2018.04.10アドテクノロジー記事一覧

オーバーレイ広告とは?インタースティシャル広告やポップアップ広告でサイトの評価を下げないために必要なこと

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自社サイトにオーバーレイ広告を掲載されているマーケティング担当者様はいらっしゃいますでしょうか?上手く掲載すれば、コンバージョンに大きく貢献してくれますが、広告掲載の仕方を誤ると自然検索でのキーワード順位を下げかねません。

そこで今回は、オーバーレイ広告関する知識や正しい掲載方法など詳しくご紹介します。

オーバーレイ広告とは?

オーバーレイ広告の例

まず、オーバーレイ広告というものは一体どういうものなのか、詳しく説明します。

パソコンやスマートフォンなどを使って検索をしていると、大きな広告がブラウザを覆いかぶさるように表示された経験はないでしょうか?実はこれがオーバーレイ広告である可能性が高いです。

オーバーレイ広告には、多様なアニメーションが使われていて、画面上を上下に移動したり、ユーザーの動きに合わせて広告を拡大縮小させたり、広告を点滅表示させてクリックを誘発させるようなものがあります。掲載の仕方を誤ったオーバーレイ広告は、ユーザビリティを下げ、自社のブランディング要素に対して悪影響を与えてしまうので注意が必要です。

オーバーレイ広告を表示させる仕組み

オーバーレイ広告は、ヘッダー内に広告タグを挿入することで、ブラウザ上に表示させることができます。しかし、Web広告として誤った運用をされることが多く、どちらかというと嫌われがちです。ちなみに、コンテンツの記事と記事の間に表示されている広告をインライン広告と言います。

ペナルティの危険性について

2016年8月24日水曜日のGoogleのウェブマスター向け公式ブログで、過剰なオーバーレイ広告を規制する発表が行われたことをご存知でしょうか?

1 月 11 日更新:本日より、ユーザーがモバイル検索結果からコンテンツに簡単にアクセスできないページは、これまでよりも低く掲載される可能性があります。すでにお伝えしている通り、この新しいランキング要素は、ランキングに使用する何百もの要素の一つに過ぎません。検索クエリの意図は引き続き重要なランキング要素ですので、関連性の高いコンテンツを含む優れたページであれば、今後も上位にランキングされる可能性があります。

引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ

近年、スマートフォンユーザーによるアクセスが増えたことで、快適に閲覧してもらえるように、モバイルフレンドリーと呼ばれる考え方が浸透するようになりました。

そういった状況の中で本来の広告的機能を逸脱したオーバーレイ広告やインタースティシャル広告(詳しくは、後述を参照)は、ユーザビリティ(サイトの使いやすさ)を低下させ、ユーザーエクスペリエンス(ユーザーがサイト上で得る体験)を妨げることから、検索順位を下げる行為の対象となってしまったのです。

インタースティシャル広告の例と説明

インタースティシャル広告の例

インタースティシャル広告の例

オーバーレイ広告にも色々な種類があり、Webページ巡回時にアプリなどのダウンロードを促すようなフルスクリーン広告のことをインタースティシャル広告と言います。別名、スプラッシュページとも呼ばれていて、コンテンツの閲覧を妨げる広告運用としてGoogleからも評価を下げらます。

インタースティシャル広告には、大きく2つのデザインがあり、目的によって使い分けることになります。

コントラスト

インタースティシャル広告の中でも最も一般的な表示方法で、バックグラウンドカラーをブラックもしくは、灰色等にすることでオーバーレイを際立たせる掲載方法です。見込み客をコンバージョンさせるためのランディングページを別に用意しており、コーポレイトサイトやサービスサイトに誘導することを目的としているなら、コントラストデザインを採用すると良いでしょう。

フォーム

自社で不動産サイトや生命保険サイトを運営しており、見込み客に対して資料請求を促し個人情報を入手することを目的しているならフォーム型のインタースティシャル広告がお勧めです。

こちらは、見込み客を創出するリードジェネレーションサイトを運営するマーケティング担当者に積極的に利用されています。

本格的に導入する際は、インタースティシャル広告に名前や住所などの入力項目を設置しておき、「資料請求する」などのボタンを押すことで、目的とする資料がダウンロードできる仕組みを作成します。フォーム型にすることで、手軽に個人情報を入手することができますが、入力項目を増やせば増やすほど、資料請求の数(目的とするコンバージョンの数)が減ることになります。そのため、最大でも入力項目は、2項目までにしておきましょう。

ポップアップ広告の例と説明

ポップアップ広告の例

ポップアップ広告の例

今までのオーバーレイ広告やインタースティシャル広告は、閲覧しているWebページ内に広告が表示されていました。一方でポップアップ広告は、新たなウィンドウで閲覧中のページに重なって表示するため非常に目立ちます。

インターネット広告の中でも、初期の頃に多用されていた手法でユーザーの行動を妨げてしまうことから大きく問題視されていました。その結果、「ポップアップブロック」と呼ばれる対策が講じられ、広告業界から姿を消しています。Windows98だった頃、頻繁に見かけていたポップアップ広告を見かけなくなったのは、パソコンにポップアップブロックが標準搭載されるようになったからです。

ユーザーに嫌われないオーバーレイ広告の大きさ

掲載の仕方次第で高いコンバージョンが期待できるオーバーレイ広告ですが、どうすればペナルティを受けずに掲載できるでしょうか?

