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WordPressはSEO対策に有利か不利か?強化するには?

WordPressはSEO対策に有利か不利か?強化するには?
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「WordpressはSEOに強い」
漠然と、こういったイメージをお持ちの方も多いと思います。

しかし、「Wordpressで作成したサイトなのに、思ったようにアクセスが増えない」ということでお悩みではありませんか?

WordPressはSEO対策を施されたテーマが多く、基本的な対策が取られているWebサイトばかりだからこそ、Wordpressを使っているだけでは検索対策上有利にはなりにくいのです。

とはいえ、WordpressがSEOで不利というわけではありません。基本的な設定やコンテンツの構成を見直すことで、SEOをさらに強化することは十分にできます。今回は、WordpressのSEO対策について紹介します。未対応の施策がある場合は、積極的に取り入れてください。

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SEO対策にWordPressは不利なのか?

WordPressで作成したWebサイトなのに、なかなかアクセスが集まらない状態だと、「WordpressはSEO上で不利なのではないか」「SEOに強いというのは昔の話ではないか」と疑いたくなる気持ちもわかります。あくまでも噂ですが、「Wordpressを使ったスパムサイトが多いから、Wordpressは順位が上がりにくい」という話を聞いたこともあります。

しかし、大前提として、WordpressはSEOを意識した構成でWebサイトを制作できるツールです。Wordpressを使っているから不利ということにはなりません。

そもそも、検索順位に影響するのは、どんなWordpressを使っているかどうかよりも、そのコンテンツの中身です。全く同じhtml構成のWebサイトであれば、htmlで作られたサイトでも、特別扱いはされません。

ユーザーのニーズを満たす良いコンテンツが作られているのなら、WordpressでSEO対策を徹底することが検索上位表示・アクセスアップにつながる近道なのです。

WordPressを利用するメリット

では、なぜWordpressが多くの人に支持されているのか、そのメリットを見てみましょう。

htmlに詳しくない人でも記事追加ができる

WordPressはテーマが豊富に展開されていて、それをインストールすればhtmlの知識がない人でもオリジナルのWebサイトを作ることができます。

また、ブログサービスのように簡単に記事を追加することができます。htmlタグを記述しなくてもテキストの装飾や画像挿入ができます。

カスタマイズが自由

テーマを使っていても、カスタマイズの自由度が高いのがWordpressのメリットです。例えば、無料のブログサービスや簡易なWeb作成ツールは、自由に設定できる範囲が限られています。例えば、<head>タグ内の編集が制限されている、リダイレクトが設定できないというケースがあります。

特に<head>タグはSEO対策やアクセス解析の上で設定が必要な部分なので、ここへのカスタマイズのやりやすさは重要です。

WordPressの場合は、直接htmlタグを書き換えるのではなく、ツールの中で重要な設定を完結させることができ、知識面で不安がある人にも親切な設計です。

プラグインが豊富

プラグインが豊富で、便利に機能豊富なWebサイトを作ることができます。

例えば、

  • SEO設定をまとめて1つの画面で完結させる
  • 問い合わせフォームを作る
  • 人気記事を抽出して表示する
  • 記事内のリンク切れをチェックする
  • 目次を自動生成する

などを、数分で実装可能になります。

WordPressでSEOを意識するなら絶対に入れたいプラグイン17選

WordPressのSEOを強化する方法

WordPressは、基本的にSEO対策を施したテーマが流通しています。だからこそ、Wordpressを入れただけでは差別化しにくいとも言えます。そのため、よりSEO効果を高めるために、以下のポイントを意識して施策を行ってください。

キーワード選定と記入

SEOで狙いたいキーワードを、コンテンツ中に適切に入れましょう。

具体的には、「タイトルタグ」、「見出しタグ」、「本文中のテキスト」に書きましょう。Wordpressの場合は、見出しの最上位であるh1タグがタイトルタグとして表示されるので、SEO的にも効果が高いです。

