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サーバー・ドメイン移管の手順と注意すべきポイント

2022.08.01 2019.12.09 Web制作
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ウェブサイトを運営していると、アクセスの急増やGoogleアップデートによる検索順位の影響で、サーバーやドメインの移管作業が必要な場合があります。他にも、サイトの売買契約により、移管作業を必要とするケースもあるでしょう。

今まで利用してきたサーバーやドメインを移管する場合、どのような手順で進めていけば良いのでしょうか。今回は、サーバーやドメインの移管作業のおおまかな手順や具体的な注意点についてご紹介します。

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サーバーやドメイン移管をする3つのパターン

ウェブサイトの移管作業が発生する場合、目的によって作業内容が異なります。主に、移管作業は、下記の3つに分類できます。

  • サーバーのみ移管
  • ドメインのみ移管
  • サーバーとドメインを移管

移管作業といっても、必ずサーバーとドメインを移管すると決まっているわけではありません。目的によっては、サーバーのみ、もしくはドメインのみということもあります。具体的な作業の流れについては後述しますが、ここではどのようなケースで特定の移管作業が必要になるのか、初歩的なことから丁寧にご説明します。

サーバーのみ移管

まずは、サーバー移管の言葉の概要から学んでいきましょう。サーバー移管とは、現在使用しているサーバーを他社へ変更することをいいます。ウェブサイトを運営していれば、会社の方針やサイトの運営規模によって求める機能性やセキュリティ性、サポート体制を考慮し、サーバー移管が必要になります。

上記の場合、ドメインの登録事業者の変更は必要ないため、サーバーのみを移管することになります。

ドメインのみ移管

ドメインの移管とは、あるドメイン登録業者で取得したドメインを、他社のドメイン登録業者へ手続きの内容を変更することをいいます。ドメインのみの移管作業は、どのようなケースで発生するのでしょうか?

煩雑化しがちなドメインの管理情報を一元管理する場合に、ドメインのみ移管作業が発生します。他にも、ドメインの登録や管理を実施するドメイン登録業者を変更すれば、使用料金に関する更新作業や取得情報の変更作業を簡略化できます。

移管時には、移管費用が発生しますが、移管先のサービス内容によっては年間の管理コストを大幅に抑えることができます。

サーバーとドメインを移管

自社で管理しているウェブサイトを他社に譲る場合、譲渡先が指定するサーバーとドメインを別の事業者へ移管する場合があります。本来、ウェブサイトの譲渡契約時に、サーバー契約の名義変更について了承が得られているのなら、サーバーとドメインの移管作業は必要ありません。

ただし、売り主側が1つのサーバーで複数のウェブサイトを管理している場合は、どうでしょうか?この状態では、サーバーの名義を譲渡先の企業へ変更できません。その結果、サーバーとドメインの移管作業が必要となります。

ウェブサイトの売買契約により、複数の事業者が関係している場合は、プライバシーの保護の視点からもサーバーのみ、もしくはドメインのみの移管作業に固執するのではなく、柔軟に対応することが大切です。

サーバーのみ移管する際の流れと注意したいポイント

サーバーのみの移管作業が必要な場合は、どのような流れで作業を進めることになるのでしょうか。移管作業の流れの概要と作業時の注意点についてご説明します。

サーバーのみ移管する際の流れ

下記は、サーバーのみ移管する際の大まかな流れです。

ステップ1

移管先のサーバーの申し込み手続きを進める。

ステップ2

ドメインを設定する。

ステップ3

新規のサーバーへデータを移行する。

ステップ4

ネームサーバー情報の切り替えを行う。

ステップ5

旧サーバーを解約する。

 

上記の手順に従って進めれば、特に難しくはありません。設定作業だけなら、最短1日でできてしまいます。ただし、設定後の反映に数日を要することがありますので、3日程度の作業となると想定しておきましょう。

作業途中にネームサーバーの変更がありますが、移管先のサーバーに合わせて設定してください。ネームサーバーとは、これからどのサーバーを利用するかを決定するためのアドレスのことです。

そのため、古いサーバーではなく、新規で利用するサーバーをアクセス先として設定します。

サーバーのみ移管する際の注意したいポイント

移管先のサーバーを決める際は、旧サーバーよりも高機能なものを選びましょう。サーバーの機能が高ければ、ページの表示速度がアップし、SEO的にも良い影響があるからです。

そして、サーバー移管作業では、「ネームサーバーの移管が上手くいかない」というトラブルに陥りやすいです。ネームサーバー情報の変更には、一定の時間がかかります。最大で72時間はかかると想定しておきましょう。

72時間待つことなく、旧サーバーを解約してしまうと、ウェブサイトが表示されないなどのトラブルが生じるため、注意してください。

ドメインのみ移管する際の流れと注意したいポイント

ドメインのみを移管するには、どのような作業手順が必要になるのでしょうか。次に、ドメインのみ移管する際の作業の流れや注意すべきポイントについて確認していきます。

ドメインのみ移管する際の流れ

下記は、ドメイン移管の主な作業の流れです。

ステップ1

旧ドメイン登録業者で移管条件を確認する。

ステップ2

旧ドメイン登録業者へ移管申請をする。

ステップ3

新ドメイン登録業者へ移管申請をする。

ステップ4

ドメイン登録業者へ入金手続きを済ませ、ドメインの移管作業を進める。

ステップ5

完了通知メールを確認する。

 
 
ドメインのみの移管作業は、数日から数週間程度かかります。ドメインの契約内容や管理会社によって完了までの作業の時間や流れは少し異なるため、詳しくは契約先のドメイン登録業者へ問い合わせてください。

