2016.03.07アクセス解析

Google Search Console(旧:ウェブマスターツール)の登録・設定方法と使い方を徹底解説

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Googleアナリティクスと同様に、Googleから無償提供されているGoogle SearchConsole(サーチコンソール)という便利なツールがあることをご存知ですか?ウェブサイトを運用していると、Googleの検索アルゴリズムによって、順位の変動が頻繁に発生します。

その際、Googleから無償提供されているSearch Consoleを利用すれば、検索変動の原因を探ることができます。そのため、サーチコンソールはGoogleからの評価を知ることのできるツールとして、Web担当者から非常に重宝されています。

Search Consoleは、Web担当者にとって重要なツールであるため、どのような機能が搭載されているのか最低限把握しておかなければいけません。今回は、Search Console初心者に向けて、登録方法や設定方法、使い方までポイントを絞ってご紹介したいと思います。

Search Consoleとは?

Search Consoleとは、Googleがウェブサイトの管理者に向けて無償で提供しているサイト管理ツールのことです。数年前、Web担当者として働かれていた方は、Webマスターツールという名称でご存知かもしれませんが、現在は、Search Consoleという新名称に変更され、統一されています。

ちなみに、Search Consoleを利用すると、下記のことがわかります。

  • ウェブサイトの検索順位が下降した際、どんな不具合が発生しているのか。
  • ウェブサイトを訪問するユーザーが、どのようなキーワードで検索しているのか。
  • Google検索のキーワード情報が閲覧できる。
  • ウェブサイトのクロールを促すことができる。
  • Googleアナリティクスと連携し、キーワード分析ができる。

このように、Search Consoleを利用すると、ウェブサイトのSEOに関係するあらゆることを、瞬時に調査できます。特に、アクセス解析の代表格ともいえるGoogleアナリティクスと連携すれば、さらに詳細な分析を行うことも可能となります。

もし、Googleアナリティクスを利用することで、ウェブサイトの解析改善を行っているのなら、すぐに連携しましょう。GoogleアナリティクスとSearch Consoleを使いこなせるようになれば、Web担当者としての仕事が大きく広がります。

GoogleアナリティクスとSearch Consoleの違いとは?

では、具体的にGoogleアナリティクスとSearch Consoleの両ツールは、どこが違うのか見ていきましょう。

まず、Googleアナリティクスは、主に下記のことを得意とするツールです。

  • ウェブサイト内で、ユーザーがどのような動きをしているのかを調べられる。
  • どんな記事がどれだけ閲覧されているのか、アクセス数を調べられる。
  • コンバージョンに至るまでの経緯が調べられる。
  • ユーザーがどんなことに強い興味や関心を持っているのかがわかる。

このように、Googleアナリティクスを利用すれば、ユーザーのウェブサイト内での動きやどんな記事にどれくらいのアクセスがあったのか、ユーザーの強い興味や関心が調べられます。これにより、ウェブサイトの情報発信の方向性に誤りがないか、認識のズレが存在していないかということを、細かくチェックできます。

一方で、Search Consoleは、主に下記のことを得意としています。

  • どのようなキーワードでユーザーが検索し、ウェブサイトにアクセスしているかが調べられる。
  • ライバルサイトと比較したとき、自社のウェブサイトの順位が何番目なのか把握できる。
  • エラーがある、インデックスされていないページはどこ把握できる。

このように、Search Consoleを利用することでユーザーが検索時に用いたキーワードや検索順位をすぐに調べられます。これらの違いを比較すると、ある事実がわかります。

それは、Googleアナリティクスがウェブサイトの訪問後のデータを取り扱っているのに対して、Search Consoleは、訪問前のデータを取り扱っているということです。そのため、ウェブサイトの集客が上手くいかず悩んでいる方は、Search Consoleを利用して、キーワードや検索順位を見直してみましょう。

