YouTubeには豊富なジャンルの動画が数えきれないほどアップロードされています。
この記事を読んでいる方の中でもほとんどの方がYouTubeを利用したことがあるのではないでしょうか?
実際YouTubeは動画プラットフォームとして世界最大級の規模を誇っています。
そんなYouTubeでは広告をさまざまな方法で配信を行うことができ、2種類の課金方式が用意されています。
こちらでは、YouTubeで広告を配信するメリットや、YouTubeで配信できる広告の種類などを詳しく解説していきます。
目次
YouTube広告とはその名の通り、YouTube内に掲載する広告のことです。
動画を使用しユーザーへとアプローチできるので、従来の検索広告やディスプレイ広告では表現できなかった新しい表現でアプローチが可能です。
他にも特徴としてさまざまなターゲティング方法や配信形式が存在しています。
それぞれに特徴があるので、それらは後述します。
近年動画広告の市場は拡大を続けており、2020年の動画広告市場規模としては、2,954億円の見通しが立てられており、そしてなんと2024年には2020年の2倍以上の6,856億円に達する見込みとなっています。
このように、動画広告の市場規模は右肩上がりに増加しており、今後の主流媒体となりつつあり、予想市場規模を考えると、2024年には動画広告は当たり前になっているかもしれませんね。
先ほど解説したように、動画広告市場規模は年々増加しております。
その中でも特に市場規模を伸ばしているのが「YouTube広告」です。2022年にはYouTube広告の市場規模は、334億円になると予想されています。近年主流となりつつある、YouTube広告はどういった商材と相性が良いのかを次で紹介していきます。
結論、企業ではなく個人を対象としたBtoC企業などが取り扱うことの多い、美容系やファッション、健康食品などと相性が良いと言われています。
YouTube広告では詳細にターゲティングを設定しユーザーの趣味嗜好に合わせて配信することができるので、個人に対しての商材と相性が良いとされています。
また、自動車などの高額で趣味嗜好がかなり左右する商材とも相性がいいとされています。
そんなYouTubeで広告を配信するメリットを次で紹介していきます。
YouTubeで広告を配信するメリットは大きく3つあります。
これら3つのメリットを詳しく解説していきます。
2020年からの外出自粛などの影響も相まって、YouTubeを視聴するユーザーが大幅に増加しています。18歳から64歳までの2020年9月の月間利用者数は日本国内のみで6,500万人を超えており、実際私も毎日欠かさず利用させていただいています。
このようにYouTubeは18歳から64歳と幅広いユーザーが定着、今後さらに増えていくと予想されており、YouTube広告は幅広いユーザーの日常に欠かせないプラットフォームと言えます。
YouTubeを視聴している際に、スキップ可能な広告が出てきたことはありませんか?
よく目にするスキップ可能な広告は実は、スキップされた場合一切費用が掛からない仕組みになっているのです。
広告をスキップしたユーザーはアプローチしている商材にあまり興味がないユーザーと判断できます。コンバージョン確度の高くないユーザーに費用をかけて広告を配信する機会が少ないことから、商品購入やお問い合わせ、資料請求などのCV率が高く、費用対効果が高いと言えます。
また、他にも検索広告のように広告をクリックされて初めて費用が発生する課金方式や動画が2秒以上再生されないと費用が発生しない課金方式などさまざまな方法があることから、必要なユーザーに適したタイミングで配信できるからこそ、費用対効果が高いといわれているのですね。
YouTubeは先ほど紹介したように、さまざま年代や趣味嗜好を持ったユーザーが多く利用している動画プラットフォームです。YouTubeを利用している多くのユーザーの中から、商材に合ったユーザーを絞って配信することはとても難しいことです。
しかし、YouTube広告ではさまざまなターゲティング方法が用意されており、それらを駆使することでエンゲージメントが高いユーザーのみに絞って予算を抑えつつ効率よく配信することができます。
YouTube広告のターゲティングにはユーザーの属性などで絞り込む「オーディエンスターゲティング」広告の掲載場所で絞り込む「コンテンツターゲティング」の2種類があります。
