2019.08.15SEO記事一覧

ナレッジグラフとは?検索結果に表示させるための設定方法

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ナレッジグラフとは、検索結果の画面に、テキストのみが表示されるだけでなく、場所、人物、作品など検索キーワードに対しての属性に基づいた検索結果が表示される機能です。

ウェブサイトや自分のビジネス、商品やサービスなどインターネットを利用してPRしたいという場合、SEO(Search Engine Optimization)やウェブマーケティングなどを利用して検索結果を上位に表示させる工夫をすると考えますが、ナレッジグラフを利用することで、場合によってはSEOよりも高い効果があります。

Googleの最新のアルゴリズムによって、ユーザーの検索体験を高めるGoogleの新しい技術がナレッジグラフです。ウェブマーケティングやSEOで取り入れられているものですが、今回はナレッジグラフを検索に表示させる設定などについてご紹介します。

ナレッジグラフとは?

ナレッジグラフは、2012年にGoogleが「ユーザーが利益な情報を用意に探し出せるように」と開発した仕組みで、検索キーワードの結果から、その情報(画像、動画)を検索結果にまとめて表示する機能で、今まではキーワードで何かを検索した際に表示されるのは、テキスト中心の結果のみでしたが、ナレッジグラフでは、場所、人物、作品など検索キーワードに対しての属性に基づいた認識がされ、検索結果に表示されます。

ナレッジグラフを使うことで、ユーザーが直接ホームページに訪れて、ウェブサイトを何回も移動することが減り、最初の検索結果だけでユーザーの目的を果たすことが可能になるので、利便性の高い機能と言えるでしょう。

ナレッジグラフの表示例

実際のナレッジグラフの表示例をいくつかご紹介します。

「コカ・コーラ」とGoogleで検索した結果、以下のように表示されました。

ナレッジグラフの表示例_コカ・コーラ

このように、「コカ・コーラ」と検索した際に、画面の右側に表示されるまとまった情報欄がある場所をナレッジパネルと呼びます。ナレッジパネルの元になっているデータのことを、ナレッジグラフと呼びます。

ナレッジグラフにあるカテゴリーの詳細をよく見てみると…Wikipediaの概要と、コカ・コーラの1本あたりのカロリー、製造元、発祥国、販売開始時期、色、関連商品、画像が一度に表示されています。知名度の高いキーワードだとナレッジグラフは表示されますが、知名度の低いキーワードなどでは、表示されない可能性があります。

このナレッジグラフの画像には、ユーザーが写真を投稿する機能もついています。

それでは、次に「東京タワー」と検索してみましょう。

ナレッジグラフの表示例_東京タワー

東京タワーと検索すると、所在地や地上高、営業時間などの概要のほか、イベント予定やクチコミといったものまで表示されました。

次に「渋谷から新宿」と検索してみます。

ナレッジグラフの表示例_渋谷から新宿

経路などを調べると、簡単に目的地までの経路と電車の乗換案内が表示されます。

このように、ナレッジグラフをご覧いただくと文字だけで情報が表示されるだけではなく、画像やクチコミ、地図、イベント予定など、情報をさまざまな角度から伝えてくれるため、非常にわかりやすいです。

上記はパソコンから検索した結果ですが、パソコンからだけではなく、スマートフォンからもナレッジグラフが表示されます。スマートフォンで、「ユニバーサルスタジオジャパン」と検索してみましょう。

ナレッジグラフの表示例_ユニバーサルスタジオジャパン

スマートフォンから検索した場合には、電話をかけることや経路案内、チケット購入を行うことができます。他にも映画などの上映中の作品を検索した場合には、公開日やキャスト、映画レビューサイトからの評価など作品に関連する情報が表示されます。

このことから、ナレッジグラフは最初の検索結果で情報がまとまって表示されるため、他のウェブサイトへ遷移する必要がないので、このナレッジグラフだけでユーザーの目的が完結する場合も多くあります。また、もしナレッジグラフに間違った情報が記載されていた場合、Googleに修正依頼を申し込むことができます。ただし、この申込が必ずしも反映されるとは限りませんので注意しましょう。

