日本国内だけでも、ECサイト制作プラットフォームは多くありますが、当然海外まで視野を広げるとさらに選択肢を増やすことができます。また、海外のサービスは日本のサービスと比べ、技術や機能が進み、規模が大きい場合があります。
今回は海外発のECサイト制作プラットフォームであり、最近は日本国内でも人気を集めているサービスの「Shopify(ショピファイ)」について解説していきます。
目次
Shopifyは、世界で100万以上のショップが利用しているECサイトプラットフォームです。Shopifyでは、サイト制作に必要な専門的知識や経験をほとんど必要とせずに、ECサイトを始めることができます。月額$29ドルから開設でき、楽天市場と連携販売することもできます。
また、Shopifyはカナダのオタワに本社を置くShopify社(Shopify Inc.)が提供しており、多言語・多通貨に対応しているためカナダ以外でも世界中で利用されています。
2018年から日本語対応もスタートしており、日本国内でも「越境ECを作るならShopify」と海外を意識したECサイトを作りたい方を中心に人気を集めています。
shopifyは海外展開に強く、またECサイトを作る難易度も低いので、サービスが成長していっているのでしょう。また手軽というだけでなく、カスタマイズ性が非常に高いのも中~上級者にも長く使ってもらえる要因になっているのだと思います。
全体の利用者数も、2019年6月時点で100万を突破し、コロナ禍による非対面ビジネスの加速も相まって現在も急速に利用者数を伸ばしております。
当然業績を好調であり、この急成長ぶりから一部海外ではAmazonの成長具合と比較して、「アマゾンキラー」と評するものもいるほどです。
次にShopifyの機能について解説していきましょう。
かなり多機能なので、特に知ってもらいたい機能をピックアップしてご紹介していきます。
商品ページ、カートとチェックアウトページ、顧客管理、ブログなどの機能の設定ができます。
商品ページの機能ですが、ユーザーレビューや商品お気に入り機能など他のECサイト制作プラットフォームにはかけていることもある機能も多くあり、かゆい所に手が届くのも魅力の一つです。
珍しい機能として、カウントダウン機能があり、商品のセール期間等をカウントダウンで表示させることができます。
カートとチェックアウトページの機能には、ゲスト購入機能と会員登録機能があり、会員ユーザーも会員ではないゲストも購入できるよう設定することが可能です。
こちらも少し特別な機能として、「カゴ落ち機能」というものがあり、カゴに商品を入れたままサイトを離れた方に対してリマインドメールを送る機能があります。顧客の買い忘れや離脱を防ぐことができ、とても便利です。
ブログ機能も、コメント機能やサイドメニューのカスタマイズ、RSSフィードの作成ができるなど、専用のブログサービス並みです。
次に管理機能について、機能をピックアップして紹介しましょう。
オンラインストア、販売チャネル、商品管理、決済方法、ストア分析、生産性向上ツールなどの設定が可能です。
オンラインストアの設定では、テーマの翻訳機能があり、選択したテーマの言語設定で翻訳したり、希望の言語がない場合テキストで入力や修正したりすることができます。このような翻訳に関する機能が充実しているのが、海外向けのECサイトを制作する場合に多く使われる理由の一つです。
販売チャネルの設定では、FacebookショップやInstagramの販売チャネルと連携できる他に、Amazonとの連携の設定もすることが可能です。AmazonとShopifyの両方で商品や注文を追跡することができます。(Amazon.comとAmazon.caのみ)
マーケティングの設定では、クーポンコードを作成したりアフィリエイトの機能を導入したりすることができます。他のEC制作プラットフォームだとできなかったり、外部のツールが必要だったりする機能もそろっています。
その他に気になった機能としては、ドロップシッピングができるということです。ドロップシッピングは、商品の仕入れを事前に行っていなくても、卸先から注文を受け次第発送することで、ノーリスクで自分のネットショップを開けるシステムです。
日本でドロップシッピングができるサービスは少ないため、貴重であるといえるでしょう。
続いて、Shopifyの料金プランについて解説します。
プランはベーシック,スタンダード,プレミアムの3種類あり、それぞれベーシックは小規模事業者向け、スタンダードは中規模事業者向け、プレミアムは大規模事業者向けとされています。各プランによって、利用できる機能や料金が違います。
引用元:https://www.shopify.com/jp/pricing
Shopifyの料金についてご理解いただけたところで、次はShopifyを利用するメリットとデメリットをご紹介します。
