2018.10.09Web制作

WordPressとは?初心者でも分かる基本機能とメリット・デメリット

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全世界で最も使われているCMSであるWordPress。

  • WordPressってどんなことができるの?
  • 使用するメリットとデメリットって?
  • 利用する際に何か特別な技術は必要なの?

など、初めてマーケティング担当になった方は疑問に思われるのではないでしょうか?

そんな方々のために今回はWordPressの基本情報について解説します。

全世界の4分の1を超えるサイトで使われているWordPressとは?

WordPressとは、2003年に開発が始まったオープンソースのブログ投稿管理システム、CMS(コンテンツ管理システム)です。

サイトやページ制作に必須となるHTML/CSSやPHPなどのWeb関連技術が無い人でもサイト管理や記事投稿ができるため、個人のブロガーから企業、官公庁まで幅広く使用されています。

CMSとしてはほぼ1強に近いほどのシェアを持っており、世界中のサイトのおよそ4分の1はWordPressで構築されていると言われています。

WordPressはどんな機能がある?

では、どんな機能があるのか見ていきましょう。

知識が無くてもHTMLタグづけや見栄えが編集できるWordPressのエディタ機能

HTMLやCSSの知識が無くても記事の投稿や管理ができるように、シンプルで洗練された管理画面がブラウザから利用できます。

画像の投稿、削除

記事内に画像を挿入する場合も管理画面で全て完結することができます。サーバーにFTPで画像をアップロードしたり、タグを使ったりする必要はありません。

ブログコメントの管理

読者から寄せられたコメントの承認、削除などの管理ができます。

アクセス数の確認

記事ごとのアクセス数の確認ができます。

編集できるユーザ権限管理

複数人でサイト管理をする時に、それぞれに権限を設定することができます。
主な権限は以下の通りです。

管理者 最上位の権限で、全ての機能を利用可能
投稿者 新規記事の投稿・編集・公開まで可能だが、記事を削除することはできない
寄稿者 新規記事の下書きは可能だが、公開はできない

このように担当する役割に応じて権限を細かく設定することで、大規模サイトでも滞りなく運用することができるようになっています。

WordPressの特徴は完全自力未満、ブログサービス以上の「中間的な立ち位置」

WordPressのようなCMSが登場する以前は、サイト管理に関わる作業を全て自力で行う必要がありました。
記事を投稿する際は1記事ずつHTMLで構築し、完成したらサーバーにアップロードして公開するというかなりの工数がかかる作業が必要だったのです。

しかし、そのような状況下でWordPressが登場し、サイト管理は非常に楽になりました。

一方で、現在はアメブロやライブドアブログなどのブログサービスも利用できます。では、これらのブログサービスとWordPressの違いとは何でしょうか?

これら3つを「どの程度技術が要求されるか」「運営自由度」などで比較してみると下記のようになります。

自身でサイト構築 ワードプレス ブログサービス
HTML/CSSの知識 必須 ほぼ不要 ほぼ不要
サーバー管理の知識 必須 必須 不要
運営の自由度 自由 自由 ブログサービスの規約に依存する
デザインの自由度 高い そこそこ高い 低い

このようにWordPressは「完全自力」と「ブログサービス」の中間的な立ち位置となっています。

WordPressのメリットとは?

続いてメリットについて見ていきます。

HTMLやサーバーの知識がない人でも更新が可能

WordPressの管理画面は非常に洗練されており、HTML/CSSの知識がなくても体裁の整った記事を新規投稿・編集することができます。一切知識がない人でも文字の装飾などが簡単にできるようになっており、知識がある人にとっては記事作成・更新作業の短縮化が図れるというメリットがあります。

また、ブログ記事には欠かせない画像も簡単に取り扱うことができます。管理画面上で画像を登録するだけでサーバーに自動的にアップロードされるため、編集者はサーバーの知識が必要ありません。

豊富なプラグインで機能を追加できる

「プラグイン」はWordPress本体には備わっていない機能を追加できる仕組みです。
以下のような機能がプラグインで提供されています。

  • SEO対策
  • サイトマップ自動生成
  • Google AdSense管理
  • Twitter、FacebookなどのSNSとの連携機能
  • サイトの表示速度高速化(画像ファイルの圧縮、キャッシュ化など)
  • コメントスパムを防ぐ機能
  • 問い合わせフォーム