ナレッジグラフと強調スニペットとの違い

強調スニペットとは、検索キーワードで「〇〇とは」等、質問クエリを入力した場合に、検索結果にその質問の答えとなる情報を表示する機能のことを指します。

強調スニペットが表示される位置は、検索結果の上部にあり、ウェブページから抜粋された文章や画像、ウェブページのリンク、URLなどが表示されます。アーティストなどで検索すると動画が表示されることもあり、様々なコンテンツで表示されます。「〇〇とは」という質問形式で入力する必要はなく、単語のみのキーワードでも強調スニペットが表示される場合もありますが、これはGoogleがユーザーの求めている情報をAIなどで推測して表示しているためです。

それに対してナレッジグラフは、キーワードの検索結果からさまざまなウェブサイトから情報を集めて情報をひとまとめにしたものです。この強調スニペットはスマートフォンからの検索でも表示されます。ナレッジグラフは、後述しますが、設定する方法があります。ところが、強調スニペットは意図的に自分のウェブサイトを強調として設定する方法はありません。

参考サイト:Search Consoleヘルプ_検索結果での強調スニペット

ナレッジグラフのメリット

繰り返しになりますが、検索されたキーワードの検索結果から、情報がひとまとめにできるという点です。自分のビジネスの情報がひとまとめになったら、ユーザーにとってもビジネスオーナー側にとっても大きなメリットでしょう。

それでは詳しいメリットをご紹介します。

ナレッジグラフによってユーザーが行動しやすい

ナレッジグラフの設定から、電話番号、経路案内、予約といったボタンからすべてユーザーから店舗や企業に直接お問合せや申込を行うことができます

電話番号のボタンでは電話をかけることができ、経路案内のボタンではGoogleマップに切り替わり、現在位置から目的地までのルートを案内してくれます。予約ボタンでは、予約受付フォームなどに切り替わり予約を行うことができます。

ユーザーにとって簡単に操作ができるので、ユーザーの感情をすぐに行動に移せる仕組みとなっています。

ユーザーから認知されやすく、ユーザーの行動がわかる

後述するGoogleマイビジネスを登録しておくことで、Googleマップ上で、自分のビジネス情報を掲載できるので、ユーザーが位置情報などをもとにキーワードなど検索した際、Googleマップで自分の企業や店舗の存在をアピールすることができます。ただ表示されるだけではなく、ユーザーの好みに合わせたGoogleマイビジネスが表示されます。

Googleマイビジネスの管理画面から、自分のマイビジネスがどの程度表示されたのかがわかり、マイビジネスを見た後のユーザーの行動がわかります。ルート検索の回数、ウェブサイトのアクセス数、電話を掛けた回数など、効果測定を行うことができます。

ローカルSEO対策として有効

ナレッジグラフを設定することによって、ローカルSEO対策にも繋がります。SEO対策の「MEO(Map Engine Optimization)」は地図エンジン最適化の事を指しますが、Googleマップに企業、店舗情報、写真などが登録されます。Googleマップから直接、情報がまとまって掲載されるようになれば、売上などに繋がりやすくなる可能性が大きくなります。

クチコミの管理が可能

ナレッジグラフに投稿された商品やサービスを利用したユーザーはクチコミ投稿をすることができ、これから商品やサービスを利用したいというユーザーへアピールできます。良いクチコミが多く投稿されれば、商品やサービスの反響が大きくなります。さらに、投稿されたクチコミに変身することができるため、ユーザーとコミュニケーションをとることができるため、親切な返信を心がけると信頼感も生まれ、リピーターの定着率が上がる可能性もあります。

ビジネス情報の投稿

投稿機能を使うことで、自社のイベントや、商品やサービスの発表などの情報を投稿することができます。今伝えたい情報を発信できるので、期間限定のサービスなど、ユーザーの関心を高める投稿をすることによって、集客率が高まる可能性があります。