Search Consoleの登録方法

Search Consoleを利用するには、会員登録を済ませなければいけません。

すでに、Googleのアカウントを所有されているのであれば、簡単な設定を済ませるだけですぐに利用を開始できます。ここでは、Search Consoleにログインしたことがない方に向けて、登録方法を詳しく解説していきます。

Googleアカウントでログイン

こちらにアクセスしてWEBサイトを登録します。

Search Consoleの登録方法①

普段、Googleで利用しているアカウントを選択してください。このとき、Googleアカウントを持っていない方は、まずgoogleアカウントを取得してください。既にGoogleアナリティクスなどのGoogleサービスをお使いの方は、そのIDで登録が可能です。

ログインすると「プロパティを追加」する画面に遷移しますので、そこに自社サイトのURLを入力してください。

下記画面に遷移したら、「別の方法」タブをクリックしてください。

Search Consoleの登録方法③

上記画像にあるように、Search Consoleへの登録方法は4パターンありますが、「Googleアナリティクス」、「Googleタグマネージャ」については、それぞれのツールで設定が必要です。

今回はSearch Consoleのみで完結する「HTMLタグ」について、登録方法を説明します。

HTML内にタグを埋め込む

赤枠内のHTMLタグをコピーして、その下に記載されている例にならい、自社サイトのタグ内に埋め込みます。このとき、HTMLに変更することになるため、コードのバックアップは、必ず取得しておきましょう。

HTML内にタグを埋め込む方法①

HTML内にタグを埋め込むことができたら、「確認」ボタンをクリックします。

「確認」ボタンを押すと「所有権が確認されました」と表示されますので、「続行」をクリックして完了となります。

HTML内にタグを埋め込む方法②

Googleアナリティクスと連携をしよう

上記で、Search Consoleがウェブサイト訪問前のデータを取り扱うのなら、Googleアナリティクスは、訪問後のデータを取り扱うと説明しました。そのため、Search Console単体では、ウェブサイト訪問前のデータしか取り扱うことができません。しかし、Googleアナリティクスと連携すれば、Search Consoleの機能性が向上し、ウェブサイトについて深く分析できるようになります。

ちなみに、Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携すると、下記の詳細データが閲覧できるようになります。

  • ランディングページの詳細データ
  • 国ごとの詳細データ
  • パソコンやスマートフォンごとの詳細データ
  • ウェブサイトへのユーザーのアクセスデータ

Googleアナリティクスと連携することで、特定のメールアドレスに対して、定期的にレポーティングデータを送ることもできます。

旧Search Consoleは、データの保存期間が過去3ヶ月分と決まっているため、定期的にメール送信するように設定しておけば、過去に遡ってウェブサイトの解析・改善ができます。

現在は、Search Consoleの機能が一新され、16ヶ月分のデータを閲覧できるようになっています。すぐに過去のデータを閲覧したい場合は、管理画面から取得範囲を操作して必要な情報をレポーティングしましょう。

Googleアナリティクスの連携手順

それでは、早速Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携しましょう。手順通りに、進めれば5分程度で完了します。まずは、Googleアナリティクスにログインしてください。

管理画面、左側メニューの「集客」をクリックしてください。そして、「Search Console」から「検索クエリ」→「Search Consoleのデータ共有設定」へと進みます。

Googleアナリティクスの連携手順①

画面中段より、「Search Consoleを調整」というボタンがありますので、そちらをクリックしてください。

Googleアナリティクスの連携手順

Search Console の設定という画面に、「追加」というリンクがあります。こちらをクリックしてください。

Googleアナリティクスの連携手順②

そして、Search Console の対象サイトを選択します。自社で管理している対象のものを選びだしてください。

Googleアナリティクスの連携手順③

チェックマークを入れて保存します。関連付けの追加に関して、ポップアップが表示されるため、「OK」をクリックして保存を完了させましょう。これで、Search ConsoleとGoogleアナリティクスとの連携が完了しました。

