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PDCAサイクルを回してWEBマーケティングの成果を改善しよう

PDCAサイクルを回してWEBマーケティングの成果を改善しよう
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PDCAサイクルイメージ

自社でSEO対策やコンテンツマーケティング、広告運用などWEBマーケティングを行っている方の中には、なかなか成果が出ずに悩んでいる方もいると思います。
何かを改善しなければならないと思う一方、何を改善すれば良いかがわからない方も少なくないのではないでしょうか。
そのような場合は、課題の抽出から改善までを素早く行うことができる「PDCAサイクル」がおすすめです。
本記事ではPDCAサイクルとは何か、メリットやデメリットなどについてご説明します。

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PDCAサイクルとは?

PDCAサイクルとは「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字を取った、計画立案から改善までのサイクルを素早く回すためのフレームワークです。
もともとPDCAサイクルは、1950年代にW・エドワーズ・デミングという人物が生産・業務プロセスを改善するために提唱されたものです。
生産・業務プロセスの中で改善が必要な箇所を特定・改善するために提唱されたフレームワークであるPDCAサイクルが現在ではWEBマーケティングをはじめとした、さまざまなビジネスシーンで取り入れられるようになりました。

下記、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の詳細をご説明します。

Plan(計画)

まずはゴールを設定します。
ゴールを設定する際の注意点は「実現可能なゴール」であることです。
たとえばこれまでWEB経由での問い合わせが0件だったものを、いきなり100件の目標を建てても実現は難しいこともあるでしょう。
そのため、最終目標である100件に到達するためには、5件→10件→20件…のように段階的に目標を設定しましょう。
また目標は「誰が」「いつ」「どうやって」「何を」「どこで」「なぜ」といった、5W1H形式のように細かく設定をした方が改善点を見つけやすくなります。

Do(実行)

計画した内容を実行するフェーズです。
実行段階では先述の5W1Hのように、何がどうなったのか、誰が何をしたなどを細かく記録することが重要です。
記録した内容をもとに、のちのフェーズであるCheckでの評価・分析をより細かく明確に行うことができます。

Check(評価)

実行した内容を評価するフェーズです。
成功・失敗を考える要因はPlanで決定した目標の達成・未達成です。
達成した場合はなぜ達成できたのか、未達成だった場合はなぜ未達成だったのかを分析します。
分析を行うための材料はDoのフェーズで記録した情報や、Googleアナリティクスやサーチコンソール、広告管理画面などのデータも用いて判断します。
各ツールで取得したデータは数値化されているため、施策前後の比較が容易です。

Action(改善)

Planで決定した目標を達成・未達成だった場合にかかわらず、どうすれば次の目標を達成できるか検討・実行します。
このように、PDCAサイクルは達成・未達成にかかわらず現状よりも良い成果を上げるために改善を繰り返す方法であると言えます。

PDCAサイクルを実施する際のコツ

PDCAサイクルを実施する際のコツのイメージ

これからPDCAサイクルを実施しようと考えている方もいると思います。
こちらでは、PDCAサイクルを実施する際のコツをご紹介します。

Planは数値化する

目標設定段階であるPlanは、定性的ではなく定量的に判断するため、数値で設定しましょう。
たとえばテレアポの場合は「電話の質を上げる」のような判断が難しいもの、人により結果が左右されるようなものではなく、「1日〇〇件荷電する」「1ヶ月で〇〇件アポを取る」というように、明確に達成・未達成を判断できるようにしましょう。
ゴールを数値化することのメリットは作業者のアクションだけではなく、達成・未達の要因も明確になる点も含まれます。

できるだけ業務を細分化する

PDCAサイクルを回す際の業務はどのように各業務を実施するかを考え、できるだけ細分化しましょう。
Checkのフェーズで行う行動分析の際に細かく分けられていた方が無駄や改善点を発見しやすく、より具体的な分析につなげることができるため、よりスムーズにPDCAサイクルを回すことができます。

分析をおこたらない

PDCAサイクルは、行動分析も含めて改善を行うサイクルです。
「やって終わり」ではなく、「やった結果、目標を達成することができた・できなかったからどうする」のように、次のアクションにつなげなければ効果を発揮しません。
分析結果をもとに成功要因や失敗要因を抽出し、今後のPDCAサイクルの改善につなげましょう。

PDCAサイクルのメリット

こちらでは、PDCAサイクルを行うメリットについてご説明します。

目標が達成しやすくなる

PDCAサイクルを実施する際には達成するべき目標を設定します。
目標が明確になっていると行動がブレにくく、具体的なアクションやタスクを立てることができるため目標が達成しやすくなります。
目標が明確化されていない場合、「何をすれば良いかがわからない」「あとどれくらい行動すれば良いの…?」となってしまい、モチベーション低下につながります。

やることに集中できる

具体的なアクションやタスクが決まっているため、何をするべきなのかを考える必要がなくなります。
目の前の業務に集中することで多くの時間をかけて次の行動を考えたり、不要なアクションやタスクを行ったりすることによる無駄な時間を削減することができます。

課題が明確になる

計画を実行した後は達成・未達成要因を検証するため、課題が明確になります。
達成できなかった場合だけではなく達成できた場合も要因を検証することで、成功要因としてほかの業務を行う際にも活かすことができるため、必ず検証を行いましょう。
また達成した場合はより高い目標を設定し、さらにPDCAサイクルを回すことでより多くの成果を獲得することができます。

PDCAサイクルのデメリット

PDCAサイクルにはさまざまなメリットがある一方、デメリットもあります。
こちらでは、PDCAサイクルのデメリットについてご説明します。

改善に時間を要する

PDCAサイクルはその性質上、改善点を発見してもすぐに実施するわけではありません。
計画を実行し、評価をしてからその改善点を次のサイクルに活かすことがPDCAサイクルであるため、どうしても改善に時間を要する点はデメリットのひとつです。
一方、これまで見えなかった課題を発見できる可能性がある点はメリットであると言えるため、中・長期的な改善策であると言えます。