ナレッジグラフのデメリット

どのようなデメリットがあるのかもご紹介します。

クレームなどが投稿される可能性がある

先ほどはメリットとして紹介したクチコミですが、商品やサービスを利用したユーザーや店舗を訪れたユーザーが、クレームなどのクチコミを投稿する場合もあります。このクチコミは誰でも閲覧することができますので、クレームのクチコミも閲覧され、商品やサービスの評判を落としてしまうというデメリットもあります。

このクレームなどのクチコミに対しては、誠実なコメントを返信することを心がけることをオススメします。

ナレッジグラフの写真掲載の順位を選ぶことができない

ナレッジグラフには、企業や店舗の写真を投稿する機能があり、ナレッジグラフに投稿された写真はキーワードの検索結果から閲覧することができますが、自分の企業や店舗などのイメージ写真をあらかじめ用意しておいてビジネスオーナーが写真を投稿していても、その写真が必ず掲載されるとは限りません。一般のユーザーが投稿した写真が表示される場合もあるので、注意が必要です。

不適切な写真を投稿される可能性がある

自分のビジネスの商品やサービスに対して関係のない写真や、プライバシーを侵害している写真など、自分のビジネスに対して不適切な写真が投稿される可能性があります。

これに対応するには、後述で説明しますが、Googleマイビジネスのサービスの管理画面から、写真削除を申し込むことで対処することができます。

競合が多ければ多いほど掲載が厳しい

例えば、「東京 不動産」などで掲載をしようとする何十店舗といった店舗が表示されます。同じようにナレッジグラフを設定している店舗の数だけ、競合があるということになります。

ナレッジグラフの設定方法

メリットとデメリットを踏まえて、ナレッジグラフは企業や店舗の集客に有効です。ナレッジグラフを表示させるためには設定が必要です。自分のビジネスの集客や認知度を高めるためにも、設定をここでご紹介します。

Googleマイビジネスに登録する

Googleマイビジネスに登録した情報が、ナレッジグラフに表示されます。Googleマイビジネスの情報、住所、カテゴリー、ウェブサイトなど登録しましょう。ナレッジグラフはGoogleマイビジネスと連動して表示するため、Googleマイビジネスに自分のビジネス情報を登録することで、ナレッジグラフに表示されやすくなります。

GoogleはGoogleマイビジネスに登録されている情報を収集し、ナレッジグラフを表示しています。登録する際は、Googleマップの住所から登録することができます。オンラインショップや、在宅でビジネスを行っている方にも、住所不要で登録できます。

Googleマイビジネスを管理する

ビジネスオーナーであることをGoogleに申告をすることで、マイビジネスの管理をすることができます。

オーナー確認ができると、繰り返しになりますが、Googleマイビジネスに商品やサービスの写真の掲載や、イベントの配信、クーポンなどを投稿することができます。

構造化データを利用する

構造化データをマークアップすることで、ナレッジグラフの表示設定ができます。構造化データは、SEOのテクニックの一つです。検索エンジンがHTMLで書かれた情報を理解し、ユーザーにとって有益な結果を返すことができます。このマークアップを行うことで、HTMLをより検索エンジンが理解しやすいWEBページをインデックスできるようになります。この操作が、ナレッジグラフの表示に繋がりやすくなるため、知ってしておくと良いでしょう。

ユーザーにとって有益な情報を発信する

ナレッジグラフを表示させるためには、Googleのコンテンツの前提にある「ユーザーにとって有益なコンテンツを提供する」ことが大切です。ただ、Googleマイビジネスの登録をし、構造化マークアップを利用しただけでは、ナレッジグラフが必ず表示されるとは限りません。イベント情報、商品やサービスの写真、クチコミへの返信など画像や情報が不足しないように、十分に気を付けていれば、ナレッジグラフが表示されやすくなります。

おわりに

Googleマップで表示されるGoogleマイビジネスに登録された店舗は、、「気軽に立ち寄れるフレンチ」、「近所のガソリンスタンド」と検索したユーザーに対して、行きたい場所の雰囲気やイメージを使用を検索結果に表示することができます。

さらに、Google広告と連携することができます。これによって、リスティング広告内に住所などを表示することができます。これによって、集客や予約、申し込みに繋がりやすくなります。

 

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