meta description(メタディスクリプション)は、検索エンジンの検索結果画面に表示されるWebページの説明文です。新しいWebページをアップする際、つい設定が忘れがちなのが、meta descriptionの設定です。
そもそも、皆さんのなかには「meta descriptionってなんで必要なの?」とお思いの初心者Webマーケターもいらっしゃるのでは? そこで記事では、meta descriptionの概要や必要な理由、設定方法や設定時の注意点などをまとめて解説いたします。
目次
meta descriptionとは、検索エンジンの検索結果画面に表示される、各Webページの説明文です。青色太字で表記されるタイトル(title)の下に、PC・タブレットの場合は約110文字、スマートフォンの場合は約80文字を上限に表示。現在ではSEO順位に影響はありませんが、クリック率向上のため、記述が推奨される設定です。
meta descriptionは検索エンジンの検索結果画面の上記にあたる箇所をさします。Webページのタイトルの下に表示される部分で、Webページのコンテンツを紹介します。
meta descriptionはhtmlファイルのheadタグ内に記述されます。
meta descriptionを設定する時は、titleタグも併せて設定します。titleタグは、検索結果画面でdescriptionの上に表示されます。
併せて設定が必要なtitleタグの作り方は下記ページをご覧ください。
meta descriptionは、現在ではSEOの順位に直接的な影響はありません。
順位に影響はありませんが、meta descriptionを設定する理由は、検索結果画面から指定Webページへのクリック率に影響を与えるからです。もしmeta descriptionに設定されている文章がユーザーの期待するものであれば、クリック率の向上が見込めます。
一方で、meta descriptionを記述していないと、Webページの本文からGoogleが無作為に選んだ文が抽出され、人工的な文章が検索結果に表示されます。自然な文章が検索結果に表示されないことの方が多いので、クリック率に悪い影響が及びます。
ユーザーは検索順位の上位からクリックする傾向が強いですが、titleやmeta descriptionもクリック率に影響を与えることは想像に難くないですよね。
結果、Webページごとにmeta descriptionの記述は、設定したほうがよいのです。
meta descriptionの必要性がわかったところで、ではどのようにして設定すればいいのでしょうか。記事では、HTMLファイルに直接記述する方法、WordPressのプラグインを使って設定する方法の2つに分けてご説明します。
一つ目の方法は「HTMLファイルに直接記述する方法」です。これは冒頭でも触れたように、HTMLファイルheadタグ内のmeta descriptionタグ内に、記述します。
プラグインを使用する際とさほど工数は変わりませんが、直接HTMLファイルに記述がするため、コーディングができる人に記述してもらうのがよいでしょう。
HTMLファイルの記述手順は、ページソース内のheadタグの中から<meta name=”description” content=””>と表記されている箇所を見つけます(Ctrl + Fで検索ワードを調べる)。このタグ内の「content=””」で表示されている箇所にmeta descriptionとして表示させたい説明文を記述します。
これで、HTMLファイルにmeta descriptionを直接記述する方法は完了です。この作業を設定が必要なWebページで行うことで、各ページへの設定が終了します。
ちなみに「デジ研」とGoogleで検索した際に表示されるmeta descriptionをHTMLファイルで見てみると、以下のように記述されていることがわかります。
WordPressのプラグインを活用することでmeta descriptionの設定が簡単にすることができ、Wordpressの恩恵を十二分に受けることができます。
WordPressでmeta descriptionを記述する際に役立つプラグインは「All in One SEO Pack」や「YoastSEO」が有名です。それぞれ、WordPress管理画面の「プラグイン」より検索し、簡単にインストールすることができます。使用しているWordPressのテーマによっては、すでにデフォルト(標準)でインストールされている場合もあります。
インストールが完了したら、管理画面の「プラグイン」より「有効化」していることを確認してください。「All in One SEO Pack」と「YoastSEO」それぞれで設定方法が異なりますので、個別にご説明します。
「All in One SEO Pack」をインストールし有効化したら、各ページの投稿画面を開きます。各投稿画面の下部にスクロールすると、「All in One SEO Pack」と表示された箇所があり、その中の「メタタグを設定」内にmeta description(メタディスクリプション)を記述する箇所があると思います。
上記画像の赤枠で囲っている箇所が、その該当部分です。こちらに各ページのmeta descriptionとして検索結果画面に表示させたい説明文を記述しましょう。
「YoastSEO」も同じくインストールし有効化したら、各ページの投稿画面を開きます。各投稿画面の下部にスクロールすると「YoastSEO」と表記された箇所があり、その中に「スニペットを編集」と表記されたボタンがあります。スニペットはmeta descriptionの別名でもありますので、こちらよりmeta descriptionを記述することができます。
では次に、meta descriptionを設定する際に意識しておくべき注意点についてご説明したいと思います。meta descriptionは何も意識することなく、ただツラツラと書けばいい、というわけではありません。具体的なポイントを3つに分けてお伝えします。
