Instagram広告とは、Instagram内のフィードに画像や動画広告を掲載できる広告のことで、写真広告・動画広告・カルーセル広告・ストーリーズ広告など様々な種類があります。
昨今では「インスタ映え」という言葉が主流となるほど、20代をメインに盛り上がりを見せているInstagram。2018年時点では全世界のユーザー数が10億人を突破し、日本国内でも2,000万人までユーザーが増加しています。
Facebookと同様に詳細なターゲティングができること強みのSNS広告になります。
そこで今回は、そんなInstagram広告の種類や費用、出稿方法について紹介します。
デジ研では、他にもTwitter広告、Facebook広告、LINE広告(LINE Ads Platform)についても解説していますので是非参考ください。
目次
先ずはInstagram広告にはどのような種類があるのか紹介します。
Instagram広告は大きく分けて4つのメニューがあります。
Instagram広告の中でも一番基本的なメニューになります。
Instagram最大の特徴でもある写真・画像を使用した広告です。画像と合わせて説明文をつけることができるため、商品の紹介やランディングさせたいURLを記載することで、ユーザーを他のサイトへ誘導させるができます。
写真広告を使用する際は、広告作成時に選択されたフォーマットによって、画像が正方形または長方形・縦長で表示されます。それぞれサイズの制限があるため注意しましょう。
最小解像度: 600 x 600ピクセル
最大解像度: 1936 x 1936ピクセル
最小解像度: 600 x 315ピクセル
最大解像度: 1936 x 1936ピクセル
最小解像度: 600 x 750ピクセル
最大解像度: 1936 x 1936ピクセル
広告を作成する際には、管理画面上で画像の切り取りを利用することで、プレビューでも確認ができ、Instagram広告を希望どおり確実に表示することができます。
また、以下事項に関しても注意しましょう。
写真広告と同様にInstagramの特徴でもある動画を使用した広告です。こちらも使用する際は、広告作成時に選択されたフォーマットによって、動画は正方形または長方形で表示されます。
最小解像度 : 600 x 600ピクセル
最小解像度 : 600 x 315ピクセル
画像のサイズを変更、切り取りを行うことで、画質が悪くなってしまったり、画像が横に切れていて字幕がすべて見れないなど、想定外の形で配信されているケースがあるため、必ず広告作成時にはプレビュー配信形式を確認しておきましょう。
また、以下事項に関しても注意しましょう。
カルーセル広告では、1つの広告で2~10件の画像や動画を表示し、それぞれに別のリンクをつけることができます。横にスワイプすることで、複数の写真や動画を表示できるため、ストーリーなどをより深く伝えることができます。カルーセル形式を利用する場合、広告は正方形フォーマットで表示されます。
最小解像度: 600 x 600ピクセル
最大解像度: 1936 x 1936ピクセル
カルーセル広告を使用することで、様々なユーザーのアクションを促すことができます。ECサイトであれば、リターゲティング配信で見た商品に近いものなどを配信できたり、求人サイトであれば人気の求人をカルーセルで比較しやすく配信できます。配信する際には以下注意事項に関しても是非ご参考ください。
ストーリーズ広告はInstagramの代表的な機能でもあるストーリーの間に縦長の”フルスクリーン”で画像や動画を表示できる広告です。1枚の写真または最大15秒の動画なら、どんなサイズでも利用者のストーリーズに表示されます 。
ストーリーズで広告を作成すると、広告は自動的にフルスクリーン対応になり、以下のような設定が自動で行われます。
ストーリーズ広告を作成する際には以下注意事項も是非ご参考ください。
Instagram広告はFacebook広告と同様に予算を自由に設定することができ、設定した予算上限まで課金が発生した場合、それ以上の配信は自動的にストップされます。
最低出稿金額は100円からになります。
課金の条件はそれぞれ配信する広告毎に分かれます。
ユーザーは広告を閲覧し、ウェブサイトやアプリに遷移するためにリンクをクリックした際に課金となります。
広告が1,000回表示された段階で課金となります。
ユーザーが広告経由でアプリをインストールした際に課金となります。
動画が10秒以上視聴された際に課金となります。こちらは、動画広告の場合のみ課金となります。
Instagram広告はFacebook広告の管理画面上から配信設定を行うことができます。
中でも配信方法は主に3つあり、自社にとって利用しやすい方法を選択可能です。
最も手軽な方法で、Instagramでシェアしている投稿を宣伝する手法です。
広告作成ツールで、デスクトップとモバイルのどちらでも利用可能。広告すべてを一括で設定したり、結果を確認したりできます。
Instagramによる認定を受けた専門会社が、あらゆる面で広告配信をサポートしてくれます。
今回は上記の中から、広告マネージャを使った出稿方法を紹介します。
Facebook広告はアカウントを持っていれば誰でも配信することができます。Facebookトップページの左下の「作成」という項目の下にある「広告」をクリックします。
すると、「広告マネージャ」という画面に移動するので、ここからキャンペーンの目的を選択します。
上位画面が表示されたら、まずはキャンペーンの目的を選択します。
キャンペーンは全部で11種類ありますが、Instagram広告で利用できるキャンペーンは以下7種類になります。
それぞれのキャンペーンについて紹介します。
自社のサービスや商品、広告に興味を示す可能性が高い人に広告を配信することで、ブランドの認知度を上げることができるキャンペーンです。
できるだけ多くの人に広告を配信できるキャンペーンです。リーチを目的にすることで、 広告が表示される回数が最大化することができるため、多くの人にアプローチしたい場合に使用します。
自社のウェブサイトやアプリなど、外部のリンク先へユーザーを誘導することができます。商品の購入や問い合わせに繋げるためにサイトへのアクセスを増やすことを目的とした場合に使用します。
