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【企業向け】コンセプト設計&サイト設計で成果に繋がるサイトの作り方

2022.08.01 Web制作
【企業向け】コンセプト設計&サイト設計で成果に繋がるサイトの作り方
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新しく企業のサイトを作ることになったけど、何からどうやって進めれば良いかわからない。どういうサイトを作ればお問い合わせを増やせるだろうか・・・。と悩んでいるご担当者も多いのではないでしょうか。

今回は、企業のサイトを作る際に知っておきたい基礎知識から、成果に繋がるサイトを作るための設計・方法についてご紹介します。

本記事での「企業のサイト」とはコーポレートサイトに限らず、企業が運営するブランドサイトやECサイト、サービスサイト、オウンドメディアサイトなど、ビジネスツールとしてのサイトを広く指しています。

これからサイトを作る方、成果が出なかったので1から作り直したい方など、ぜひ幅広いサイト作りにお役立てください。

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サイト作りで失敗しないための心得

情報化社会となった現代では、企業にとってサイトは持っていて当然の重要なビジネスツールとなっています。

このような状況下で、とにかくサイトを作れば良いのだと表面的に捉えてしまう企業もあります。残念ながらその時点で企業のサイト作りは失敗です。なぜならサイトを作ることが目的となり、多くの場合はユーザーのことを無視した一方的に情報を発信するサイトができあがるからです。

企業は作ったことに満足してサイトを放置。ユーザーはそんなサイトに惹かれることもなく、結局はお問い合わせや申し込みが増えず、ただそこにあるだけの価値のないサイトになってしまう。これがよくある失敗パターンです。

サイト作りで失敗しないためには設計のプロセスが必須です。日々の業務に追われるご担当者には、時間がない・・・面倒・・・と思われてしまうかもしれませんが、設計なくして成功はありません。せっかく時間と費用と労力をかけて作るサイトですので、ぜひ成果に繋がるサイトにしてください。

自社で作る?制作会社に依頼する?それぞれのメリットとデメリット

サイトの作り方としては、自社で作る方法と制作会社に依頼する方法の2つがあります。それぞれのメリット・デメリットとどのような方におすすめかをまとめます。

自社で作る場合(WordPress、テンプレートを利用する場合)

メリット

  • 自社に専門的なスタッフがいなくてもサイトを作ることができる
  • 無料のテンプレートもあり低価格で作ることができる
  • テンプレートなので短期間で作ることができる

デメリット

  • SEOに弱いサイトになってしまう可能性がある
  • 第三者からのアドバイスがないと自己中心的で一方的に企業が伝えたいことを入れただけのサイトになってしまう可能性がある
  • リソースが不足していると担当者の負荷が大きい

こんな人におすすめ

  • とりあえず名刺代わりのサイトがあれば良い
  • 審査用にとりあえずサイトが必要
  • あまりデザインやシステムにこだわりはない

制作会社に依頼する場合

メリット

  • オリジナルのプランであれば細かい要望を実現したサイトを作ることができる
  • SEOに強い制作会社であれば集客力の高いサイトを作ることができる
  • プロの目線、第三者の目線が入り、自社では気づけていなかったような魅力をアピールできるサイトになる
  • 困ったら相談できる相手がいる
  • 社内リソースがなくてもサイトを作ることができる

デメリット

  • 費用が高め
  • 公開まで時間がかかりがち

こんな人におすすめ

  • サイトからのお問い合わせを増やしたい
  • ブランディングで他社と差別化したい
  • コンセプトやコンテンツなど提案してもらいたい
  • デザインやシステムにこだわりがある
  • リソースが無い

自社で作るか制作会社に依頼するか迷われている方は、以下の記事も併せてご覧ください。

ホームページ制作の外注費用や集客が成功する制作会社の選び方

サイト制作の費用感

自社で作る場合(WordPress、テンプレートを利用する場合)

  • 例えばWordPressであれば無料のテーマもある
  • 有料でも1万円以下や数万円など低価格のものも多数ある

費用面では魅力的ですが、機能が限られたり、セキュリティ面が弱かったりデメリットもあるためテーマやテンプレートは慎重に選定する必要があります。

制作会社に依頼する場合

  • サイトのボリューム(ページ数)やシステム開発の有無で数10万〜1,000万円越えまで大きな差がある
  • 制作会社によって大きな差がある

安価な制作会社を選ぶとクオリティが低く結局すぐに作り直しになる可能性もあるため、価格だけを選定基準にしない方が良いでしょう。

必須の費用

自社で作る場合も、制作会社に依頼する場合も、どちらにしてもサーバー費用とドメイン費用がかかります。

レンタルサーバーとドメインについて詳しくは以下の記事をご覧ください。

レンタルサーバーの種類と選び方のポイント

独自ドメインとは?取得方法やメリットをわかりやすく解説

企業のサイトを作るフロー(全体像)