初心者が抑えておきたい機能

Search Consoleに自社サイトを登録することで、Googleに正確なインデックスを促進することができます。インデックスの促進に関して、今回は3つの機能を紹介します。それでは早速、Search Consoleの管理画面にアクセスしてください。

検索アナリティクスによるキーワード解析

Search Consoleの検索アナリティクスによるキーワード解析

Googleアナリティクスでは、Googleを利用した自然検索ユーザーの検索キーワードがすべて「not provided」になってしまい、実際の検索キーワードを特定することができません。これはWeb担当者にとってかなりの痛手なのですが、その検索キーワードを知ることができるのが「検索アナリティクス」です。

画面左側の検索トラフィックより、検索アナリティクスにログインしてください。

Googleアナリティクス同様に、検索されたキーワードやそのクリック数の他に、「検索アナリティクス」ならではの項目として、表示回数・CTR・掲載順位も見ることができます。

また、Googleアナリティクスではアクセスされてからの情報を取得しているのに対し、Search Consoleでは検索が発生した時点から情報を取得しはじめています。つまり、とあるキーワードが検索された際、どのページが何位くらいに表示されていて、どのくらいのユーザーの目に触れて、何クリックされているのかまで知ることができるのです。

これらの情報をきちんと計測できれば、ウェブサイト改善の手がかりになります。

なお、新たしいSearch Consoleでは、「検索パフォーマンス」をクリックすると同様の内容を確認することができます。

検索アナリティクスで取得したデータから考察する

例えば、掲載順位が高く表示回数も多いのにCTRが低いキーワードがあります。ユーザーの目に触れているのにクリックされていないということは、ユーザーが求めている情報を検索結果で表示できていない可能性があります。この場合、titleやdescriptionを改善すれば、クリック数を増やせるかもしれません。

このように、検索アナリティクスを利用すれば、数的データにもとづいた解析・改善が可能となります。

sitemap.xmlファイルの送信

通常、sitemap.xmlファイルを作成して、FTPにてアップロードを行う作業は、検索エンジンがsitemap.xmlファイルを認識するまで待つ必要があります。しかし、Search Consoleから送信を行うと、検索エンジンにsitemap.xmlファイルへのアクセスを促すことが可能となります。

sitemap.xmlファイルの作成方法

sitemap.xmlを作成するためのWEBサービスはいくつか存在しますが、今回は無料でsitemap.xmlを作成できる「sitemap.xml Editor」を紹介します。

sitemap.xmlファイルの作成方法①

  1. 「PCサイトマップ(sitemap.xml)を作成」に自社サイトのURLを入力します。
  2. sitemap.xml Editorは、sitemap.xml 作成の上限が1,000ページとなっておりますので、1,000ページを超えるサイトの場合は、ディレクトリを区切り、sitemap.xml を2つ作成する必要があります。****.com/ABC/、*****.com/DEF/、というURL構成だった場合、/ABC/のsitemap.xmlを作成する際、/DEF/を除外ディレクトリに設定します。逆に、/DEF/のsitemap.xmlを作成する際は、/ABC/を除外ディレクトリに設定します。
  3. 上記の入力が完了したら、「サイトマップ作成」ボタンを押します。

sitemap.xmlファイルの作成方法②

ダウンロードが完了すると上記の画面が開きますので、sitemap.xmlファイルを自社サイトのディレクトリ配下に保存してください。

sitemap.xmlファイルの送信

sitemap.xmlファイルの送信

  1. 「サイトマップの追加/テスト」をクリック
  2. サイトマップファイルの場所を指定
  3. 「サイトマップを送信」

以上で、sitemap.xmlをSearch Consoleへ登録する作業は完了です。

Fetch as Google

Fetch as Googleには、主に2つの機能があります。

  • Googleにインデックスの促進を依頼する機能
  • Googlebotがどのようにページを認識しているか確認する機能

インデックスの促進はsitemap.xmlと同様の機能ですが、Fetch as Google は個別ページ単位で登録することができるため、sitemap.xmlで認識されないページがある場合や、新規でページを作成した際など、補完的な利用をされるのが良いでしょう。

