Facebook、Instagram、Twitter、LINEと併せて5大SNSとされている「Tiktok」の広告について、費用やターゲティング、広告の種類などを詳しく解説いたします。
目次
「TikTok(ティックトック)」は、2016年に中国のByteDance社がリリースした、モバイル向けのショートビデオプラットフォームです。
アプリを主体としたSNSで、15秒または60秒がメインで最大3分の短い動画を投稿・視聴することが可能で、世界の利用者数は10億人を突破、国内月間アクティブユーザー数は950万人を突破し、急成長中のアプリです。
参照元:TikTok Pte. Ltd.「10億人の皆様に、ありがとうございます!!!」
参照元:MarkeZine「TikTokが広告配信プラットフォームをリニューアル!日本法人副社長に聞く、広告主企業の活用価値」
国内では若年層を中心に支持を得ており、中でも10代の利用率が31.1%と非常に高くなっているのが特徴的です。
参照元:NTTドコモ モバイル社会研究所「【SNS】LINE利用率8割超え:10~30代は9割が利用」
また、純広告型から運用型まで、多様な広告メニューが用意されています。
TikTok広告は、他のSNS広告と比較して以下3つの強みがあります。
フルアテンション(主体的な視聴態度)で広告が見られる傾向が他媒体に比べて強くなっています。
フルアテンション≒集中して広告が視聴されるため、一般的に嫌悪されがちな広告に比べて、高い効果が期待できます。
参照元:TikTok Pte. Ltd.「TikTokユーザー調査レポート ~TikTokはユーザーにフルアテンション(主体的な視聴態度)で観られる傾向~」
前述の通り、10代および20代の利用率が非常に高いため、若年層向けの商材のプロモーションを効率的に行うことが可能です。
YouTube広告など、広告用動画の作成および編集は一定のスキルを求められるため、ややハードルが高くなってしまいます。
運用型のTikTok広告では動画テンプレートが多く用意されており、管理画面上で簡単に動画作成することが可能となっています。
TikTok広告はTikTokを含むアプリ2つと、TikTok For Businessが提供するモバイル広告プラットフォームに配信が可能です。
TikTokでの配信面はインフィード面のみとなります。ユーザーの興味関心に基づく「おすすめ投稿」という動画が表示されるページ内に掲載されます。
Buzz VideoはTikTokを運営するByteDance社が提供しているコンテンツプラットフォームで、幅広いジャンルの動画コンテンツを配信しています。
TikTokとの一番の違いはユーザー層で、TikTokは10代男女を中心とした若年層がメインユーザーに対して、Buzz Videoは男性比率が89%、35歳以上の比率が82%と、ミドル世代の男性割合が圧倒的に多い特徴があります。
Buzz Videoではニュースフィード、動画の詳細ページ、動画の最後に表示されるポストロールの3ヶ所に掲載されます。
Pangle前述のBuzz Videoと同様にByteDance社が提供しており、多彩なジャンルのアプリに広告配信が可能なモバイル広告プラットフォームです。
プレイアブル広告や動画リワードでのアプリインストール・課金促進が可能で、アプリの広告出稿に適しています。
また、優れたAI技術で確度の高いユーザーへのリーチが可能です。
TikTok広告で設定可能なターゲティングは、性別・年齢・地域などの「デモグラフィック」、アプリ内での行動などを基にした「興味関心」、端末のOSや通信回線のキャリアなどの「通信・端末環境」の3つに大きく分類することが出来ます。
・性別
全性別/男性/女性
・年齢
全年齢/13~17歳/18~24歳/25~34歳/35~44歳/45~54歳/55歳以上
・地域
国、または都道府県単位で選択
・言語
ユーザーのアプリ言語設定に基づく
・興味関心
ペット、ゲーム、旅行、教育、飲食・グルメ、アプリケーション、デジタル家電、金融/交通、ニュースデータ、マタニティ/ベビー、アウトドアスポーツ、ファッション/靴/帽子/カバン、メークアップ/スキンケア、携帯電話/パソコン
・ユーザー行動
アプリ内の行動に基づくターゲティング(特定カテゴリの動画に対してのいいね、フォローしているクリエイターなど)
・通信環境
無制限(Wi-Fi環境)/2G/3G/4G
・OS
iOS/Android
・OSのバージョン
バージョンの選択が可能
・デバイス価格
配信される端末の価格帯を設定可能
・キャリア