単一のキーワード(例:「SEO」)だけを意識するのではなく、複合キーワード(例:「SEO タイトルタグ」など)も意識して盛り込むと、検索エンジンにコンテンツの重要なキーワードを伝えやすくなります。

このとき、キーワードをたくさん記入したり、羅列したりしすぎるとスパムコンテンツとみなされる可能性もあるので注意が必要です。大量にかけばいいというものではないので、ご注意ください。

パーマリンクの設定

パーマリンクとは、直訳するとPermanent Link=恒久的なリンクのことで、それぞれのページのURLのことを意味します。Wordpressでは、デフォルトでは記事ごとに連番が自動的に振られるようになっているため、設定で任意のタイトルを付けられるようにしましょう。

WordPressのダッシュボード>設定>パーマリンク設定から、パーマリンク構造を選ぶことができます。

パーマリンクを分かりやすい表示にすることは、ユーザーの好印象につながります。GoogleもURL構造をできる限りシンプルにすることを推奨しています。

内部リンクを増やす

内部リンクとは、Webサイト内でページにリンクを張り巡らせることです。関連性の高いページを内部リンク設置することで、ユーザーが目的の情報にたどり着きやすくなります。回遊性が高まるので、おのずと滞在時間が長くなり、コンバージョンに寄与することも想定できます。滞在時間の長さと直帰率の低さは、SEOでも重要なポイントです。たくさん読まれているということは、それだけ重要なコンテンツ、ユーザーのニーズを満たすコンテンツと判断できるからです。

検索エンジンのロボットは、内部リンクも参考にページをチェックして検索エンジンに登録し、サイト内の関連性などを理解していきます。検索エンジンにサイト全体の構造を伝えることは、SEO対策にもつながります。

一般的に、内部リンクはアンカーリンクの形式で行うのが有効とされています。Wordpressを使うと、簡単に別記事への内部リンクを設置できます(内部リンクを手助けするプラグインもあります)。ある程度コンテンツが増えてきたら、関連性のある記事同士を内部リンクで紐付けていきましょう。

内部リンクとは?SEOで重要な構造設定と最適化について

スマートフォンでの見やすさを意識する

総務省の「平成30年度版情報通信白書」によると、若い世代では各年代とも80%かそれ以上がスマートフォンからインターネット接続しています。パソコンも使われてはいますが、スマートフォンと比べると20%程度低いです。(ちなみに、60歳以上になると、パソコンからのインターネット接続の割合のほうが多くなります)

参考元:総務省「平成30年度版情報通信白書」

このことから、Webサイトの閲覧ユーザーを想定する時に、「スマホからの見やすさ、操作しやすさ」は重要なポイントになります。ユーザビリティを向上させると、滞在時間の長さや直帰率の低さにつながるからです。

WordPressのWebサイトをスマホ対応させるプラグインなどもありますが、Wordpressテーマを選定するときに「レスポンシブ対応(パソコンやスマホなど、デバイスに合わせた表示をしてくれるデザイン」のテーマを選びましょう。

レスポンシブ対応のテーマを使えば、スマホに適した表示のサイトが簡単にできます。ただ、スマホの小さい画面では画像が見にくかったり、文章が多く感じたりと想定外の使いづらさが起きる可能性があるので、必ずスマホ実機でも表示を確認することをオススメします。

noindexを使いこなす

現在の検索アルゴリズムは、「低品質なコンテンツ」の検索順位を下げるように動きます。つまり、良い記事があっても、低品質な記事がたくさんある場合、Webサイト全体の評価が低くなる可能性があります。