では、順を追って説明します。

左のメニューにある「クロール」→「Fetch as Google」をクリックします。

Fetch as Googleの使い方①

インデックスを送信したいURLを入力してください。

Fetch as Googleの使い方②

「取得」はインデックスの送信のみしたい場合に利用します。「取得してレンダリング」はインデックスの送信と併せて、Googlebotがどのように認識しているかを確認することができます。

「取得」の場合

「取得」をクリックすると読み込みを開始します。読み込みが完了すると以下のような画面が下部に出てくるので、「インデックスに送信」ボタンをクリックしてください。

Fetch as Googleの「取得」について

「取得してレンダリング」の場合

「取得」と同様に「取得してレンダリング」をクリックすると以下のような画面が出てきますので、赤枠内をクリックしてください。

Fetch as Googleの「取得してレンダリング」について①

クリックすると、以下のような画面が表示されますので、「レンダリング」タブをクリックしてください。

Fetch as Googleの「取得してレンダリング」について②

左にGooglebotが認識している画面が表示され、右にサイト訪問者が閲覧する画面が表示されます。 また、エラーがある場合は上記画面の下部にリストが表示されます。

Fetch as Googleの「取得してレンダリング」について③

確認が完了したら、「取得」と同様に「インデックスに送信」ボタンをクリックしてください。「インデックスに送信」をクリックすると以下の画面のポップアップが出ます。

Fetch as Googleの「取得してレンダリング」について④

「このURLのみをクロールする」または「このURLと直接リンクをクロールする」のいずれかを選択します。Fetch As Googleは月間の利用回数に制限がありますが、どちらを選択するかによって利用上限が異なります。

1日の利用上限
このURLのみをクロールする 10件
このURLとリンクをクロールする 2件

上記の通り、上限回数が大きく異なりますので、利用用途に応じて使い分けてください。
いずれかを選択したら「送信」ボタンをクリックしてください。

Search Consoleでできる機能(旧)

Search Consoleに対して、苦手意識を持つWeb担当者は、多いでしょう。しかし、Search Consoleを使いこなすことは簡単です。なぜなら、日常的に使用する機能の数がそれほど多くないからです。業務内でSearch Consoleの機能をまったく使いこなせていないという方は、「使い方を習得するのは、難しいのでは?」という先入観を捨てて、どんな機能があるのかを覚えましょう。

特に、コンテンツマーケティングの担当者で、キーワード選定や記事作成を担当しているのなら、しっかりと使いこなせるようになりましょう。ここでは、Search Consoleの旧機能について知っておくと便利なものをご紹介します。

メッセージ

サイトに何か問題が発生していたり、改善した方がいいトピックがあった場合、Googleが「メッセージ」を通してアラートを飛ばしてくれます。

特に注意すべきは、サイトがペナルティを受けた際に送られてくるメッセージです。
検索順位を上げる目的で外部リンクを購入しているなど、作為的に検索順位を上げようとしているサイトにはペナルティが与えられます。質の低いページを多く保有している場合もペナルティの対象です。

また、検索エンジンがアクセスできないなど、エラーが発生した時もメッセージを送ってくれるので定期的にチェックをすることをおすすめします。

データハイライター機能

ECサイトだけではなく、実店舗を展開している場合、データハイライター機能によって店舗情報などを検索エンジンに伝え易くすることが可能です。 スマートフォン端末からの検索時に、検索ユーザーの現在位置から検索結果を返すGoogleの仕様に対して、非常に有効な施策となります。

