この記事をご覧いただいている皆様へ。
このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開されていた記事であり、2014年12月にデジタルマーケティング研究所へ統合されました。
「SEOの効果測定ってどうしたらいいの?」と頭を悩ませている方は多いのでは無いでしょうか。
一定以上の規模のサイトの場合「特定キーワードの順位」だけを基準に「効果測定」と言い切ってしまうのはナンセンスだということはこれまでに私も再三申し上げてきました。
が、SEO技術者としてお客様先を訪問していると「順位以外に何を見れば良いのかわからない」というご担当者の方が思った以上に多いと感じます。
そこで、効果測定のためにどんな指標に着目すべきかSEO専門会社である私達が普段見ているポイントをご紹介したいと思います。
第一回となる今回は「ロングテールSEOの成果を測る、流入キーワード総数」です。
どこをみればいいの?
チェックするポイントはとっても簡単。Googleアナリティクスの標準レポート画面から「トラフィック」→「検索」→「オーガニック検索」を順にクリックし、右下の値を確認するだけです。
どんなときに使える?
流入キーワード総数を定点観測することで施策の良し悪しを判断できる状況は以下のようなものです。
- 各ページの<title>、<meta name=”description”>、<h1>など、主要タグラインの見直しを行った
- サイトの評価をあげることを目的に重複コンテンツを排除した
- いくつかの読み物ページのコンテンツ量を増量した
- サイト内のページ数を増やした
- テンプレートレベルで発生していた隠しテキストを修正した
などなど。
「流入キーワード総数」に限らず、効果測定の指標は常に「何を目的に施策を実施したか」を基準に選択されるべきです。
上記はいずれもロングテールSEOを目的に行われる施策ですので、「流入キーワード総数」を使って実施したことが正しかったのか誤っていたのかをある程度判断するにはぴったりです。
注意点
残念ながら「流入キーワード総数」は完全な値ではありません。「(not provided)」(流入キーワード取得不能)の存在が主な理由です。ですのであくまで傾向をつかむ為の指標として用いるのが良いでしょう。
いかがでしたでしょうか?SEOの効果測定や成果のご報告に関しては、私やディーエムソリューションズが特に力を入れている部分ですので、(もし今回が好評なら)引き続きシリーズとしてご紹介していこうと思っています。
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2014年12月までディーエムソリューションズ株式会社SEO対策チームに所属。「SEOは実装」を信条に、コミュニケーションを重視するスタイルで数多くのサイトのコンサルティングを手がける。内部施策に関して造詣が深く、「SEOまとめ」というtwitterアカウントを通じて日々情報発信を続けている。
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SEOまとめ