ドメインのみ移管する際の注意したいポイント

ドメインは、取得後にすぐに移管できるわけではありません。60日が経過するまでは、移管作業ができません。取得から60日が経過したら、旧ドメイン登録業者へ、ドメインロックの解除を依頼しましょう。

ドメインは、他の登録業者へ移管できないように設定されている場合があります。ロックを解除してもらわない限りは、移管作業に移れないため注意してください。

移管予定のドメインは、どのようなものでも同一の作業で移管できるわけではありません。手続きの仕方は、ドメインの種別によって異なりますので、ドメイン登録業者の作業マニュアルを読んで確認しましょう。

移管後は、Googleアナリティクスや記事コンテンツ、メールフォームへアクセス可能か確認し、アクセスの減少に繋がるポイントがないかサイト内を分析してください。

ドメインとサーバーを移管する際の流れと注意したいポイント

サーバーのみの移管作業とドメインのみの作業を組み合わせれば、ドメインとサーバーを移管することは簡単です。次に、ドメインとサーバーの移管作業の流れと注意点を確認していきます。

ドメインとサーバーを移管する際の流れ

ドメインとサーバーの移管作業の流れは、下記の通りです。

ステップ1

新規で契約するサーバーを選定する。

ステップ2

旧サーバーと旧ドメインの移管時に必要な情報を収集・整理する。

ステップ3

移管先となる新規のサーバーを契約する。

ステップ4

新規のサーバーでウェブサイトの構築作業を開始する。

ステップ5

ドメインの移管作業を開始する。

ステップ6

ウェブサイトの構築作業を終える。

ステップ7

新規のサーバーでメールアドレスを発行する。

ステップ8

ネームサーバーを変更する。

ステップ9

ネームサーバーの変更が完了したら、旧サーバーを解約する。

 
 
もし、他社との協力体制で移管作業を進める場合は、上記の手順の中にアカウントIDやパスワードの共有、情報の公開範囲を決める作業が加わります。取引先の企業が信頼できるのかを確認して、手順通りに移管作業を進めましょう。

ドメインとサーバーを移管する際の注意したいポイント

ドメインとサーバーを移管する際、すべての作業が自社だけで完結する場合としない場合があります。もし、他社のサーバーやドメインアカウントにアクセスする必要が生じた場合は、必ず確認してから移管作業を進めてください。

最悪の場合、現在運営しているウェブサイトのすべての情報が社外へ流出してしまう可能性があります。売買契約を交わす場合、双方の権利関係はもちろんですが、作業の流れが複雑になりがちですので、ウェブサイトの移管業者へ協力を要請するのもひとつの手段です。

サイト売買業者を介して取引を進めれば、これまでのGoogleアナリティクスのデータや有効なSEO対策の仕方、制作にかかわっていたライター情報などを、教えてもらえる可能性があります。売買手数料がかかりますが、今後の運営方針について参考にするためにも、必要なコストといえるでしょう。

よくあるトラブルと対処法

サーバーやドメインの移管作業では、さまざまなトラブルが生じます。最後に、生じやすいトラブルの対処法をご説明します。

ドメイン取得後、60日が経過していない場合の対処法

ドメイン取得から60日以上が経過しない限りは、原則として移管作業ができません。ただし、例外的に移管する方法があります。それは、同じドメイン登録事業者間で移管するという方法です。

Aのアカウントのドメイン情報をアカウントBへ移動すると伝えれば、わかりやすいでしょうか。この方法なら、60日を待たずに移管できてしまいます。他社のドメイン登録業者に移管するよりも同じ登録業者間で移管した方が手間もなく手続きも非常に楽です。

ドメインの移管時の審査で拒否される場合の対処法

ドメイン登録業者に登録するドメインには、Whois情報が登録されます。Whois情報とは、ドメインの管理者情報のことです。ドメインの移管時には、Whois情報が徹底的にチェックされます。

ドメイン審査により、管理者氏名や住所に誤りがある場合は、移管申請を拒否されてしまいます。「ドメインの移管申請を出しているのに、まったく受け入れてもらえません」と、おっしゃる方がいますが、登録情報が誤っている可能性が高いです。

特に、住所の番地以降の情報に記入忘れなどのミスが生じやすいため、移管申請を出す際は、しっかりとチェックしましょう。

すべてのデータが消滅した場合の対処法

サーバーの移管作業に失敗すると、すべてのデータが消滅してしまうことがあります。移管作業の失敗意外にも、サーバーの故障によって、データがなくなるケースもあります。ただし、データが消失してしまっても、すべてのデータを事前にバックアップしていれば、問題ありません。

データを復元すれば、いつもの状態に戻すことができます。そのため、できる限り、データのバックアップ機能が標準的に搭載されたサーバーを選ぶことが有効な対処法となります。

格安サーバーには、自動バックアップ機能がないケースがありますので、値段だけでサーバー選びをすることがないようにしましょう。

おわりに

サーバーやドメインの移管作業について、おおよその流れや注意点について、確認できたかと思います。初めから大型サイトの移管に着手するのは、少し不安があるでしょう。そのため、練習用のドメインを取得し、経験を積むことから始めましょう。

作業に慣れてしまえば、ウェブサイトの大小に関係なく、安全に手続きを進められます。もし、サイトの売買契約により譲渡手続きが必要な場合は、売買を専門とする中間業者へ協力を依頼し、トラブルへのリスクを意識しながら移管作業を進めていきましょう。

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