PDCAサイクルを行うことが目的になることがある

PDCAサイクルは本来目標を達成するための手段ですが、PDCAサイクルを実施すること自体が目的となってしまう場合もあります。
目標達成に至るまでの実行や分析した情報から何も学びが得られないため、PDCAサイクルは目標達成のための施策であることをしっかりと認識しておきましょう。

イノベーションが生まれにくい

PDCAサイクルは過去に実施した内容や改善点を踏まえ、目標達成するための方法を考えるサイクルです。
性質上、どうしても前例や過去のアクションを参照するためイノベーションや新しいアイデアが生まれにくいものです。
イノベーションや新たなアイデアを取り入れた改善を行うためには、ほかの事例を参考にしたり第三者や外部の意見を取り入れたりすることを意識しましょう。

PDCAサイクルが失敗する要因

PDCAサイクルが失敗する要因

「ちゃんと計画したはずなのに」「達成・未達要因が何なのかがわからない」というように、PDCAサイクルが失敗してしまうこともあります。
こちらでは、PDCAサイクルが失敗する要因を、フェーズごとにご説明します。

P(計画)

計画段階での失敗要因は、目標数値が高すぎることが挙げられます。
先述の通り、これまでWEB経由での問い合わせが0件だったものを、いきなり100件の目標を建てても実現は難しいものです。
高すぎる目標は実行前に計画倒れになってしまう可能性もあるため、最終目標を100件とし、そのために5件→10件→20件を達成するといった、段階的な目標を設定しましょう。
また、計画立案に時間がかかりすぎることも失敗につながる要因のひとつです。
PDCAサイクルの完成度を高め、完璧を求めすぎると時間がかかってしまう傾向にあります。
計画段階では分析を行わず行動結果を分析し、次の目標達成を臨みましょう。

D(実行)

実行段階では、不要なアクションやタスクを行うことが失敗要因です。
計画段階で具体的に何をするべきかを決定しているため、それ以外の行動は「無駄」と思い着手しないようにしましょう。
「あれをやった方が高い成果を出せるかも」「あれもやるべきでは?」といった気持ちを持つ方もいると思いますが、やりたい気持ちをぐっと抑えて目の前の業務に集中しましょう。

C(評価)

評価段階でPDCAサイクルが止まってしまうことも失敗要因として多く見受けられることです。
PDCAサイクルにおいては、CheckとActionが特に重要なステップとなるため、実行段階でサイクルが止まってしまうと「やりっぱなし」の状態になります。
やりっぱなしの状態で止まると、問題が起きた場合に適切な対応ができないだけではなく、改善案を立案することができません。
原因を追求し、今後の改善につなげるためにもCheckだけではなく各フェーズは必ず行いましょう。
また早く成果が欲しいあまり、正しく評価せずに改善・次のアクションを行う方も少なくありません。
正しい評価ができていない状態でのアクションは質の悪いPDCAサイクルの要因となるため、思ったように成果が出ないこともあります。
そのため、行動の評価は十分な時間を取って細かく分析を行いましょう。

A(改善)

PDCAサイクルは目標を達成するために何度も行うものです。
そのため、1度だけではなく何度もサイクルを回すことで徐々に解決策や課題が見えてくることもあります。
目標を達成したためそこで終わり、ではなく達成要因の検討や再現性を確認するためにも、PDCAサイクルは1度だけではなく何度も回しましょう。

PDCAサイクルに類似する改善施策

「実行して改善を繰り返す」フレームワークは、PDCAサイクルだけではありません。
こちらでは、PDCAサイクルに類似する改善施策である「OODAループ」と「PDR」についてご説明します。

OODAループ

OODAループとは、アメリカの空軍パイロットであるジョン・ボイドが提唱した、変化が激しい状況でも素早く判断と行動をするための方法です。
性質上、現状を反映した判断となるため変化が激しい現代のビジネスシーンでも取り入れられています。
OODAループを構成する要素は「Observe(観察)」「Orient(理解)」「Decide(決定)」「Act(行動)」で、意思決定前に現状をよく観察し、理解します。
PDCAサイクルとの違いには外的要因を考慮するのか、内部要因を考慮するのかという点が挙げられます。
PDCAは外部要因を考慮せず、OODAループは内部要因を考慮しないことがあるため、それらの観点により使い分けることができます。

PDRサイクル

PDRサイクルはリンダ・ヒルという人が提唱した、PDCAサイクルよりも「行動」を重要視したサイクルです。
PDCAサイクルよりも短いスパンで高速にサイクルを回すことができ、PDCAサイクルの課題である「時間」を短縮することができる点が特徴です。
構成要素は「Preparation(準備)」「Do(実行)」「Revie(評価)」で、長期的な目標を設定しません。

おわりに

本記事ではPDCAサイクルとは何か、メリットやデメリットなどについてご説明しました。
PDCAサイクルは「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字を取った、計画立案から改善までのサイクルを素早く回すためのフレームワークです。
はじめに定量的な目標を設定し、達成のためのアクションを実行、達成・未達要因を分析、改善につなげるというのがPDCAサイクルの主な流れで、繰り返し行うことでより高い成果が期待できます。
計画倒れになってしまったり、細かい分析を行わなかったりすると効果を発揮しにくいため、何度も繰り返し行うことが重要です。
SEOやコンテンツマーケティング、広告運用などWEBマーケティングを行っている方は、PDCAサイクルを実施し、成果改善ができた・できなかった要因を考え、より高い目標の達成を目指しましょう。

 

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