2016.03.23アクセス解析

アクセス解析の目的と重要性について

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アクセス解析とは、Webサイトを訪問した人がどこから来たのか、例えば検索エンジンからキーワードを使って訪れたか、あるいは他のWebサイトからのリンクをたどって来たのか、また、その滞在時間や閲覧ページ数などのあらゆるデータを取得して、解析していくことです。

かつては企業のWebサイトといえば、会社案内などの情報を発信することを目的とするものがほとんどでした。

しかし最近では、自社製品やサービスの紹介を行いながら売上をアップさせたり、インターネット広告を介して集客を行いながらコンバージョン(Webサイトの訪問者が商品を購入したり、会員登録をしたりすること)をアップさせたりする目的を持つものが増えてきました。

アクセス解析は、企業が自社のWebサイトの現状を知り、訪問者やコンバージョンを増やすための有効な手段の1つです。今回は、このアクセス解析の目的や重要性について紹介していきます。

アクセス解析を行うには?

アクセス解析の元となるデータは、訪問者のアクセス情報を記録したログデータです。これを解析するには専門的なスキルが必要になるため、ほとんどの場合、アクセス解析専用のツールを使います。

アクセス解析の目標

Webサイトによる利益を増やすためには、明確な目標を設定し、それを達成するようにWebサイトを改善し続けることが重要になります。その手段のひとつがアクセス解析です。

「明確な目標」とは、Webサイトからの登録数や問合せの件数、あるページまで訪問者がたどりついた件数など、具体的な数値のことです。アクセス解析はリアルタイムで確認できるため、Webサイトを変更した際はアクセス解析にすぐに反映されます。思うような解析結果が得られない(=目標に達しない)場合は、対策を立て直し、改善を繰り返すことが大切です。

解析ツール

無料で利用できる解析ツールは、「Google Analytics」、「Yahoo!アクセス解析」など多数あります(ただし月間で一定以上のPV(ページビュー)数を超えると有料になります)。無料ツールでも、アクセス数やアクセス元URL、OSや端末情報などの基本的な情報を入手することができます。

有料の解析ツールにはさらに高機能な解析機能が備わっているため、解析の指標やランキング傾向をレポートしたり、リアルタイムで直観的に訪問者の行動を把握したりすることもできます。解析ツールによって提供される機能が異なりますので、目的に合った解析ツールを複数選んで使用することもあります。

アクセス解析ツールの利用方法

ここでは、解析ツールGoogle Analyticsを使ったアクセス解析の取得方法を説明します。まずはGoogleおよびGoogle Analyticsのアカウントを作成します。そして取得したアカウントでGoogle Analyticsにログインすると、アクセス解析を行うWebサイト名やアカウント名を登録する画面が表示されます。

Webサイト情報を登録すると、「トラッキングコード」と呼ばれる短いプログラムが発行されます。このトラッキングコードをWebサイトの各ページに貼り付けておくだけで、Google Analyticsを介してアクセス解析が可能になります。つまりWebサイトにアクセスがあるごとにGoogle Analyticsにデータが送信され、解析が始まります。

解析内容を把握するために知っておくべきキーワード

解析内容を把握するために知っておくべきキーワードをいくつかご紹介します。UU、セッション数などのカウント方法は解析ツールによって異なりますので、ここでは大まかな概念を説明します。

PV(ページビュー)

Page Viewの略称です。Webサイト内の特定のページが閲覧された回数を示します。

UU(ユニークユーザー)

Unique Userの略称です。Webサイトや特定のページの訪問者数を示しますが、同一人物が何度同じページにアクセスしても1人とカウントされます。ただし、同一人物でもアクセスするPCを変えた場合やcookieを利用しなかった場合などは別の訪問者としてカウントされるため、数値は絶対に正確ではありません。

セッション数(訪問数)

一般的に「アクセス数」と呼ばれるものです。ある訪問者がWebサイトを訪問していくつかのページを閲覧し、他のWebサイトへ去るまでの一連の行動を、1つのセッションとみなします。

平均PV率

1回のセッションで閲覧したページの数を示します(PV÷セッション数)。平均PV率が高いと、Webサイトの内容が充実していてユーザーの関心が高いという仮説を立てることができます。

LP(ランディングページ)

Webサイトにアクセスした訪問者が最初に閲覧したページです。ほとんどのWebサイトではTOPページがランディングページになるように設計されていますが、そうでない場合は原因をつきとめ、状況に応じて改善する必要があります。

回遊率

訪問者がそのWebサイト内の各ページをどのくらい閲覧したかを示す率です。回遊率が高いと訪問者は多くの情報を得ていることになり、低いと訪問者は欲しい情報を得られず、そのWebサイトを去った可能性があります。

離脱

訪問者がWebサイト内のページから他のWebサイトへ移動したり、ブラウザを閉じたりすることを「離脱」といいます。あと少しで商品購入、というページで離脱してしまうことのないよう、Webサイトの改善する必要があります。

直帰

訪問者がWebサイトのページを1ページだけしか閲覧せず、すぐに他のWebサイトへ移動したりブラウザを閉じたりすることを「直帰」といいます。直帰率が高い場合、訪問者がお目当ての内容を探せなかった可能性が高いと思われます。

CVR(コンバージョンレート)

Webサイトへのアクセスに対して、どのくらいの割合でコンバージョンに達したのかを表す確率です。この割合が高ければ、より効率的に成果を上げられるWebサイトといえます。アクセス数が多いほど、CVRは正確な値になります。

モデリング

Webサイトへの訪問者の行動や特徴、傾向を組み合わせてパターン化します。これによって、目標のためにWebサイトのどこを改善するべきなのかを検討します。

アクセス解析を導入する目的

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アクセス解析を行う目的は、そのままWebサイトの目的につながります。「企業イメージをPRしたい」だけであれば、訪問者を増やし多くのPVを得られれば良いといえます。あるいは、「Webサイトの購入ページからの購入者を増やしたい」、「アンケートページからユーザーのクリックが欲しい」などの、きめ細やかな目的に対応するためにも、アクセス解析が利用できます。

また、アクセス解析を行うことで、思わぬページにアクセスが集中していたり、ユーザーにほとんど閲覧されないページがあったりなど、Webサイトの改善点も明らかになってきます。閲覧しやすく、訪問者にとってメリットのあるWebサイトを構築することが、アクセス解析を導入する目的といえるでしょう。

おわりに

アクセス解析を導入しないでWebサイトを運営することは、スピードメーターを見ないで車を運転することだ、という比喩があるほど、アクセス解析はWebサイトの運営にとって重要です。
特に、登録や購入申し込みなどのページが多い企業のWebサイトでは、訪問者の特性や行動を把握できるアクセス解析ツールは必須といえます。

実は、アクセス解析で行われていることは、インターネットが普及する以前の社会で「マーケティング」と呼ばれていたこととほぼ同じなのです。

マーケティング、つまり市場調査や宣伝を含めた総合的な活動によってビジネスが成功する仕組みを作っていくことは、従来の社会では膨大なコストと時間を要する活動でした。Webマーケティングは、アクセス解析というサービスを利用することによって、極端なことをいえばたったひとりでも始めることができます。ぜひこのアクセス解析の仕組みを理解して、ビジネスに役立てていきましょう。
 

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