プラグインはWordPressが公式に提供しているものもありますが、大半はサードパーティ製です。WordPressはオープンソースのためプラグインもオープンソースで開発が行われているものが大半を占めます。

また、管理画面で簡単にプラグインのインストール・アンインストールが行えるのもWordPressのメリットでしょう。プラグイン自体はPHPで書かれていますが、インストール時にはPHPやサーバーの知識は一切必要なく、スマートフォンのアプリのようにワンクリックするだけです。そのため、デザイナーの方でも簡単にプラグインを追加することができます。

WordPressのプラグイン機能について

何のプラグインを入れるべきかお困りの方は、下記の記事で詳しくプラグインについて解説していますので、是非参考にしてください。

テーマが豊富

プラグインが機能を担当するのに対して、「テーマ」はデザインを担当する仕組みです。

テーマ WordPressのデザインを簡単に変更できる
プラグイン WordPressに機能を追加できる

テーマもプラグインと同様に管理画面からインストールできます。世界中のデザイナーがテーマを無償で提供しており、カジュアルなものから企業向けサイトにも使える落ち着いたものなど、種類は豊富です。

WordPressのデフォルトのデザインは味気ないものになっていますが、テーマを使えば数秒で洗練されたデザインに変更することが可能となります。

Web上に多くの情報が出回っている

ユーザーが多いWordPressは、Web上にも情報が集積されています。

もし何かつまずいた点があれば検索してみましょう。自分と同じ状況に遭遇した人たちがすでに解決策を提示してくれているはずです。

また、WordPressは日本人ユーザーも多いため日本語の情報も豊富な点もメリットの1つです。マイナーなCMSのようにWEB上に日本語の情報がほとんど存在せず、英語の公式ドキュメントを辞書とにらめっこをしながら読み込まなければいけないといったことは必要ありません。

WordPressが運営する公式フォーラム(掲示板)も活発で、世界中/日本中のWordPressユーザーから適切な答えを期待することができます。

ユーザー管理が充実しており複数人での編集を可能としている

WordPressは複数の編集者がサイト管理に関わることを想定しており、ユーザー管理機能が充実しています。特に秀逸なのがユーザーごとに権限を付与できる点です。

「管理者」「編集者」「投稿者」「寄稿者」「閲覧者」の5つのユーザー権限が用意されており、それぞれの役割に応じて権限の広さを設定できます。

この機能は大規模なサイトで役立ちます。社内の人間のみで管理するのであればともかく、外部のライターに直接WordPress上で記事執筆を依頼する場合は、きめ細かな権限設定が必須です。もし外部ライターに対してサイト全体に影響する操作権限まで開放してしまうと、サイトごと削除されてしまったり、他ライターの記事を勝手に編集したりするといったトラブルにつながりかねません。

しかし、WordPressであれば、適切に限定された権限を編集に関わる人ごとに個別に付与することができるため、サイト運営に多くの人が関わる場合でもスムーズな運営が可能となります。

WordPressのデメリットとは?

メリットについて見てきましたが、続いてデメリットについて見ていきましょう。

サーバーへの設置には技術が必要

WordPressを使って記事を作成したり更新したりする作業にあまり専門的な知識は必要とされませんが、WordPressをサーバーに設置する段階では、どうしてもサーバー管理技術が要求されます。

最低限Linux、Webサーバー、データベース(MySQL)、PHPなどの適切な設定ができなければ、WordPressを動かすことが難しいです。

しかし、レンタルサーバーでは最初からWordPressがインストールされているものも多数存在します。そのため、もしサーバーの設定に不安がある方は、このようなレンタルサーバーを選んでみてください。

込み入ったことをするならWordPress本体の知識が必要

WordPressはテーマやプラグインのおかげで、専門知識が無くてもたいていのことは実現できます。

しかし、そこから一歩進んでテーマやプラグインではできない機能やデザインを実現したい場合には、それぞれの専門的な知識が必要となります。

テーマをカスタマイズするにはHTML/CSSの知識がもちろん必要ですし、それに加えてWordPress自体の構造についての知識が必要となってきます。

同様のことがプラグインでも当てはまります。プラグインで提供されていない機能をサイトに追加したい場合は、一般的なPHPの知識だけでは足らず、WordPress自体の知識が必要となるのです。