まず、オーバーレイ広告の大きさについて考えてみたいと思います。広告サイズは、自分の裁量で決定するのではなく推奨サイズがありますので、下記の数字を意識して広告のデザインを決定していきましょう。

【ユーザーがWebページに着地したタイミング】
500×300 px
740×500 px
※用途に合わせて、どちらか選択しましょう

【ユーザーがWebページに着地後、しばらしくしてから】
500×300 px
740×500 px
※用途に合わせて、どちらか選択しましょう

【ユーザーがWebページから離脱する瞬間】
900×700 px

大きすぎるオーバーレイ広告は、ユーザーに対して広告の存在をアピールできるものの、結果としてコンバージョン率と費用対効果を下げてしまいます。また、ディスプレイのサイズによっては、広告が表示できなくなってしまう可能性もあるため、必要以上に大きなサイズの広告掲載は控えるようにしましょう。

表示のタイミングの工夫

オーバーレイ広告に限らず、一般的なWeb広告は、どのタイミングで表示させると数多くのコンバージョンを獲得できるのでしょうか。

Webサイトを表示して、すぐ

新規顧客やリピーターに対して、キャンペーンを告知したいのなら、Webサイトを表示したタイミングですぐに広告を表示してみましょう。表示のタイミングとして、最もアピール力があるので掲載内容には細心の注意を払う必要がありますが、上手くいけば大きく売上を伸ばすことができます。

Webページのスクロール後

コンテンツマーケティングを展開しているサイトの多くは、Webサイト内をスクロールした後に、広告表示を行います。

例えば、不動産物件の探し方に関するコンテンツを読むユーザーに対して、「優良の不動産物件を探す方法.pdf」というようなガイド資料をオーバーレイ広告からダウンロードしてもらうことで、コンバージョン率の高い見込み客を効率良く集客できます。

記事コンテンツとフォーム型広告を関連させることで、ユーザーから嫌われることなく個人情報の入手ができます。

特定のアクションを起こした時

ユーザーが特定のアクションを起こした時に最適なタイミングで広告を表示させることができます。ユーザーの必要に応じてWeb広告を表示させることで、高い訴求力のある広告運用ができます。例を挙げると「資料請求する」などのボタンを押すと、個人情報が入力できるフォーム型のWeb広告が表示されるといったものです。

Webサイトへ訪問し、一定時間が経過してから

自社コンテンツに対して理解を深めてもらってから、コンバージョンに繋がる行動を起こしてもらいたい時は、一定時間が経過してからWeb広告を表示することで反応率が高まった状態でコンバージョンさせることができます。

デザインの工夫

オーバーレイ広告のデザインですが、Webデザインにおける基本的な要素を押さえていれば、誰でも見やすい広告を作成することができます。

配置位置

オーバーレイ広告には、入力フォームや画像、テキストなど、色々な要素を取り入れる必要があるため、配置位置に対して下記のように事前にルールを決定しておくと良いでしょう。

【オーバーレイ広告作成時の配置】

  • 見出しは、一番上に表示
  • 入力フォームは、見出し下側の左部分に掲載
  • 入力内容の送信ボタンは、フォーム下側に表示
  • 画像要素は、見出し下側の右部分に配置
  • 広告の外枠は、横幅・縦幅ともに45px空ける
  • 各要素をすべて配置し、全体的な間隔を調整する

自社独自で、コンバージョンの高い配置を見つけていくことで、様々な広告に対して応用できるようになり、新しく広告を作成することになったとしても再度、広告要素の配置からすべて考える必要がなくなります。

見出し

広告のタイトルに該当する部分なので、他の文字よりも大きく表示してください。どんな広告なのか一目で分かるように、訴求したいキーワードをしっかりと押さましょう。

ボタン要素

ボタン画像は、背景色よりも際立つように配色してください。コンバージョン率を上げるための大切な要素なので、ボタンの色を変えたバナーを数個準備し、A/Bテストを行って効果的なボタンを見つけ出していきましょう。

オーバーレイ広告のコピーライティング3要素

どれだけ小さなスペースのオーバーレイ広告でも、訪問者の心を強く訴求する広告文を考えなければいけません。その際に考案するべきコピーは、下記の3要素です。

  • 広告の顔となる見出し
  • コンバージョンを促す補足説明
  • ボタンで使うコピー

「コピーなんて書いたことがない…」という方でも手軽に実践できるコピーライティング術があります。誰でも実践できることに加えて効果的なので、ぜひ使って頂けたらと思います。

行動に対するメリットを提示する

多くのユーザーは、個人情報を入力することを面倒だと考えます。しかし、個人情報を入力することで、現在抱える問題をすぐに解決できるなら何の疑いもなく、すぐに個人情報を入力してくれるでしょう。そのため、ユーザーに対して行動を起こすメリット(今回なら、問題が解決できる)をしっかりと提示してあげ、コンバージョン率を上げましょう。

無料であることをアピールする

ユーザーは、無料の情報が大好きです。広告業界では、割と有名な方法ですが、「無料情報!」とヘッドコピーに入れるだけで、コンバージョン率が大きく上がります。可能なら明日からでも試してみましょう。

短いコピーにユーザーがとるべき行動を書く

例えば、資料請求用の情報送信ボタンを、「送信」と表現しただけでは、コピーが生み出す効力を最大限使えているとは言えません。
こういった小さなスペースでも、「今すぐ物件情報を入手する!」など、ユーザーがとるべき行動を具体的に書くことで意外とクリック率が上がります。

おわりに

敬遠されがちなオーバーレイ広告も運用の仕方次第では、社内の売上に大きく貢献します。Googleがペナルティを与えるのは、過剰な広告表示に対してであり、著しくユーザビリティを低下させてしまうためです。

広告を掲載するタイミングを工夫するだけでも、ユーザーが受ける印象は大きく変わるので、今一度、広告掲載について見直してみてはどうでしょうか。
 

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