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このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開されていた記事であり、2014年12月にデジタルマーケティング研究所へ統合されました。
存在しないページに対する処理は検索エンジンに正しくサイトをインデックスさせるために重要です。
リダイレクトを使用しない
- 基本的には存在しないURLへのアクセスに対してはHTTPステータスコード404にて
オリジナルのエラーページを返すように設定すべきです。
- 「301リダイレクトで全てTOPページに転送する」
「302リダイレクトを用いてエラーページへ転送する」
などの処理(いわゆるソフト404)はオススメできません。
- もちろんステータスコード200で表示されるエラーページも論外です。
.htaccessを用いてオリジナルのエラーページを表示させる場合の記述
(エラーページのファイル名を「404.html」とした場合)
ErrorDocument 404 /404.html
※「/404.html」を「http://www.example.com/404.html」とhttp://からはじまる完全なURLの形で記述してしまうと302リダイレクト処理されてしまうので注意。
レンタルサーバー規定のものではなくオリジナルのエラーページを使用する
これは検索エンジン対策というよりユーザビリティの向上を目的とした内容です。レンタルサーバーやブラウザ規定の味気ないエラー画面が表示されるより、サイトのテンプレートを使用した方がいいですね。このサイトのエラーページにはさらにGoogleの404ウィジェットを設置しています。
Googleの404ウィジェットのコード
<script type=”text/javascript”>
var GOOG_FIXURL_LANG = ‘ja’;
var GOOG_FIXURL_SITE = ‘http://www.example.com‘
</script>
<script type=”text/javascript”
src=”http://linkhelp.clients.google.com/tbproxy/lh/wm/fixurl.js”>
</script>
http://www.example.com部分をご自分のサイトのURLに変更してください。スタイルシートも適用することができます。
「削除された」URLは実は410がベスト
元々存在しないURLに対しては404エラーで問題ありませんが、実は「削除されたURL」に対しては410というステータスコードを返すことでより検索エンジンフレンドリーな状態になります。
.htaccessで無くなったページを指定する記述
RewriteRule ^old.html$ – [G]
404エラーページの設定が適切に行われていればさほど気にするほどではありませんが、該当ページのインデックスを一刻も早く無くしたい、という場合は有効です。ただし代替のページがある場合はこの方法ではなく301リダイレクトを設定することで対応するようにしてください。
リンク切れを解消しなければ本質的にクロールエラーは解消しない
上記に従ってエラーページを設定するだけでは、クロールエラーは引き続き発生し続けます。本質的な解決のためにはサイト内のリンク切れを解消する必要があります。
エラーの内容はウェブマスターツールのダッシュボードから「診断」タブ→「クロールエラー」→「見つかりませんでした」の順にクリックすることで確認できます。(エラーがない場合は「見つかりませんでした」が表示されない)
上記でエラーがあった場合は以下のWEBツールでリンク切れを探しだして修正のが良いでしょう。
リンクチェッカー
TOPページのURLを打ち込むだけでサイト内全体のリンクタグをチェックしてリンク切れがあればピンポイントで指摘してくれる素晴らしいツールです。
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2014年12月までディーエムソリューションズ株式会社SEO対策チームに所属。「SEOは実装」を信条に、コミュニケーションを重視するスタイルで数多くのサイトのコンサルティングを手がける。内部施策に関して造詣が深く、「SEOまとめ」というtwitterアカウントを通じて日々情報発信を続けている。
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