つまり、一般的なWeb技術に関する知識に加えてWordPress本体構造にも精通していないと、込み入ったことはできません。

WordPressのシステムとプラグインのアップデートが必要

WordPressは活発に開発されているため、頻繁にシステムをアップデートしなければいけませんが、本体のアップデート自体は管理画面から1クリックで行うことができるため手軽に行うことができます。

問題となるのはプラグインのアップデートです。

WordPress本体のバージョンとプラグインのバージョンが合わない場合、プラグインが正常に作動しなくなることがあります。そのため、本体とプラグインの開発状況をしっかりと把握しておかないとアップデートの時にプラグインが動かなくなるなど予期せぬ事態が起こる可能性があります。

多くの機能をWordPressサイトに追加したいからといって、あまりにも多くのプラグインをインストールしてしまうと、その後のメンテナンスが難しくなってしまうかもしれませんので注意しましょう。

セキュリティのリスク

世界中の4分の1ほどのサイトで使われているWordPressは、その人気の反面、ハッカーが攻撃対象として好むという側面もあります。セキュリティ対策をきちんと行わなければ、本体やプラグインの脆弱性を突かれて思わぬ被害を受けてしまいます。

また、特に注意が必要なのはプラグインです。プラグインによっては開発が滞ってメンテナンスされずに、脆弱性を放置してしまっているものがあります。そのようなプラグインを使い続けているとハッカーに攻撃を受けてしまいやすくなります。

WordPressは専門的な知識が無くてもサイトを管理できるハードルの低さゆえに、どうしてもセキュリティに対する知識・意識が低い運営者が多くなりがちですが、最低限のセキュリティには注意を払ってください。

WordPressはSEOには強い?

WordPressは最低限のSEOがなされていますが、よりSEOにこだわるのであれば不満が出てくるかもしれません。

  • 月間ページなどにnoindexが付与されてない
  • canonical機能が無い
  • XML形式のサイトマップ(sitemap.xml)が無い

これらにもこだわって細かいSEOを行いたい場合、WordPress本体だけでは何かと限界が出てきます。そこで役に立つのがプラグインです。

WordPressにはSEO対策が万全のプラグインが多く開発されており、その中でも無料の「All in One SEO Pack」は有名です。

  • メタタグの自動生成
  • タイトルの自動最適化
  • noindexやcanonicalの適切な付与
  • Googleへの自動的なサイト変更通知
  • sitemap.xmlの生成

これを全てプラグインが引き受けてくれるために、サイト管理者やライターの負担を軽減することが可能です。

WordPressはどのような人が使うべき?

更新頻度の高い企業サイト

プレスリリースやお知らせなど、定期的にユーザーに対して情報発信する企業サイトはWordPressにはうってつけです。Web技術に疎い担当者でも更新作業ができるため、より活発な情報発信へとつながります。

複数人で運用する

外部のフリーライターなどが多く参加して、それぞれに記事執筆を担当させたい場合にWordPressはうってつけです。ライターごとに「自分が担当する記事のみの編集権限」を設定できるため、ライターが仮に不適切な行為を行っても影響を軽減できます。

おわりに

WordPress初心者向けに「どんなことができるのか」「どんなメリット・デメリットがあるのか」などの観点から解説してきました。

「WordPressを使うのは一切技術が必要無い」という考え方は、半分正しく半分は間違っています。

確かに記事を管理するだけであれば高度なWeb知識は問われません。洗練されたエディタが用意されているので、プレビュー機能を使いながらどんな人でも記事を作成・更新できるでしょう。

しかし、どうしても下記のような何らかの専門的知識が必要となります。

  • WordPressをサーバーにインストールする
  • セキュリティ対策を継続して行う
  • テーマ、プラグインではできない込み入った事をする

もしこれからWordPressを使おうと考えているのであれば、この点には十分に注意するようにしてください。

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