InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)は、個人間の交流だけでなく、企業とユーザーのコミュニケーション手段としても重要性が高まっています。特に、既読を付けずに確認する方法や、スクリーンショットの通知有無などの利用上の不安を解消したいというニーズが増加しています。
本記事では、DMの送り方から活用方法までを整理し、日常利用からビジネス活用まで役立つ情報をわかりやすく解説します。
目次

InstagramのDMは特定の相手と直接やりとりできる機能のこと。「ダイレクトメッセージ」を略して「DM」と呼ばれています。DMはコメントとは違い、やり取りしているユーザーのみが内容を確認できます。主な機能として1対1でやり取りできる他、複数人が参加するグループチャットも作成可能。
また無料で音声通話やビデオチャットも利用できるなど、コミュニケーションツールの一つとして幅広く普及しています。Z世代の間ではLINEよりもInstagramのDMを活用しているユーザーも多くいるようです。
⇒参考元:https://sikiapi.com/articles/ur5sfhum85
⇒参考元:https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/71980
そんな便利なInstagram。アカウントを持っているなら、ぜひDMの便利な機能を熟知しておきましょう。
InstagramのDMは、用途に応じて使い分けることで、スムーズなやり取りが可能になります。
代表的な送信方法は4つあり、状況に合わせて選択することで効率的にコミュニケーションを図れます。

最も一般的な送信方法で、すぐにDMを始めたい場合に適しています。アプリを起動後、最短でメッセージ画面にアクセスでき、日常的なやり取りに向いています。
【操作手順】
宛先を複数選択することも可能なため、短い連絡の一斉送信にも適しています。

相手のアカウントを見つけたタイミングで、そのままDMを送れる方法です。
フォローしている、または興味関心のあるユーザーに対してコミュニケーションを始めたい場合に活用しやすい手順です。
【操作手順】
メッセージボタンが表示されない場合は、相手が受信制限を設定している、またはフォロー外のDMを受信しない設定にしている可能性があります。どうしてもDMを送りたい場合は、一度相手をフォローしてみるとよいでしょう。

投稿内容に触れながらコミュニケーションを取りたい場合に適しています。共有した投稿が前提として存在するため、話題が生まれやすい点も特徴です。
【操作手順】
メッセージと一緒にフィード投稿がシェアされます。また、以下の内容を併せて送信できます。

ストーリーズを閲覧中にそのままDMを送信できます。投稿の特性上、24時間で表示が消えることから、リアルタイム性のあるコミュニケーションに向いています。
【操作手順】
ストーリーズは閲覧したタイミングの反応や感想を伝える際に適しており、親近感のあるコミュニケーションに繋がりやすい傾向があります。
【送信方法の使い分け】
| 送信経路 | 特徴 | 活用シーン |
|---|---|---|
| ホーム画面 | 基本操作で最も一般的 | 日常的なやり取りに適している |
| プロフィール | 見つけたタイミングで送信可能 | 新規コミュニケーションの開始時 |
| フィード投稿 | 投稿と併せて共有が可能 | 投稿内容を話題にしたいやり取りに |
| ストーリーズ | リアルタイム性が高い | タイムリーな反応や感想を送りたい場合 |
送信方法を適切に選ぶことで、相手にとって受け取りやすい形でメッセージを届けることができます。
InstagramのDMは、開封すると相手側に「既読」が表示されますが、設定や閲覧方法を工夫することで既読をつけずに確認することができます。急いで返信できない場合や、内容だけ先に把握したい場面で役立つ方法です。
ここでは、再現性の高い4つの方法を紹介します。
既読表示をオフにする設定を行うことで、メッセージを開封しても相手に既読が表示されなくなります。
全体設定に加え、特定ユーザーのみ既読をオフにできる個別設定にも対応しています。
【全体設定の手順】
【個別設定の手順】
