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ディープリンクとは?仕組みやメリットと設定方法について

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ディープリンクとは、スマートフォンアプリの特定のコンテンツページへユーザーを遷移させることのできるリンクのことです。以前までは、別アプリへリンクを設定しても、アプリストアへ遷移していたのですが、ディープリンクの登場により、スムーズなユーザービリティが実現するようになったのです。

そこで今回は、ディープリンクの過去と現在の意味の違い・使用のメリット・仕組み・代表的な提供機能・設定方法についてご紹介します。

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ディープリンクとは?

冒頭でもお伝えした通り、ディープリンクとは「スマホアプリの特定コンテンツへ直接遷移するリンク」を意味します。しかし、このディープリンクの意味は、過去と現在で異なっていました。

では、過去と現在、どのように意味が異なるのでしょうか?

ディープリンクの過去の意味

冒頭でディープリンクとは、「スマートフォンアプリの特定のコンテンツページへユーザーを遷移させることのできるリンク」とご説明してきました。”スマートフォンの~”とあるということは、スマートフォン登場以後に生まれた言葉のように思われがちですが、ディープリンクという言葉は以前から使われていました。

しかし、意味が若干異なります。以前までのディープリンクは、「Webサイトのトップページ以外のページへのリンクのこと」を指していました。Webサイトのディレクトリ構造の下層ページにあたるページに直接ユーザーを遷移させるリンクということです。その点をみると、現在の意味合いの由来となっていることがわかりますね。

ディープリンクの現在の意味

スマートフォンが一般に普及しはじめたのは、2011年ごろからでしょうか。現在では、「スマホといえばアプリ」というように、多種多様なアプリがストアに並んでいます。スマホアプリは、原則的にひとつのアプリに一つの機能をつけることが慣習となっています。例えば、FacebookアプリもMessenger機能は別アプリになっていますよね。

このように必要最低限なシンプルな機能を有するアプリの場合、同じ運営元が提供する関連アプリに連携する必要が場合によってあります。そのニーズに対して、アプリの特定のコンテンツページへとユーザーを遷移させられるようになったのです。

この「スマホアプリの特定のコンテンツページへユーザーを遷移させることのできるリンク」を、現在ではディープリンクといいます。

ディープリンクによるメリット

直接、ユーザーをスマホアプリの特定のコンテンツページへ誘導できるディープリンクですが、利用にあたり、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、ディープリンクのメリットを3つに分けてご説明します。

ユーザビリティが向上する

スマホアプリの被リンクに関わらず、ユーザーは「無駄な手間」や「自分に関係ない作業」を嫌います。後ほど説明する「TwitterのTwitterカード」や「FacebookのApp Links」などを利用し、ディープリンクを設定することで、ユーザーは直接アプリのコンテンツページに移動することができます。

例えば、特定の動画や機能を紹介する表示を見たユーザーであれば、被リンクを遷移した結果、その特定コンテンツページに移動できればノンストレスですよね。以前までは、アプリのTOPページやストアページに遷移していたので、ユーザーに小さなストレスがかかっていたのです。

アプリのコンバージョンアップが期待できる

アプリのあるコンテンツをユーザーに訴求して、アプリの新規登録や流入につなげるディープリンク。ディープリンク登場以前までは、アプリストアやアプリのTOPページに遷移していたところ、ユーザーに訴求している特定ページにすぐ誘導できるため、ユーザーのモチベーションを損ねることなく、コンバージョンまで繋がりやすくなると考えられます。

アプリによって、コンバージョンやその過程として設定しているプロセスKPIは異なるとは思いますが、事業の最終目的でもあるコンバージョンがアップするのは、ディープリンクを使用する大きなメリットといえます。

一つひとつのアプリの機能をシンプルにできる

前章にて、スマホアプリは原則として「一つのアプリにひとつの機能性をもたせる」ことをお伝えしました。「このアプリは何をするためのアプリなのか?」をわかりやすくユーザーに理解してもらい、普段使いしてもらえるよう、このようなシンプルな機能性がユーザービリティ向上のために重要なのです。

ディープリンクが登場したことによって、関連する別アプリへとユーザーをこぼすことなく誘導することが容易になりました。「メインの機能の軸が異なるので別アプリとしてリリースしているが、関連して利用してもらいたい」アプリがある場合、ディープリンクを利用し、一つひとつのアプリ機能をシンプルに保つことができるのです。

ディープリンクの仕組み

スマホアプリの特定コンテンツへユーザーを直接遷移させることのできるディープリンク。「ユーザビリティが向上する」「コンバージョンが向上する」「アプリの機能がシンプルになる」など、メリットがあることはわかりましたが、ではそもそもどのような仕組みなのでしょうか。ここでは、ディープリンクの仕組みをご説明したいと思います。