ユーザーの属性などで絞り込むオーディエンスターゲティングでは、そのまま意味の通りですが、ユーザーの閲覧履歴や登録情報などをもとにターゲティング設定を行うものです。
そんなオーディエンスターゲティングで使用できる主な項目は下記の8項目です。
ユーザーの年齢や性別、世帯年収、子供の有無などといった情報から設定が可能です。男性向けの商材なら、男性のみに配信できるなどの設定が可能になります。
YouTubeを利用したことがある方なら、メンズ脱毛や、メンズ用の美容商品などの広告が出てくるのを経験したことがあるのではないでしょうか。
使用例としては、男性向けの高級美容品などを販売している場合、性別は男性のみに設定し、世帯年収を上位に設定しておくことで、ターゲットユーザーである高級品を買う可能性の高い男性に絞って広告を配信することができます。
先ほど紹介した、ユーザー属性グループに加えてさらに以下の詳細情報を設定可能です。
アフィニティカテゴリはYouTubeユーザーの興味関心や、習慣などを指定できます。
運動、食品、健康、旅行などの話題に強く関心を持っているユーザーを指定し広告を配信することが可能です。
自社商品関連のジャンルを指定し配信することでより、お問い合わせや商品購入、認知度を上げることが可能になります。
カスタムアフィニティカテゴリではキーワードやURLなどを自由に選択し、アフィニティカテゴリを自分で作成することができます。
すでに用意されている項目から選択し、配信するアフィニティカテゴリよりも、商材に合わせて自由に作成することが可能です。
ライフイベントとは結婚や引っ越し、就職などユーザーのライフイベントに対してターゲティングする方法です。
例えば、マイホームなどの広告を配信する場合は、ライフイベントで結婚を設定することで、成果が期待できます。
購買意欲の高いオーディエンスはアフィニティカテゴリ同様に商材に該当する項目を選択することでターゲティングが可能になります。
選択可能な項目は全382種類ありますが、商材に合う項目をピンポイントで選択してしまうと、ユーザーの母数が少なくなってしまい、配信数が減少する可能性があります。
購買意欲の高いオーディエンスを使用する際は、広めに設定する必要があります。
カスタムインテントオーディエンスはユーザーがGoogle検索で最近検索したキーワードや閲覧したホームページ情報に基づき広告が表示されます。
カスタムアフィニティとは違い、カスタムインテントではユーザーが最近検索キーワードをもとに配信するので、より購買意欲の高いユーザーに配信することができ、商品の販売やお問い合わせなどに有効と言えます。
リマーケティングは、ユーザーの視聴履歴や登録しているチャンネル、閲覧したことのあるYouTube広告などの情報をもとにグループ化されたユーザーへ広告を配信するターゲティングです。
以前に動画を閲覧したことがあるユーザーやYouTubeチャンネルにアクセスしたことのあるユーザーは、興味関心が高い可能性があり、リマーケティングによって再度アプローチすることで購入や資料請求、申し込みなどのコンバージョンアクションに繋がりやすい傾向があります。
YouTube広告で成果を出すために必ず理解していただきたい項目が、配信できる広告の種類です。YouTubeはさまざまな広告の種類が用意されており、成果を上げるためには商材に合った形式を利用することが必要不可欠になります。
そんなYouTube広告は大きく分けて「運用型」と「予約型」の2種類があります。
運用型、予約型でそれぞれに特徴があるので、ここではそれぞれの特徴を紹介します。
予約型広告は、純広告やリザベーション広告とも呼ばれることがあります。そんな予約型広告は、事前に掲載場所の枠を購入し広告を出稿する方法となっており、一般的な検索広告や、ディスプレイ広告とは違いオークション形式で掲載の有無を決めないので、確実に広告を表示させることができます。
予約型広告のメリットとしては、主に以下2点が挙げられます。
対してデメリットとしては
といったものが挙げられます。
以上のことから予約型は大規模な認知拡大が目的としている場合などに有効な方法と言えます。
予約型ではマストヘッドや、2020年にリリースされた「YouTube Select」といった広告メニューが当てはまります。
YouTubeマストヘッドとは、YouTubeのトップページの上部に表示させる広告です。
