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ページネーションで記事を分割するメリットデメリット

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ひとつどうしても言いたいことがあるんです。
キュレーションメディアとか、中堅どころのオウンドメディアで多用しまくっている「ページ分割しまくってるやつなんなの?」ということ。

「もしかして、スマホユーザーが見やすいようにしているつもりなの?」「たいしてスクロールしてないのに、2,000文字程度の記事を5分割とかなんなの?」「次のページに行くのにもページ読み込みが毎度発生して見に行くの面倒だわ、他のサイトに行こ」って思うんです。

私以外にも、そう感じているユーザーさんもいるんじゃないんですかね。
「なぜそんなくどいことしてんの?」と疑問をお持ちのそこのあなたのモヤモヤを解消できる!…かはわかりませんが、思いのたけ(ただの文句)を書いてみます。

コンテンツの作り方が簡単に分かるIntimateSEO

ページ分割って何のことよ?

念のため、ページ分割について説明しておきましょう。ページ分割、またはページネーションとも言います。

ひとつの長い文章を複数のページに分けて、分けたページに番号を振って、リンクを設置してアクセスさせるものです。それ以外にも、ブログサイトの記事アーカイブ(一覧)で記事が多いと縦長になりすぎちゃので、多くの場合は1ページに表示させる記事数を決めて、ページネーションで分割させているなど。

まぁ、下記の画像のようなものです。

 
split-the-articles-of-owned-media-01
 

Googleさんから、「ページ分割させるのは全然問題ないけど、元々はひとつのページなんだから、人間だけじゃなくてロボット(Google bot)にもその構造を理解できるようにしてもらっていい?」とお達しが出ているので、当社のようなSEO屋はこのページネーションの内部設定に対して、細かく目を光らせています。

詳細は長くなるので、この記事では解説しませんが、正しいSEOを意識したページ分割を自分のサイトに実装したい方は、下記で詳しく紹介されているので、そちらを参照してくださいな。

参考:rel=”next” と rel=”prev” を使用したページネーションのご紹介

 
ページ分割(ページネーション)は“ひとつの長い文章を複数のページに分けて、分けたページに番号を振って、リンクを設置してアクセスさせるもの”として使うことがありますが、これが今回の記事の論点なんですよね。

なんで大して長くもない文章をそんなに分けちゃってるの?いらなくね?ってことです。まぁ、そんな面倒なことをやるからには、何かしらのメリットがあるからやっているんでしょう。

「なんで大して長くもない文章をそんなに分けちゃってるの?いらなくね?メリットなんてあんのかよ?」と、私では到底想像がつかなかったので、私よりもそういったことに詳しい部長に聞いてみたところ、「なるほどね」と思う見解をいくつかもらいました。

ページ分割しまくることのメリット

  1. PV数をモリモリにできる
  2. 広告の表示回数(インプレッション)をモリモリにできる
  3. Webメディアとしての「価値」をモリモリにできる
  4. ページの読み込み速度を上げる

「なるほどね」とは思ったものの、まぁ、ほとんど自分の事しか考えていないメリットですね。詳細は以下にて解説していきます。

PV数をモリモリにできる

ひとつの記事を10分割すれば、記事を読み終えられた場合に、分割しなかった記事と比べてPV数は10倍となり、数値をモリモリにできます。

では、なぜモリモリにするかというと、Webサイトに掲載している広告主からの報酬のためです。

広告の表示回数(インプレッション)をモリモリにできる

契約形態的に、PV数が多ければより多く報酬がもらえる(厳密に言えば広告の表示回数が多ければ多いほど多く報酬がもらえる)ので、上記のようにページ分割をたくさん行い、PV数をモリモリにすれば、1記事に対する収益がモリモリになって、自社はウハウハでメディア運営元的には最高だよね♪(サイトを見に来るユーザーなんて知らねーぜ、広告主様、お殿様)という感じですかね。柔らかく言うと。

Webサイトに広告を掲載しようと思っている会社の担当者さんが、“会社から言われたからWebマーケの広告費を取りあえず使ってる”程度の認識だと、こんな感じでモリモリにされたPV数を見て「◯万PVっすか?!まじヤベー!当社の広告がこんなに表示されてんすか?まじヤベー!」とまんまとなりかねないので、広告を出す側も必要最低限の知識を持つことが大切です。

まぁ、今どきそんなPV至上主義な契約をしている広告主なんてほぼいないと思いたいのですが、未だにページ分割しているメディアがあるということはいるにはいるんでしょうけどね…。

