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このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開されていた記事であり、2014年12月にデジタルマーケティング研究所へ統合されました。
WEBサイトのキーワード設計
サイトの仕様、テーマに合わせて上位表示させるキーワードを選ぶ。まさにSEOのスタート地点であり、醍醐味といってよいでしょう。
メインキーワードを決定する
まずは、サイトのメインキーワードを決定します。全国の歯医者さんをまとめたサイトであれば「歯医者」や「歯科」です。名古屋のインプラント専門医院であれば「インプラント 名古屋」でしょう。
ここで注意しなければならないのは、自分のサイトの身の丈に合わないキーワードをメインに据えないということです。例えば前述の名古屋のインプラント専門医の場合、「インプラント」というシングルキーワードで上位表示を狙うのは極めて困難です。理由は単純で、名古屋にしか医院が無いからです。同じ理由で「歯医者 名古屋」や「矯正歯科 名古屋」での上位表示も難しくなります。
昨今のGoogleは特にサイトのテーマ性を重視しています。いくら流入を見込めるキーワードだからといって、サイトのテーマや実際に提供しているサービスとずれたキーワードをメインに考えてしまうと、全く上位表示させてくれません。
キーワードからサイトのテーマを考えるという発想
コーポレートサイトやオフィシャルサイトとは別に、プロモーション用の情報サイト等を立ち上げる時は、キーワードマーケティングの絶好のチャンスです。こんな時は、CVR(コンバージョン率)が高そうなキーワードから逆引きしてサイトのテーマを考えることです。
難しく考える事はありません。自社の提供するサービスの顧客となりそうなユーザーが集まるキーワードを考えれば良いのです。
例えば、転職を検討している若手を募りたいと考えていた際の事例を紹介しましょう。「転職」といえばおしも押されぬビッグキーワード。上位陣には有名企業のポータルサイトがずらりと顔をそろえます。
そこで考えたのが「転職フェア」に関する情報を一覧表示するサイトを立ち上げることでした。実はこの「転職フェア」というキーワード、Googleでの月間検索回数が5000回を超えるミドルキーワードで、地域名を含めた複合ワードもそこそこの需要を持っています。
しかも、この転職フェアに関するまとめサイトが世の中に存在していなかった(正確には1サイト存在していたもののデザイン的に今ひとつの内容だった)ため、検索エンジンにも受け入れられるのではないか、ということで始まったサイト制作でした。
かくしてサイト開設から半年、当時YSTを採用していたYahoo!Japanで目標キーワード1位、Googleで10位(サイト開設から1年半がすぎた現在では3位前後)を獲得、月間2万件を超える転職希望者からのPVを獲得するに至りました。
似たような事例で秀逸な記事がCyberture~SEMブログでも紹介されています。
検索結果に無いコンテンツを提供すれば自然と上位表示する
「これからのSEOはコンテンツ」などど言われると身構えてしまいますが、要はまだ検索結果に優れたコンテンツが存在していないテーマを探し出し、そこに集まるユーザーが自社のサービスにマッチしていればよいのです。
検索エンジンの進化に連れ、社内WEBマスターやSEOプランナー、コンサルタントと言われる人々には、この能力・考え方がますます必要となっていくと考えています。
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2014年12月までディーエムソリューションズ株式会社SEO対策チームに所属。「SEOは実装」を信条に、コミュニケーションを重視するスタイルで数多くのサイトのコンサルティングを手がける。内部施策に関して造詣が深く、「SEOまとめ」というtwitterアカウントを通じて日々情報発信を続けている。
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