まず、ディープリンクでは「Custom URL」や「Universal Links」という技術が用いられています。前者の「Custom URL」を利用することで、ユーザーが該当のアプリをすでにダウンロードしている場合、「アプリを開きますか?」というポップアップが表示され、アプリが起動します。もし、まだアプリをインストールしたことのない新規ユーザーの場合は、別途の設定は必要ですが、アプリは開かず、アプリストアへユーザーを遷移させることもできます。

後者の「Universal Links」も基本的には同じ仕組みとなっています。こちらでは、HTTPまたはHTTPSのURLをアプリと紐づけて設定することで、ダウンロード済みのユーザーのアプリを起動させることができます。「Universal Links」では、「Custom URL」とは違い、事前に「アプリを開きますか?」というポップアップが表示されることはありません。そして、ユーザーがアプリをまだダウンロードしていない場合には、URLで設定されているページへユーザーは遷移します。

ディープリンクの代表例

ディープリンクの機能は多くのツールにて展開されています。ここでは、なかでもメジャーな「GoogleのFirebase App Indexing」「TwitterのTwitterカード」「FacebookのApp Links」「AppleのUniversal Links」について、ご説明していきたいと思います。

Google:Firebase App Indexing

Firebase App Indexing
引用元:Firebase App Indexing

Googleの「Firebase App Indexing」は、モバイルでGoogle検索を行なった場合、検索結果にアプリを表示することができる機能です。Androidで検索したときは、アプリのインストールボタンとGoogleアプリ内のパーソナルコンテンツも同時に表示されます。

検索ユーザーがすでにアプリをインストール済みの場合は、アプリ内の特定のコンテンツページで遷移。まだ、インストールしていない場合は、検索結果にはアプリのインストールカードが表示されます。

Twitter:Twitterカード

Twitterカード
引用元:Twitter:NHK@首都圏アカウント

Twitterの「Twitterカード」とは、Twitterの投稿時にリンクを添付した際に、URLだけでなく、アイキャッチ画像の表示を行なう機能のことです。Twitterカードには、「Summary Card」「Summary Card with Large Image」「App Card」「Player Card」の4種類があり、このうち「App Card」にディープリンク機能が搭載されています。

Twitterは言わずも知れたSNSツールです。なかでも個人が盛んにアクセスし、タイムラインのチェックや検索を行なっていますので、Twitterカードの「App Card」機能でスマホアプリを訴求することで、さらなるアプリ利用者の増加が期待されます。

Facebook:App Links

App Links
引用元:App Links

Facebookの「App Links」とは、スマホアプリの特定ページにユーザーを遷移させることができる、オープンソースのサービスです。皆さんもFacebookの投稿として、アプリの紹介がタイムラインに流れてきたのを目にしたことがあると思います。

現在では、これらの投稿の多くに実装されています。実装することで、Facebookの投稿で訴求しているスマホアプリの特定コンテンツページにユーザー誘導させることができるのです。

Apple:Universal Links

Universal Links
引用元:Universal Links

Appleの「Universal Links」は、iOS9より利用できるようになったディープリンクの技術です。Universal Linksを実装することで、検索ユーザーがiOSで情報を検索し、表示されたWebサイトにアクセスした際に、URLに対応するスマホアプリの特定コンテンツへとユーザーを遷移させます。

ディープリンクの設定方法

それでは、最後にディープリンクの設定方法について、大まかな流れをご説明します。ここでは、Googleが提供する「Firebase App Indexing」の実装の流れについてお伝えいたします(詳細は後ほどご紹介する公式ページをご覧ください)。

まずはじめに、FirebaseとApp Indexingのライブラリを追加します。Firebaseのプロジェクト追加は必ず必要といったわけではありませんが、検索をより効果的に活用するためにも原則的には追加するようにしましょう。

次に、ユーザーを遷移させたいアプリコンテンツへのリンクを構築します。そして最後に、アプリへのAndroidアプリへのリンクを追加します。

大きく分けると、上記の工程を踏んでFirebase App Indexingのディープリンク設定が行なわれます。こちらは大変おおまかな作業の流れになりますので、詳細については「Firebase スタートガイド」をご覧ください。

おわりに

ディープリンクとは、スマホアプリの特定ページにユーザーを直接遷移させる仕組みのことです。現在、スマホでアプリを利用するのが当たり前となり、アプリ数は飽和状態となり、なかなか新規アプリが拡大しにくくなっているともいわれています。

ディープリンクはユーザーをダイレクトにアプリへと誘導するため、ユーザビリティの向上が見込め、記事でご紹介したGoogleやFacebook・Twitterといったスペースで有効的にユーザー獲得できる重要な機能であります。

ぜひ、スマホアプリ運営者はディープリンクの技術を活用し、さらなるユーザー獲得を目指されてみてください。

 

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