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こんにちは、デジ研編集部です。今回はGoogleで2022年に登場した検索アルゴリズムの評価システムである「ヘルプフルコンテンツアップデート」についてご紹介します。
このアップデートでは自動生成された低品質なコンテンツをAIを用いて判別し、より「人間が人間のために作成した独自性のある有用なコンテンツ」を評価できるようになったとされています。
詳しい情報や対策についてご紹介していきますのでぜひご覧ください!
目次
「ヘルプフルコンテンツアップデート(Helpful Content Update)」とは、Googleが検索アルゴリズムに導入したアップデートの1つであり、2022年8月25日にリリースされました。
内容としては、検索結果において『ユーザーにとって有益な情報コンテンツ』を提供しているサイトを優先的に上位表示し、逆に検索エンジン向けのSEO施策ばかりおこなっているサイトの評価を下げるランキングシグナルのアップデートになります。
2023年9月現在では9月15日よりヘルプフルコンテンツアップデートが行われており、約2週間後に実装完了となる予定です。
大きな背景にあるのは「ユーザーのGoogle検索離れへの懸念」です。昨今の検索エンジンではseo施策の情報が飛び交い、日夜サイトの対策が行われています。
ただそこのテクニカルな部分を意識するあまり、ユーザーが満足しづらいコンテンツ(情報の正確性に欠ける、読みづらい等)が目に留まる機会が増えているのも事実です。
Google側としては、検索ユーザーにとって有益かつ満足できる検索体験をしてもらうことで、自社のプラットフォームの利用者を増やしたい想いがあるので、検索意図と提供情報のミスマッチをなるべく防ごうという背景があり今回のアップデートも実装されたといえるでしょう。
以前にアナウンスされた「プロダクティブレビューアップデート」で検出できなかった部分への対応がおこなわれたのが、これまでのアップデートと違う点になります。
プロダクティブレビューアップデートとは、主に商品レビューを掲載しているサイトが対象となり、他多数サイトのレビューをまとめたコンテンツよりも、独自の調査などで収集した一次情報を元にレビューしているサイトの評価をより高めるといった内容のgoogleコアアップデートになります。
また「クラシファイア」という最新のAIが導入されているのも大きな変更点で、このAIシステムはサイトコンテンツを“ユーザーの役に立つ度”として数値化したグラデーション判定する最新システムになります。
注意点としては、低品質なコンテンツがあると、ページ単位ではなくサイト全体として評価が下がってしまうことです。
弊社が携わっている各サイトでは、そこまで大きな順位変動は確認できておりません。
ただ、Googleは常々「ユーザーファーストのサイト作り」をアナウンスしていますので、今後もこの評価軸は重要視される可能性が高く、サイト運営において注視していく必要があります。
具体例としては、共起語や関連語句を意識し過ぎるあまり、不自然な文章構成になっているサイトなどがあげられるでしょう。
その他にもソースが不明確な、信用性や信頼性が低い情報を集めたコンテンツの作成、必要以上の内部・外部リンクの設置なども今回のアップデートで順位を下げる可能性があるため注意が必要です。
加えて、Googleが公開している「Helpful Content Update」に関する資料では、自社サイトのコンテンツを評価するためのチェックリストが出されています。
「Yes」か「No」で答える簡単な内容で、質問に対して「Yes」がある箇所に関しては、ページを見直す必要があります。
- コンテンツは、人間のために作成されたというより、主に検索エンジンからユーザーを引き付けるためのものですか。
- どれかが検索結果に表示されることを期待して、さまざまなトピックで多くのコンテンツを制作していますか。
- 多くのトピックについてコンテンツを作成する際、かなりの部分に自動化を使用していますか。
- 価値を付加することなく、主に他の人の意見を要約していますか。
- 既存のユーザー層のためではなく、ただ話題になっているという理由で記事を書いていますか。
- ユーザーがコンテンツを読み終わっても、他のソースからより良い情報を得るために再び検索する必要があると感じさせてしまいますか。
- Google が優先する文字数があるとどこかで聞いたか読んだかしたために、特定の文字数になるように記事を書いていますか。(そのような設定は存在しません)。
- 検索トラフィックを獲得できると考えて、実際の経験がないにもかかわらず、ニッチなトピックを扱うことにしましたか。
- 実際には答えがない質問にコンテンツ内で答えることを約束していますか(たとえば、未定のはずの商品の発売日や、映画の公開日、テレビ番組の放送日)。
⇒引用元:Googleのヘルプフル コンテンツ アップデートについてクリエイターが知っておくべきこと | Google検索セントラルブログ
こちらも参考にしながら、ご自身のサイトがマイナス評価の対象になっていないか、確認してみてください。
では、今回のヘルプフルコンテンツアップデートに対しての対策はどのようなものになるのでしょうか?
