2013.09.03SEO記事一覧

Schema.orgを使った「組織」(Organization)の構造化マークアップでGoogleに住所を伝えよう

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schema-org-organization

この記事をご覧いただいている皆様へ。
このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開されていた記事であり、2014年12月にデジタルマーケティング研究所へ統合されました。

blog-news

皆さんこんにちは。今日は最近特に注目が集まっており、Googleもアルゴリズムやリッチスニペット表示に取り入れているとされる構造化マークアップの内、「組織」(Organization)情報をSchema.orgでマークアップする方法をご紹介します。

Googleのヘルプにも「組織」の構造化マークアップに関するページはあるんですが、最も推奨されている「Schema.org」で実装する方法が掲載されていませんので、この記事を参考にしていただけると嬉しいです。

どんなサイトで使えるの?

コーポレートサイトや町のレストラン・本屋さんから病院・学校、NGOまで、とにかく建物を持ってサービスしている方ならどなたでも!
コーポレートサイトでは「会社概要」のページ、レストランなら「店舗概要」などのページで利用することが多いと思います。

どんな効果があるの?

会社名や住所・電話番号などを検索エンジンに伝えることができます。すると、マークアップした情報がGoogleプレイスに表示されたり、リッチスニペットとして検索結果に表示されたり、というメリットがあります。
イベント情報の構造化データを使って、検索結果で注目を集めよう

maicrodata-event

そして、デメリットはありません。よく「構造化マークアップはHTML5だけでサポートされているはずだからXHTMLのサイトで実装すると記述ルール違反になってSEO上マイナスでは?」というご質問をいただきますが、これも誤りです。
XHTML上に記述された構造化マークアップもGoogleは正しく認識してくれますし、バリデータで100点をとろうが上位表示には無関係であることはGoogleも公式に発表しています。

Google SEO、10のウソ(海外SEO情報ブログ)

つまり、(「組織」情報にかぎらず)構造化マークアップの適用はやらない手は無いです。今ですよ、奥さん!

どうやって実装するの?

4つのステップで解説します。

【ステップ1】自分のサイトが属する「itemtype」を探す

http://schema.org/Organizationにアクセスしてください。

schema-org-organization

ページ中段あたりに「More specific types」(もっと詳細なタイプ、という意味です)というメニューが見つかりますね。
この中からあなたのサイトに合ったものを選んでください。

more-specific-types
Corporation
会社です。
EducationalOrganization
教育機関。
GovernmentOrganization
政府機関。
LocalBusiness
店舗ビジネス。これを使う方が一番多いんじゃないでしょうか。病院や歯科医院などもこちら。
NGO
そのまんまですね。
PerformingGroup
わかりにくいですが、ダンスとか映画とか音楽に携わる団体の場合に使います。

ここではLocalBusinessを選んでみましょう。

local-buisiness

ページ中段までスクロールすると・・・げ、また「More specific types」だ。

more-specific-types02

こんな具合にさらに小カテゴリーが用意されているものもあります。
LocalBusinessの場合は特にカテゴリーが豊富で、インタネットカフェから託児所まで幅広く用意されています。反対に「Corporation」などの場合は小カテゴリーがありません。
小カテゴリーがなくなるまで掘っていきましょう。

ここでは「FoodEstablishment」(食べもの屋さん)→「Restaurant」(レストラン)と遷移してみました。ここからはSTEP2に続きます。

【ステップ2】「itemtype」をマークアップ

自分のitemtypeが決まったら、ブラウザでそのページのURLを確認して、コピーしてください。

schema-org-restaurant

これをソースコードで使います。こんな感じ。

<div itemscope itemtype=”http://schema.org/Restaurant”>
ここに組織の概要を書き込みます。
</div>

このタグから組織(ここではレストラン)に関するマークアップが始まりますよ!と検索エンジンに宣言する役割です。

【ステップ3】「itemprop」をマークアップ

次に詳細情報を伝えるために、「itemprop」というコードを追加します。「この部分がお店の名前ですよ」「この部分が電話番号ですよ」といった具合です。こんな感じ。

<div itemscope itemtype=”http://schema.org/Restaurant”>
<span itemprop=”name”>レストランの名前</span><br>
<span itemprop=”telephone”>03-0000-0000</span>
</div>

「itemprop=”name”」が組織の名前、「itemprop=”telephone”」は電話番号を意味します。よく使いそうな「itemprop」の属性値をあげておきますね。

name
組織名
telephone
電話番号
faxNumber
FAX番号
address
住所
foundingDate
設立年月日
logo
ロゴマーク
image
イメージ画像
url
サイトのURL
review
レビュー。口コミサイトなどで利用します。
event
イベント情報。