左メニューの「検索のデザイン」→「データハイライター」をクリックします。

Search Consoleのデータハイライター機能①

赤枠内の「ハイライト表示を開始」をクリックします。

Search Consoleのデータハイライター機能②

「サイトの代表的なページのURLを入力してください」とポップアップが出ます。

こちらには任意のURLを入力してください。上記では対談インタビューさせていただいたa-works野山社長との対談記事を入力しました。

また、「ハイライト設定する情報のタイプ」をクリックし、プルダウンメニューから任意の情報を選択してください。実店舗をお持ちの場合は「地域のお店やサービス」を選択してください。

Search Consoleのデータハイライター機能③

次にプルダウンメニューの下部にあるラジオボタンから選択します。

Search Consoleのデータハイライター機能④

ここで、それぞれの選択肢の概要を説明します。

「このページをタグ付けし、他のページも同様にタグ付けする」の場合

サイトの代表的なページのURLとして入力したページを基に、その他のページを自動でタグ付けする場合に選択します。

「このページだけをタグ付けする」の場合

サイトの代表的なページのURLとして入力したページだけをタグ付けする場合に選択します。選択したら、OKをクリックしてください。

以下のように、自社サイトのイメージが左側に表示されます。

右側に「マイデータアイテム」が表示されますので、「タイトル」「著者」「公開日」「画像」「カテゴリ」「平均評価」を左側のイメージから選択し、設定します。

Search Consoleのデータハイライター機能④

「マイデータアイテム」に表示された設定を確認し、問題がなければ右上にある完了ボタンをクリックします。

「このページをタグ付けし、他のページも同様にタグ付けする」を選択して「完了」ボタンをクリックすると以下の画面に遷移します。 表示されているサンプルを確認し、問題がなければ「ページセットを作成」ボタンをクリックしてください。

Search Consoleのデータハイライター機能⑤

「ページセットを作成」ボタンをクリックするとサンプルが表示されますので、設定が正しいか確認して下さい。

Search Consoleのデータハイライター機能⑥

確認ができたら、「公開」ボタンをクリックしてください。 これで設定は完了となります。

HTMLの改善

HTMLの改善では、titleやdescriptionの内容が重複してしまっているページを確認することができます。「検索での見え方」から「HTMLの改善」をクリックすると管理画面へアクセスできます。

titleやdescriptionは、検索結果の順位やクリック率に影響する非常に重要な項目です。
いくつかのページで同じ内容が入ってしまっているということは、そのページの魅力を適切に検索エンジンに伝えられていない可能性があります。

また、Googleは同じようなページがたくさんあるサイトを嫌います。各ページがユニークに設定できていないページは、見直して修正していきましょう。

サイトへのリンク

検索順位を上げる目的で外部リンクを購入しているなど、作為的に検索順位を上げようとして設置したリンクは、Googleからの評価を下げる可能性があります。しかし、リンクを他のサイトからもらうことは検索順位を上げる上で重要な指標です。

ここでは、自社のサイトがどういったサイトからリンクを受けているか確認することができます。どういったサイトからリンクを受けているか確認することで、自然にリンク獲得を行っていく戦略の糸口になる可能性があります。

また、稀なケースではありますが、こういったリンク効果を逆手にとって、上位サイトに対してあえて質の低いサイトからリンクを貼ることで、検索順位を下げようとする悪質な手法が存在します。

Google側で対策を取っていると言われていますが、定期的に質の低いリンクがついてないかチェックする際にも活用できます。

モバイルユーザビリティ

昨年、モバイルフレンドリーアルゴリズムが発表され、同じキーワードでもPCとスマートフォンで検索順位が異なる状態になりました。検索ユーザーの検索行動がモバイル主体に変わっていることで、モバイル検索の検索体験を向上させようと、モバイルフレンドリー以外にもGoogle側で様々な試みが展開されています。

では、自社のWebサイトは、モバイルユーザーにとって使いやすいサイトになっているでしょうか?

