linkタグ内のrel属性に指定することができるprevとnextは、表示ページと関連する前のページや次のページを示唆することが出来る値です。コンテンツが複数ページに跨る時に、複数ページの存在を主に検索エンジン向けに伝えます。
「prev,nextの実装はSEOで意味がなくなった」
本記事で紹介しているGoogleがサポートしている「prev,next」ですが、サポートをその後終了していることが発表されました。GoogleのTwitterで確認することが可能です。これによりSEO観点から、prev,nextを実装することは必須要件ではなくなりました。不必要な改修コストをかけないようにしましょう。
prev、nextとは
<link rel="prev" href="http://www.sample.com/(1番目)" />
<link rel="next" href="http://www.sample.com/(3番目)" />
prev,nextとは、linkタグ内のrel属性に指定する値のことで、「検索結果」など、分割された同一コンテンツのページ前後関係を示します。rel属性にprevを指定した場合は、現在の表示ページの前ページURLを記し、nextは現在の表示ページの後ろページのURLを記載します。この値を指定することで、分割ページ同士の関係を示し、クローラーの混乱を防ぎ、コンテンツの評価を1つに集約することが出来ます。
prev、nextの注意点
prev,nextの取り扱いには注意点がございます。間違った使用をしないようにしましょう。
注意点 |
詳細 |
ビューオール(一覧)ページがある時
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prev,nextを使用せず、ビューオール(一覧)ページに向けて全て<link rel=”canonical”>を設定する。
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存在しないURLを指定しない |
2ページ目、3ページ目とURLがパターン化されている時に、最初のページがイレギュラーなURLである場合は、存在しないURLをprev,nextに指定しないようにしましょう。 |
最初と最後のページはprevもしくはnextのみを指定する |
最初のページはprevのみ、最後のページはnextのみを指定しましょう。中間ページはprev,nextの2つを指定しますが、最初と最後のページは1つだけでいい点に注意しましょう。 |
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