ここから本題のサイトの作り方についてご紹介していきます。
まず、サイトを作るためのおおまかな流れの例です。

  1. 現状のビジネス上の課題を整理
  2. サイトの目的とターゲットの洗い出し
  3. サイトコンセプト設計
  4. サイト設計
  5. デザイン設計
  6. コーディング、システム開発
  7. テストアップ、公開
  8. 公開後の運用

上記の流れは、企業サイトを自社で作るか、制作会社に依頼するかで該当の項目が変わってきます。
本記事では上記のうち「設計」に関わる重要な項目として、2.サイトの目的とターゲットの洗い出し〜5.デザイン設計までと、8.公開後の運用について解説しています。

サイト制作の目的とターゲットの洗い出し

現状のビジネス上の課題を整理して、その課題を解決するための方法を突き詰めるとサイトの目的が定まります。そしてターゲットをどんな年代や性別やシーンにいる人に設定すれば良いかが見えてきます。

サイト制作の目的とターゲットの洗い出し

目的とターゲットの洗い出し方の例

例えば以下のように課題を整理し、課題を解決するための方法を絞り、サイトの目的とターゲットを考えていきます。

売上が伸び悩んでいるため売上アップを図りたい

(既存顧客からのリピートを増やすよりも)
新規の顧客を増やしたい

(商品・サービスをまずは知ってほしいよりも)
新規のお問い合わせを増やしたい

新規でお問い合わせする人はどのような人か
例:今の商品・サービスに満足していない人、これまで商品・サービスの存在を知らなかった人

目的とターゲットの設定が必要な理由

サイトの目的が商品・サービスのブランディングなのか?お問い合わせなのか?ターゲットは男性か女性か?若者かシニア層か?
目的とターゲット次第でサイトの方向性や掲載するコンテンツ、デザインテイストなどユーザーへのアピールの切り口が変わってきます。

  • ブランディングが目的なら、インパクトのある斬新なデザインが効果的かもしれない。
  • お問い合わせが目的なら、お問い合わせを目立たせることやお問い合わせへの導線を意識した構造が必要で、スタンダードなデザインの方が効果的かもしれない。
  • 若者がターゲットであれば、SNSコンテンツを充実させたり、読ませるよりも視覚的でライトなコンテンツを意識したりすると効果的かもしれない。
  • シニア層がターゲットであれば、わかりやすく、文字も大きく、奇をてらわずスタンダードな見せ方の方が効果的かもしれない。

このように、その後のサイト作りにおけるさまざまな決定を左右するのです。

さらに、ターゲットユーザーに「何をさせたいのか」によってもアプローチの仕方が変わってきます。
例えば、同じ「お問い合わせ」でも、個人情報をあまり入力しないお問い合わせはハードルが低いですが、資料ダウンロードなど個人情報の取得を目的としているものはユーザーの心理的ハードルが上がります。
さらに申し込みをさせたいのであれば、ハードルが非常に高くなるため、場合によっては無料お試しを用意するなどサービス自体で工夫する必要も出てきます。

そのため、誰に何をさせて、何を達成したいのか、できるだけ具体的に目的とターゲットを設定する必要があるのです。

サイトコンセプト設計

サイトの目的とターゲットまではしっかりと設定していても、コンセプト設計のプロセスは見落とされがちです。ユーザーの心をつかんで成果に繋がるサイトにするためには、コンセプトまでしっかり踏み込んで設計しておくことがとても重要です。

サイトコンセプトとは

サイトコンセプトは、目的を達成するためにどのような方向性や切り口でサイトを作るかを固めたもので、サイトの軸となります。
目的やターゲットの考え方と重なる部分もありイメージがしづらいかもしれませんが、サイトコンセプトはサイトを通してユーザーに何を感じて欲しいか、誰に何を伝えたいのかなど、企業からユーザーへのメッセージと捉えると考えやすいです。

サイトコンセプトがしっかり設計されていると、ユーザーに企業の一貫したメッセージが伝わりファンになってもらえるなど、ブランディングに繋がります。

サイトコンセプト

サイトコンセプトの重要性

サイトコンセプトが設計されていないと以下のようなサイトができあがります。

  • 複数人でサイトを作ったり運営したりする場合に共通認識がないため、コンテンツやデザインの方向性がバラバラのサイト
  • 目的がよくわからないただ作っただけのサイト
  • メッセージ性がなくユーザーに魅力が全く伝わらないサイト