この設定により、相手からのメッセージを開封しても既読表示が付かない状態で閲覧できます。
全体設定と個別設定が分けられるようになったことで、ユーザーごとに対応方法を変えられる点が利点です。
参考(Meta公式ヘルプ)
スマートフォンの通知機能を活用し、アプリを開かずにメッセージ内容を確認する方法です。通知上で確認した場合、既読が付くことはありません。
【iPhoneでの手順】
【Androidでの手順】
通知で確認できる文字数には限りがあり、複数メッセージが届いた場合には全て表示されないことがあるため、短文の確認をしたいときに適した方法です。
DMのスレッド画面では、メッセージを開かずに冒頭部分のみ確認できます。開封とみなされないため、相手に既読は表示されません。
1件のメッセージであれば冒頭の数十文字が確認可能ですが、複数件届いた場合は”メッセージ〇件”と表示され、本文の確認はできない仕様となります。
スレッド画面を開く際は誤ってタップして開封しないよう注意が必要ですが、簡易確認には有効な方法です。
【操作手順】
制限モードを利用すると、特定ユーザーからのメッセージが「リクエスト」に分類され、開封しても既読が相手に表示されません。閲覧状況を知られずに内容を確認したい場合に適しています。
【操作手順】
制限後は、DM受信箱ではなくリクエスト欄に表示されるため、その状態でメッセージを確認します。
確認後に制限を解除しても既読は付かず、開封した事実は相手には通知されません。
【方法別の特徴比較】
| 方法 | 特徴 | 適したケース |
|---|---|---|
| 既読オフ設定 | 最も確実に既読を防げる | 長期的に既読を付けたくない相手への対応 |
| 通知確認 | アプリを開かずに閲覧可能 | 短文確認や急ぎの内容把握 |
| スレッドプレビュー | 冒頭部分のみ確認可能 | 要件だけ先に把握したい場合 |
| 制限モード | 閲覧しても既読が付かない | 既読を知られたくない相手とのやり取り |
各方法には向き不向きがあるため、目的に応じて使い分けることで、意図に沿った対応ができます。
InstagramのDMでは、スクリーンショットや画面録画を行った場合に通知されるケースと通知されないケースがあります。特に「通常のDM」と「消えるメッセージ(閲覧制限付き投稿)」では仕様が異なるため、事前に仕組みを理解しておくことが大切です。
この違いを把握しておくことで、意図しないトラブルを避け、安全にコミュニケーションを行うことにつながります。
通常のDM画面で送受信されるテキストや写真、動画、投稿の共有については、スクリーンショットや画面録画を行っても相手に通知されません。
過去に通知が表示されるという誤った情報が拡散されたことがありますが、現在の仕様では通知は行われません。
上記はいずれもスクショや録画を行っても相手に通知されず、履歴などにも表示されません。
閲覧回数や保存可否を制限できる「消えるメッセージ」や「一回表示の写真・動画」については、スクリーンショットや画面録画を行うと、相手に通知されます。
プライバシーを重視した機能であり、記録されることを防ぐ仕様が採用されています。
これらのコンテンツに対してスクショや画面録画を行った場合、相手側のDM画面に通知が表示される仕組みになっています。
【通知有無の比較表】
| DMの種類 | スクショ通知 | 特徴 |
|---|---|---|
| 通常DM | 通知されない | テキストや通常送信された写真・動画は記録可能 |
| 消えるメッセージ | 通知される | 閲覧後に削除され、スクショは原則非推奨 |
| 一回表示の写真・動画 | 通知される | 保存や再閲覧ができない仕様 |
消えるメッセージに関しては、記録されることを前提としないコミュニケーションのため、スクショ行為自体が相手に不信感を与える可能性があります。
スクショや録画が可能であっても、相手との信頼に影響する場合があります。特に、相手が保存されたくない意図で送信しているケースや配慮を求めているケースもあるため、慎重な対応が求められます。
【留意点】
消えるメッセージに関しては、プライバシーや安心感を重視した機能であることから、スクショは原則控えることが望ましいとされています。
【要点まとめ】
| 内容 | 要点 |
