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アドフラウドとは「広告詐欺」のことで、種類や対策などを詳しくご説明いたします。
目次
アドフラウドとは、WEB広告を配信するにあたり時に発生する、広告詐欺や不正広告のことを指します。
ボットなどの自動プログラムを悪用して不正に表示回数やクリック数・成約件数を稼ぎ、水増しすることによって広告費を搾取することが主な手口となっています。
アドフラウドによるデメリットは、本当に広告を配信したいユーザーに広告が配信されず、広告費が無駄になってしまうことです。
悪意のあるボットやプログラムが広告を開くため、広告費をだまし取られると言っても過言ではないかもしれません。
虚偽の成果が発生してもらうことから、費用面だけでなく広告の効果測定にも悪影響を及ぼしてしまいます。
日本では他国に比べて、WEB広告全体におけるアドフラウド率が高い傾向があり、対策の未実装が主な要因となっている。
参照元:PR TIMES「IASが、ビューアビリティ、アドフラウド、ブランドセーフティなどメディア品質指標の最新ベンチマーク「メディアクオリティ レポート 2020年上半期版」を発表」
また、日本でのアプリインストールに際しての平均不正率は約10%と他地域に比べ低くなっているものの、広告予算の1割が不正に騙し取られていると考えると決して見過ごせない状況となっています。
参照元:PR TIMES「~日本を含むAPACが世界で最も被害額が大きいことが明らかに~ AppsFlyer、モバイル広告不正の最新状況に関するレポートを発表」
しかし、大手メディアなども近年では積極的な対策を行っており、2021年末にはYahoo!JAPANより、従来よりも更にアドフラウドへの対策を強化する発表がされています。
参照元:Yahoo!JAPAN「ヤフー、DoubleVerifyと連携しアドフラウド排除とブランドセーフティ確保を 強化するリアルタイム不正解析機能を導入開始」
アドフラウドと一口にいっても様々な手口・手法があり、中でも代表的なものをいくつか紹介いたします。
過度な広告領域とは、検索スパムと組み合わせて広告のみのページに誘導することで広告のトラフィック増を図るシステムのことです。
ユーザーは大量に広告が埋め込まれたページ、または広告しかないページに誘導されてしまうため、広告の誤クリックを誘発することにもなります。
Googleなどの検索エンジンには正常なページに見えるよう偽造していることが多く、ユーザーからは検索結果上は正常なページに見えてしまうため、引っかかりやすくなっているシステムとも言えます。
ユーザーが閲覧しているサイトに貼り付けられていた正常な広告を不正事業者(不正アドネットワークなど)が不正な広告にすり替えて不正な収益を得ることです。
広告主ではなく広告メディアが被害を受ける形となります。
高頻度で自動リロードを繰り返し、ごく短時間に大量の広告を表示させる手法です。
ユーザーが動画を見ている間に、不可視領域で広告だけをリロードさせる、といったケースもあります。
リロードを繰り返すためサーバーにも負荷がかかり、広告表示も多くなるため不正な広告費用が多く発生してしまいます。
正常なサイトで広告を見たユーザーが不正サイトを訪れた際にブラウザのCookieを上書きして、不正サイトで広告を見たように偽装する手法です。
広告主ではなく広告メディアが被害を受ける形となります。
アダルトサイトや違法ダウンロードなど、低品質な広告と判断されたサイトが別のドメインに偽装して広告オークションに参加・広告の入札を受けようとする手法です。
広告表示先として指定指定したドメインと実際に広告が表示されるドメインが異なるため、広告管理者側からはやや発見がしやすくなっています。
広告を透明化したり、ユーザーには目視が出来ないサイズで広告を表示する手法です。
ユーザーは広告を見た意識がないものの広告は表示されたことになり、通常よりも広告の配信量を水増しすることが出来るため、不正な広告費用が多く発生してしまいます。
ブラウザをプログラミングして、自動的に広告表示やクリックを発生させる手法です。
ただ広告を表示・クリックさせるだけでなく、広告主のサイトを一度訪問し、広告単価の高いリマーケティング広告に接触するといった悪質なケースも見られます。
不正プログラムによってユーザーのデバイスを乗っ取り、不正サイトの広告を表示・クリックさせる手法です。
デバイス画面上ではそのような挙動が見られていなくても、デバイスのバックグラウンドで動作を行うケースも見られます。
参照元:一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会「アドフラウドに対するJIAAステートメント」
上記、様々なアドフラウドの手法がありますが、これらに対する対策方法もいくつかあります。
正常な広告出稿を行う上で、今後これら対策の導入も視野に入れていく必要があります。
アドフラウド対策のツールを導入することで、アドフラウドによる被害を抑制することが出来ます。
アドフラウドと想定される不審なシグナルや、リアルタイムで不正を検知してブロックするシステムなど、ツールによって機能は様々です。
ツール導入における注意点としては、ツールは全てのアドフラウドを完全に検出することが現状の技術では困難で、ユーザーに見られている正規の広告もアドフラウドとして検出してしまう可能性があります。
そのため、「アドフラウド検出率」に注目せず、「アドフラウド検出の正確性」を重要視することが、ツール導入・選定の際のポイントとなります。
参照元:AppFlyer「protect360/プロテクト360」
参照元:Adjust「Fraud Prevention Suite/アドフラウド防止ツール」
参照元:DataVisor社「DATAVISOR/データバイザー」
参照元:Phybbit「SpiderAF/スパイダーエーエフ」
アドフラウド被害向けの損害保険もあり、ツールのみでの運用が難しい場合は導入を検討する必要があります。
参照元:Insta Lab「TikTok広告の動画マーケティング、成功事例を見ながら詳しいコツを解説」
今回はアドフラウドという広告における不正行為についてご紹介いたしました。
不正に広告表示回数やクリック数を水増しさせることで、広告主や広告メディアに無駄な広告費用が発生してしまうため非常に迷惑な存在となっています。
ただし、ご紹介したようにアドフラウドへの対策手段もあるため、アドフラウドへの適切な対処をし、適正な広告出稿を行うことが今後も重要になっていきます。
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