2011.05.21SEO記事一覧

メタキーワード(meta keywords)とは?SEO効果と設定時の注意点

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SEO対策を行っていると、「メタキーワード(meta keywords)」という項目に出会うと思います。メタキーワードがどのような役割を果たしていて、どのように設定するのが適切なのか理解できていますか?

今回は、メタキーワードの役割やSEO対策の中での位置づけ、具体的な記述方法などについて解説します。SEO対策の中でのメタキーワードの扱いにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

メタキーワード(meta keywords)とは?

まずは、「そもそもメタキーワードとは何なのか」ということについてご説明します。

メタキーワードとは、HTMLファイル内に記述するメタ情報の1つです。ページの内容がどのようなキーワードと関係しているのかをクローラーに伝えるのがその役割です。

以前は、メタタグには3~5個のキーワードを設定することが適切とされていました。例えば、脱毛サロンについての紹介記事の中で、「脱毛サロン」という固有のメタキーワードを設定することで、検索エンジンにページごとの重要キーワードを伝えることができていたのです。

しかし、現在はGoogleがサポートするメタタグには含まれていないのが現状なので、メタタグを設定することで検索順位が上がる効果はないというのが一般的な見解です。ただし、今後メタキーワードを利用する可能性も残されているので、設定するかどうかは個人の判断に委ねられています。

メタキーワードを認識しなくなった理由

Googleなどの検索エンジンがメタキーワードを認識しなくなったのには、いくつかの理由があります。

スパムへの対策

まず1つは、「スパムへの対策」です。以前のSEO対策といえば、「上位表示したいキーワードをページコンテンツに盛り込む」という方法が主流でした。ページコンテンツの中には、もちろんメタキーワードも含まれます。これを利用し、メタキーワードに上位表示したいキーワードを闇雲に羅列したり、トップページで主脚したいワードをすべてのページのメタキーワードに記入するなどのスパム行為が蔓延していた(いわゆる、ブラックハットSEO)ので、メタキーワードの重要性が下がりました。

検索エンジンの向上

また、検索エンジンの精度向上もメタキーワードを認識しなくなった理由に関係します。メタキーワードのタグ内で重要なキーワードをあえて伝えずとも、コンテンツ内のキーワードを認識できるようになったので、必要性がなくなったのです。

確かに、メタキーワードには「SEO対策としての検索順位向上の効果」は見込めません。しかし、それ以外の観点から考えると、記入すべきメリットもあります。この点については、後述します。

メタキーワードの記述方法

メタキーワードは、タグ内に記述します。

具体的には、下記のように記述します。

<head>
<meta name=”keywords” content=”キーワードA,キーワードB,キーワードC”/>
</head>

複数のキーワードがある場合はカンマで並列に表記し、記載するキーワードが3~5個にするのが一般的です。

記載する際には、数を意識するよりも、「どのようなキーワードで検索したユーザーの集客を目的とするのか」という角度から考えて設定すると、ページの役割も明確化することができます。

メタキーワードとSEOの関係性

先述の通り、現在のGoogleアルゴリズムにおいては、メタキーワードを記入したからといって、キーワードの順位上昇に直接的に影響があるわけではありません。つまり、「記入しても、記入しなくても同じ」というのが現在のメタキーワードの位置づけです。

しかし、世の中には、Google以外の検索エンジンも存在します。それらの検索エンジンでは、メタキーワードを利用している可能性もあるので、より幅広くSEO対策を行おうという人にとっては、対応すべき項目でもあります。

ただ、現在の検索エンジンの状況は、GoogleとYahooの占めるシェアが非常に大きいです。さらに、YahooもGoogleの検索エンジンの仕組みを使っているので、メタキーワードを考えるのに時間がかかる、少しでも記事作成の手間を減らしたいという方は、メタキーワードを不要と考えても問題ないでしょう。

メタタグの中で設定すべき項目は?

メタキーワードは、メタタグの一種です。メタキーワードはSEOの観点からは効果が期待できないものですが、メタタグの中には設定しておくべき項目もあります。

GoogleはSearch Consoleヘルプの中で、現在認識しているメタタグについて解説しています。

参考サイト : Search Consoleヘルプ_Google がサポートしているメタタグ

中には、検索エンジンの動作の制御、検索結果ページの検索ボックスの非表示、海外サイトへのリンクの非表示、ページの文字コード設定、リダイレクト設定など、高度な設定も含まれています。これらはすべて必須なものではなく、必要なものを見極めて設定するようにしましょう。

上記ヘルプに記載されているメタタグの中で、SEO的に重要度が高いものを2つピックアップしてご紹介します。

メタディスクリプション(meta description)

メタディスクリプション(meta description)とは、ページコンテンツを120文字程度の文章で表した「概要」や「要約」の役割を果たすタグです。これを設定しておくことで、検索結果ページに表示される3行ほどのテキストの表示内容を自分で決めることができます。

ここに記載する内容が上位表示に関係するというわけではありませんが、検索ユーザーが目にする部分を最適化することで、検索結果からのクリック率を高める効果が見込めます。

SEO的に効果のあるメタディスクリプションタグの書き方など、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

タイトル(title)

技術的にはメタタグには含まれませんが、上記ディスクリプションタグと一緒によく使用されるタイトルタグも、適切に設定しておくべき箇所としてGoogleが公式に上げています。

タイトルタグに設定された内容は、検索結果に表示されるページタイトルとなります。ディスクリプションタグと同様に、検索からのクリック率に大きく影響を与える部分です。

また、検索結果の順位を決めるための判断基準にもなっており、ページのテーマともなる重要なキーワードを漏れずに盛り込んでおく必要があります。

タイトルタグの役割や、効果的な設定方法については以下の記事で詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。

メタキーワードは設定すべき?

