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このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開されていた記事であり、2014年12月にデジタルマーケティング研究所へ統合されました。
リスティング(PPC)広告と自然検索(オーガニック)での上位表示を目指すSEOはよく比較されます。「どちらに予算をつぎ込むべきか」と悩むマーケティング担当者の方も多いのでは無いでしょうか。
商用サイトでは「PPCだけ」「SEOだけ」はどちらもナンセンス
結論から言ってしまうと、PPCとSEOを二者択一にしてしまう時点で間違いです。WEBサイトに対してSEM(Search Engine Marketing ≒ キーワードマーケティング)を考える上ではどちらも重要な施策ですし、相互に関係し合うべきです。同じキーワードマーケティングでも両者の性質は大きく異なります。
詳しくは以下の表をご覧ください。
|
PPC広告 |
オーガニック |
ユーザーのリテラシー |
低い |
高い |
購買に対する緊急度 |
高い |
低い |
経済的コスト |
高い |
低い |
時間的コスト |
低い |
高い |
サイトのチューニング |
不要(ペラ一でもOK) |
要(ボリュームが重要) |
コンテンツボリューム |
ペラ一でもOK |
情報量も重要 |
ページデザイン |
画像中心 |
テキストが必要 |
日本の場合これにさらにGoogle(Adwords)、Yahoo!Japan、Bing(Yahooリスティング、スポンサードサーチ)それぞれのユーザー特性を加味して考える必要があります。商品・サービスの特性に合わせてコスト配分を考えることはもちろん、SEOは時間かかる(「
時間の概念」が存在するため)ことを加味して初期はリスティングに厚めに予算を投下しつつリンクビルディングを行う、などの工夫が必要です。
まずはPPCでキーワードを見極める
商品・サービスとキーワードのマッチングを確認し、効果測定の場とするには、すぐに開始できるPPCが最適でしょう。そこで成功した(コンバージョンが上がった)キーワードを中心にSEO用のサイト構成を考えていくことは常套手段といえます。但し上の表の通り広告をクリックしてくるユーザー層とそれを無視して自然検索結果を見る層では特性が異なることに注意してください。
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2014年12月までディーエムソリューションズ株式会社SEO対策チームに所属。「SEOは実装」を信条に、コミュニケーションを重視するスタイルで数多くのサイトのコンサルティングを手がける。内部施策に関して造詣が深く、「SEOまとめ」というtwitterアカウントを通じて日々情報発信を続けている。
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SEOまとめ