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このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開されていた記事であり、2014年12月にデジタルマーケティング研究所へ統合されました。
Googleは外部リンクより内部リンクを優先して検索結果に反映しているという興味深い事例に遭遇しましたので報告します。
きっかけはサイトリニューアルに伴うリダイレクト設定のミスだった
お恥ずかしながらこの発見は私が自身が関わっているWEBサイトリニューアルの失敗談によるものです。
リニューアルに際して私は最適なリンク構造やキーワードのチューニング、出来る限りサイト内のURLを変更すべきではないこと、やむを得ず変更が加わる場合は301リダイレクトを使用することなどを注意点としていました。
しかしリリースの際に手違いが発生し、サイト内の下層ページが全て新しいURLで設定されている、しかも旧URLでも従来と同じ内容のページにアクセス可能、というSEO的には非常にまずい状況になってしまいました。リダイレクトも設定されていませんので、完全に重複ページの状態です。(しかも複数)
新URLが全てマイナス10位前後で入れ替わりインデックス
上記のような状態に気づいたのが一昨日、あわてて順位を確認してみると、下層ページの目標キーワードほとんど全てで新URLがインデックスされています。順位はマイナス10位前後でした。
このサイトは長くSEOを実施してきたサイトで、ミドル級のキーワードで下層ページが複数上位表示していました。当然そこにはリンクもついています。リダイレクトをしたわけでもないのに、Googleは外部リンクがまだ残っていて普通に表示される旧URLでは無く、サイト内リンクに後押しされた新URLを検索結果画面に採用したのです。(ちなみに「site:」で確認したところ旧URLはインデックスされたままでした。)
Googleはページのテーマ判断のよりどころとしてサイト内リンクを相当信頼している
ここからわかることは、Googleはページのテーマ判断のよりどころとしてサイト内リンクを相当信頼しているということでしょう。少なくともインデックスに関しては外部リンクより力を持っている、ということは言えると思います。
サイト内全ページを使ったロングテールSEOを展開しようとする際の内部リンク最適化の重要性を改めて再認識したところです。
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2014年12月までディーエムソリューションズ株式会社SEO対策チームに所属。「SEOは実装」を信条に、コミュニケーションを重視するスタイルで数多くのサイトのコンサルティングを手がける。内部施策に関して造詣が深く、「SEOまとめ」というtwitterアカウントを通じて日々情報発信を続けている。
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