例えば、客単価を上げたいと考えているレストランのサイトで、価格やアットホームさを押し出してもサイトの目的は達成できないでしょう。この場合、目的から一歩踏み込んで「特別な日に使いたくなるようなお店の質の高さを感じてもらいたい」というサイトコンセプトを設計すると、お店の高級感ある雰囲気を伝える写真を全面に出したり、料理へのこだわりや充実したサービスを紹介するページを作ったり、アピールの方向性が変わってきます。

このように、目的だけではユーザーの心とは全く違った方向にアピールしてしまう可能性があります。サイトコンセプトまで設計しておくことで方向性が定まり、複数の担当者がいても統一された認識で、ユーザーの心をつかむサイト作りを進めることができます。

サイトコンセプトの考え方

サイトコンセプトをどのように設計したら良いのか、オンライン決済サービスの申し込みサイトを例に考えてみます。

1.設定した目的を達成するための方法を考える

目的:オンライン決済サービスの申し込みを増やす

→方法1:オンライン決済サービスを使ったことがない顧客を増やす
→方法2:すでにオンライン決済サービスを使っている顧客の乗り換えを増やす

ここでは方法1に絞ってみます。

2.ターゲットユーザーの視点に立つ

オンライン決済サービスを使ったことがない人の利用シーンや心理

→書道教室を運営しているがコロナウィルスの影響で授業ができず売上が激減。
→初めてオンライン授業を行おうと思っているが集金方法をどうしたら良いかわからない。
→Webのことに詳しくないし難しそう。何がわからないかがわからないレベル。
→生徒さんに負担がかかってやめてしまったらどうしよう。

3.サイトを通してターゲットユーザーにどう感じてほしいか、何をしてほしいか考える

「オンライン決済の初心者にこのサービスであれば簡単そうで自分でも始められそうと思ってほしい」

これがコンセプトになります。

4.キャッチコピー化

「はじめてさんも安心。オンライン決済始めるなら○○」

3のサイトコンセプトがあれば十分です。
さらにキャッチコピー化すると端的でわかりやすく、企業内で共通の認識として掲げやすくなります。そのままサイトのメインコピーとして使うこともできるので、できればサイトコンセプト設計の段階でキャッチコピー化まで考えておくのがおすすめです。

サイトコンセプトの活かし方

サイトコンセプトを基にコンテンツやデザインのアイデアを出していきます。例えば以下のようなアイデアです。

  • 概要説明の簡単な動画を冒頭で見せる
  • シンプルなフラットデザインでイラストを多用、色合いを優しくして簡単そうな印象に
  • 説明は短くまとめる

コンセプトから提案してくれる制作会社もありますが、企画料が別でかかったり、イメージしていたものと全く違うものが出てきたりする可能性もあります。

自分の会社の、軸となる重要なコンセプトです。まずは自社で理念や強みと向き合い、

何をお客様に伝えたいのかコンセプトを設計し、それを基に制作会社に依頼した方が真に想いが乗ったサイトが作れるでしょう。
そのうえで制作会社からアドバイスや別視点で提案をしてもらい、比較検討するのも1つの手です。

サイト設計

サイトコンセプトが固まったら、いよいよサイトを具体的な形にしていくフェーズに入ります。

サイト設計とは

サイト設計は、サイトの構造(階層)を考えることです。どのようなページを作って、どのような構造で並べて、どのようにページとページをリンクして、どのようにお問い合わせに繋げるかを考えながら、サイトマップなどの目に見える形に落とし込んでいくことです。

サイトマップイメージ

このようにサイト設計を行うことで以下が期待できます。

  • SEOを意識したサイト構造を考えることで、検索エンジンに評価されやすく集客に強いサイトにできる
  • ユーザー目線でサイト構造を考えることで、ユーザーがほしい情報に早くたどり着くことができる
  • 本当に必要なページやシステムを洗い出すことができる

サイト設計の重要性

手あたり次第必要そうなページを作成していくと後々以下のような問題が発生します。

  • ページとページの関係性が上手く繋げない
  • 必要なページが不足していても構造的に後から追加するのが難しい
  • ただページが羅列されただけの導線が考えられていないサイトができあがる

後からサイト構造を整理しようと思っても難しく、サイト自体を作り直さなければいけなくなる場合もあります。そのため、最初にサイト構造を考え、さらに後からページを追加したとしても問題がない構造にしておくなど、しっかり設計しておくことが重要なのです。

サイト設計のやり方

サイト設計のやり方は様々かと思いますが、参考におおまかな流れを記します。

目的・ターゲット・コンセプトを再確認

必要なページ・システムを洗い出す

ページの重要度を考える

導線を考える

上記を踏まえページの階層構造をマップ化する

サイト設計に関連する情報を以下の記事でもご紹介しています。併せてご覧ください。

SEOを意識したWebサイト設計(ディレクトリ構造)とは?

