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この記事をご覧いただいている皆様へ。
このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開されていた記事であり、2014年12月にデジタルマーケティング研究所へ統合されました。
目次
KMLファイルとは、緯度・経度等の情報をXML形式で記述して地理情報を機械的に伝達出来るファイルです。KMLとは「Keyhole Markup Language」の略です。「Keyhole」というのはGoogle Earthの旧名だったそうです。つまり、KMLファイルはGoogle Earth上で展開するためのファイルです。当然Googleによってサポートされています。拡張子は「.kml」となります。
KMLサイトマップはサーバーに設置したKMLファイルの場所を通知するためのXMLファイルです。XMLサイトマップと似ているけど、ちょっと書式が違うので別途用意する必要があります。こちらもGoogleによってサポートされています。拡張子は「.xml」です。
鈴木謙一さんのブログによって紹介された海外のSEOコンサルタントAaron Wall氏のレポートでは「ローカルSEO」(Googleマップ内での上位表示 ≒ 地域属性の強い検索ワードでの上位表示)で有利になる要因のひとつとして紹介されています。
Googleプレイス検索で上位表示する方法 from SMX East 2011(海外SEO情報ブログ)
私個人の感覚では、きちんとGoogleプレイスに登録されてさえいればKMLファイルを送信する必要までは無いかな、という感じです。
ただ、最近はYahooの検索結果にもGoogleプレイス登録サイトの優先表示が導入されたこともあり、店舗を持つWEBマスターの皆さんにとってローカルSEOは非常に重要な要素になっていますので、こうした小さなTIPSも見逃せないというお気持ちはお持ちかと思います。
全然目立ちませんが、実はKMLファイルの作り方と送信方法はGoogle公式のサイトでも紹介されています。
地理情報コンテンツを Google に送信
しかしこれが例のごとくわかりづらい。先に申し上げたとおり重要度はけっして高く無い施策ですが、国内で他に解説されている記事もないようでしたので、私が悪戦苦闘しながら編み出した方法をこちらで紹介させていただきます。
先に申し上げた通りKMLファイルには緯度・経度に関する情報などが盛り込まれており、自力で作るのは大変です。ワンタッチで作るためにはGoogle Earthが必要です。
Google Earthを立ち上げたら検索窓にお店の住所を打ち込んで目的の場所まで移動しましょう。
ぐいーーーーん!ここがGoogle Earthの楽しいところですね!
目的地にたどり着いたら右クリックして「お気に入りに保存」してください。
Google Earthの左側、お気に入りメニューから【STEP3】で登録された住所を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
あなたの店舗の名前を入力しましょう。もしかしたらここに目標キーワードを入力してあげるとローカルSEOで多少有利に働くようなこともあるかもしれません。まあ、あまり気にせず正規の名称で登録しておくのが無難です。
プロパティ内の「リンクを追加」をクリックするとURLを入力するダイアログが出現しますのでここにWEBサイトURLをコピペしましょう。サイト内リンクの最適化でもご説明していますが、こういった時に「www.」の有無や「index.html」の有無に注意。検索エンジンに配慮して、普段使用している正規のURLを入力してあげてください。入力したら「OK」を押してください。
リンクの追加が完了したら下の方の「OK」を押してプロパティを閉じます。もう一度お気に入り(【STEP5】で入力した名前に変わっているはずです)を右クリックして今度は「名前を付けて場所を保存」してください。
ファイル名は何でも構いませんが、デフォルトの保存形式が「.kmz」(KMLの圧縮形式)が選択されていますが「.kml」に変更して保存しましょう。
一旦Google Earthを閉じて、先ほど出力した.kmlファイルをダブルクリックしてみてください。Google Earthが自動で立ち上がって登録した場所までひとっ飛びしてくれます。
また、テキストエディタでファイルを開くと、緯度・経度などの情報に加えて入力した名前やURLが記入されているのがわかるはずです。これがKMLファイルなのです。
今度は作成したKMLファイルの場所を検索エンジンに伝達するためのKMLサイトマップを作ります。作り方はとっても簡単です。テキストエディタに必要な情報を記入するだけ。
以下のフォーマットを利用してください。「http://www.example.com/example.kml」の部分は自分のサイトURLと先ほど作成したKMLファイル名に書き換えてください。
ファイル名は「kml.xml」とでもしておきましょう。(ここではファイル形式が「.xml」となりますので注意してください)
サーバーに接続して、ここまでに作成した2つのファイルを両方とも自社サイトのドキュメントルートにアップロードしてください。
ウェブマスターツールからKMLサイトマップ(KMLファイルではありません、サイトマップの方です)を送信します。やり方は通常のXMLサイトマップと同じです。
「地理情報」として認識、登録されました。また、通常のサイトマップ同様robots.txtにURLを記述することもできますが、ウェブマスターツールから送信する方がインデックスは早いと思います。ちなみにこういった場合私は両方実施します。
一週間程度時間を置いて、Googleの「site:」コマンドでインデックスを確認しましょう。
例えばサイトURLが「http://www.example.com/」KMLファイルが「skytree.kml」なら「site:www.example.com/skytree.kml」をGoogleの検索窓に入力します。
私の実験サイトでも、「ファイルタイプ: KML Document」としてインデックスされました。「Google マップで表示
」というリンクがついています。
いかがでしたでしょうか?
KMLファイルとKMLサイトマップはやってみると意外と簡単に設置できます。Aaron Wall氏がレポートで伝えている通りローカルSEOで有利になるかはわかりませんが、「Googleのインデックスを助けるためにできることは何でもやる」というのは悪くない事だと思いますので、今回ご紹介させていただきました。
検索エンジンの進化が進んで今後重要な施策になる可能性もありますので、その時はこのページを思い出してくださいね。
この記事をご覧いただいている皆様へ。 このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開さ…
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