昨年の今頃、Moz上で公表したSkyrocket SEOのリンクビルディングの調査結果を多くの方がご覧になったかもしれません。
評判は素晴らしく、業界におけるこの分野が時間の経過とともにどのように発展し、進化するかを確認するためにも、これを毎年恒例のシリーズとすることにしました。
まず、「リンクビルディング」...
そうです。名称は「コンテンツマーケティング調査」や「インバウンドリンク獲得調査」に変更していません。リンクビルディングはSEOの戦略上、まだとても有効な武器であり、独自の調査が相応しいと考えています。
一企業として、私達はクライアントのためにリンクビルディングを行っていますが、彼らと同程度に自社の為にもリンクビルディングに投資しています。(正直に言いますと、私達はやり方を少し変えました。)
しかし、適切なオーガニック検索での露出を高めたいのなら、リンクが必要であるという事実は変わりません。
ご理解頂いたところで、アンケートの詳細を見ていきましょう。
目次
調査にご参加いただいた315人ほどの皆様に心より感謝いたします。人数は去年より少し減りましたが、これは、リンクビルディングが日々のタスクの一部であると考えている人が少なくなったことが部分的に影響していると思います。これは機会損失だと私は思っています。今年は重複した記載事項やアンケートの提出があり、それらを整えるためにも調査数は315に減らしました。
予想通り、回答者の構成は昨年と類似していました。しかし今回は、第一回の調査からのユーザーフィードバックから、回答者がご自身の仕事に、より近いものが選べるよう、カテゴリーをいくつか追加しましたので、直接比較することは難しくなります。
2013年の調査では、回答者の10%が「自分の会社がリンクビルディングに毎月5万ドル強の費用をかけている」と回答していたので、リンクビルディングにかける費用の上限が業界を通して、わずかに減少しているように思われます。
そうは言っても、「毎月1-5万ドル使用する」と回答した会社は、前年の11%から今年は37%となり、増えていることが窺えます。
前年比での変化は、2つの要因によるものと考えられます。
かつてWarren Buffettはこう言いました。
「人が貪欲なときは慎重に、人が慎重なときは貪欲であれ。」
私は多種多様な企業と話をしますが、彼らとの会話から知る限りでは、多くの方がリンクビルディングに対して慎重な姿勢を取っていることが分かります。
実際、調査の後半のデータからは、人々が直面している最大の課題の一つは、どのリンクが役に立ち、どのリンクが悪影響になるかを理解していないということが読み取れます。Google社の多数のウェブサイトに対するアクション(ウェブマスタープロパガンダとまでは恐ろしくて言えませんが)は、一部の人を麻痺させてしまうほど、劇的な影響力があります。
確実な戦略を用いれば、今日の市場を手中にできる機会でもあると言えます。
1999年に行われていたマイクロサイトやセカンドレベルのページにリンクを貼る取り組みにより、リンクビルディング(被リンク構築)を行うことはできます。リンクをクリーンに保ち、Googleに関係なく重要なリンク獲得の機会を特定することができます。このような極端な施策ではなくとも間を取って行うこともできます。未だにリンクがインターネットおよびGoogleのアルゴリズムのバックボーンを形成しているのは事実で、それは長期に渡って変わることはないでしょう。
これに関しては、John-Henry Scherck氏に感謝します。彼から2013年の調査後、パーセンテージに関するデータを得られたら興味深いという提案がありました。今は比較できるものはありませんが、将来、オンライン・マーケティング予算が一般的に増加している(リンクビルディングに割り当てられる予算の割合は同じでも、今までより大きい予算となっている)のか、あるいは、人々がリンクビルディングに価値を見いだし、同じ総予算でも多くの割合をリンクビルディングに割いているのか、明確にすることができるでしょう。
このことは、今年の毎月の投資が1万−5万ドルの枠に多くの人が移行したというデータと一致しています。
費用を増やした、あるいは減らした理由は何ですか?
過去12ヵ月にリンクビルディングにかける費用の増減を決めた理由を尋ねました。
回答は以下のように分類できます。
増加の主な理由:
減少の主な理由:
(以下の数字は、パーセンテージではなく「票数」です)
2013年の調査の回答と比較すると、コンテンツ主導の戦略への明らかなシフトが見られました。例えば、2013年には50%がゲストブログは主要な戦略としていたが、2014年には主要な戦略とした割合は15%となっています。
もう一つ興味深いデータは、有料リンクの人気が再燃していることです。これは、企業がより支配力を維持したいという思惑が働いているためと考えられます。2013年ではわずか5%が主要なリンク戦略として有料リンクを挙げていたのに対し、2014年では13%強が有料リンクとブログネットワークを主要なリンクビルディング戦略の一つと回答しています。
このような課題は、2013年に報告されたものと類似しています。それはオーガニック検索のパフォーマンスに対し、どのリンクが有用でどれが悪影響なのかについて、そしてプロセスとスケーラビリティの欠如に関する課題であると言えます。
興味深いことは、SEOが課題にあふれており、一つが克服されるとすぐに次の課題が現れます。 2013年は回答者の28%が「リンクを獲得する方法を探す」が重要な課題であると回答しましたが、今年はリンク先の問題に関する記述はありませんでした。このことは、2013年の段階では、「新世界」に対応するために調整を行っており、そこから、この課題が日々の仕事に影響を与えないほど能力を高めることができたことを示唆していると思います。現在、主な問題は、リンクを得ることそのものではなく、私達が事業を続けるためにランクを付ける必要があるページ・・・マネーページにリンクをはることにあるようです。
(以下の数字は、パーセンテージではなく「票数」です)
(以下の数字は、パーセンテージではなく「票数」です)
(以下の数字は、パーセンテージではなく「票数」です)
下の図表をご覧ください。
調査にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。また来年お会いしましょう。
この記事をご覧いただいている皆様へ。 このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開さ…
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