サイトの導線と動線の違いとは?導線の設計方法と動線の分析方法

企業のサイトに掲載するべき情報

サイトを作るうえで最低限必要なページを用意すればサイトとしては成り立ちます。時間がない場合やサイトの役割が名刺代わり程度の軽いものであれば、まずは最低限必要なページから公開しても良いでしょう。

しかしながら、ユーザーに企業の魅力を伝え、お問い合わせなどの成果に繋げるためにはコンテンツを充実させる必要があります。その他の効果的なページもご紹介しますので、原稿を用意できるページはぜひ取り入れてサイトのコンテンツを充実させてください。

最低限必要なページ

トップページ

サイトの構造的に1番上の階層にあたり、ユーザーが最初に目にすることが多いページです。サイトの印象を左右するため、見やすさやわかりやすさ、デザイン性にこだわってユーザーに下層も見たいと思わせることが必要です。

構成例:グローバルナビゲーション+メインビジュアル+企業の強み・特徴+サイトの概要や下層への導線+フッターナビゲーション

会社概要

会社の基本情報や沿革、代表挨拶、交通アクセスなどを掲載したページです。
信用できる会社か確認するために閲覧されることも多く重要度の高いページです。

事業内容・サービス内容・製品紹介

何をやっている会社なのか詳しく紹介するページです。特にコーポレートサイトやサービスサイトではメインのコンテンツとなる場合が多く、注力して作るべきページです。

お問い合わせ・申し込み

ユーザーがいつでもお問い合わせや申し込みができるようフォームを設置したり、電話番号を載せたりするページです。成果にダイレクトに繋がるページのため重要な役割を担っています。

ユーザーが離脱することのないようにフォームが入力しづらくないか注意したり、余計なリンクを排除したり、お問い合わせを迷っているユーザーの背中を押すためのコピーやメリットを入れたり、配慮が必要なページです。

個人情報の取扱い(プライバシーポリシー)

個人情報の取扱いは企業の信用度に関わります。特にお問い合わせフォームなどで個人情報を取得する場合は必ず明示しましょう。ユーザーに安心感を与えることができ、企業自身をトラブルから守ることにも繋がります。

その他の効果的なページ

  • 特長・強み
  • 事例紹介・実績紹介・お客様の声
  • フロー(サービスの流れ、お申込みの流れ)
  • 料金プラン
  • お知らせ
  • よくあるご質問
  • 採用情報
  • ブログ・コラム
  • 資料ダウンロード・資料請求
  • メルマガ登録
  • IR情報

なお、制作会社に依頼するとディレクション費用にサイト設計が含まれている場合もありますが、ページ数で費用が変わる場合も多いかと思います。

「この情報は載せたい」「サイトコンセプト的にこのコンテンツがあった方が良いのでは」など要望がある際は、限られたページに入れるために事前に制作会社に伝えておくとスムーズです。

デザイン設計

サイト設計ができたら各ページのワイヤーフレームを制作し、サイトコンセプトを軸にデザインへと進めていきます。

ワイヤーフレームについては以下の記事でご紹介しています。

ワイヤーフレームツールを使って、Web制作を快適に!無料で使えるワイヤーフレームツール14選

自社で作る場合のデザイン設計(WordPress、テンプレートを利用する場合)

テンプレートを利用する場合はレイアウトが限られているため、ユーザー目線の最適なレイアウトにすることは難しいかもしれません。しかしながら、限られたテンプレートの中でも、ユーザーにわかりやすいページにする工夫はできます。
以下を意識し、ユーザー目線に努めましょう。

  • 内容を充実させる
  • 情報を整理する
  • 掲載する順番や流れを考える
  • 文章ばかりにならないよう画像を入れる

また、デザインはロゴや配色、写真の選定、全体の統一感で大きく印象が変わります。
レイアウトは限られていても、細部までこだわることで、コンセプトを軸に統一感のあるデザインを目指せます。

テンプレートへの入力や設定が終われば表示確認をしてすぐに公開できます。

制作会社に依頼する場合のデザイン設計

ワイヤーフレームや原稿を提供することが前提となる場合は、自社で作る必要があります。実際のレイアウトはデザイン時に制作会社が最適な形に仕上げてくれるため、入れるべき内容と優先度(どこを目立たせたいのか)がわかるようなワイヤーフレームになっていれば良いでしょう。

