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このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開されていた記事であり、2014年12月にデジタルマーケティング研究所へ統合されました。
Googleの検索アルゴリズムの根幹は今も昔もPageRankです。
単純に考えると、外部ドメインへのリンクを設置してPageRankを渡してしまうのは損なようにも思えます。
発リンクを恐れる必要はない
結論から言いますと、発リンクをむやみに恐れる必要はありません。
パンダアップデートに代表されるように、Googleは徐々にサイトのコンテンツの優劣を評価するようになっています。ユーザーから見ても価値があるページに対して適切にリンクしているサイトは、優秀なハブページ・サイトとして評価される、といった報告もあるほどです。
自社のコンテンツと関係が深いページ、優れた情報を提供しているサイトへのリンクはどんどん設置していきましょう。WEBがここまで発展した理由の一つがハイパーテキスト・リンクである訳ですから、これは至極当然のことと言えますね。
上位表示を目的した発リンクには厳しいGoogle
これは俗にリンクファーム等と言われる手法で、複数のサイトを所持しているオーナーがそれらの間で相互にリンクを張り合おうものです。
数がさほど多くなく、それぞれのサイト間に一定以上の関連性があれば良いのですが、あまりに目に余るものはリンクの効果を無効化、最悪の場合は順位ダウンなどのマイナス評価を受ける可能性もありますのでやり過ぎないように注意しましょう。
rel=”nofollow”の正しい使い方
rel=”nofollow”は本来コメントスパム(ブログなどのコメント欄に自社サイトへのリンクを投稿し、リンクを獲得しようとするスパム行為)対策として導入されたものです。
その他の用途としてはネガティブ意味合いを込めてリンクを設置する場合(例えば私のこのサイトでスパムサイトをリンク付きで紹介したい場合)などに使用するのが正しい使い方です。
しかし時折、広告サイトなどでも広告バナーリンクにrel=”nofollow”を使用しているケースをみかけます。おそらくSEOを意識してPageRankを渡さないように対策したものだと思われますが、これもお勧めできません。Googleはこういった不自然な行為に対しても無効化、またはマイナス評価を与えてきます。そもそも、自社の広告に「このリンク先をフォローしません」という意味の記述を加えるなんて、失礼な話しですね。
かつて、このrel=”nofollow”を使用してサイト内のリンクジュースの流れをコントロールしようとするSEO手法が存在し、Googleもそれを肯定していた時期がありました。しかしGoogle PageRankスカルプティングはもう役に立たない!(海外SEO情報ブログ)でもふれらているように、この方法も今は通用しません。くれぐれも自社のPageRankをコントロールする目的でrel=”nofollow”を使用しないように、注意してください。
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2014年12月までディーエムソリューションズ株式会社SEO対策チームに所属。「SEOは実装」を信条に、コミュニケーションを重視するスタイルで数多くのサイトのコンサルティングを手がける。内部施策に関して造詣が深く、「SEOまとめ」というtwitterアカウントを通じて日々情報発信を続けている。
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