どちらも把握したうえで、Shopifyの利用を検討すると良いでしょう。
まずはShopifyのメリットからご紹介します。
Shopifyは初期費用が掛からず、毎月の料金もリーズナブルな価格設定となっています。
一から独自でECサイトを構築すると数十万~数百万円は掛かってしまいますが、Shopifyのベーシックプランから始めれば月29ドル(3000~3500円程度)と低コストで始められるため手軽に始めたい方にもおすすめです。
BASEなどShopifyのように手軽にECサイトを作れるサービスは他にも存在しますが、Shopifyの強みは「海外向けに強い」ことです。多言語・多通貨に対応しているため、素人でも簡単に越境ECにチャレンジすることが可能です。
Shopifyには「Shopifyアプリストア」という専用のアプリストアがあります。
このストアでアプリを購入・ダウンロードすることで、標準では実装できない機能もアプリ導入で可能になり、カスタマイズの幅を広げることができます。
Shopifyは管理機能も豊富であり、細かいところまでさまざまな設定をすることができます。
「管理機能」についての項目でも解説しましたが、オンラインストア、販売チャネル、商品管理、決済方法、ストア分析、生産性向上ツールなど多くの設定が可能です。
Shopifyは、SNSと連携できるのもメリットの一つです。
Facebookの場合、Facebookで提供されているショップ機能を利用することができるので、Facebook内で商品を紹介することができます。最終的な決済は、Webサイトに行くことになりますが、購入誘導を非常にスムーズにすることができます。
同様に、Instagramにもショッピング機能がありますので、Facebookと同様に購入をずむーずに誘導することができます。
ショッピング機能の連携は、通常のサイトだと連携が困難なケースもありますので、SNSと親和性が高い場合は、Shopifyを検討するとよいでしょう。
次に、Shopifyのデメリットをご紹介しましょう。
Shopifyの日本語対応は2018年からスタートしており、日本での歴史はまだまだ浅いです。
そのため、一部日本語に対応していない部分があるなど、日本人にとって不便に感じる部分が少なくありません。
今後のアップデート等で改善されていくことでしょう。
ShopifyのテンプレートのままECサイトを作る場合は、簡単に始めることができますが、細かい部分までカスタマイズし、デザインにこだわりたい方は、HTMLなどの知識が必要になる場合があります。
ShopifyはHTML等の知識が無くても充分立派なECサイトが作れるECサイト制作プラットフォームなのは間違いないですが、一から独自でECサイトを構築する場合と比べると自由度では劣ってしまうのは仕方がありません。
Shopifyについて解説を一通り行いましたが、次はShopifyでECサイトを開設する手順について説明をしていきます。実際の画面のスクリーンショットも交えて解説しますので、ご参考になれば幸いです。
1.Shopifyにアクセスする
Shopifyの公式ページにアクセスします。
2.必要な情報を入力してストアを開く
「無料体験を始める」というボタンをクリックすると、
上の画像のような画面に行くので「メールアドレス,パスワード,ストア名,ストアURL」を入力してから、「ストアを開く」をクリックしましょう。
3.Shopifyの質問に答える
shopifyがショップの住所や取り扱う商品のカテゴリーなどの質問をするので、答えましょう。ステップ1/2の方はスキップする事が可能です。
4.ショップ開設、商品やページを充実させよう
これでShopifyに登録をすることができました。
あとはプランなどを選択し、商品やページを追加してショップの内容を充実させましょう。
最後に、Shopifyの上位プランであるShopify Plusについて解説します。
Shopify Plusは主に大量販売を行うECサイトに向けたプランであり、月額料金は2000ドル(日本円で約218,000円)とプレミアムのプランと比べてもかなり高額です。
Shopify Plusにしかない機能は以下のようなものが挙げられます。
もっと詳しく知りたい方は、Shopify Plus公式ヘルプをご参考ください。
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Shopifyは日本人が使用する際まだまだ不便な部分がありますが、最近日本語化に対応されてから国内でも注目されてきている、期待のECサイト制作プラットフォームといえます。
現在も急上昇のサービスであり、これからも伸びていく予想がされます。
ECサイトの開設を考えている方、特に海外展開を狙いたい方はShopifyの利用を検討してみてください。
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