Webメディアの「価値」をモリモリにできる

これはどういうことかというと、「PVが多ければ多いほど=メディアの収益になる」ということを先ほど説明しましたが、そのせいで「PVが多ければ多いほど、めちゃめちゃイケてるメディアでしょ!」と思っている方が多いんですよね。

あながち間違いではありませんが、Webサイトの価値で大事なのは、前提として「ユーザーに役立つ情報」を提供し、かつ、その結果として得られる訪問者数・PV数・ユニークユーザー数・滞在時間・直帰率のはずです。決してPVだけでではありません。

でも、まだまだPVだけ見る方も多いので、「とりあえずページ分割してPVを稼ぐぜ!」という手法が消えない。

せっかく「ユーザーに役立つ情報」が提供できているにもかかわらず、ページネーションを見ただけですぐ離脱する、私のようユーザーもきっとたくさんいるはずなので、大きな機会損失が多々発生してると思うんですよ。

ページの読み込み速度を上げる

これは唯一ユーザー想いだと思うメリットですよね。テキストが短ければ短いほど、画像が少なければ少ないほどページの読み込み速度は速くなります。

なので、すべてのコンテンツを1ページにまとめてあげるより、それを細かく分割してあげることで読む込む量が必然と減るので、読み込み速度が速くなる理屈です。

早くなるスピードはおおよそ0.1秒あるかどうかだと思うんです。(適当)0.1秒あれば光の早さで3万キロ進めるので、地球半周くらいの時間は節約できるんです!これはとても助かりますよね!

冗談はこのくらいにして、次はデメリットを紹介しましょうか。

ページ分割しまくることのデメリット

これは即答できます。「ウザい!」これにつきますよ。

「ページの読み込み速度を上げる」ということなら1万歩譲って許しますが(それでも分割しすぎ)、ほとんどの場合がサイト管理者側の都合でページ分割しているだけなので当然です。

中には、ページ分割に関して、Googleからのお達しを正しく設定していない場合も多いっすね。

この対策が検索順位にどれほど大きな影響を及ぼすかというと、そこまで大きくはないと思ってますけど、それは小~中規模の場合。人によって大きい規模の定義が異なってくるとは思うんですけど、500記事以上あるようなWebサイトでは間違いなく、やっておいた方がいいっすね。

もちろん、それ以下だとしてもやらないよりは絶対に対策しておく方が良いに決まってますけど。

じゃあ“続きを読む”は良いのかって?

ページ分割ではなく、“続きを読む”というボタンを設置しているWebメディアも良く見られますが、「ページ分割はダメで“続きは読む”はいいのか?」って?

あくまで私の感覚だと、“続きを読む”ボタンをリンクとして設置させてるのはダメで、JavascriptでURLを変えず開閉させるならOKってところですかね。

もう一度言います、あくまで私の感覚ですよ?

そもそもこれまでも言ってるように、いちいちページの読み込みを発生させられることに嫌悪感を持っているわけですよ。なので、リンクさせないなら一応はありかなと思いますね。まぁ回りくどいことしないで全部見せてもらって良いですか?というときもありますけどね。

ただ、この“続きを読む”の設置にはある程度のメリットもあるってことはわかっていて、そのメリットはすぐに記事下部にある「関連コンテンツ」に辿り着けることや、記事の内容を知る時間の短縮ですね。

続きを読む”ボタンより前にその記事で言いたいことが簡潔にまとめられていれば、わざわざ記事最後のまとめなど読まなくてもサクッと記事の内容を知ることができます。そう考えれば、ニュースサイトなんかではそれほどストレスは感じません。

逆に、コラムなどの“読ませる系コンテンツ”などで“続きを読む”ボタンが設置されているとイラっとします。全然読ませる気ねーじゃん…って。

まとめ

結局のところ何を言いたかったのかというと、「ユーザーに優しいサイト設計を心掛けましょうよ」ということです。

記事の分割を善意でやっているWebメディアだって当然あるでしょうから「今すぐ全部の記事内のページネーションをやめろ!」なんて言いません。

私は人の総意の器であるつもりもないので、世の中の人の大部分が私のような考えではないでしょう。そのユーザーが知りたい情報がそこにありさえすれば、いくらページ分割されていようと、せっせと辿ってくれる人だって大勢いるでしょう。

ただ、「私はそういう記事は読まないけどね!」ってだけです。
いわば今のメディアって“急な階段”なんですよね。「一部の人には良いけど、一部の人は登れない」みたいな。誰でも登れるスロープがいいな~と思うんです。

Webメディアを運営している皆さん、私のような人のためにも、Webサイトのバリアフリー化をよろしくお願いいたします。
 

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