それを防ぐためには、低品質評価を受けそうな記事や、重複しているコンテンツを検索エンジンから見えないように隠しましょう。そのために使えるのが「noindex」の設定です。

noindexの考え方については、以下の記事も参考にしてください。

noindexとnofollowの違いとSEOで正しい使い方とは

noindexの設定は、通常であればhtmlタグの記載が必要ですが、Wordpressの場合はプラグインを使うことで簡単に設定できます。オススメは、「All in One SEO Pack」のプラグインです。これを有効にすると、各記事の編集ページ内で、簡単にnoindex設定をするかを設定できます。これ以外にも、SEO強化のために使いみちが豊富なので、「All in One SEO Pack」は導入をご検討ください。

noindexの設定

サーチコンソールとの連携

サーチコンソールは、Googleが無料で提供しているツールです。ページ情報や検索データなどを確認できます。アナリティクスが「サイト訪問後」のユーザーの動きを分析できるのに対して、サーチコンソールは「サイト訪問前」のユーザーがどのようにページを見ているか、どんなキーワードで検索しているかを可視化できます。

さらに、サーチコンソールを通じて新しく作成したページをGoogleに通知する(インデックスする)こともできるので、SEO対策の上では重要なツールです。

サーチコンソールにWebサイトを登録するためには、「サイトの所有権確認」という手続きが必要です。先述した「All in One SEO Pack」のプラグインを使うと、入力フォームに該当のコードをコピー&ペーストすれば設定が完了するので非常に簡単です。

サーチコンソールにWebサイトを登録

また、Googleにサイト構成を伝えるために「XMLサイトマップ」を出力し、サーチコンソール上で登録しましょう。XMLサイトマップも、「All in One SEO Pack」にて作成可能です。

XMLサイトマップ作成

質の高いコンテンツ

どんなにSEOのテクニックを意識したとしても、コンテンツの中身が薄かったりユーザーのニーズを満たしていなかったりすると、検索順位向上にはつながりません。現在のアルゴリズムが、質の高いコンテンツを高く評価するようになっているからです。

ユーザーのニーズを調査し、ユーザーの気持ちになってコンテンツを構成しましょう。また、「1ページ1コンテンツ」を意識して、サイト構成を考えてください。

WordPressの課題

SEO対策の面でも効果が期待できるWordpressですが、もちろん課題点はあります。導入する上では、これらのデメリットが有ることを理解した上で、できれば対策を講じながらサイトを構築していきましょう。

表示速度

WordPressは、データベースを読み込むことで記事を表示する「動的なWebサイト」です。データベースを介さない「静的なサイト(普通のhtmlサイト)」と比較すると、どうしても速度面は不利になってしまいます。

表示速度の速さはサイト評価のためにも重要ですし、ユーザビリティの観点からも大きなポイントです。読み込み時間が長いと、ページの表示を待つまでもなくユーザーは離脱してしまうからです。

ユーザーがアクセスするたびにサーバーに負荷がかかる仕組みなので、一時的にアクセスが集中するとエラーメッセージが表示される可能性もあります。

速度低下やサーバーへの過負荷を防ぐ対策としては、キャッシュ機能の実装があります。キャッシュ機能を使うと、データベースの呼び出し回数が減らせるので、読み込み速度が上がります。

「WP Super Cache」というプラグインを使うと簡単に実装できるので、使っていない方は導入しましょう。

ページ表示速度が遅いとSEOに影響があるのか?改善方法とは?
PageSpeed Insights・Test My Siteでサイトの表示速度をチェックして、サイトスピードを改善する方法

セキュリティ面

WordPressの脆弱性を狙った攻撃が起きる可能性があります。脆弱性があるということを認識した上で、被害に遭わないための対策を取りましょう。

まずは、Wordpressのアップデートには常に対応し、最新バージョンのシステムを使うこと。プラグインは非常に便利ですが、使いすぎず、開発やアップデートが行われているものに絞ること。そして、管理画面のログインページにもう一段階パスワードを設定する(Basic認証)ことなどが挙げられます。

もし攻撃に遭うと、ビジネスの信頼も失いますし、SEOにも大きな悪影響があります。しっかり予防策を講じましょう。

おわりに

WordPressは、非常に使いやすくSEO対策の観点からも強力なツールです。テーマをそのまま適用するだけでも最低限のSEO対策につながりますが、更に一歩踏み込んで今回ご紹介した設定を取り入れてみてください。

 

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