Facebook広告とは、Facebook内に表示される広告のことで、リンク広告・カルーセル広告・動画広告など様々な種類があります。
近年WEB広告の中でも、SNSを利用した広告は定番となっています。特にFacebookは全世界でも20億人が利用しており、日本国内においても約2,800万人が利用しています(2018年6月時点調べ)
Facebookの最大の特徴は、そんな数多くのユーザーの中から見てほしいユーザーだけに絞り込み広告を配信することができます。
そこで今回は、Facebook広告の種類など、基礎的な情報から、出稿する方法まで徹底解説します。
デジ研では、他にもTwitter広告、Instagram広告、LINE広告(LINE Ads Platform)についても解説していますので是非参考ください。
Facebook広告には様々な種類の広告形態が存在します。
自社のサービスや商品、ターゲットとなるユーザー層に合わせて、どの種類の広告が適切かを見極めることで、よりパフォーマンスを高めることができますので、是非、参考としてみてください。
Facebook広告の中でも特に配信量が多い手法です。
リンク広告には、ユーザーに対して様々なアクションを促す「Call-to-actionボタン」を設置することができます。ボタンの種類は以下のとおりです。
リンク先のサイトがECサイトの場合は「購入する」、メディアサイトで会員登録をしてほしい場合は「登録する」など、目的に合わせてボタンを使い分けることが可能です。
広告に対して、複数の画像・動画やリンクを設定できる手法です。
横にスライドすることでユーザーにより多くの情報を伝えることが可能です。
様々角度で撮影した商品を一度に表示したり、サービスの特徴を分けて表示したりすることができます。
自社製品の使い方を複数の画像を使用し説明することができます。
一度の投稿で複数の商品を紹介することができるためバリエーションやラインナップをユーザーにアピールできます。
このようにサイトの特徴なユーザーに求めるアクションに合わせて、様々な設定が可能です。
動画を配信できる手法です。主に自社サービス、商品の紹介動画の再生数を増やすためやブランドの認知度アップを目的として使用されます。
近年、YouTubeなどの動画配信サイトが普及しているため、スマートフォンやタブレットで動画を視聴することが以前よりも身近になっています。
そのため、Facebookでも動画広告を利用者することは有効な手段の1つと考えられます。
ニュースフィード上だと一見、従来の広告と同じように見えますが、ユーザーがタップするとフルスクリーンの専用ビューワーが立ち上がり、広告をフリップしたりスクロールしたりすることもできます。
テキスト・写真・動画・GIFアニメなど、様々なコンテンツを載せられるため、ユーザーに対してブランドサイトを見ているかのようなリッチな体験を届けることができます。
従来の広告手法の場合、リンクでFacebookアプリからブラウザを立ち上げるとロードしている数秒の間に、ユーザーが心変わりして離脱してしまうデメリットがありました。一方、キャンバス広告を使用することで、別ブラウザに遷移することなく、Facebookアプリ内で10倍も速くビューワーが立ち上がるため、ユーザーが離脱することなく商品理解を得てもらうことができます。
過去にユーザーが広告主のサイトを訪問した際に閲覧した商品をもとに個人にあった関連性の高いものを自動で表示する広告です。
また、閲覧履歴・居住地・年齢・性別・つながり・興味関心などのユーザー情報をそれぞれ設定することで、サイト未訪問ユーザーに対しても関連性が高いと思われる商品を訴求することもできます。
商品の詳細を動画や写真で確認しながらスムーズに買い物ができる手法です。
動画または静止画メインビジュアルの下に4枚並んだ商品画像が表示され、広告がタップされるとフルスクリーン表示に切り替わります。
ユーザーのメールアドレスなどの連絡先の入力が必要となるような広告を Facebook上で配信することができる手法です。
ユーザーがリード獲得広告をクリックすると、簡単なフォームへの入力を求めるメッセージが表示されます。メッセージ内では、氏名やメールアドレスなど、ユーザーの連絡先情報が自動的に入力されるため、離脱を防ぐこともできます。
設定したターゲットユーザー層に対して、 広告を出稿しアプリのインストールを促進する手法です。
広告にリンクを付けることでApp StoreやGoogle Playなどへユーザーを直接移行させることができます。
さらに、まだアプリをインストールしていないユーザーのみに広告を表示させることができるため、新規ユーザーを効率良く獲得することができます。
ユーザーの現在地情報を元に店舗の近くにいる場合に広告を配信できる手法です。
近くにいる人たちに認知されたい、来店してくれそうな距離にいる人たちだけにイベントの告知をするなど用途に合わせて配信が可能です。
