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人事評価システムとは?基礎知識からデジ研おすすめのツール15選までご紹介

2023.07.27 業務効率
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人事評価は人事関連の業務の中でも、特に複雑で手間がかかる作業です。また、人材を評価するという業務特性上デリケートな要素も大きく、慎重な判断と煩雑な作業が求められ頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、それらの作業を効率化できるツール「人事評価システム」について、その概要や選定ポイントを解説します。デジ研おすすめの人事評価システムも15点ご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

人事評価システムとは

まずは、人事評価システムとはどのようなツールなのかをご説明しましょう。

人事評価システムとはどんなツール?

人事評価システムとは、人事評価業務にともなうデータ分析や評価シートの作成や、目標管理などの作業を一元管理し、自動化するITツールです。ツールの提供形態としては、主にクラウド型・オンプレミス型の2つに分けられます。

人事評価システムでできること

データを集計した上で分析を行ったり、評価項目を設定したりする作業は、これまですべて人の手で行ってきました。それらの煩雑な作業をツールが自動で行ってくれるため、作業自体の効率化とスムーズな人員配置・人事異動を叶えられます。

人事評価システムの導入メリット

人事評価システムを導入することで、どのような利点が得られるのでしょうか。ここでは、企業が人事評価システムを導入するメリットをご紹介します。

人事業務全般を効率化できる

これまで紙の書類で作成してきた評価シートの作成や配布、集計・分析などをツールが自動で行ってくれます。煩雑な作業から解放され、より重要な評価業務に集中する時間を確保できるでしょう。

このように、業務にともなう定型作業が自動化できるため、労働時間の短縮や人件費削減などの実現も期待できます。

人材配置の適正化

ツールの力を借りて人事評価を公正に行えることで、従業員の強みが明確になります。これは、人材配置の最適化にも役立つでしょう。従業員が持つスキルに合った現場への配置が可能となるため、業務自体の生産性向上も見込めます。

また、客観的な人事評価によって人材マネジメントの適正化も図れます。長期的な人材育成にも、多くのメリットをもたらすでしょう。

客観的な評価ができる

ツールの自動分析による評価基準を取り入れることで、各従業員のスキルや実績に基づく人事評価につなげられます。評価する側の主観的な目線に頼らずに済み、評価自体をより公正なものにできるでしょう。

人事評価システム導入時の注意点

人事評価システム導入におけるメリットをご紹介しましたが、導入に際しては同時に注意したい点もいくつかあります。

導入までの準備が大変

人事評価システムは、何も下準備のない状態で導入するには適さないツールです。検討段階で、運用業務の範囲や導入するチームを決めておくことなどが必要でしょう。また、従来の評価制度をシステムに合わせて見直したり、これまでと異なる運用フローを取り入れたりする必要も出てきます。評価シートのフォーマットなども、従来のものから導入システムに合わせて変えなければならない可能性があるでしょう。

このため、導入や運用開始までには一定の期間を設け、計画的に準備を進める必要があります。無料の試用期間を設けている人事評価システムを活用するのも、1つの手でしょう。

初期コスト・運用コストが高め

人事評価システムを新規導入するとなると、初期費用がかかります。また、運用開始後の維持管理にも費用が発生します。

また人事評価システムは単一機能ではなく、人事管理やタレントマネジメントなども行える多機能なツールであることが一般的です。高機能・多機能なツールはそれだけ多くの費用がかかりますので、自社における費用対効果を慎重に検討しましょう。

人事評価システムが役立つ業務

人事評価システムを導入することで、どのような業務の助けとなるのでしょうか。ここでは、人事評価システムが役立つシーンについてもご紹介します。

採用活動

人事評価システムによる客観的な人事評価が実現すれば、既存社員のスキルや評価をすぐに確認できます。どんなスキルを持った人材が不足しているかも可視化されるため、新規採用活動にシステムのデータを活用できるでしょう。

評価面談

各従業員との評価面談をする際にも、人事評価システムのデータを基に評価内容を説明できます。説得力のある伝え方ができるだけでなく、評価面談シートを活用した面談内容の管理も可能です。また面談の場でそのまま評価面談シートが作れるため、シートを管理する側の負担も低減できます。

タレントマネジメント

人事評価システムは、タレントマネジメントにも活用することができます。人事評価の公正化によって各従業員の本来の強みが把握しやすくなるため、人材の最適な配置にも役立つでしょう。各従業員の意欲向上につながったり、離職を防いだりする効果も期待できます。

人事評価システムを選ぶポイント

人事評価システムを新規導入する際は、自社に合ったツールを選ぶことも大切です。ここでは、人事評価システム選定時のポイントをご紹介します。

提供形態はクラウド・オンプレミスのどちらか

人事評価システムの提供形態には、先に述べたとおりクラウド型・オンプレミス型の2つがあります。

クラウド型はインターネット環境さえあれば時間帯や場所を問わず利用可能という利点がありますが、カスタマイズ性には乏しいという特徴があります。

オンプレミス型はカスタマイズの自由度が高い反面、新規導入時のコストや手間が多くかかります。自社ではいずれを選定すべきか検討し、合った提供形態を選定しましょう。

自社の課題解決に見合った機能を備えているか

さまざまな人事評価システムがありますが、機能は各ツールによって異なります。人事業務における自社の課題をあらかじめ明確にしておき、解決につながる機能を備えたツールを選びましょう。

セキュリティ性やサポート体制の充実度も確かめる

人材に関する情報を管理する人事評価システムでは、重要な個人情報も多数管理することとなります。それに見合ったセキュリティ性の高さや、万が一トラブルが発生した際のサポート体制が充実しているかどうかも欠かせないポイントです。

