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Cookieとは?仕組みと種類、利用の注意点について

2019.03.25SEO記事一覧
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WEB担当者なら、必ず耳にしたことがあるであろう「Cookie」という用語。しかし、具体的な仕組みやメリットについて、どのくらい正しく把握していますか?

Cookieは、ログイン状態の保持や買物カゴの中身の維持など、WEBサイトの利便性を高めるためにさまざまな場所で使われている技術です。リターゲティング広告に使われるなど、マーケティング面でも欠かせない存在です。

しかし、EUでGDPR(EU一般データ保護規則)が施行され、Cookieも保護対象の個人情報に含まれるようになりました。便利な技術なので積極的に取り入れたいという一方で、取り扱いに注意も必要です。

今回は、Cookieについての基本的な知識や利用法について今一度整理してお伝えします。「今さら人に聞けないと思っていた」という方こそ、学び直しのきっかけにしてください。

Cookieとは?

Cookieとは、特定のページを訪問した履歴やログイン情報などの入力内容を記録する仕組みのことです。この仕組を使うことで、同じサイトを複数回訪問した際に同じブラウザ(ユーザー)であるとわかります。

Cookieには固有のCookieIDが記載されているので、そのIDで識別することで固有ブラウザであることを認識することができるのです。

あるサイトにアクセスした時を考えてみましょう。まず、WebサーバーからブラウザにCookieが送られ、保存されます。すると、次回同じサイトにアクセスした際に、ブラウザ上のCookieがサーバーに送られ、サーバー上のユーザー情報と照らし合わせてひも付きます。

Webサイトを便利に活用するために、そしてユーザーの情報をマーケティングに活用するために、無くてはならない技術と言えます。

Cookieとキャッシュの違い

Cookieとよく似た概念に、「キャッシュ(cache)」があります。キャッシュとは、何度もみるWebページについて、2回目以降に表示するスピードを早くし、快適なプラウジングをサポートする技術です。ページ内の画像やアイコンなどを一時的にパソコン内に保存し、それを読み込むという仕組みです。

Cookieには個人情報が保護されるので、公共のパソコンを使った場合や、個人情報を保存したくないという場合にはその都度削除するほうが望ましいです。Cookieをブロックする方法もありますが、ネットショッピングなどを利用する上では非常に不便になるので、適宜使い分ける必要があります。

一方、キャッシュはページに含まれるデータ情報なので、あまり深刻に考える必要はありません。しかし、キャッシュを貯めたままにしているとパソコンやアプリの動作が重くなるというデメリットがあるので、快適なブラウジングのためにも適宜削除するほうがいいでしょう。

Cookieによるメリット

先述の通り、Cookieはユーザー、マーケター双方にメリットのある仕組みです。具体的にはどのようなメリットが有るのか、それぞれの目線からまとめてみます。

ユーザー目線からのメリット

Webサイトを快適に閲覧するという観点に置いて、Cookieの果たしている役割は非常に大きいです。

例えば、TwitterやInstagramなどのSNS、ログインが必要な各種サービスを考えてみてください。一度IDとパスワード(アイパス)を入力してしまえば、しばらくしてからアクセスしても、ログイン状態は保持されていて、いちいちログイン情報を入力する必要はありません。これは、Cookieにログイン情報が記載されているおかげです。

また、ECサイトを考えてみると、買い物かごの履歴もCookieによって保存されています。買い物の途中でページを離脱しても、再度アクセスしたときにカートの中身がそのままで、買い物をスムーズに続けられたという経験がある方も多いはずです。

このように、さまざまなWebサイトを閲覧する上で、Cookieが有効になっていないと不便なことばかりです。その一方で、情報が漏洩したり読み取られる可能性もあるので、公共のパソコンや人と共有するパソコンの場合は、Cookieを無効にしたり削除するなどのリテラシーが求められます。

検索結果のパーソナライズ

Google検索を利用していると、「同じキーワードで検索したときに自分と他の人の検索結果が異なる」ことがあります。これは、Cookieを利用してパーソナライズド検索が行われているからです。