「モバイルユーザビリティ」は、Webサイトがきちんとモバイル対応できているのかどうかをチェックできる機能です。基本的にはスマホ用のサイトを持っていれば特段問題ありませんが、ビューポートが設定されていなかったり、フラッシュが使用されているなどの問題があると、モバイルユーザビリティでエラーが出てしまうので、エラー数が多い場合は対処が必要です。

インデックス ステータス

Webサイトのインデックス状況を確認できるのがこの機能です。「Googleインデックス」から「インデックス ステータス」にアクセスしてください。まずは以下の2点を重点的にチェックしましょう。

インデックスが減っている

この場合、システムの設定ミスでページにnoindexを設定してしまっていることなどが考えられます。また、Googleからペナルティを受けている場合にもインデックスが減る可能性があります。

インデックスが増えすぎている

インデックスが増えるのは喜ばしいですが、実際のページ数に対して極端に増えている状態は気をつけるべきです。求人サイトや不動産サイトなど、動的にページを出力しているようなサイトの場合、同じようなページが何ページもインデックスされてしまうケースがあります。

前述したとおり、重複ページはサイトの評価を下げる可能性がありますので、気をつけましょう。

クロールエラー

アクセスできないページや、アクセスしたけど見つけられないページがあった場合に教えてくれる機能です。

この機能では、サーバー側に問題のある「サイトエラー」と、個別ページで問題のある「URLエラー」の2種類があります。

特に「URLエラー」はエラーが出やすいので問題がある場合は見ておきましょう。「URLエラー」では、主に以下のエラーが出ているケースが多いです。

見つかりませんでした

クローラーがアクセスした時にページが存在しない時にエラーなります。

ソフト404エラー

存在しないページで、本来404エラーにすべきところ、200でステータスを返してしまっている場合にエラーが出ます。

サーバーエラー

サーバー側でサイトを表示させるのに時間がかかりすぎている場合などにエラーになります。

アクセスが拒否されました

robots.txtなどで、特定のページをブロックしている場合にエラーが出ます。

Search Consoleでできる機能(新機能)

2018年1月10日、新Search Console(Beta版)の提供が開始されました。これにより、すべてのユーザーが、Search Consoleの新機能を利用できるようになりました。ここでは、Search Consoleでできる機能について解説します。

新Search Console(Beta版)を利用する方法

まずは、新Search Console(Beta版)の管理画面にアクセスしましょう。画面上部の「新しいSearch Consoleを使用する」をクリックしてください。すると、新Search Console(Beta版)の管理画面に移行します。

新Search Console(Beta版)を利用する方法

新Search Consoleには、主に下記のような新機能が追加されました。

  • 検索パフォーマンス
  • インデックスカバレッジ
  • サイトマップ
  • URL検査
  • AMPレポート

ここでは、これらの新機能がどういったものなのか詳しくご紹介します。

検索パフォーマンス

新Search Consoleに、検索パフォーマンスがパワーアップして追加されました。以前は、過去3ヵ月分のデータしか閲覧できず、前年との比較ができませんでした。しかし、新しい検索パフォーマンスは、16ヶ月前のデータまで遡り、データを取得できるようになりました。

新しい機能の大部分は、すべて左メニューに収納されています。それでは、「検索パフォーマンス」をクリックしてみましょう。

過去まで、遡ってデータを取得する場合は、「日付」の部分をクリックしてください。

Search Consoleの検索パフォーマンス①

このように、いつまでデータを遡るのか指定できます。

Search Consoleの検索パフォーマンス②

1年以上前のデータを手軽に比較できるようになった結果、自社の商品やサービスのトレンドやニーズについて需要があるのかを分析できます。それ以外の機能については、従来の検索アナリティクスと同一の機能です。過去までデータを遡りたい場合は、ここから直接データをレポーティングしましょう。

