2019.06.06インターネット広告記事一覧

リスティングなどの広告運用代行を外注するなら知っておきたい パートナー会社の選び方

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リスティングやSNS広告を運用しようと思ったとき、「自社で行うか」「外注するか」というのは大きな悩みどころです。また、最初は自社で運用していたけれど、効果やマンパワー不足に限界を感じて外注を考える企業もいると思います。

そこで、今回はリスティングの運用代行の外注を検討されている企業の方に向けて、パートナー会社の種類や選び方をご紹介します。リスティングの自社運用と外注それぞれのメリット・デメリットもまとめてお話しますので、今後の広告運用を考える上で参考にしていただければと思います。

広告運用は内製と外注どちらがいいの?

まずは、広告運用の内製(自社で運用すること。インハウスともいう)と外注(広告運用の専門業者に依頼すること)のどちらがいいのか、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

広告運用を内製するメリット・デメリット

メリット

  • 社内にノウハウが蓄積できる
  • 代理店にかかる費用が浮く
  • 社内連携がスムーズで、追加や変更をスピーディーに行える
  • 少額から広告をスタートできる
  • リアルタイムで状況を把握できる

デメリット

  • 初期設定の手間がかかる
  • 人件費などの社内リソースがかかる
  • 業務の引き継ぎが難しい
  • 最新情報を得にくい
  • 問題があったときに、専門的な視点が取り入れづらい

広告運用を外注するメリット・デメリット

メリット

  • 初期設定や管理などをする必要がない
  • サイト改善のアドバイスや、バナー制作まで依頼できる(場合がある)
  • 社内に専門人材を雇う必要がない
  • 過去の実績を生かして、それを踏まえた効果的な提案が受けられる
  • 最新情報を取り入れやすい

デメリット

  • 手数料が発生する
  • 社内ノウハウがたまらない
  • 広告の追加や変更などの対応に時間がかかる場合がある
  • リアルタイムでの状況把握が難しい(場合がある)

結局、どちらを選ぶべきか

まずは試しに広告運用を行ってみたいという企業や、社内に経験者がいる場合、何よりもスピード感を重視する場合は、内製での広告運用のメリットが大きいかもしれません。

しかし、それ以外の場合は、広告運用を専門業者に依頼する方がオススメです。社内で1からノウハウを積み上げるよりも効果を早く実感できますし、社内のリソースも節約できます。また、専門業者のほうが最新の情報を集めやすく、トレンドに合わせた対応が可能になります。また、広告運用するにあたっては広告テキストやバナーの作成も不可欠ですが、それらもすべて自社で行うよりもクオリティが高くなります。

確かに広告運用を外注するデメリットもありますが、費用対効果を考えるとまずは外注からスタートすることをオススメします。

運用代行会社の種類

運用代行の依頼を検討するにあたって、依頼先にどのような種類があるかを把握しておきましょう。それぞれのメリット・デメリットも記載しますので、比較の参考にしてください。

大手広告代理店

いわゆる電通や博報堂など、リスティング広告に限らずあらゆる広告戦略を担ってくれる代理店です。

メリット

広告をまとめて依頼できる

リスティング広告だけでなく、商品やサービスのプロモーション全体を依頼したい場合には、展開力の強さに魅力があります。Webサイトやチラシ・CMなどをまとめて依頼すれば、ブランドの統一感も高く保てます。

デメリット

スピード感に欠ける場合がある

あくまで「代理」店なので、「代理店」からさらに外注されるケースがあります。そのため、代理店から別の会社に毎回依頼内容や修正内容などを伝えることになるので、ニュアンスが伝わりにくく、スピード感にも劣るというデメリットがあります。

運用手数料が高額になる

「代理店」からさらに別の会社へ依頼することになるので、その分運用代行の手数料の割高になるケースがあります。

リスティング運用代行専門会社

リスティング運用代行を専門に請け負う会社です。ノウハウの高さや情報キャッチアップの精度を考えると、非常に強力な依頼先です。ただ、運用代行を行っている企業の中にも、「正規代理店」と「非正規代理店」があるので、比較検討の際はご注意ください。