サイトを訪問した履歴が記録されるので、「以前も訪問していたこのWebサイトを探しているのかもしれない」と判断され、検索結果に影響を与えるのです。そのため、より早く目的のサイトを見つけ出すことができます。

WEBマーケター目線からのメリット

アクセス状況を解析できる

Webサイトを運営するにあたって、アクセス解析は必須の工程ですよね。ページの遷移やセッション数などの細かいユーザー分析をできるのは、Cookieを利用しているからです。

リターゲティング広告・ターゲティング広告に活用できる

広告配信という観点からも、Cookieは重要な役割を果たしています。

自社サイトに訪れたことがあるかどうかをCookieに保存された情報をもとに判断することができます。この情報を使うことでリターゲティング広告の配信が可能になり、自社サイト以外のページを見ているユーザーに対して、的確に広告を表示することができます。

ブラウザでの行動データを記録することで、年齢性別や趣味嗜好とブラウザがひも付きます。このおかげで、ユーザーの属性や志向に合わせてより訴求できる広告を表示する行動ターゲティング広告が利用できます

提供する情報を変えられる

Cookieを使って訪問情報が把握できれば、提供する情報を出し分けることができます。

例えば、始めてサイト訪問したユーザーに対しては「はじめてまして」というごあいさつを表示し、2回目以降のユーザーに対しては「いつもありがとうございます」という文章を表示することも可能です。

ECショップであれば、女性と想定されるユーザーに女性向けの商品、男性と想定されるユーザーに男性向けの商品をレコメンドするという使い方もできます。

Cookieの仕組みや特徴

Cookieは、ユーザーとしても、マーケターとしても非常に便利な仕組みです。では、どのような仕組みでCookieは構成されているのかについて説明します。

Cookieの仕組み

Cookieの正体は、小さなサイズのテキストファイルです。あるWebサーバーに初めて接続したときに、コンピューターの中にそのサーバー専用のCookieファイルが作成されます。

Cookieの構成にはルールが定められていて、その範囲内でどのような情報を保存するかを定義します。設定できる値としては、以下があります。

name

設定する際の必須項目です。ブラウザに保存したいCookie名を指定します。

value

設定する際の必須項目です。CookieIDと紐づけて、ブラウザを認識させたり、訪問回数を記録したりできます。

max-ageあるいはexpires

Cookieの有効期限を指定します。この項目を省略すると、一時的なCookieとして扱われ、ブラウザを閉じるとCookieが無効になります。詳しくは後述します。

domain

Cookieが発行されるドメインを指定します。特定のドメイン下でCookieを発行したいときに使います。

path

Cookieが発行されるパスになります。特定のパス下でCookieを発行したいときに使います。

secure

アクセス先が安全なサイトのみCookieを発行する設定ができます。セキュリティー上、必ず設定しておきたい項目です。

Cookieの有効期限

先述の通り、Cookieには有効期限を定めることができます。Cookieはあくまで一定期間情報を保存するための仕組みなので、無期限に保存することはできません。max-ageあるいはexpiresのタグを使わなかった場合、ブラウザを閉じた時点でCookieは削除されます。

また、現在は2038年問題(ブラウザで2038年以降の日付が処理できなくなる問題)があるので、最長で2038年までしか設定できません。

Cookieの種類

Cookieには、1st party Cookie(ファーストパーティーcookie)と3rd party Cookie(サードパーティーcookie)の2種類があります。大きな違いは、発行元です。

1st party Cookie(ファーストパーティーcookie)

ユーザーがアクセスしているドメインが発行しているCookieのことをファーストパーティーcookieと言います。ユーザーにブロックされにくいので、トラッキングや効果測定の精度が高いのが特徴です。

その一方で、ドメインごとにしかCookie付与ができないため、サイト横断ができないというデメリットもあります。

3rd party Cookie(サードパーティーcookie)

訪問しているサイト以外のドメインから発行されているCookieのことをサードパーティーcookieと言います。サイトドメインにかかわらずに付与できるので、横断的な対応が可能です。