さらに、[今すぐ電話]や[道順を表示]ボタンを設定することで、店舗への来店をサポートすることもできます。
対象のユーザーにクーポンを含んだ情報を広めることで、来店や購入を促す手法です。新規顧客の獲得だけでなく、既存の顧客との繋がりを増やすことも可能です。
また、クーポンの期限が自動でリマインドされる機能もあるため、集客率、クーポンの使用率を高めることもできます。
Facebook広告は予算を自由に設定することができ、設定した予算上限まで課金が発生した場合、それ以上の配信は自動的にストップされます。
それぞれ配信する広告毎に課金の条件が分かれます。
ユーザーは広告を閲覧し、ウェブサイトやアプリに遷移するためにリンクをクリックした際に課金となります。
広告が1,000回表示された段階で課金となります。
ユーザーが広告経由でアプリをインストールした際に課金となります。
広告主のFacebookページにいいね!が押された際に課金となります。
広告内の動画が合計10秒以上再生される際に課金となります。
Facebook広告はアカウントを持っていれば誰でも配信することができます。Facebookトップページの左下の「作成」という項目の下にある「広告」をクリックします。
すると、「広告マネージャ」という画面に移動するので、ここからキャンペーンの目的を選択します。キャンペーンは全部で11種類あります。
各キャンペーンは下記3つのカテゴリに分かれます。
それぞれの広告キャンペーンについて紹介します。
自社のサービスや商品、広告に興味を示す可能性が高い人に広告を配信することで、ブランドの認知度を上げることができるキャンペーンです。
できるだけ多くの人に広告を配信できるキャンペーンです。リーチを目的にすることで、 広告が表示される回数が最大化するため、特に多くの人に訴求したい場合に使用します。
自社のウェブサイトやアプリなど、Facebook内外のリンク先へユーザーを誘導することができます。商品の購入や問い合わせに繋げるためにサイトへのアクセスを増やすことを目的とした場合に使用します。
投稿やページをさらに多くの人にアピールし、コメントやシェア、いいね!、イベントへの出欠確認、クーポンの利用などを増やすことができます。
エンゲージメントを選択するとさらに3種類の広告を選択することができます。
投稿でのエンゲージメント | Facebookページの投稿に対するいいね数を伸ばす広告です。 |
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ページへのいいね! | Facebookページに対しいいね!の数を増やす広告です。 |
イベントの参加者を増やす | Facebookイベントに対して参加者を増やす広告です。 |
アプリをダウンロードできるアプリストアにターゲットを誘導し、ダウンロード数を増やすことができます。
投稿した動画の再生回数を増やすために使用するキャンペーンです。新商品の紹介映像、カスタマーストーリーなどの動画を宣伝して、ブランドの認知度を高めることができます。
ユーザーがFacebookに登録しているメールアドレスや電話番号を取得するためのキャンペーンです。ユーザーが表示される広告がクリックしたフォームが開き、名前やメールアドレスなどあらかじめ 事前に登録されている情報が入力された状態で表示されます。
メッセンジャーアプリ内から、他のサイトや アプリ、メッセンジャースレッドに誘導できるキャンペーンです。商品の購入、お問い合わせ、サポートなどの連絡する手段として、Messengerの利用を促すことができます。
「トラフィック」と同様にウェブサイトやアプリへの誘導を促進するためのキャンペーンですが、異なる点として、ピクセルまたはアプリイベントを使用することでコンバージョンを測定できます。
事前にビジネスマネージャ内で製品カタログを作成することで、ターゲット層に合わせて、カタログの製品を自動的に表示することができます。
複数店舗がある場合に、それぞれの近隣エリアにいる人に広告を配信することができます。
キャンペーンを選択したら、続いてアカウントの国や通貨、時間帯を入力します。
基本的に日本をターゲットとして広告を出稿する場合は、それぞれ必ず「日本」に設定しましょう。
アカウント情報を入力した後は広告セットを設定します。 ここではどんな人に、いつからいつまで、どれくらいの予算をかけて広告を配信するかを設定します。
トラフィックでは特にユーザーを誘導したい、アクセスを増やしたいリンク先を選択します。
ウェブサイトの場合は「ウェブサイト」、アプリの場合は「アプリ」Facebook内のMessagerの場合は「Messager」を選択します。
続いて配信先対象となるターゲットのユーザー層を細かく設定していきます。
設定する項目は以下の通りです。
以前作成し、保存してあるオーディエンスが表示されます。初回の設定の場合は特に設定しなくても大丈夫です。
