Googleビジネスプロフィールとは、企業や店舗情報を登録することで、Googleマップ等への表示を管理できるツールのことです。Googleビジネスプロフィールを利用するうえで、投稿はどのようにすればいいのでしょうか。また、定期的に更新することにメリットはあるのでしょうか。意外と見落とされがちなGoogleビジネスプロフィールの活用法について解説します。
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そして記事の主題でもあるGoogleビジネスプロフィールの投稿機能とは、企業や店舗の最新情報を告知できる機能をさします。この告知は、以下画像のようにGoogleで店舗情報や店舗に関係する情報を検索した際に表示されるGoogleビジネスプロフィールの箇所に表示されます。
Googleビジネスプロフィールの部分には、まず先頭に「店名」や「店舗の所在地」「営業時間」などの基本情報が表示されるのですが、そこをさらに下にスクロールすると以下画像のように「イベント予定」と表記されたカードのようなものが表示されます。
この「投稿」部分にあたるのが、Googleビジネスプロフィールの投稿です。投稿機能では、文章だけでなく画像や動画、CTA(コールトゥーアクション)ボタンなどを入力し告知することもできます。Googleビジネスプロフィールの投稿機能は、投稿から1週間だけ表示されるというのが一番の特徴で、1週間を過ぎると自動的に削除されます。
それでは、より具体的にGoogleビジネスプロフィールの投稿機能について深掘っていきたいと思います。Googleビジネスプロフィールの投稿の種類には、「最新情報」「イベント」「特典(クーポン)」「商品」の4つがあります。
店舗運営などの場面で、それぞれにはどのような活用方法が考えられるのでしょうか。Googleビジネスプロフィール ヘルプを参考にしてお伝えします。
最新情報の投稿では、ビジネスの全般的な情報を発信することができます。「写真」や「動画」「説明」「CTAボタン」を追加することも可能で、店舗(例:レストラン)などの新しいメニューを宣伝する際に効果的です。自分の店舗や会社のビジネス情報全般を投稿できるものと考えてください。
イベントの投稿は、上でご紹介した画像のように自社や店舗が開催するイベント情報を宣伝するのに適している投稿です。「タイトル」と「開始および終了日時」を原則的に設定する必要があり、「終了日時」が設定されていない場合は投稿から24時間で掲載は削除されます。
投稿には「写真」や「動画」「説明」「CTAボタン」を追加することもできます。
例えば書店の場合は、作家のサイン会などのイベントを検索ユーザーに宣伝する際に効果的です。
特定(クーポン)の投稿は、プロモーションセールやビジネスの特典に関する情報発信に適している投稿です。こちらも投稿時には「タイトル」と「開始および終了日時」を設定する費用があります。
投稿には「クーポンを見る」というCTAボタンが自動的に追加され、「写真」「動画」「説明」「クーポンコード」「リンク」「利用規約」を合わせて投稿に付け加えることもできます。特典(クーポン)の具体例でいうと、Googleビジネスプロフィール ヘルプに挙げられている「ピザ店の1週間限定、ラージサイズが20%OFF」などの宣伝が考えられます。
商品の投稿は、自社の商品を宣伝することに適している投稿です。投稿時には「タイトル」「画像または動画」を設定します。なお、投稿に設定した商品はGoogleの「商品エディタ」で管理されます。
参考元:Googleビジネスプロフィール ヘルプ「商品エディタと商品カタログについて」
このように自社・店舗が集客のために訴求したい情報に合わせた投稿設定があるGoogleビジネスプロフィール。しっかり投稿設定を行なうことで、集客に繋がりそうであることはイメージできますが、もう少し分解するとどのようなメリットが考えられるでしょうか。集客に繋がる要因として、いくつかピックアップしてみたいと思います。
一つ目のメリットは、「検索ユーザーに最新情報を伝えることができる」点があります。会社や店舗が集客力を高めるにあたり、見込顧客の引きになる”最新情報”はしっかり伝えたいところ。例えば、次の週末に開催される家族向けイベントや、期間限定の特別メニューなど、「新しく始まったイベントなら」と見込顧客を来店へと促してくれるでしょう。
二つ目のメリットは、「検索ユーザーが店舗について理解できる」という点があります。これは一つ目のメリットと重なる部分もありますが、店舗情報を細かくGoogleビジネスプロフィールに登録することで、検索ユーザーが目にする店舗情報に厚みが増し、他店舗と比べ自社への理解度が増す効果が期待できます。
