趣味やコンテンツマーケティングの一環としてブログを更新しているものの、なかなかアクセスが増えないと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ブログのアクセス数が増えない原因の中でもよくある問題と、解決方法について解説します。現在、アクセスが伸び悩んでいる方はご紹介する内容を参考に、ご自身のブログ改善点を探ってみてください。
目次
多くのブログのアクセス数は、GoogleやYahoo!などの検索エンジン経由の流入がほとんどを占めています。
アクセス数を増やすには、この検索エンジンにおける検索結果の上位に、あなたのブログ記事が表示されるようにすることが方法のひとつとして挙げられます。
現在、アクセスが増えない・伸び悩んでいるという方は、この検索エンジンにおいて、上位にランクインできていない記事が多いことや、そもそも検索されていないことなどが、主な要因であることが考えられます。
その原因をいくつかご紹介します。
ブログのアクセスが増えない原因は、そのサイトごとに様々ではありますが、よく見られる原因として主に5つ挙げられます。
そもそも記事数が5記事や10記事など少なすぎる場合には、ブログ自体まだまだアクセスを集められる力が付いていない可能性があります。
Googleは、専門性が高く、情報を網羅できるコンテンツを評価する傾向にあります。記事が少なすぎる場合は、そのブログ自体がユーザーへ提供できる情報(価値)が少ないため、評価されにくい傾向にあります。
ただし、記事数が多ければ多いほどいいのかというと、必ずしもそうではないというのが答えとなります。また、どのくらいの記事があればいいのかという具体的な数の目安はありませんが、むやみに内容の薄い記事を大量に増やそうとするよりも、その記事を読むだけで読み手の課題が解決できるような良質な記事を量産していくことが必要です。
ドメイン年齢(ドメインエイジ)とは、ドメインが発行され、Googleなどの検索エンジンのクローラーがドメインの存在を認識してから経過した年数を指します。
ドメイン年齢が高ければ高いほど、そのドメインの運用は長いためGoogleから評価をされやすいという傾向があります。
一方で、新しいドメインなど経過年数が浅くドメイン年齢が低いサイトの場合は評価されるまでに時間を要することが多く、例えば記事をアップしてもなかなかインデックスがされない、順位も上がりにくいという現象が見られます。
ドメイン年齢が低い、運用歴の短いサイトは、コンテンツも少なく、また外部からの被リンクも少ないなど、Googleがサイトを評価するための要素が不足している状態であることが多いためです。
検索エンジンからのアクセス数は、「情報を知りたい」というユーザーの需要が根幹にあるものです。となると、ブログのテーマがニッチである場合は、獲得できるアクセス数の母数が必然的に小さくなります。
世間的に需要が少ないテーマは、アクセス数が少ないことも妥当かもしれません。アクセス数の見込みを増やしたいときは、ブログテーマの需要を考えてみることをおすすめします。
需要は「検索ボリューム」を調べることで知ることができます。
反対に、需要も高いテーマなのにアクセス数が増えない場合は、テーマに関してユーザーが検索するキーワードを適切に選べていないことなどが考えられます。
検索エンジンからのアクセス数を増やすのに欠かせないのが「SEO」です。
SEOとは「検索エンジン最適化」と呼ばれ、Googleなどの検索結果で上位を取るために行うサイト最適化の施策です。
Googleなどの検索エンジンは、ユーザーの課題が解決できる良質なコンテンツをユーザーに提供することを重視しているため、あらゆる評価指標を設けています。その評価基準で低い評価をされたコンテンツやサイトは、検索結果の上位に表示されにくいので、検索エンジンからの流入が増えません。そのため、検索エンジンの仕組みやSEOを理解して対策することが重要です。
また、Googleがサイトを評価する仕組みや精度は日々進歩しています。「SEO対策をしているのにアクセスが伸びない…」「ブログのアクセス数が減った…」という方は、そもそも記事に問題がある場合も考えられます。
検索エンジンからアクセスを増やすということだけに、こだわりすぎないこともブログを運用する上で重要です。
前述でも記載した通り、ブログへのアクセスは基本的には検索エンジンからになります。ですが、それ以外でもブログへアクセスするための方法はいくつもあります。例えば他のブログやSNSで掲載されたリンクからのアクセスや、メールマガジンやQRコードからのアクセスなどが当てはまります。
ここまで主な原因を紹介してきましたが、ここからは検索エンジンからのアクセス数を増やすための方法をご紹介します。
まずは、検索エンジンがどのようなコンテンツを評価する傾向にあるのかを知ることから始めましょう。ここでは、アクセスを増やすために意識したい3つのポイントをご紹介します。
E-A-Tとは、Googleがサイトを評価するめの3つの指標の頭文字を取ったものです。