メリット

リスティングに関する知識と経験が豊富

リスティングに特化しているので、知識と経験が豊富です。最新情報を取り入れながら、適切な運用を行ってくれることが期待できます。

デメリット

サービスの差が企業によって激しい

会社によって受けられるサービスに大きな違いがあり、選び方を間違うと大きな損をしてしまいます。極端に言うと、出稿だけはするものの、細かな調整は行わず放置する…という会社もあります。また、あまり知識がない分野の広告運用となると、的はずれなキーワード選び・広告運用になるケースもあります。

せっかく依頼するのであれば、効果検証を一緒に行ってくれ、広告効果が最大になるよう動いてくれるパートナーを見つけたいものです。パートナーの見極め方のポイントを後述しますので、参考にしてください。

WEBサイト制作 + WEBマーケティング会社

WEBサイトの制作をメインの業務とし、その流れでマーケティングも行ってくれる会社です。サイト作成から依頼を考えている場合は、スムーズに広告出稿まで行えます。

メリット

クリエイティブの改善もできる

LP制作やバナー制作も依頼できるため、広告内容と親和性が高いクリエイティブができるのがメリットです。

デメリット

サービスの差が企業によって激しい

実は、Webの制作関連がメインのサービスでリスティング運用がメインのサービスではないため、経験や知識が豊富でない場合があります。

また、リスティング部分については、別会社に依頼している可能性もあります。リスティング広告の技術をどこまで有しているかは、事前にチェックしましょう。

料金体系は?

リスティング広告の運用代行手数料は、代理店や提供されるサービス、あるいは広告料に応じて異なっています。一般的には、「広告出稿費用の一律20%」など、広告費に対する割合で設定している企業が多いです。それに加え、初回は登録費用として別途料金が発生するケースもあります。

中には、広告費の10%など安さを売りにしている業者もありますが、その分受けられるサービスは劣る可能性が高いです。料金の安さにとらわれず、しっかり成果を出してくれるかという目線で比較することが重要です。

他にも、広告費に限らず手数料を一定とする「固定報酬制」や、問い合わせや購入などのコンバージョンの数によって手数料が変わる「成果報酬制」をとっている場合もあります。あるいは、これらを組み合わせて料金プランを作っている企業もあります。

また、広告運用の成果によって料金が変わる場合は後払いになりますが、初期登録費用や固定報酬制の場合は前払いを指定されるケースも少なくありません。請求書で売掛ができることは、キャッシュフローの観点からも有利に働きます。支払いをスムーズに行うためにも、料金と合わせて支払のタイミングも確認しておきましょう。

良い外注パートナーとは?

いいパートナー会社を選ぶことは、広告運用の成果に大きな影響を与えます。たくさんある運用代行会社の中から、いいパートナーを見つけるための条件をご紹介します。

運用代行をする業界の知識が豊富

運用代行会社によっても、得意なジャンルとそうでないジャンルがあります。大きくB to BとB to Cで分けて考えてみると、広告のターゲットも、好まれるクリエイティブの方向性も大きく変わります。ターゲットの目線から考えたときに、ちょっとずれたキーワードを選定される可能性もあり、それではせっかく依頼したのにもかかわらず成果が少なくなってしまいます。

もちろん、すべてのジャンルに精通していて、幅広く事業を展開している代行業者もいるはずですが、基本的には自社のサービスや商品の属する業界についての知識が豊富なパートナーを選ぶようにしましょう。

運用代行を依頼したい事業と同ジャンルの事例が豊富

効果的な広告運用を行うためには、実績と経験が肝心です。広告展開を考えている事業と同ジャンルの事例を豊富に受け持ったことのある会社の方が、そのノウハウを寺社に生かして効率的に運用してもらえます。社内で運用するよりも高い成果が得られることを実感できるでしょう。

Yahoo!とGoogleの正規代理店である

代理店を見きわめるポイントとして、一定の広告運用実績がある場合に認められる「正規代理店」であるかどうかという点があります。広告費に左右される部分も大きいので、正規代理店や高いグレードだから良い代理店とは限りませんが、信頼できる業者を見きわめる基準として使ってみてください。

