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このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開されていた記事であり、2014年12月にデジタルマーケティング研究所へ統合されました。
今日はとっても当たり前なことを書きます。「サイトの資産には限りがある」というお話です。
タイトルタグの文字数分しか上位表示できない
私がとっても好きなSEOのプロセスに、以下のようなものがあります。
- キーワードプランニングに基づき既存のページを内部的に最適化する
- 下層ページを使ってユーモアあふれるコンテンツ(私は「ホット・コンテンツ」と読んでいます)を設置したり、ブログで専門性のある記事やまとめ情報を連載したりする
- ソーシャルシグナルとナチュラルリンクが獲得され、ドメインの価値が高まる
- サイトの評価が高いので「1.」で設定した各ページがテールワードやミドルワードで上位表示する
いわゆるホワイトハットSEOの王道といえるプロセスですが、ここで問題がひとつあります。「titleタグに含まれないキーワードはほぼ間違い無く上位表示しない」ということです。
こういったSEOプロセスではビッグキーワードでの上位表示は期待しづらいため、おのずと下層ページのテールキーワードが流入の頼りになってくるのですが、検索結果に表示されるtitleの長さには限界があります。一般的には「70バイト≒全角35文字」とお考えいただければ間違いありません。私の経験上ですが、Googleに評価してもらえるのもほぼこの長さにおさまっている単語です。
そのように考えますと、どんなにドメインの価値があるサイトでも上位表示できるキーワードの数には限界があると言えます。
ホワイトハットSEOの量と質
そこでWebマスターとしての腕の見せ所は「サイト資産」を増やす(「量」)ことと、幅広いキーワードが拾えるようにサイト内部を調整(「質」)していくこと、この2点です。
特に後者についてですが、TOPページには頑張ってキーワードを盛り込むのに、下層ページに関しては意識されていないケースが多いです。
例えば先日当社で修正を施したサイトは、せっかく写真も豊富な実績紹介のページがたくさん用意されているのに、それらのtitleや見出しタグが「事例3-1」といった内容でした。ある程度のドメイン価値を持ったサイトでしたので、これまでにもきっと機会損失が発生していたのでは無いかと思います。
限りあるサイト資産を100%活用するために、無機質なtitleや見出しを設定してしまっているページが無いかどうか、あらためて確認してみてはいかがでしょうか。
手前味噌ですがSEOまとめではtitleタグとは?SEOを意識した最適な文字数と記述方法についても解説していますので、参考にしてみてください。
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2014年12月までディーエムソリューションズ株式会社SEO対策チームに所属。「SEOは実装」を信条に、コミュニケーションを重視するスタイルで数多くのサイトのコンサルティングを手がける。内部施策に関して造詣が深く、「SEOまとめ」というtwitterアカウントを通じて日々情報発信を続けている。
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