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Googleアナリティクスのセッションとは? 定義や意味を分かりやすく解説

2021.12.15 2020.06.08 アクセス解析
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Googleアナリティクスを活用する際、頻繁に目にするセッションという言葉。セッション数はサイトに訪れ、ユーザーが離脱していった回数を示すものです。セッション数を把握することでサイトの成果をクリアにすることができます。

似た言葉に「PV数」や「ユーザー数」などがありますが、同じようで意味はまったく違います。数値の意味を履き違えて覚えてしまうと、効果的なサイト運営から遠のいてしまいます。ここではセッション数の正しい意味を理解できるよう、わかりやすくご説明します。

Googleアナリティクスのセッションとは

セッションとは、ユーザーがサイトに来訪してから離脱するまでをひとまとまりとした数値です。Googleアナリティクスのセッションの定義では、ページを開いてから他ページへの遷移やクリックなどの行動が30分ないとセッションは終了したものとなります。(セッション時間の30分は、短くしたり長くしたり設定変更することができます。)

また、ページを見ているときに日付をまたぐ場合もセッションが終了し、再度サイトを訪問した場合は新しいセッションが計測されます。セッション数の確認は、Googleアナリティクスにログインして「ユーザー」をクリック、下段の「サマリー」から確認ができます。

「セッション」と「ユーザー」と「ページビュー」の違い

セッションとユーザーとページビューはそれぞれサイトの集客数を表すものですが、意味はまったく異なります。それぞれの違いについて以下にご説明します。

ページビュー(PV)

ページビュー(PV)はページごとの閲覧回数です。例えば、あなたが今このページ(A)以外に、BのページとCのページを閲覧したとします。そして一度、Bのページに戻り、再びCのページを表示しました。

ページビュー(PV)

この場合、ページごとの閲覧数は「5」になりますので、ページビュー(PV)数は「5」です。一方でこの条件をセッション数に当てはめると、セッション数はユーザーの来訪から離脱までをひとまとまりとしてカウントするので「1」です(ページ中で30秒間、操作が行われないなどの諸条件を除く)。

ページビュー(PV)数は、ページの閲覧ごとにカウントされますのでサイト内の回遊率を確認するのに適しています。

ユーザー

例えば、Aさんが1ヶ月間(30日)毎日パソコンから「デジ研」にアクセスし離脱したとします。この場合、1ヶ月に何回アクセスしようとも同じAさんというユーザーであるため、「1ユーザー」とカウントされます。

一方でこの条件をセッション数に当てはめると、先ほどと同じく、セッション数はユーザーの来訪から離脱までをひとまとまりとしてカウントするので、30日間毎日30回アクセスと離脱を行なった場合、セッション数は「30」となります。

ただし、「ユーザー」のカウントはブラウザ(cookie)によって別物とカウントされますので、例えばAさんがスマホとパソコンそれぞれでサイトに来訪した場合、2ユーザーとなります。

間違われやすい「セッション数」と「訪問数」の違い

セッション数と訪問数についてですが、非常に間違われやすいですが、どちらも同じ意味です。アナリティクスではたびたび、「セッション」「訪問」と混同して呼ぶことがありますが、どちらもサイトに来訪し離脱するまでの一連の回数を指すものなので変わりはありません。

セッションが切れる条件

セッションを1カウントと判断するのは、原則として「サイトに来訪し離脱するまで」です。離脱するまでとは、ブラウザを閉じるか別ページに移動するまでです。しかし、それ以外にもセッションが切れる条件があります。それぞれの条件について、ご説明いたします。

30分の間に操作が行なわれなかった時

Googleアナリティクスのデフォルト設定では、ページ閲覧後に30分間何も操作がなされなかった場合、セッションが切れます。例えば、ページ閲覧者が閲覧途中に買い物に出かけてパソコンから離れてしまい、戻ってきたのは1時間後だった、というとき。