ここまで、メタキーワードとは何か、現在のSEOとはどのような関係があるのかという点について触れてきました。SEO的な観点(検索順位の向上に関係するかどうか)からすると、「メタキーワードを設定しても、検索順位には影響がない」というのが現在の答えです。というと、メタキーワードは設定不要と思われるかもしれません。しかし、メタキーワードの設定には以下のメリットもあるので、必要に応じてコンテンツ制作に取り入れてもよいかもしれません。

ページごとのメインキーワードを明確にする

コンテンツの質を高めるという観点からすると、メタキーワードは利用価値のある項目です。コンテンツの企画をする際には、企画意図や記載すべき内容。対象とする読者などを考えるのと合わせて、「このキーワードで狙って集客したい」というキーワードを考えるはずです。

この「このページでは、このキーワードで上位表示を狙う」というキーワードをメタキーワードとして設定する流れにすることで、SEO対策で狙っていくべき重要ワードを明確にすることができ、質の高いコンテンツ制作の手助けとなります。

特に、複数人がコンテンツ制作に関わる時は、担当者ごとに使うキーワードにブレがあっては困ります。コンテンツ作成に関わる全ての人が、同じ方向性で作業をするための指標としての役割を果たしてくれるはずです。

現在のアルゴリズムにおいては、ユーザーの検索ワードについて、最も詳しく分かりやすいコンテンツを作成しているページが上位表示されます。そういう意味でいうと、メタキーワードを活用してコンテンツの内容を深めていくということは、SEO対策の1つだと言えるかもしれません。

キーワードの重複を避け、効果的なプランニングができる

あらかじめメタキーワードを決め、それに従ってコンテンツ作成をすることは、キーワードの重複を避け、効果的なサイト構成を作ることに役立ちます。というのも、現在のSEOにおいては重複する内容のコンテンツは「スパム行為」として評価を下げる可能性があります。

メタキーワードをまとめておけば、似たような内容のページを作成しそうになっているときに事前に気づき、1つにまとめたり、新しい記事の方向性を変えたりという対応を取ることができます。

事前にキーワードからコンテンツを作成するフローが確立されている場合は問題ないかもしれませんが、スタッフブログなどの場合はつれづれと思いつくままに更新をすることがほとんどだと思います。そういう場合に、知らずに重複するコンテンツを作成してしまっていたら、サイト全体の検索順位にも悪影響を与えかねません。メタキーワードを活用して、各ページの集客ワードを明確にしておけば、似ているコンテンツを作成するリスクを下げることができます。

メタキーワードを設定する際の注意点

最後に、メタキーワードを設定する際の注意点やコツについてご紹介します。

同じキーワードを盛り込まない

複数のページで、同じキーワードを盛り込むのはNGです。メタキーワード自体は、現在アルゴリズムには影響を与えないので、その観点からは問題ないと言えますが、ページコンテンツも同じ内容で作成してしまう可能性があります。

重複コンテンツは、現在のSEOにおいて評価を下げる一因です。重複コンテンツを避けるためにも、ユーザーに分かりやすい情報を提供するためにも、メタキーワードの内容が重複しないように心がけましょう。

キーワードを盛り込みすぎない

メタキーワードに設定するキーワードは、3~5個にしましょう。

設定するキーワードが多くなりすぎると、ページコンテンツの内容も散漫になってしまいます。すると、検索エンジンからしても「何についてのページかがよく分からない」という状況となり、どのキーワードでも検索順位が上がらない…という残念な結果になりかねません。コンテンツの質を上げてSEO効果を高めるためにも、記載するキーワードは絞りましょう。

また、現在はメタキーワードが直接検索順位の決定に関わってはいませんが、将来的に再び検索順位決定に影響を与えるかもしれません。その際に、たくさんのキーワードを設定していると、スパム行為とみなされる可能性もあります。そのリスクを避けるためにも、キーワードを書きすぎないようにしましょう。

効果的なキーワードの選び方

検索順位を上げるコンテンツを作成するためには、集客につながるキーワードを選んで設定する必要があります。この際の考え方のコツは、「伝えたい内容ではなく、ユーザーが検索するワードを想像して設定する」ということです。あくまでユーザーの検索意図を想像し、そこからコンテンツ設計を考えるようにしましょう。

もちろん検索ボリュームの大きさも重要ですが、そのキーワードで上位表示させるために土曜なコンテンツにするかという点から考えることも重要です。狙うキーワードで検索してみて、どのようなサイトが上位表示されているかを調査し、さらにキーワードプランナー等のツールも併用しながら決めていきましょう。

この際、ビッグキーワード(検索ボリュームの大きい、単独の単語:例「クレジットカード」「脱毛」「引っ越し」など)は競合サイトも多く、上位表示が難しいので、複数ワードを組み合わせてロングテールキーワードを狙うことをオススメします。

おわりに

メタキーワードは、現在のSEO的には効果の低い項目です。しかし、質の高いコンテンツ作成をする上では十分に利用価値のある項目です。いずれ検索順位に影響を与える項目として復活する可能性もなくはないので、余裕があればコンテンツ作成時に取り入れてはいかがでしょうか。

メタキーワードを必ず設定する必要はなくとも、コンテンツを作成する際には必ず選定するようにし、質の高いコンテンツ作りを心がけましょう。それこそが、サイト全体の検索順位アップに繋がるSEO対策になります。

 

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