ユーザーファーストとはユーザーを第一に考えたWebサイト作りを行うことであり、コンテンツにおいても最も重要な要素としています。
Googleの公式アナウンスには「ある製品が特定の利用者によって特定の状況下で特定の目的を達成するために用いられる際の有効さ、効率、満足度の度合い」とあります。
参照元:Google 検索のヘルプフル コンテンツ システムとウェブサイト | Google検索セントラルブログ
また、公式ではユーザーを第一にしているかの評価基準として以下を記載しています。
⇒引用元:Google公式ガイドライン
コンテンツを提供する側は、上記のとおり自身が有益な情報を持っていて正しく提供できているかを見つめなおすとともに、多岐にわたる検索ユーザーの検索意図に合わせて、その情報を求めている理由や状況をイメージするプロセスを明確に意識しながらコンテンツ作りを行うことが重要になってきます。
ユーザーファーストなコンテンツ作りのために具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか。重要な要素として5つご紹介します。
ペルソナとは、簡単に言うとサイトを経由して成約に至るまでの“ユーザー像”です。
細かく人物像を設定し対象顧客理解を測ることで、よりユーザー目線のコンテンツ作りができるようになるので、ユーザー目線のコンテンツを作成するにあたって、非常に重要な考えになります。
ペルソナ設定について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
⇒マーケティングに欠かせないペルソナ設定の方法とサンプル5選
単色文字だけの羅列記事は読む人にとって疲れてしまうものです。
フォントの統一や文字数、文字の大きさに注意するのは勿論、テキストだけの羅列をするのではなく、画像やイラスト,表などを適切に挿入して、読者に伝わりやすいページを心掛けなければなりません。
このようにユーザーのWebサイト閲覧における体験は一般的に「UX、UI、ユーザビリティ」などと呼ばれCV(コンバージョン)改善にも役立ちます。
UX、UI、ユーザビリティについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
⇒UXとUI、ユーザビリティとは?制作での重要性とそれぞれの違いについて
ページのリンクをクリックしたのになかなか表示されなくてイライラした経験はありませんか?
サイトの表示速度もユーザーの利便性に大きく影響することから、Googleも常々重要性を公言しています。Page Speed Insights(アンカーテキストリンク)というGoogle公式提供の無料分析ツールで簡単にサイトのスピードパフォーマンスを調べることができますので、是非試してみてください。
ページスピードについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
⇒ページ表示速度が遅いとSEOに影響があるのか?改善方法とは?
サイトが提供している情報の『信頼性』もユーザー目線のコンテンツ作りとしてかかせません。
例えばSEOについて当社のようなSEO施策を商材の中心としたWebマーケティング会社が発信しているのと、SEO情報をネットで調べただけの何の経歴・功績もない人物が発信するのはどちらの方に信ぴょう性があるでしょうか。
記事の執筆者や監修者の情報や、提供情報の参考文献などをしっかりと明示することで、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trust(信頼性)がきちんとあるサイトとしてユーザーに提示することができます。
EEATについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
⇒EEATとは?コンテンツ評価を高める12のSEOポイント
Googleは検索結果の多様性を重要視しています。
検索ニーズに沿った情報提供は勿論大事ですが、ユーザー目線で検索した時に似たり寄ったりなサイトコンテンツばかり並んでいたら、様々な情報を目にしたい・様々な情報から自身のニーズに合ったコンテンツを選びたいユーザーにとってはかなり不満を持つことになるでしょう。
ご自身で体験した一次情報を積極的に記載し、他のページには存在しないオリジナルコンテンツを作成していくことでユーザーは様々な情報から自身の見たい情報を選択し、有益な体験を得られるのです。
独自性のあるコンテンツとして先ほどのEEATもそうですが、専門家でなくても一般ユーザーが商品のレビューをするコンテンツも昨今注目されています。
こういったコンテンツはUGCと言われており、自分が体験した出来事は唯一無二であるため非常に独自性のあるコンテンツです。
UGCについて詳しくはこちらをご覧ください。
⇒UGCとは?マーケティングにUGCを活用するメリット4つと注意点
2023年1月に日本を含む全世界にロールアウト完了しています。
ですので、今年は日本でもサイト運営において注視していく評価軸になるでしょう。
サイトの掲載順位の回復には数ヶ月かかる可能性もあるとGoogleは公式アナウンスしています。
サイトのランキング評価が下がる理由は大きく分けると「Googleガイドラインにそぐわない」か「ユーザーの利便性低下」の2つになります。
ただ細かく見るとランキングシグナルは200以上指標がありますので、原因を追究するには複合的にサイトを調査しなければなりません。
本記事では、ヘルプフルコンテンツアップデートについてご紹介しました。
今回のアップデートで施策方法がガラッと変更になった訳ではないですが、常々アナウンスされてきた「サイトを見にくるユーザーが充分満足できるか?」ということを、今後はより意識してサイト運営をしていかなければなりません。
また当社では、seo対策を主軸としたweb集客のご支援を長くおこなっておりますので、今回のアップデートを踏まえ、自社で運用しているサイトが現状どれぐらいGoogleから評価されているのか知りたい方は、お気軽にご相談を頂ければと思います。
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