トップページはユーザーが最も目にする場所なので、認知拡大に有効であると言えます。
Googleの報告によると、マストヘッド広告を利用したことにより、広告想起が平均92%増加し、購入意向もなんと46%増加したという結果が出ています。
すでにブランドを認知しているユーザーには、企業のイメージをさらに強くイメージさせることが可能です。
YouTube Selectは2020年にリリースされた広告メニューで、「Google Preferred」をリブランディングしたものです。登録者数や視聴数が多い、有害なコンテンツを配信していない、有料チャンネルと認定されているなど安全性の高いチャンネルへ広告を配信することができます。
チャンネルの中でも配信する広告との親和性が高いチャンネルへ配信できるため、正確な配信が可能となっています。
チャンネルの選び方として、YouTube側で選ばれた「MUSIC」「LIFESTYLE」といったカテゴリパッケージから選ぶことのできるLineupsのほか、チャンネルそのものを単独で指定できるよりカスタマイズ性の高いCustom、子供向けのプラットフォームやスポンサーとしてチャンネルを買い取るProgramといった選び方があります。
運用型広告は予約型とは異なり、事前の予約が不要な広告メニューです。予約が不要なこともあり、短い時間で入稿から配信までを行うことができます。そんな運用型広告は大きく分けると、 True View広告とバンパー広告の2種類があります。
さらにそこから、True View広告はインストリーム広告とディスカバリー広告の2種類に分かれます。
True Viewインストリーム広告は、動画の冒頭や中盤、最後に表示されるものです。
広告表示から5秒後にスキップ可能になる「スキッパブル広告」と15秒間の動画広告を視聴完了するまでスキップができない「ノンスキッパブル広告」があります。
True view ディスカバリー広告とは、ユーザーがYouTube上で動画を検索している際に、通常の動画と並んで掲載される広告です。
True view ディスカバリー広告は、サムネイル画像とテキストで構成されており、広告の表示サイズが掲載場所によって変化する特徴があります。広告の掲載場所としては、以下3カ所に配信可能です。
また、特徴としてユーザーが検索している動画に関連したものを掲載することができるので、エンゲージメント率が高いとされています。True view ディスカバリー広告はユーザーが広告をクリックして動画を視聴した際に、費用が発生する課金形式となっています。
また、True view ディスカバリー広告は広告主のチャンネルを通して広告を配信するので、
興味を持って広告をクリックしたユーザーのチャンネル登録も期待できます。
バンパー広告とは最大で6秒間のスキップ不可の広告です。先ほど紹介した、True Viewインストリーム広告と似ていますが、スキップ可能かそうでないかの違いがあります。
バンパー広告は、インプレッション単価制の課金形式となっており、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生します。
またバンパー広告はスキップができない広告なので、必ず最後までユーザーに広告を見てもらうことができ、認知拡大に非常に有効な広告です。
YouTube広告の費用としては、取り扱う業種、サービスによって費用などは変わってきますが、ここでは目安として大体の費用感をお伝えしていきます。
True View インストリーム広告 | 費用目安:3~20円程度 |
---|---|
True view ディスカバリー広告 | 費用目安:1クリック3~100円 |
バンパー広告 | 費用目安:10~500円程度 |
YouTube広告では、さまざまな配信方法、課金形式があるため、商材や予算、目的に合わせて配信方法を上手く活用することで、高い費用対効果を期待できます。
事前にしっかりとYouTube広告を理解しておく必要がありますね。
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YouTube広告のメリットやターゲティング種類、配信形式、費用まで解説してきました。
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