まずはmeta descriptionの文字数について。Googleで適当に検索し確認してみればわかるように、meta descriptionの表示文字数には上限があります。
これは、閲覧者の使用デバイス(PC・タブレット・スマホなど)によっても異なるので明確な基準はないのですが、一般的にPC・タブレットでは「110文字ほど」、スマホでは「80文字ほど」までといわれています。
そのため、meta descriptionでユーザーに伝えたいことはなるべく前半にもってきて、かつ80〜100文字くらいに収まるようにテキストを記述するように意識する必要があります。
Webサイト全体で扱う内容はある程度一緒なので、meta descriptionも全て同じでいいのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、これは原則控えるべき。Webページごとにmeta descriptionは設定し記述する必要があります。
理由はユーザビリティの観点もありますが、どちらかというとSEO効果の点から。Googleが公式に掲載している「Search Consoleヘルプ」でも、meta descriptionはページごとに設定すべきと推奨されています。
どれほどのSEOへの影響があるのかは明確ではありませんが、SEO施策においては原則的にGoogleが推奨する方針に従うのが通例ですので、meta descriptionを設定する際は各ページごとに記述するよう心がけましょう。
現在(2020年6月25日時点)のGoogleの検索アルゴリズムでは、meta descriptionのSEOへの影響は否定されています。しかし、各ページで上位表示を狙っているSEOワードは、meta descriptionに1〜2回程度は含めて記述すべきでしょう。
なぜならば、検索結果として表示された際、meta description内の検索クエリ(つまりSEOワード)が太字で表示されるためです。ユーザーはその検索クエリを検索し、自分に必要そうな情報を探しているわけですから、「Webサイトへのクリック率を高める」という点で、meta descriptionには狙っているSEOワードを含めるべきといえます。
description内に広告色が強い文章を設定するのは止めましょう。指定した通りに検索結果が出てこない可能性があります。指定したdescriptionを検索結果にそのまま表示したい場合は、どんなコンテンツがページに含まれているかが分かるような文章にしましょう。
WordPressで新しいページを掲載する際、meta descriptionを設定するのであれば併せて設定しておきたい項目があります。それぞれ、Webサイトへの流入数を増やすという点で意味のある作業ですので、meta descriptionとともに抑えておきましょう。
記事中でここまで何度か登場してきていますが、各ページのtitleタグも忘れずに記述するようにしましょう。こちらもmeta descriptionと同じく各ページのHTMLファイルのheadタグから<title>タグ部分に記述することもできますし、WordPressの各投稿画面の下部より設定することができます。(「All in one SEO」や「YoastSEO」のプラグインをインストール後)
titleタグはWebページのまさにタイトルを意味するので、どういうタイトルを表示させるか次第で、検索結果画面からのユーザーのクリック率に大きく影響します。また、FacebookやTwitterなどでシェアされた際のタイトルにもなりますので、SNSでの見え方も意識して設定するべきでしょう。
titleタグの表示文字数もmeta descriptionと同じく表示上限があります。おおよそ32文字を上限として、20〜32文字ほどで記述します。そして、SEO効果にも影響を与えますので、各Webページで狙っているSEOワードをできればタイトルの前半に含めることを意識して記述しましょう。
各WebページがSNSでシェアされた際の表示のされ方を決める「ソーシャル連携」についても設定しておきましょう。「ソーシャル連携」はWordPressで便利なプラグイン「All in one SEO」「YoastSEO」をインストールすることで、簡単に設定することができます。
各プラグインでできるソーシャル連携の設定については、少し説明が長くなってしまいますのでご興味がありましたら個別に調べてみてください。簡潔ではありますが、ソーシャル連携で設定可能な項目は以下などです。
最後に、設定したmeta descriptionが検索結果に出ないケースについてご説明します。meta descriptionはGoogleが不適切だと判断した場合、設定した内容が正しく検索結果に表示されない場合があります。日本語の文章として成立していない場合や過度にPRによっている内容などのケースです。
そのため、「せっかく設定したmeta descriptionが表示されていない!」とお気づきになられた際には、上記の点から記述文を見直し、改めて書き直し再設定してみてください。
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meta description設定に気が回っていないWebサイト運営者も多いかもしれません。しかし、記事でご説明したように、meta descriptionは検索結果画面において“そのWebページを開くとどんな情報にたどり着くのか”をユーザーに伝える効果が期待できます。
ユーザーの検索意図を捉えて、ページごとにmeta descriptionを設定することで、地道ではありますがクリック率上昇(PV・UU数のアップ)が期待できますので、ぜひ細かく設定するようにしましょう。
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