投稿やページをさらに多くの人にアピールし、コメントやシェア、いいね!などを増やすことができます。
アプリをダウンロードできるアプリストアにターゲットを誘導し、ダウンロード数を増やすことができます。
投稿した動画の再生回数を増やすために使用するキャンペーンです。
新商品の紹介映像、カスタマーストーリーなどの動画を宣伝して、ブランドの認知度を高めることができます。
「トラフィック」と同様にウェブサイトやアプリへの誘導を促進するためのキャンペーンです。
他のキャンペーンとは異なり、メールアドレスや電話番号を取得することができるキャンペーンです。
キャンペーンを選択したら、続いてアカウントの国や通貨、時間帯を入力します。
日本をターゲットとして広告を出稿する場合は、それぞれ必ず「日本」に設定しましょう。
アカウント情報を入力した後は広告セットを設定します。 ここではどんな人に、いつからいつまで、どれくらいの予算をかけて広告を配信するかを設定します。
トラフィックでは特にユーザーを誘導したい、アクセスを増やしたいリンク先を選択します。
ウェブサイトの場合は「ウェブサイト」、アプリの場合は「アプリ」Facebook内のMessagerの場合は「Messager」を選択します。
続いて配信先対象となるターゲットのユーザー層を細かく設定していきます。
設定する項目は以下の通りです。
以前作成し、保存してあるオーディエンスが表示されます。初回の設定の場合は特に設定しなくても大丈夫です。
地域の設定には以下4つの選択肢があります。
この地域のすべての人 | 指定の地域に住んでいる人、過去にいた人、旅行中で現在滞在中の人などを全て含む設定です。 |
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この地域に住んでいる人 | 指定の地域に住んでいる人だけに絞り込みが可能です。 |
最近この地域にいた人 | 過去に旅行で来た人やチェックインした人など設定したエリアにいた記録がある人をターゲットに設定できます。 |
この地域を旅行中の人 | 現在、旅行や出張で訪れている人をターゲットとして設定する事が可能です。 |
ターゲットとして設定する年代を設定できます。
ターゲットとして設定する性別を設定できます。
ターゲットが使用する言語を設定できます。
ターゲットユーザーの興味関心事を設定できます。
例えば、「よくゴルフ旅行をする東京在住の30~40代男性」をターゲットとする場合は詳細ターゲット設定にて、趣味関心を「ゴルフ」「旅行」で設定します。
配信先を限定したり、除外することができます。
続いて、Instagram広告をどの場所に出すか配置を設定します。
配置の設定は2種類あります。
自動配置設定では下記を選択することができます。
ただし、今回は「Instagram」のみに広告を配信するため以下で設定を行います。
一方「配置を編集」はその名のとおり、各種配置を編集することができます。
それぞれ設定する項目について説明します。
配信したいデバイスを選択します。Instagramのアプリ利用率が年々増加している、アプリDLも増加していることなどを考慮する場合には、モバイルのみに設定するといいでしょう。
今回は「Instagram」になりますので、Instagramを設定しましょう。
なお、設定する際にはフィードとStoriesを選択することができますので、どちらか一方のみに出稿したい場合には、出稿したいプラットフォームを選択しましょう 。
特定の機器を使用するユーザーだけに絞り込み広告を配信することが可能です。
「フィーチャーフォンのみ」はガラケーに配信する場合になりますが、Instagramはガラケーでは利用できないため、選択しないようにしましょう。
続いて、予算と掲載期間を設定します。
ここで、設定した予算内で広告が配信され予算に達した場合は その時点で広告の配信がストップします。
予算は以下2種類で設定が可能です。
1日の予算 | 1日あたりで広告予算を設定することができます。 100円が最低出稿額になりますので、100円以上の単位で記載しましょう。 |
---|---|
通算予算 | ある特定の期間内で広告予算を全体でいくら設定することができます。 通算予算に設定する際には時間帯を設定して配信することも可能です。 設定できる出稿額が、次の掲載期間によって異なりますので注意しましょう。 |
広告を掲載したい期間を日程、曜日、時間(分単位)で細かく設定することができます。
配信設定を行った後は広告を作成します。
広告が掲載される際のFacebookのビジネスページもしくはInstagramアカウントを選択します。
FacebookページよりもInstagramページの方が、Instagramでは効果的ですので、Instagramアカウントを作成して選択しましょう。
広告の形式を選択します。前段で説明したように自社のサービスと配信先となるターゲットのユーザー層に合わせて適切なものを選択しましょう。
次に画像を選択します。画像は形式に応じて指定のサイズが存在するため、右側に表示される推奨要件を参照して選択しましょう。
最後に表示させる画像や動画を選定し、 リンク先のURLとテキストを入力します。入力していくと、右側に広告プレビューで内容が随時反映されるので、リアルタイムで内容を確認することができます。
これらの入力が完了し、「実行する」をクリックすれば、広告の配信設定は完了です。
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今回はInstagram広告の種類や設定方法について紹介しましたが、現在も更にユーザー数が増えており、特にF1層といった若い女性達に圧倒的なシェアを持つSNSです。
更にInstagramの最大の特徴でもある写真や動画のクリエイティブが広告配信およびユーザーの獲得には非常に重要となります。そのため、ターゲットを明確にし、設定する広告配信内容やクリエイティブを考えましょう。
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