NTT docomo、au、SoftBank
現在TikTok広告では純広告型3種、運用型1種類の計4種類の広告メニューがあり、それぞれご紹介いたします。
起動画面広告とは、TikTokアプリを起動した際に表示される広告で、すべてのユーザーに表示がされます。3秒の画像、または3~5秒の動画が掲載可能となっています。
1日1社(1枠)限定メニューのため、高額かつ広告枠確保することが難しいものの、多くのユーザーにリーチできるため、ブランディングには非常に適したメニューとなっています。
参照元:Insta Lab「TikTok広告の動画マーケティング、成功事例を見ながら詳しいコツを解説」
費用形態 | 広告の表示回数で課金(インプレッション型課金) |
---|---|
契約単位 | 1日 |
費用 | 770円/1,000インプレッション |
想定費用 | 500万円程度 |
インプレッション課金形式となっており、想定される費用は500万円程度となっています。
#チャレンジ広告(ハッシュタグチャレンジ広告)とは、テーマとなるハッシュタグを用意し、ハッシュタグの内容に合わせた動画をユーザーに作成・投稿してもらう、ユーザー参加型の広告となっています。
企業からの一方的なプロモーションではなくユーザーが自主的に投稿するため、広告特有の嫌悪感を抱かせにくく拡散による認知度向上やファンの獲得に優れたメニューとなっています。
掲載期間の2ヶ月縛りがあるため、他メニューと比べて最低出稿額は高めとなっています。
参照元:Insta Lab「TikTok広告の動画マーケティング、成功事例を見ながら詳しいコツを解説」
費用形態 | 期間契約 |
---|---|
契約単位 | 2ヶ月 |
費用 | ベーシックハッシュタグチャレンジ:1,000万円 スタンダードチャレンジ:1,500万円 ハッシュタグチャレンジプラス:1,700万円 バトルハッシュタグチャレンジ:2,000万円 |
各メニューごとに、費用に比例する形で保証インプレッション数が設定されています。
インフィード広告とは、アプリ起動後のページか、おすすめ投稿の間に表示される広告です。
全画面表示されるため画面占有率は100%となり、ユーザーへの訴求力がかなり高いメニューとなっています。
他のメニューに比べて動画の表示時間が長く、多くの情報をユーザーに伝えることが可能となっています。
参照元:Insta Lab「TikTok広告の動画マーケティング、成功事例を見ながら詳しいコツを解説」
費用形態 | 期間契約型 |
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契約単位 | 1日~ |
費用 | Top View:625万円/日 └1日1社限定。 Brand Plemium:42万円/日~ └性別・年齢・興味関心などでターゲティングが可能。 設定ターゲティングと契約期間で費用は変動。 OneDayMax:300万円/日 └初接触のユーザーのみに広告が表示 |
広告の掲載場所やタイミング、対象ユーザーなどで費用感は異なっています。
TikTok Adsとは、通常の投稿と投稿の間に表示される広告です。通常の投稿と同様に5~15秒の間表示させることができます。
起動画面広告と同様に導線をおいて成果につなげることが可能です。
掲載期間の2ヶ月縛りがあるため、他メニューと比べて最低出稿額は高めとなっています。
費用形態 | フレキシブル |
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契約単位 | 1日~ |
費用 | キャンペーンレベルでの最低予算金額は5,000円 広告セットレベルでの最小予算金額は2,000円 |
出稿期間は自由設定でき、実質5,000円の予算から出稿が可能なため、他メニューに比べて出稿の自由度は高くなっています。
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今回は、TikTok広告の配信先、ターゲティング、種類についてご紹介しましたが、それぞれの特徴について具体的に把握できたでしょうか?
動画コンテンツを主軸とし若年層に強いSNS広告で、これまでのSNS広告の各種媒体とはかなり差別化された広告媒体であると言えます。toC商材との親和性が高い傾向にありますが、広告配信の目的に合わせて適切なメニュー選定やターゲティング設定を行うことがTikTok広告配信を成功させる上で重要となります。
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