまな改善ポイントを提示してくれるため、スコアを上げる努力をしていきましょう。
サイトの表示速度の調査方法や改善方法について、もっと情報が知りたいという方は、下記の記事をご参照ください。
ブログを開設したら、XMLサイトマップを設置しましょう。XMLサイトマップとは、ウェブサイトの優先度やURL、更新頻度、最終更新日などの情報を記述したXML 形式のファイルのことです。XMLサイトマップは、Googleや他の検索エンジンのクローラーにサイト内のURLを集める手がかりを伝えることやコンテンツ構成を明示するために用いられます。
通常、検索エンジンのクローラーはリンクを順番に巡ってブログサイト内の更新情報を順番に収集します。そのため、新しい記事を追加してもすぐには認識してもらえないことがあります。しかし、XMLサイトマップを設置していれば、検索エンジンのクローラーがコンテンツの更新情報や新着記事を取得しやすくなり、インデックスまでの時間が短縮化されます。
XMLサイトマップの設置方法は、WordPress利用者なら、“Google XML Sitemaps”などのプラグインを利用すれば簡単に設置できます。もし、プラグインが利用できない場合、下記のサイトを利用すればXMLサイトマップを生成できます。
参照元:【公式】サイトマップを作成-自動生成ツール「sitemap.xml Editor」
XMLサイトマップを設置すれば、クローラビリティの向上も見込めます。SEO効果が見込める対策なので、SEOに強いブログを作るためにも、すぐにXMLサイトマップを設置しましょう。
ブログに少しでもユーザーを集めるには、記事を上位表示させて訪問者を増やすためのさまざまなSEOを積極的に試していく必要があります。GoogleのSEO評価基準は、100以上の要素から構成されているといわれていますが、重要なのは“コンテンツの質”と“被リンクの質”です。
検索意図からキーワードを決め、情報を網羅するのは、コンテンツの質を高めることにつながるからです。他にも、画像の使用を最低限にして、テキスト中心の記事にするのもコンテンツの質の向上につながっています。
今後、ブログのSEOを強化していきたいのなら、“なぜ、その作業を行うのか”ということに着目して、作業の本質を理解していくと、少しずつブログのアクセスに良い影響が出てくるでしょう。
ディーエムソリューションズのSEOコンサルタント、犬塚と申します。 過去には、「SEOコンサルタントがこっそり教えるSEO施策のコツ」など、…
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