どんな見込顧客でも「どういうお店かわからない……」という店舗よりも、来店時に自分が受けるサービスのイメージが湧きやすい店舗の方が、来店率が上がりそうなのは想像に難くありません。「深い理解に繋がる = 集客力が増す」というかたちで、Googleビジネスプロフィールへの投稿はメリットがあるのです。
Googleビジネスプロフィールの設定は、MEO(Map Engine Optimization)施策に強く影響をもたらします。MEOとは地図表示を必要とするような「美容院 新宿」など地名が絡んだ検索で表示されるマップをさします。このマップには「ローカルパック」「ローカルABCパック」「ローカルスナックパック」「ローカルファインダー」などの種類がありますが、いずれもマップの表示上位を狙うことで、マップ経由の集客アップが期待されます。
Googleビジネスプロフィールに店舗情報を入力することで、Googleからの評価は上がりやすくなり、MEO効果アップにも繋がります。本格的なMEO対策を検討の方は以下の記事を合わせてご確認ください。
Googleビジネスプロフィールで投稿をするには、まずGoogleビジネスプロフィールにログインし、画面左のメニューから「投稿」をクリックします。
「最初の投稿を作成」と表示されますので、クリックします。そして、投稿の種類「最新情報」「イベント」「特典」「商品」の4つから適したものを選択。画像や動画を設定する場合は、ファイルもアップします。
投稿で使用することができるメディアのファイルサイズは、「最小で400×300pxかつ10KB」「最大で10,000×10,000pxかつ25MB」となります。
任意ではありますが、CTAボタンを追加することもできます。投稿内容によっては、CTAボタンがあることで集客への転換率を高めることができるでしょう。
ここまでの設定が完了したら、「プレビュー」ボタンをクリック。どんな風にGoogle上に表示されるかを確認します。確認して問題がなければ、「公開」をクリックしましょう。これで、Googleビジネスプロフィールへの投稿は完了です。
最後に、Googleビジネスプロフィールの投稿機能を利用する上での注意点をご紹介します。
投稿が掲載される期間に注意しましょう。投稿は常に表示しておく方が画面で目立つので、定期的な更新がおススメです。
「最新情報を追加する」で投稿した情報は1週間で消えるので、常に表示するためには定期的な投稿が必要です。
「イベント」や「クーポン」は指定した日時の分だけ掲載することが可能ですが、指定された日時が設定されていない場合は、24時間掲載されます。
何でも投稿しても良いわけではなく、投稿するコンテンツにもガイドラインが存在します。以下の内容に該当する場合は、Googleによって削除されたり、悪質なペナルティを受けたりする可能性があります。
詳細なガイドラインを確認する場合は、以下をご確認ください。
参考元:Googleビジネスプロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿に関するコンテンツ ポリシー」
もう一つは「コミュニケーション管理者」の権限が付与されているユーザーはGoogleビジネスプロフィールに投稿できないということです。Googleビジネスプロフィールには、「メインのオーナー」「オーナー」「管理者」「コミュニケーション管理者」からユーザーに権限を付与しなければなりません。
これらは「メインのオーナー」から順に権限のレベル(範囲)が強くなっています。そのなかで、一番権限が低い「コミュニケーション管理者」に設定されているユーザーは、投稿機能自体を利用することができません。
Googleビジネスプロフィールへ投稿する必要があるユーザーには、「コミュニケーション管理者」以上の権限を付与するようにしましょう。
GoogleビジネスプロフィールはMEO施策をはじめ、正しく設定することで企業・店舗の集客力を高めることができます。Googleビジネスプロフィールへの投稿作業自体は、複雑なものではないため細かく投稿し、ローカル検索上での存在感を高めましょう。
注意点としてGoogleビジネスプロフィールは投稿から1週間で自動的に削除される仕組みとなります(「イベント」を除き」)。そのため、Googleビジネスプロフィールを利用する際は、継続的に投稿を行なうようにしてください。
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