具体的には、バナー広告を考えると分かりやすいと思います。サイトにバナー広告が設定されている場合、その広告はサイトのドメインではなく広告サーバーから配信されています。このCookieは、サードパーティーCookieとなります。

横断対応が可能ではありますが、Cookieの持つデメリットを懸念してサードパーティーCookieをブロックするブラウザが増えているため、広告活用や効果測定の面で精度が低くなってしまうという特徴があります。

Cookie活用の注意点

ユーザーとしても、マーケターとしてもCookieは必要な技術ですが、活用する上ではさまざまな問題があることを把握しておく必要があります。

プライバシー問題

特に、サードパーティーCookieにおいて重要な問題です。サイトを横断してCookieを発行できるので、個人を特定して行動をトラッキングできる技術だからです。このおかげで、リターゲティング広告や行動ターゲティング広告を出稿できるのですが、プライバシー保護の観点から問題視する声も上がっています。

インターネットを介してやり取りされる情報は膨大なものになっていることから、個人情報を保護する動きが世界的に高まっています。2018年にはGDPR(EU一般データ保護規則)が施行されました。GDPRとは個人データのEU域外移転が原則禁止される規則で、違反時の制裁金の高さから、GDPR対応を検討する日本企業も増えています。

そして、このGDPRで保護される個人データの対象の一つに、Cookieを始めとするオンライン識別子も含まれています。ほかのデータと組み合わせることで個人識別につながる可能性があると認識されているのです。

ユーザーに向けての試みとしては、プライバシーポリシーでCookieについて触れる、不必要に長期間のCookie保存を行わない等の対策が考えられます。

EU圏内に支社があったりユーザーがいたりという条件を満たさなければ、GDPRの対象として保護対策を行う必要はありませんが、Cookieを利用する上ではプライバシー保護の重要性もあるということを認識しておきましょう。

セキュリティー問題

Cookieにはさまざまな情報が記録されるので、非常に便利に活用できます。その一方、Cookieの情報が漏洩したり盗まれたりした場合のリスクも非常に大きいです。第三者に勝手にログインされ、不正利用されてしまうかもしれないからです。

セキュリティー問題を考える上では、https化(SSL化)とsecure要素の活用が重要です。

https化とは、SSLと呼ばれる技術で通信を暗号化する技術のこと。万一、サイトからの情報が漏洩した場合にも、暗号化されているので内容が判別されない状態にすることができます。

https化(SSL化)についての詳しい解説は、以下のページをご覧ください。

さらに、Cookieの要素にsecureを設定すれば、アクセス先が SSL対応済み などのような安全なサイトの場合のみCookieを送信する設定にできます。ドメイン、パスの情報が一致したとしても、アクセス先が安全とみなされないと、Cookieが送信されないので、万が一の場合のリスクを最小限に抑えられます。

Cookieを活用したいのであれば、この2点については忘れずに対応しておきましょう。

ユーザーに与える印象問題

Cookieは非常に便利な仕組みですが、サードパーティーCookieなどでユーザーが気づかないうちに書き込まれていると、ユーザーとしては「プライバシーが侵害された」「ネット利用が心地悪い」という印象を持ちます。実際、しつこいリターゲティング広告に不快感を持った経験がある方もいるはずです。

AppleのブラウザSafariには、ITP(Intelligent Tracking Prevention)という機能が備わりました。これは、機械学習を用いてCookieを判別する技術で、アクセスがない場合、短期間で3rd party Cookieが切れるように設定されています。このように、ユーザーが望まないトラッキングを防ごうという仕組みがブラウザにも取り入れられています。

ユーザー側からもCookieの削除やブロックは可能です。しかし、せっかくCookieを設定していても、ブロックされてしまっては想定する効果が得られません。心象を悪くしてしまえば、会社やサービスの印象まで損なってしまう可能性もあります。適切な利用ができるように心がけたいですね。

おわりに

Cookieは、非常に便利な技術です。細かい仕組みを知らないまま利用していた方もいるかもしれませんが、この機会に仕組みを理解し、マーケティングに役立ててください。

 

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