地域の設定には以下4つの選択肢があります。
この地域のすべての人 | 指定の地域に住んでいる人、過去にいた人、旅行中で現在滞在中の人などを全て含む設定です。 |
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この地域に住んでいる人 | 指定の地域に住んでいる人だけに絞り込みが可能です。 |
最近この地域にいた人 | 過去に旅行で来た人やチェックインした人など設定したエリアにいた記録がある人をターゲットに設定できます。 |
この地域を旅行中の人 | 現在、旅行や出張で訪れている人をターゲットとして設定する事が可能です。 |
ターゲットとして設定する年代を設定できます。
ターゲットとして設定する性別を設定できます。
ターゲットが使用する言語を設定できます。
ターゲットユーザーの興味関心事を設定できます。
例えば、「よくゴルフ旅行をする東京在住の30~40代男性」をターゲットとする場合は詳細ターゲット設定にて、趣味関心を「ゴルフ」「旅行」で設定します。
自分のFacebookページにいいね!した人に配信先を限定したり、除外することができます。
続いて、Facebook広告をどの場所に出すか配置を設定します。
配置の設定は2種類あります。
この設定にすると手動で設定ができる全ての配置の中から最も広告と関連姓の高い配置を自動で最適化してくれます。
そのため、予算を自動で効率よく消化することが可能となります。
まだ広告を出稿した経験のない方はこちらを始めに設定することをおすすめします。
一方「配置を編集」はその名のとおり、各種配置を編集することができます。
「FacebookのPCにだけ広告を出したい」や「Instagramにだけ広告を出したい」などの配信したい場所にだけ広告を出することが可能です。
それぞれ設定する項目について説明します。
配信したいデバイスを選択します。ターゲットユーザーが主にスマートフォンで購入を行うことが多い場合は、「モバイルのみ」に設定します。
「Facebook」「Instagram」「Audience Network」「Messager」の中から主にどの媒体(プラットフォーム)に広告を出すかを選ぶことが可能です。
特定の機器を使用するユーザーだけに絞り込み広告を配信することが可能です。
下記つの設定が可能です。
「フィーチャーフォンのみ」はガラケーに配信する場合になります。
Audience Networkに広告を配信する際、広告を掲載したくない対象ドメインとアプリのURLのブロックリストをアップロードできます。
特定のURLだけでなく以下4ジャンルのウェブサイトとアプリに広告が表示されないようにする設定ができます。
続いて、予算と掲載期間を設定します。
Facebook広告は1日あたり100円~配信が可能です。広告が配信されて設定した予算に達した場合は その時点で広告の配信がストップします。
予算は以下2種類で設定が可能です。
1日の予算 | 1日あたりで広告予算を設定することができます。 |
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通算予算 | ある特定の期間内で広告予算を全体でいくら設定することができます。 通算予算に設定する際には時間帯を設定して配信することも可能です。 |
広告を掲載したい期間を日程、曜日、時間(分単位)で細かく設定することができます。
配信設定を行った後はいよいよ広告を作成します。
広告が掲載される際のFacebookのビジネスページを選択します。
ビジネスページをもっていない、キャンペーン用に別のビジネスページを開設するなどの場合には「Facebookページを作成」の手順に沿って新規ページ作成を行います。
広告の形式を選択します。前段で説明したように自社のサービスと配信先となるターゲットのユーザー層に合わせて適切なものを選択しましょう。
最後に表示させる画像や動画を選定し、 リンク先のURLとテキストを入力します。入力していくと、右側に広告プレビューに内容が随時反映されるので、リアルタイムで内容を確認することができます。
これらの入力が完了し、「実行する」をクリックすれば、広告の配信設定は完了です。
効果の最大化を目指す広告運用
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今回はFacebook広告の種類や設定方法について紹介しましたが、これは現時点におけるものです。これまでFacebook広告はより詳細なターゲットへの配信と、ターゲットのアクションを促すため、新しい手法を次々に生み出して来ました。
適切な広告配信を行うためには今一度、自身のターゲットユーザー層を見直し、Facebookが扱う広告の種類を理解し、パフォーマンスを最大化してください。
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