ワイヤーフレームや原稿作成の際に参考にしたサイトがある場合は、それも制作会社に共有すると、よりイメージに近いデザインがあがってくるはずです。

デザインについては、色の指定や要望があれば伝え、ロゴや写真・イラストなどの素材を制作会社に渡します。なお、ロゴやイラストは可能であればJPEGやPNGなどの1枚画像ではなく、Illustrator形式など編集できるデータ形式で渡せるとベストです。

実際に制作会社に依頼してみると、制作会社によってやり方はさまざまです。
上記とは異なる進め方をする場合もありますので参考程度にしてください。

デザインが決定した後は構築やシステム開発を経てから公開です。

デザイン設計時の注意点

自社で作る場合も、制作会社に依頼する場合も、どちらにしても「コンセプトに沿った、統一感のあるデザインになっているか」が重要です。
趣味や好みのテイストを反映させるのではなく、サイトの目的・ターゲットを満たしたデザインか、コンセプトが伝わるデザインかを第一に決定していきます。

よくある失敗は、見た目の良さを追い求めた結果、何のサイトかわからない、どこからお問い合わせできるかわからない、文字が小さくて読めない、見づらい、使いづらい、といった目的を達成できないサイトができあがるパターンです。

ただし、例えば目的がブランディングでユーザーに商品を印象付けることであれば、サイトが使いづらいとしても成功と言える場合もあります。
目的やコンセプトを軸に、ぶれないデザインを常に意識することが必要なのです。

公開後に気を付けること

サイトは公開して終わりではありません。今や解析ツールやサービスが溢れ、サイトは公開してからのブラッシュアップが当たり前の時代となっています。
更新保守と分析・改善を重ねることで、魅力が伝わり成果に繋がるサイトへと成長させましょう。

更新保守

サイト公開後は、最新情報の発信、不具合のない最適な状態の維持、セキュリティ面のアップデートなど、更新保守が必要です。
更新のないサイトはユーザーからの信用や興味が下がり、検索エンジンからの評価が下がることにも繋がりかねません。

分析・改善

まずは公開したページが検索結果に表示されているかの確認が必要です。検索結果に表示されていないとユーザーがサイトを訪れることもないからです。
検索結果に表示されて初めてサイトの分析・改善ができるようになります。
Googleアナリティクスなどツールを利用して現状を分析し、改善を重ねることでユーザーや検索エンジンにとって最適なサイトに育てます。

コンテンツの拡充

改善案を基に足りないページやコンテンツを追加し、サイトを充実させていくことが必要です。ツールによる分析以外にも、頻繁に質問される項目をまとめたよくあるご質問ページを追加したり、実績が増えたら事例ページを追加したり、日々サイトを気にかけていたらどのようなコンテンツを拡充したら良いのか自然と見えてくるはずです。

事務手続きや対応

公開後はユーザーからのお問い合わせ対応や各種更新などが必要です。うっかり忘れてしまうとユーザーからの信用やサイト自体を失う可能性があります。

  • お問い合わせ対応
  • サーバー・ドメインの更新
  • テンプレートを使用している場合はテンプレートやテーマの更新
  • システムの更新

サイトコンセプトがぶれていないかの確認

公開後に編集や新しいコンテンツの追加を重ねていくうちに、サイトの統一感がなくなりサイトコンセプトが崩壊してしまっているサイトをたまに見かけます。コンテンツの追加のタイミングや定期的なタイミングでサイトコンセプトがぶれていないか確認することが必要です。

おわりに

サイトコンセプトやサイト設計、公開後の運用まですべて自社で行うのは専門知識がなく不安に感じるご担当者もいらっしゃるかと思います。

制作会社に依頼するとプロの目線、第三者の目線が入り、自社では気づけていなかった魅力までアピールできるサイトを2人3脚で作っていくことができます。

すぐに作り直しては労力も予算も無駄遣いになってしまいます。結果的には最初から制作会社と協力してサイトを作り上げていった方が集客力のあるサイトになり、費用対効果が良い場合もあります。
まずは一度、制作会社に相談してみると良いかもしれません。

当社は様々なサイト制作を構築支援してきたWebマーケティング会社です。SEO歴16年以上の経験からSEOに強いサイトを構築支援いたします。サイトコンセプト設計から構築まで当社の「オウンドメディア制作」サービスをご検討ください。

せっかく作るサイトです。ぜひ継続的に育てて最大限活用してください。

 

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