インデックスカバレッジ

インデックスカバレッジとは、ウェブサイトのインデックス状況を把握するための機能のことです。

左メニューの「インデックス」の中にある「対象範囲」から、インデックスカバレッジのページにアクセスできます。

旧Search Consoleにも、インデックス ステータスという機能がありました。しかし、どれだけインデックスされたのか、その数しかわかりませんでした。今回、新機能として搭載されたインデックスカバレッジは、下記のことを調べられるようになりました。

  • インデックスされなかったページ
  • インデックスされなかった理由

このようにインデックスカバレッジを利用することで、インデックスさせるうえで必要なことを自分で調べられるようになります。

インデックスカバレッジで入手可能な情報

インデックスカバレッジには、インデックスに関する情報が掲載されています。下記のメッセージが表示されるため、下記の情報を参考に改善していきましょう。

有効 ウェブサイトのページが通常通りインデックスされました。
エラー インデックスに登録されていません。
詳細やエラーについて確認し、迅速に対処しましょう。
警告 ページ自体は、インデックスされています。しかし、改善すべき問題点があります。
除外 ユーザーの対処が不可能な理由で、インデックスに登録されていません。
登録処理の途中段階にあるかもしれません。
noindex ディレクティブなどの機能によって、意図的に除外されていることもあります。

Web担当者が対処するべきなのは、エラーや警告の部分です。ただちに、その理由を確認し、修正対応することで、インデックス時の問題を解決できます。

サイトマップ

Search Consoleのサイトマップ

旧Search Consoleに搭載されていたサイトマップの機能が、パージョンアップして新たに搭載されました。画面左メニューの「インデックス」から「サイトマップ」をクリックするとアクセス可能です。

今回の新しいサイトマップは、非常に見やすいです。Search Consoleの利用者のことを考え、デザイン性が一新され、操作性が向上しました。

URL検査

URL検査を利用すると、Google のインデックスに登録されたページの詳細情報を閲覧できます。画面左メニューの「URL検査」をクリックするとアクセス可能です。このページには、下記のエラーに関する情報が表示されます。

  • AMP エラー
  • 構造化データに関するエラー
  • インデックス登録での問題

このように、ページ内で発生しているエラーをすぐに把握できます。ちなみに、公開URLをリアルタイムでテストすることでインデックス登録におけるエラーの可能性をすぐに察知できます。

AMPレポート

Search Consoleの機能として、新たにAMPレポートという機能が搭載されました。エラーが発生していると、このページに詳細が表示されます。新機能のAMPレポートは、問題が検出されるとそのページで直接再検証ができます。

また、修正が完了すると、そのまま再クロールのリクエストが出せるようになりました。万が一、AMPレポートにエラーが表示された場合は、重要度の大きなものから修正していきましょう。

おわりに

Search Consoleには数多くの機能がありますが、私たちのようなWebマーケティング企業でも、日常的に確認している項目は限定されます。基本的な使用方法さえ覚えてしまえば、大部分の機能をメニュー部分から呼び出せるため、決して操作方法が難しいということはありません。

また、Search Consoleを利用すれば、16ヶ月前のデータまで遡り、データを取得できるためレポーティングデータをウェブサイトの改善に役立ててください。シーンによって注視すべき項目や操作方法は変わってきますが、今までSearch Consoleを活用できていなかった方は、今回ご紹介した内容を実践してみてはいかがでしょうか。

 

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小林 剛司

小林 剛司

ディーエムソリューションズ株式会社 デジタルマーケティング事業部 部長。某総合電機メーカー系システムインテグレーター企業にて8年間システムコンサルティング営業として従事。導入システムは販売、会計、財務、生産などの基幹業務システムを始め、大規模ネットワーク構築からハードウェア選定まで多岐に渡る。2006年よりディーエムソリューションズ株式会社にてインターネット事業の立ち上げ、現在まで累計1,000社以上のSEOコンサルティングを行う。システムコンサルティング経験からB to Bのコンサルティングを得意とする。