E-A-T指標と評価内容はこのようなものです。
指標 | 内容 |
---|---|
Expertise(専門性) | サイト全体や記事の内容がテーマに特化しているか |
Authoritativeness(権威性) | その分野で権威がある人物や会社が発信しているかどうか |
Trustworthiness(信頼性) | 書き手は信頼性の高い人物や会社か |
要するに、「誰が書いたのか」、「掲載しているサイトの運営者」、「サイト自体の評判(被リンク)」などが総合的に判断されます。
ブログの全体的なテーマとターゲットとは、
など、記事の内容の軸となるものです。
ターゲットが明確に決まっていない場合は、ターゲットを決めましょう。テーマは上記で掲げたE-A-Tの専門性という観点から、自分の得意なことや好きなこと、サービスに関連するようなテーマがおすすめです。
テーマがきちんと決まっていると記事もテーマに関連するものが自然と増えていくため、結果、ブログ自体の専門性が高まります。
Googleの「検索に対する Google のアプローチ」でも触れられているように、Googleは検索ユーザーに対して最も関連性と信頼性の高い情報を届けることをアプローチのひとつにしています。
また、Googleが設立されてから数年後に造られた「Googleが掲げる10の事実」という経営理念ともいえる考え方の中には、
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
と書かれており、SEOを目的とした検索エンジンから評価を得るためだけのコンテンツを作るのではなく、ユーザーのためを考えたコンテンツを作ってほしいとしています。
それでは、アクセスを伸ばすために取り組むべきSEO施策を一部紹介します。
記事の本数が少ないことや、ドメイン年齢が低いといった問題は、時間をかけて解決していくしかありません。基本的に検索エンジンからの流入がコンスタントに発生するようになるためには時間がかかります。
運用を始めてから早くても3ヶ月~6ヶ月は、アクセス数にとらわれずにブログを更新し続けるようにしましょう。
記事を書く際には「対策キーワード」をしっかり選んで、設定しましょう。
対策キーワードとは、ユーザーが検索した際に使用するキーワード(フレーズ)のことを指します。この対策キーワードを、記事のタイトルや重要な見出しタグに含めることで、検索結果で上位に表示されやすくなります。
そして、検索ボリューム(需要)を考慮してキーワードを選ぶことも重要です。検索需要がない、もしくは少なすぎるとアクセス数は増えません。必ずそのテーマで調べられているキーワードやフレーズを選ぶようにしてください。
キーワードの調べ方はこちらの記事を参考にしてください。
検索ボリューム(需要)が大きすぎる場合、多くのサイトも同様にそのキーワードで上位を狙うため、競争が激化します。ブログ自体の評価が低い場合は、検索ボリュームが大きなキーワードだけを狙うとなかなか上位表示されにくい可能性があります。
その場合は、下記のように検索ボリュームが小さめのキーワードも同時に対策キーワードとして選ぶことで、上位表示を狙いやすくなります。
このように「SEO」に関することでも、組み合わせるキーワードが変わるだけで、検索ボリュームが大きく異なるのがわかります。
「seo 対策 とは」だけでなく、「seo 対策 自分で」のようなボリュームが小さいキーワードも一緒に対策キーワードに設定しましょう。
選んだ対策キーワードで上位表示を狙うためには、titleタグとdescriptionタグにキーワードを含めることが重要です。Googleはtitleタグを記事の内容の判断に使用するため、titleタグには必ずキーワードを含めるようにしましょう。
見出しタグの中でも、h1タグは記事のテーマを示す重要なタグになります。titleタグやdescriptionタグと同様に対策キーワードを含めるのがポイントです。
ブログであれば、基本的にtitleタグとh1タグは共通の文章で統一すると良いでしょう。
ブログ記事を書く場合は、他のブログと差別化した内容を含めることがとても重要です。特に、他のブログにもあるような誰でも書くことができる内容ばかり書かれた記事は、検索エンジンから評価されにくい傾向があります。
実際の体験談や、専門家独自の目線での意見など他のブログにない要素を含めるようにしましょう。
E-A-Tの観点からも取り扱う情報については注意が必要です。
特に、過去に書いた記事については定期的に記載した情報が現在も正しいかどうかチェックをするようにしてください。
古い情報を記載し続けていると、Googleからの評価は下がり、かつ読んだユーザーへ誤解を与える可能性もあります。なるべく正しい最新の情報を提供し続けるようにしましょう。
テーマによっては、どうしても長文になってしまったり、テキストだけでは伝わりにくい情報を取り扱うこともあるかもしれません。