|---|---|
| 通常DM | スクショや録画を行っても通知されない |
| 消えるメッセージ系 | スクショや録画をすると通知される |
| 利用時の配慮 | 相手との信頼関係維持の観点で慎重な行動が必要 |
スクショ通知の仕組みを理解して利用することで、相手に配慮したコミュニケーションが可能になります。
InstagramのDMを安全かつ快適に利用するためには、受信範囲や通知、ステータス表示などの設定を適切に管理しておくことが重要です。
一般ユーザーだけでなく、企業アカウントやSNS担当者にとっても、トラブル防止や情報管理の観点から必要な設定です。
ここでは、安全性と利便性の両面から設定方法を整理します。
DMの受信範囲を調整することで、知らないユーザーやスパムアカウントからのメッセージを防ぐことができます。特に、フォロー外のユーザーからのDM受信を制限することで、不要なリスクを軽減できます。
【操作手順】
【設定の種類】
受信範囲を細かく設定することで、必要なやり取りに集中できる環境が整います。
通知設定を調整することで、必要なメッセージのみを受信し、不要な通知を減らすことができます。
特に業務利用の場合、重要度の高いやり取りを見逃さないための設定が求められます。
【操作手順】
【通知設定の例】
状況に応じた通知管理を行うことで、必要な情報を適切に受け取りつつ、通知過多を防げます。
DMでは、自身のステータスが相手に表示される仕組みがあります。
オンライン表示や既読などの情報を非表示にすることで、プライバシーを保ちながら利用することが可能です。
【設定できるステータス情報】
【手順(オンライン表示)】
オンライン表示をオフにすることで、返信を急かされたり、在席状況を推測されたりすることを避けられます。
企業アカウントやSNS担当者がDMを運用する場合、情報管理の観点から以下の設定を推奨します。
【推奨設定】
企業がDM対応を行う際は、記録管理や対応履歴の保存が求められる場合があるため、複数担当者で運用する際は対応ルールやDMガイドラインを整備すると円滑に運用できます。
【設定項目のまとめ】
| 設定項目 | 主な目的 | 推奨ユーザー |
|---|---|---|
| 受信範囲設定 | 不要なDMの防止 | 一般・ビジネスどちらにも推奨 |
| 通知設定 | 必要な情報の見逃し防止 | どちらにも推奨 |
| オンライン表示管理 | プライバシー保持 | 一般ユーザー |
| 運用ガイドライン整備 | 情報管理リスク低減 | ビジネス利用 |
DM設定を整えることで、安心してメッセージをやり取りできる環境が構築でき、コミュニケーションの質や効率性も向上します。
インスタDMは、誤送信や内容を残したくない場合に、後から削除することができます。
削除には「送信取消」と「スレッド削除」の2種類があり、相手側の表示や削除範囲が異なります。
状況に応じて適切な方法を選択してください。
信取消は、送ったメッセージを双方の画面から削除できる方法です。テキスト、画像、動画、リンクなど、送信したすべての形式に対応しています。
手順は以下の通りです。
送信取消を行うと、そのメッセージは相手の画面からも消えます。
ただし、送信取消をしたこと自体は相手に通知されませんが、相手が既に閲覧していた場合は内容を記憶されている可能性があります。
また、一度取り消したメッセージは復元できません。
スレッド削除とは、メッセージの履歴を自分のDM画面から消す方法です。
相手側の履歴には影響しない点が送信取消との違いです。
操作方法はOSによって異なります。
スレッド削除を行うと、自分の画面上からチャット履歴が消えます。
誤って削除した場合でも復元はできないため、削除前に必要な内容を保存しておくことを推奨します。
使い分けの目安は以下の通りです。
| 削除方法 | 自分の画面 | 相手の画面 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 送信取消 | 消える | 消える | 誤送信、内容を残したくない場合 |
| スレッド削除 | 消える | 消えない | 履歴整理、不要なチャットを非表示にしたい場合 |
状況によって、削除したい範囲が異なります。