セッションは1度切れて再び接続されているため、新規セッションとしてカウントされます。つまり、このユーザーのセッションは、合計2セッションです。

30分の間に操作が行なわれなかった時

また、自社サイトをユーザーの別タブで開かれ続けていた場合、別タブで開いていた瞬間から30分以内にアクションがなければセッション切れとなります。

サイトの構造によっては、タブをアクティブにさせないとサイトを読み込まないタイプもあります。この場合、読み込みが開始されてから30分がタイムリミットです。

設定で時間を変えることが可能

30分の時間制限は、動画サイトなどでは致命的です。操作を必要としないサイトでデフォルトの30分設定のままでいると、すぐにセッション切れを起こしてしまい、正しいユーザー動向が把握できなくなります。

アナリティクスの設定画面でセッション切れタイムを変更できるので、必要な場合は下記の通りに処理を行なってください。ちなみにセッションのタイムアウトは最短で1分、最長で4時間まで設定可能です。

  1. アナリティクス画面の左側、歯車マークの「設定」をクリック
  2. 「プロパティの設定」→「トラッキング情報」→「セッション設定」
  3. 「セッションのタイムアウト」を入力し「適用」をクリック

日にちをまたいだ時

日付をまたいだ場合も、セッションが切れます。例えば、23時55分にサイトに訪れたユーザーがサイト内で0時を過ぎた場合、新規セッションのカウントとなります。

キャンペーンソースが変わった時

最初にサイトに入ってきた参照元と再び違う参照元から入ってきた場合も、セッションが切り替わります。

例えば、Aさんが参照元の「xxx.com」というサイトから自社サイトを訪れたとします。すると、流入元が「xxx.com」としてのセッションが開始されます。サイトの1ページ目と2ページ目を閲覧後に離脱、30分以内に別の「yyy.com」というサイトから再来訪したとします。この場合、参照元が変わったため、セッションはすでに切り替わっています。

「xxx.com」から入ってきたので1セッション、「yyy.com」から入ってきたので1セッション、つまり合計2セッションの計測です。

このキャンペーンソースが変わった際のセッション切れは、サイト運営に大きな影響を与えます。例えばランディングページからショッピングカート画面などで外部サイトの認証が間に入ると、そこでセッションが切れてしまうためです。

これではCV(コンバージョン)への効果的な流入元のチェックが、正確に把握できなくなります。この場合、特定のドメイン経由はセッション切れ対象とならないよう、「参照元除外リスト」やクロスドメインの設定が必要です。

Googleアナリティクスのデータがカウントされない時の対処法

まれに、Googleアナリティクスでデータ計測が正しく行なえない場合があります。その際の主な原因と対処法について、見ていきましょう。

トラッキングコードが設置されているか

第一に、トラッキングコードがきちんと設置されているかを確認してください。テレビがつかないと思ったらコンセントを入れていなかった、というくらい初歩的なケースですが、データカウントが正しくされていない原因として、意外にも珍しくないのです。

トラッキングコードの設置漏れがある場合、画面上部の「アナリティクス設定」をクリックし「プロパティ」→「トラッキング情報」から、「トラッキングコード」を取得しましょう。取得したコードを全てコピーしたら、アナリティクスで計測したいページのHTMLを表示させてください。そして、<head>タグのすぐ後に貼り付けて完了です。

トラッキングIDは正しいか

トラッキングIDとは、各トラッキングコードの中にある「UA-000000-00」といった文字列です。複数のGoogleアナリティクスのアカウント所持などが原因で、トラッキングIDが混同されていることがあります。

この文字列が間違っていると、正しくレポートが表示されません。画面上部の「アナリティクス設定」をクリックし「プロパティ」→「トラッキング情報」から、トラッキングコードのIDを表示させ、HTMLに貼り付けてあるのと差がないか確認しましょう。

また、ID自体の間違い以外にも多いのが、不要な空白や引用符が違うというパターンです。トラッキングコードのコピーを行なう際、いったんword(ワード)ソフトに貼り付けるなどしてしまうと変化する場合があるようなので、貼り付けるのであればテキストエディタの活用をおすすめします。

おわりに

セッションは自社サイトに訪れたユーザーが、どのようにしてサイトを離脱したか、どこから遷移してきたのかを明確にする数値です。

CV(コンバージョン)に関わりの深い数値なため意味や内容を正確に把握し、サイト運営をスムーズに行なうために役立てましょう。

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