Googleが掲げる「ユーザーのためのコンテンツ」という視点で考えると、場合によっては長文のテキスト記事は読みづらい・見づらいと感じてしまうユーザーもいる可能性があります。
長文の場合には、ユーザーが目的の箇所にすぐ移動できる「目次リンク」や、テキストでは伝わりにくいことはイラストや写真などの図解や動画などを差し込むことで内容が理解しやすい記事を作るように心がけましょう。
記事に差し込んだ画像は、<img>タグにalt属性のテキスト情報を記載しましょう。alt属性は「画像の中身を説明補助するテキスト」です。画像にalt属性にテキストを記載することは、目が見えない方や検索エンジンの画像理解を深めることができるので、ユーザービリティとSEO効果向上に期待ができます。
テーマが関連するブログの記事同士を内部リンクで繋ぐようにしましょう。
関連するページ同士のリンクは、Googleが他の記事を認識しやすくなるSEOのメリットがあります。ユーザーには、読んでいる記事の関連情報をより深く理解するきっかけを与えられるメリットがあります。SEOに効果的な内部リンクで重要な視点は、「ユーザーに有益な内部リンク」であることです。
内部リンクについての詳細はこちらで解説しています。
記事だけではなく、ブログ全体で取り組めるSEOについてもご紹介します。
ブログを運営していく中でよくあるのが、記事の分類に使用するカテゴリとタグの乱立です。カテゴリとタグの問題は、WordPressのようなCMSで発生します。
例えば、「ウェブマーケティング」という記事カテゴリがあるのに対して、「ウェブマーケティング」というタグも存在しているなどの場合は特に注意が必要です。
Googleは中身が同じページを「重複コンテンツ」として、コンテンツの評価を分散させることがあります。「ウェブマーケティング(カテゴリ)」と、「ウェブマーケティング(タグ)」の記事一覧ページでは同じ記事が表示されやすいため、重複コンテンツになってしまう可能性があります。
そのような場合は、どちらかは残してどちらかは消すなどの整理が必要です。
Googleはコンテンツの質以外に、ユーザーが快適に閲覧できる環境を提供するサイトを高く評価する傾向にあります。
快適に閲覧できる指標のひとつに「ページの表示速度」が関連しており、ここ最近特に重要な指標として取り上げています。
ページの内容を表示するまでに時間を要する、いわゆる「重たいサイト」は、SEO評価が低い可能性があります。表示が重いなと感じる場合は、画像のサイズや容量を軽くするなどSEOを考慮した表示速度の改善を行いましょう。
画像を改善してもページ速度が変わらない・改善しないというときは、そもそも使用しているレンタルサーバー自体のパフォーマンスが悪いことも考えられます。
その場合は、レンタルサーバーの契約プランや、レンタルサーバー自体を変えてみるというのも手です。
検索エンジン以外で流入増やす手段として、取り組みやすい方法は、記事を更新するたびに自身のSNSなどで記事の更新をお知らせするといったものです。
新しいブログや記事はインデックスされるまでに時間がかかるため、記事をアップしてからアクセスが発生するまでのタイムラグあります。
SNSであれば、自身のタイミングでURLを掲載できるため、すぐにアクセスを集めることができます。
ブログのアクセスが伸びにくい主な原因とともに改善策を紹介してきました。ご自身のブログに当てはまる問題はありましたか?
もし、当てはまっている問題がある場合はまずは解決に向けて取り組みを進めることをおすすめします。修正したのにまだアクセスが集まらない、伸びないという場合には、別の問題を抱えている可能性もあります。
その場合はぜひ、ディーエムソリューションズにご相談ください!
SEO対策を行う際に、キーワードの選定は非常に重要な項目です。 Webマーケティングは、顧客となりうるターゲットユーザーを明確に定義するとこ…
「重複コンテンツ」とは、コンテンツ内容が他のページの内容と重複しているものを指します。 Googleが低品質なコンテンツとみなすものの一つに…
SEOやコンテンツマーケティングなどのWebマーケティングをする際、コンテンツの設計においてキーワードの選定は非常に重要です。 たとえば、ウ…
Webマーケティングにおいて、いかにしてSEO流入(自然検索流入)を増やすかということは、常に担当者が頭を悩ませるところです。広告経由・SN…
SEO対策というと多くの場合、クローリングされやすいサイト構造の設計などを行う「内部施策」と検索エンジンにヒットするクエリを増やす「コンテン…
コンテンツを削除しても検索結果に表示されることもあると思います。誤って投稿したコンテンツが検索結果に表示され続けるのを避けたい場合には、「古…
今話題のAIによるコンテンツ自動生成機能も!SEO対策に本当に必要な機能だけを搭載した使いやすさとコストパフォーマンスに優れたWeb集客支援ツールです。
Webマーケティングに関わる施策全般をワンストップで
ご提供します。
お気軽にご相談ください。
Webマーケティング最新ニュースのレポートや無料セミナーの先行案内が届く、お得なメルマガ配信中!