もちろん、GoogleやYahooの実施している試験に合格している資格保持者がいるということは、それだけリスティング広告に関する知識が豊富なスタッフが揃っているということです。高いレベルの運用を求めるのなら積極的に確認してみましょう。

LPやバナーの制作も一緒に行える

リスティング広告の運用だけでなく、ランディングページやバナーの制作まで行える会社であれば、マーケティング全般を一緒に考えるパートナーとして非常に強い味方になってくれます。

また、1社に運用代行と制作を依頼できるので、社内担当者の負担を大きく減らすことができますし、スムーズに連携を取ることができます。さらに、外注先内で広告運用チームと制作チームがそれぞれの知見を出しながらPDCAサイクルを回すことができるので、効果的な広告運用が期待できます。

選定の際に気をつけたいポイント

最後に、パートナー会社を選ぶ際に気をつけていただきたいポイントをご紹介します。

自社アカウントでの運用か?代理店アカウントでの運用か?

広告運用を依頼する際に、自社アカウントを代理店が利用する形で運用するか、代理店のアカウントで運用するかは大きな違いです。代理店が「今までのアカウントを引き継いで改善します」というケースでは、現状維持だけでさらなる効果は見込めないかもしれません。

アカウントの開示はあるか?

代理店のアカウントで広告運用する際、その内容をどのように共有してくれるかも確認すべきポイントです。中には、「ノウハウの流出を避けるため」等の理由で、アカウントを不開示にしている業者もいます。

運用代行を依頼するので、管理権限まで得る必要はありませんが、少なくとも閲覧権限は付与されるべきです。そうでなければ、どのような広告が出稿されているのか、適切な運用がされているのかというチェックが果たせず、業者側がサボっていても気づくことができません。

レポートの内容は詳細か?

定期的に広告運用の成果をレポートするサービスがあるかどうかは、最低限確認しておきましょう。

最低でも月1回、詳細なレポート(キーワードや広告ごとの成果)を作成してくれる業者を選ぶと良いです。状況を確認し、今後の方向性をすり合わせるための大切な資料です。自分では情報を読み取るのに不安がある場合は、定期的な訪問やチャットなどで担当者と直接話せるかどうかも選定基準になるかもしれません。

中には、毎月請求書を送るだけ…とう業者や、成果に関する報告がなかったという業者もあるようです。広告効果を検証する上で、データは不可欠です。データをもとに、一緒に対策を考えてくれるパートナーと出会えるといいでしょう。

窓口の対応は速いか?

Web広告は、スピードが命です。リアルタイムでデータを取得できるという強みもあるため、そのデータを使ってPDCAを回すことで改善を続けることができます。

このスピード感を最大限に活かすためにも、担当者のレスポンスの良さは大切です。担当者のレスポンスの速さは、代理店全体のスピード感にも通じます。対応が遅いということは、それだけ業務が多く、1件1件まで手が回っていないことを意味します。

問い合わせへの返答速度なども意識して、比較検討しましょう。

改善提案は多いか?

リスティング広告は、出稿して終わりではなく、日々改善を続けながら運用していく必要があります。現状を良しとせず、積極的に改善提案を行ってくれる業者であれば、心強いパートナーとして良い関係が築けます。

単にこちらの言い分をすべて承諾するのではなく、時には厳しいこと(このサイトでは売上が伸びない、別の広告を検討すべき等)を言ってくれる担当者であれば、一緒に改善を続けることで売上につながってくるはずです。

おわりに

広告運用を良い業者に依頼することで、社内コストをおさえて広告成果を高めるという一石二鳥の効果が得られます。信頼できるパートナーを選ぶために、この記事を参考にしていただければ幸いです。

当社も、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告など、Webサイトに合わせた最適な広告運用を代行しています。社内でLPやバナー制作も行っていますので、リスティング広告の運用代行におさまらない効果改善提案が可能です。

リスティング広告の運用代行をご検討されている方は、お気軽にご相談ください。

 

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