なお、記載する「ビジネス名・住所・電話番号」(NAP、というそうです)があらゆるサイト(自社サイト、Googleプレイス、ぐるなび、食べログなど)で統一されるようにしましょう。
表記を統一することがローカルSEOのシグナルになります。

local-seo-serps-shibuya-ramen

ここで補足です。住所やレビュー、イベント情報などは上記のitempropの属性値に加えて、
http://schema.org/PostalAddressという「itemtype」を指定し、さらに細かくitempropを指定できます。「itemtype」の入れ子ですね。例えば住所ならこんな感じ。

<div itemscope itemtype=”http://schema.org/Restaurant”>
<span itemprop=”name”>レストランの名前</span><br>
<span itemprop=”telephone”>03-0000-0000</span><divitemprop=”address” itemscope itemtype=”http://schema.org/PostalAddress”>
〒<span itemprop=”postalCode”>111-1111</span><br>
<span itemprop=”addressRegion”>東京都</span><br>
<span itemprop=”addressLocality”>渋谷区</span><br>
<span itemprop=”streetAddress”>宇田川町1-1-1</span><br>
</div></div>

postalCode
郵便番号
addressRegion
都道府県
addressLocality
市区町村
streetAddress
それ以下の住所

ただ、レビューに関してはMicrodata(Schemaとはまた異なる形式の構造化マークアップ形式)の方が設定できる項目も多く、リッチスニペットへの採用率も高いため今のところはこちらを参考に実装していただく方がおすすめです。

【ステップ4】構造化データテストツールで確認する

richsnippets-test-tool

設定が完了したらウェブマスターツールの構造化データテストツールで確認しましょう。
赤い文字でエラーが指摘されていなければ成功です。

richsnippets-error

上の画面キャプチャではスペルミス(「streetAddress」に余分なハイフンを入れてしまった)が原因で「そんなitempropはSchemaに無いよ」と言われてしまっていますね。

私のサイトの構造化データ

最後に、私のサイトの会社概要ページで使った「Corporation」の構造化データを公開しておきます。
先ほどまでの例ではわかりやすくするために<div>タグと<span>ばかり使っていましたが、こんな風に<dl>→<dt>→<dd>の中で利用することもできます。

<dl class=”features” itemscope itemtype=”http://schema.org/Corporation”>
<dt>社名</dt>
<dd itemprop=”name”>ディーエムソリューションズ株式会社</dd>
<dt>住所</dt>
<dd itemprop=”address” itemscope itemtype=”http://schema.org/PostalAddress”>
〒<span itemprop=”postalCode”>180-0005</span> <span itemprop=”addressRegion”>東京都</span><span itemprop=”addressLocality”>武蔵野市</span><span itemprop=”streetAddress”>御殿山1丁目1番3号</span> クリスタルパークビル2F</dd>
<dt>電話</dt>
<dd>
インターネット事業部 <span itemprop=”telephone”>0422-26-5570</span><br />
ダイレクトメール事業部 <span itemprop=”telephone”>0422-24-8500</span>
</dd>
<dt>FAX</dt>
<dd>
インターネット事業部 <span itemprop=”faxNumber”>0422-26-5610</span><br />
ダイレクトメール事業部 <span itemprop=”faxNumber”>0422-24-8620</span>
</dd>
<dt>WEBサイト</dt>
<dd>
<a href=”http://www.dm-s.co.jp/” target=”_blank” itemprop=”url”>http://www.dm-s.co.jp/</a>
</dd>
<dt>設立</dt>
<dd><span itemprop=”foundingDate”>平成16年9月15日</span></dd>
<dt>資本金</dt>
<dd>73,485,000円(平成25年5月現在)</dd>



中略



</dl>

以上!これからのSEOのポイントになると言われる構造化マークアップ。WEBデザイナーやコーダーの方にとっても価値あるスキルになるはずです。まずは組織情報のような身近なところから適用して、概念に慣れていきたいですね。

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片川 創太

片川 創太

2014年12月までディーエムソリューションズ株式会社SEO対策チームに所属。「SEOは実装」を信条に、コミュニケーションを重視するスタイルで数多くのサイトのコンサルティングを手がける。内部施策に関して造詣が深く、「SEOまとめ」というtwitterアカウントを通じて日々情報発信を続けている。 Twitter: SEOまとめ