こんにちは、デジ研編集チームです。本記事ではSEO対策を16年行ってきた当社が1000社以上のクライアント事例から業界や施策に分けて、成功の秘訣をご紹介していきます!
今回の記事では物件情報を見てもらい、来店予約や物件の資料請求申込を目指す不動産サイトの事例です。
不動産サイトは大手不動産ポータルサイトが検索結果に多く登場しており、集客が難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、中小規模の不動産サイトならではの改善施策を事例つきでご紹介しているので、集客にお困りの方はぜひご覧ください。
目次
不動産のサイトは多数の物件情報がページとして存在しており、条件検索を行うことで、条件に合致する物件ページが一覧ページに自動生成される仕組みとなっています。
データベース型サイトのSEO事例については下記で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
⇒【事例で学ぶSEO】データベース型サイトのSEO施策は内部リンクとリストページがポイント
上記事例記事でもご紹介している通り、データベース型サイトでは以下2つの施策が重要です。
データベース型サイトは商品ごとに1ページずつページが作られるため、ページ数が多くなる傾向があります。
検索エンジンがサイトを評価するためにサイト内を巡回するロボット「クローラー(内部リンクつける?)」はサイト内のリンクを辿って情報を取得し、検索エンジン内に保存(インデックス)しています。
そのため、内部リンクが適切に配置されているとクローラーが巡回しやすくなる、クローラーがサイト情報を理解しやすくなるといったメリットがあります。
また、リンクを多く集めるページは検索エンジンが重要度の高いページと判断するため、特に評価してほしいページを適切な形でリンクを多く設置する、というのも改善の目的となることがあります。
不動産サイトに置き換えると、「賃貸×エリア×間取り」などといった組み合わせのページを用意することがほとんどです。これらはユーザーのサイト内検索が充実するほか、「賃貸×エリア×間取り」などのキーワードで検索結果に表示されることがあるため必要なページです。
但し、上記のように多様な組み合わせのページを用意すると膨大なページ量になることから、内部リンクの改善によるクローラビリティの向上(検索エンジンがWebサイト内を巡回しやすくする)を図ることが重要になってくるのです。
リストページは自サイト内で特定の検索条件で検索した時に表示される一覧ページのことで、不動産サイトの場合は「エリア×一軒家」や、「エリア×マンション×中古」といった様々な検索条件で表示される物件一覧のページが該当します。
ユーザーは特定の不動産物件情報サイト内で上記のような条件で検索することも多いですが、検索エンジンに直接検索条件を入力して検索することもあります。
その場合、「エリア×マンション×中古」で表示されるページは、不動産サイトで言うと該当条件の物件一覧ページとなります。
▲「吉祥寺 マンション 中古」の検索結果
▲クリックすると吉祥寺の中古マンション物件一覧ページが表示されている
大手不動産物件情報サイトの場合は知名度があるため、サイト名で検索をしてサイト内検索をする、という場面も容易に想像できますが、あまり知名度のない中~小規模の不動産物件情報サイトはまずは検索結果に表示されてユーザーに見つけてもらう必要があります。
そのためには、以下2点の施策をしっかりと行っていくことが重要です。
不動産情報サイトで考えてみると、当該サイトに来てほしいユーザーは物件情報が一番知りたいため、ユーザーのニーズに合った物件情報が掲載されていないと、ユーザーの満足度が高まりません。
また、物件数が少ないとすぐにユーザーが離脱してしまうことも容易に想像ができます。
そのため、エリアキーワードに紐づくたくさんの物件情報を持っていることは、ユーザーにとっても様々な物件の中から希望する物件を探すことができ、検索エンジンにとっても評価しやすい指標となっています。
エリア系のキーワードで上位表示を狙うなら、できるだけ多くの物件情報が掲載できるようにしましょう。
それでは、実際にどのような改善を行ったのか、次からは事例を交えてご紹介していきます。
グラフの通り 7割以上がモバイルユーザーとなっています。
クライアント側で行ったサイトリニューアルの影響でセッションが減ってしまった
まずユーザーが物件情報を調べる時に一番に入力するのが「エリア」です。
当たり前のように思いますが、「エリア」のつくキーワードで上位表示を狙うのは大原則。
この大原則については担当者ももちろん理解している方が多いのですが、思わぬ落とし穴があります。
データベース型サイトは検索条件に合わせてリストページが自動生成される仕様のために、
Googleのロボットに巡回(クロール)してもらえる仕様になっていないまま存在してしまい、結果、Googleが検索結果へ出すためのデータベース内にページを保存されていない場合(=インデックスされていない)があるのです。
▲インデックスしやすいページ/しづらいページの比較図
⇒画像引用元:【2024年】SEOとは?初心者でもわかるSEOの仕組みと最新SEO対策を事例つきで徹底解説
このようにインデックスされていない場合の対策としては、以下のようなものが考えられます。
クライアントサイトでは各ページの差別化ができていないページが多く見受けられたため、インデックスされ辛くなっていると分析。
地域ごとの個性がより濃く出るように「施設や校区などの地域テキスト情報の設置」や「同じ沿線上の別の駅ページへのリンクや周辺エリアページへのリンク設置」といったページ内改善を行い、インデックス化されるようになっていきました。
多くの物件情報を掲載すべき、と先ほど解説しましたが、やはり競合サイトに物件数で負けてしまう、ということも考えられます。
ここで考えたいのが、賃貸×ペット可能などの条件検索で物件一覧ページが表示されるようにするということです。
さらに、よくある質問に”ペット可能”に関連するものを入れるなど、コンテンツを丁寧に作り込むことで通常の物件情報情報にプラスアルファした情報の網羅性に繋がります。
大手不動産ポータルサイトに物件掲載量ではどうしても劣ってしまう中小規模のクライアントサイトでは、「エリア名×ワンルーム×ペット可」など細かいニーズのキーワードを拾っていくことで集客力を上げていくことを目指しました。
関西圏を中心とする「地名+賃貸」50KW以上が10位以内の上位表示を獲得しました。
本事例のクライアントは施策開始前に独自のサイトリニューアルを行っており、その影響でセッションが落ち込んでいました。
当社にて施策を実施開始より9ヶ月目あたりからセッションが大きく伸び、1年半後には施策開始前より150%上昇しました。
コンバージョンにおいては一番セッションが減少していたサイトリニューアル後とその一年後の数字を比較し、120%上昇しています。
セッション数向上もコンバージョン改善の要因となっていると考えられますが、コンバージョン改善を視野に入れた施策としては以下のようなものを行っています。
いかがでしたか?不動産サイトの集客改善事例から見る改善策をまとめると、以下の通りです。
不動産サイトで集客にお困りの方はぜひ参考にしてSEO施策に取り組んでみてくださいね。
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