メッセージ内容を完全に消したい場合は送信取消、自分の画面だけ整理したい場合はスレッド削除を選択するとよいでしょう。
InstagramのDMは多様な機能を備えており、日常利用からビジネス運用まで幅広いシーンで活用できます。
機能を目的別に理解しておくことで、コミュニケーションの質を高め、効率的な情報共有や業務連絡にも役立ちます。
ここでは、DM機能を用途別に整理し、活用のポイントをまとめます。
表現の幅を広げる機能を活用することで、メッセージのやり取りがスムーズになり、相手との距離を縮めることができます。
【主な機能】
リアクション機能は相手のメッセージに対して手軽に気持ちを伝えることができ、ボイスメッセージはテキストでは伝わりにくいニュアンスやトーンを補完できます。
GIFスタンプはカジュアルなコミュニケーションに適し、チャットテーマ変更は視覚的にも会話の雰囲気作りに役立ちます。
画像や動画、投稿などを共有できるDMは、個人の近況共有だけでなく、情報共有や業務連絡にも適しています。
【主な機能】
【活用例】
投稿共有は話題のきっかけになりやすく、情報共有を円滑にします。
プロフィール共有は、アカウント紹介やビジネスの連絡先案内に役立ちます。
メッセージ管理や作業効率を高める機能を活用することで、特にビジネスアカウントや複数のやり取りが発生する場合に効果的です。
【主な機能】
【機能別の活用ポイント】
| 機能 | 特徴 | 活用シーン |
|---|---|---|
| ピン留め | よく使うチャットを固定表示 | 重要な取引先や顧客のDM管理に |
| メッセージ編集 | 誤送信時や内容修正が可能 | ビジネス連絡の正確性向上 |
| グループチャット | チームでの情報共有が可能 | プロジェクト連絡やコミュニティ運営に |
| 消えるメッセージ | 閲覧後に削除される | 一時的な情報共有や機密性が求められる場合に |
ピン留め機能を活用すると優先度の高いDMを見失うリスクが減り、メッセージ編集は誤解を防ぎ、ビジネスでの正確な情報発信に役立ちます。
また、グループチャットは複数人での情報管理に有効で、一時的な情報を共有したい場合には消えるメッセージが適しています。
最後に、InstagramのDMについてよくある質問をまとめてみました。
A.DM通知が届かない場合は、Instagramアプリ側とスマートフォン側の設定、またはネットワーク環境が影響している可能性があります。
まずは通知設定が有効になっているかを確認することが重要です。
【主な確認項目】
【改善手順】
併せて、スマートフォンの設定画面から通知許可が有効かも確認するとよいでしょう。
A.DMを送信できない場合は、相手の受信設定やブロック、年齢制限、通信環境など複数の要因が考えられます。
送信済みメッセージが表示されていても、実際には相手に届いていない場合があるため、状況を整理して確認する必要があります。
【主な要因】
【対応方法】
ビジネスアカウントの場合は、問い合わせ導線としてDMを活用する場合があるため、受信拒否設定になっていないか定期的に確認すると安心です。
A.InstagramのDMを安全に利用するためには、個人情報の取り扱いや相手への配慮が欠かせません。
特に、初対面の相手や企業とのやり取りでは慎重な対応が求められます。
【注意すべきポイント】
安心して利用するためには、見知らぬユーザーから送られたリンクやファイルは開かず、怪しいアカウントはブロックや制限を活用することが推奨されます。
企業としてDM対応を行う場合は、情報管理ルールを整備し、社内で共有しておくとリスクを抑えられます。
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InstagramのDMは、多様な機能と設定を組み合わせることで、日常利用からビジネスでのコミュニケーションまで幅広く活用できます。送り方や既読回避の方法、スクショ通知の有無、安全に利用するための設定など、仕組みを理解しておくことが重要です。
機能面と安全面を意識しながら活用することで、相手に配慮した円滑なやり取りが実現します。利用目的に応じて設定や機能を選択し、適切なコミュニケーションに役立ててください。
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