デジ研おすすめの人事評価システム15選

ここでは、デジ研が厳選したおすすめの人事評価システムを15点ご紹介します。それぞれの特徴などを比較検討し、導入やお試しにお役立てください。

カオナビ

費用 見積依頼が必要
特徴 人手不足やテレワーク推進、生産性対策など近年の労働環境における課題を見据えた人事評価システムです。人材情報の可視化や一元化、業務効率化のみならず、経営サイドの意思決定まで総合的に支援します。

公式サイト

ヒトマワリ

費用 スタートプラン:月額10,000円~
スタンダードプラン:月額60,000~ など
特徴 組織・人材・経営陣の連携を図り、人事のマスターデータを構築・活用することで「戦略人事」を実現する人事評価システムです。初期費用が無料なので、導入時のコストを抑えたい企業には特におすすめです。

公式サイト

HITO-Talent

費用 要問い合わせ
特徴 タレントマネジメントに特化した人事評価システムです。多彩な管理項目を備え、自社に合わせた設定変更が自由に行える点が特徴。目標設定や管理に役立つワークフロー機能も備えるなど、多くの機能で大企業から高い支持を得ています。

公式サイト

あしたのクラウド

費用 見積依頼が必要
特徴 人事システムのシェアNo.1やさまざまな賞を受賞し、導入実績4,000社超を誇る人事評価システム。クラウドサービスとしては異例の高いカスタマイズ性や、創業12年で培った充実のサポート体制が魅力です。

公式サイト

ヒョーカクラウド

費用 月額30,000円~
特徴 Excelや紙書類で運用してきた従来の人事評価を、そのままクラウドに移行可能な人事評価システムです。人事に関する評価基準を可視化して一元管理でき、業務効率化にとどまらず人も企業も成長できる組織作りをサポートします。

公式サイト

HRBrain

HRBrain

費用 要問い合わせ
特徴 人事評価だけではなく、タレントマネジメント機能も備えているシステムです。管理している人材のデータを可視化できるほか、使いやすい・わかりやすい評価プロセスで構築されています。

公式サイト

人事評価ナビゲーター

人事評価ナビゲーター

費用 月額5,500円~
特徴 評価表の提出や進捗状況の確認、データの集計などを一元管理することができる人事評価システムです。現役コンサルタントの着眼点を踏まえた、独自の機能が搭載されていることから、最適な評価を行うことができます。

公式サイト

HRMOSタレントマネジメント

HRMOSタレントマネジメント

費用 要問い合わせ
特徴 人事評価を行う上で必要となる人事データベース・目標評価管理・1on1機能・組織診断サーベイ・個人コンディションサーベイ・レポート機能などが搭載されているシステムです。導入後も手厚いサポートを受けられることから、長期間使い続ける企業が多くあります。

公式サイト

CYDAS PEOPLE

CYDAS PEOPLE

費用 要問い合わせ
特徴 目標管理や360度評価、コンピテンシー評価など、さまざまな評価方法に対応している人事評価システムです・評価にかかわる工数を削減したい・プロセスを可視化したいといった方から高い支持を得ています。

公式サイト

Skillty

Skillty

費用 要問い合わせ
特徴 キャリアパスを実現するために必要なスキルの可視化や、スキルギャップの明確化が実現できる人事評価システムです。様々なスキルを高めることができることから、従業員の能力向上に貢献します。

公式サイト

スマカン

スマカン

費用 要問い合わせ
特徴 人事・人材育成の分野で30年以上の実績を持つ人事評価システムです。人事評価や評価ルートを構築するワークフローのほか、組織図などを作成することができるため、人事評価やタレントマネジメントまで実施することができます。

公式サイト

SmartHR

SmartHR

費用 要問い合わせ
特徴 評価シートの作成から集計までをワンストップで完結することができる人事評価システムです。評価者による評価のばらつきを防ぎ、公平な評価を実施することができるように客観的なデータに基づいて評価することができます。

公式サイト

BizForecast HR

BizForecast HR

費用 要問い合わせ
特徴 インターフェースがExcelに似ていることから、違和感なくデータの入力ができる人事評価ツールです。単体でも利用可能ですが、同社が提供しているツールと連携することでより多くの管理ができるようになります。

公式サイト

タレントパレット

タレントパレット

費用 要問い合わせ
特徴 分析機能が豊富で、育成や異動・配置検討・離職防止にも活用することができる人事評価システムです。社員のスキルや経験値などを可視化し、必要な時にすぐ確認できるため、高い操作性を有しています。

公式サイト

シナジーHR

シナジーHR

費用 基本料金:月額200円/ユーザー
サンクス:月額200円/ユーザー
スキル:月額300円/ユーザー
評価:月額500円/ユーザー
面談:月額200円/ユーザー
意見:月額200円/ユーザー
特徴 マニュアルが不要で、シンプルなUI/UXが実装されていることからコンピュータの操作が苦手な方でもデータを入力することができる人事評価システムです。評価シートの入力や完了などを一目で確認することができるほか、人件費のシミュレーションも実施することができます。

公式サイト

おわりに

今回は、人事評価システムの概要や役立つシーン、ツール選びのポイントやおすすめツール15選をご紹介しました。

紙やExcelでの人事評価管理からツールへ移行すれば、それだけで大幅な業務効率化が図れるでしょう。しかしそれだけでなく、適正な人材配置や従業員のモチベーションアップといったメリットまで人事評価システムはもたらします。

自社が人事評価システムに何を求めているかをあらかじめ明確にし、最適なツール選びに役立ててみてください。

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