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FID(First Input Delay)とは?調べ方と改善方法

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FIDとはFirst Input Delayの略称で、訳すと初回操作遅延の意味になります。FIDはLCPやCLSを含めた3指標で構成されるCoreWebVitalの1つの指標です。FIDの改善はユーザーエクスペリエンス向上やSEO効果が期待できます。FIDの改善は、メインスレッドを占有しがちなJavaScriptの最適化で解消が見込めます。今回はFIDの基礎知識から改善方法までを解説します。

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FID(First Input Delay)とは?

FID(First input delay)が遅れる要因

FID(First Input Delay)とはFirst Input Delayの略で初回に発生する操作(クリックやタップなど)遅延の時間を計測したCoreWebVitalの3指標(LCP、FID(First Input Delay)、CLS)のうちの1つです。FID(First Input Delay)の秒数が少ない方がユーザーに最適な閲覧環境を提供できているので、ユーザーエクスペリエンスの向上効果があります。FIDは検索順位のランキング要因となっているCoreWebVitalの1つなので、SEO対策の一貫となります。

FIDが低い(遅延時間が少ない)
FIDが高い(遅延時間が多い)
ユーザーエクスペリエンスが良好
ユーザーエクスペリエンスに支障がある

なぜ初回の操作遅延が重要な指標になるのか?

FID(First Input Delay)の指標は文字通り、”初回”で発生する読み込み遅延の指標です。なぜ初回の遅延読み込みの改善が必要なのでしょうか。そこには以下のような理由があります。

  • 操作遅延を初回に限って改善するのは、ユーザーのサイトに対する第一印象を良くするために改善に取り組みます。もし、初訪問のユーザーが使いづらいサイトだと感じたら、ページ離脱に繋がり機会損失が起きます。
  • 操作遅延が起きやすいタイミングの多くは、ページの読み込み時に発生しますので、初回で発生する操作遅延にフォーカスすることで多くの操作遅延要因の除外を試みることが出来ます。

もちろん初回以外の操作遅延も発生する可能性はありますので、無視していいわけではありません。それでも、初回の操作遅延の改善は、多くの問題解消に繋がるので重要視していると考えられます。

FIDの低スコアはユーザビリティ低下につながる

もし、FIDのスコアが悪いときに起きる挙動は、ページで見えるリンクをクリック(タップ)しても、何も画面変化が起きないので画面がフリーズしたように感じます。こうした状況は、ユーザーが端末の不具合を感じるかもしれませんし、次の挙動が起きるまでじっと待機させることを強いるかもしれません。

FIDはSEO評価要素の1つ

CoreWebVitalは検索順位のランキング要素となっていますので、指標の1つであるFID(First Input Delay)を改善することはSEO対策になります。FID(First Input Delay)のスコアは、一定のしきい値まで改善すればSEOに問題はありません。FID(First Input Delay)のスコア判定が「Good」であればよく、必要以上に工数をかけないようにしましょう。

FIDのスコアをPageSpeedInsightsで確認する

FID(First Input Delay)のスコアは、PageSpeedInsightsで計測することが出来ます。ページのデザインやテンプレートファイル毎にFID(First Input Delay)スコアは異なりますので、異なるテンプレートごとにFID(First Input Delay)スコアを確認するとよいでしょう。

PageSpeedInsightsを見る

PageSpeedInsightsの確認方法は下記画像のようにバーにスコアを図りたいページのURLを入力するだけです。

pagespeedinsightsの画面

バーにURLを入れて「分析」ボタンを押したら、数秒後にFID(First Input Delay)のスコアと判定結果が表示されます。以下の分析結果を示す画像例を見てみますと、FID(First Input Delay)が1.18ミリ秒と「改善検討が必要」な判定になっていますので、それなりに優先度を上げる必要があります。

PageSpeedInsightsで計測したFirst Input Delayのスコア画面

低スコア(Poor)の判定が出た場合は優先度を高く設定して早期の改善が望まれますが、上記のように「改善検討が必要な判定」の場合は他施策の工数や優先度を加味した上で施策の順番を決定するようにしましょう。

FIDの改善方法

FIDの多くはJavaScriptが要因であることが多くなっています。そのため、FIDが発生している場合はJavaScriptの改善に注力して取り組むとスコア改善が見られる傾向にあります。FIDのスコアを悪くする要因をPageSpeedInsightsで確認した上で、以下の表で挙げられるポイントで解消できるか試してみましょう。

改善方法 内容
サードパーティ製コードの影響を減らす サードパーティ製のJavaScriptは、可能な限り読み込むソースから削除しましょう。サードパーティ製コードの実行にかかる時間は、サードパーティーを提供する外部環境に依存してしまいますので、FID(First Input Delay)の秒数を悪くしてしまう傾向があります。
JavaScript の実行にかかる時間を短縮する JavaScriptは実行完了までにかかる時間コストが多くなる傾向がありますので、FID(First Input Delay)スコアが悪いときはJavaScriptにかかる時間を短縮するとよいでしょう。主に以下の取り組みが考えられます。

  • 使っていないJavaScriptは削除すること
  • ソースを圧縮すること
  • ユーザーに必要なコードだけを分割してJavaScriptを実行させる
メインスレッドの作業を最小限に抑える ブラウザ処理の過程でメインスレッドを占有しているJavaScriptを特定しましょう。あまりにもメインスレッドを占有している場合は、メインスレッドを占有している要因を特定する必要があります。タスクを分割することや遅延読み込み、ファイルの軽量化を図ります。
サーバーの応答速度改善 サーバーの応答時間が遅い場合は、JavaScriptの実行も遅くなります。さらにCSSファイルの読み込みも遅くなります。サーバーの応答時間が遅いと、サイト全体的にFID(First Input Delay)スコアが悪くなるので注意が必要です。スペックのグレードアップやデータベース、CPUなど改善余地を検討しましょう。

FIDはコーディング時に注意することで未然に防げる

FID(First Input Delay)のスコアを悪くする要因の多くは、コーディング時に防ぐことができます。コーディング前に依頼側が細かく要求することは難しいため、コーディングの質がWebサイト制作側に求められます。当社は、LCPや表示速度に影響するコーディング要件を調整することができますので、表示速度などLCPの改善相談は当社のWebサイト制作にご相談ください。

FIDのよくある質問

良いFIDとは何ですか?

ユーザーのエクスペリエンス満足度を高めるために、初回に発生する操作遅延の時間(First Input Delay)を100ミリ秒以内にすることをいいます。ユーザーだけの恩恵だけでなく、SEO効果にも恩恵があります。

FIDはどうやって改善しますか?

FID(First Input Delay)のスコアを悪くする要因は、JavaScriptのタスクがメインスレッドを占領してしまうことで操作の反応性が悪くなることによるものが多いです。そのため、重いJavaScriptの除外やJavaScriptのタスク分割、3rdパーティーツールのJavaScriptをできるだけ使わないなどの対策が必要です。サイトの表示スコア改善の相談は当社のWebサイト制作にご相談ください。

FIDを計測する仕組みはどうなってる?

遅延の計測は、ブラウザのイベントハンドラの処理時間(秒数)で表します。ただしイベント処理時間そのものやイベントハンドラー処理実行後の時間は問いません。

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石井

不動産営業の実務経験を持ち、メジャー7の不動産会社のWEBハウスエージェンシーとして勤務していた宅建資格を持つ異色なSEOコンサルタントです。不動産や求人検索、ECサイトにある検索システムのテクニカルなSEOを支援する実績があります。宅建士、上級ウェブ解析士、HTML5(Javascript) レベル2の資格保有。
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