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このページは、SEO情報ブログ「ディーエムソリューションズの社員が作った、【SEOまとめ】」にて公開されていた記事であり、2014年12月にデジタルマーケティング研究所へ統合されました。
オートコンプリートとは、検索窓にキーワードを入力するとGoogleがそれまでに蓄積した履歴から同時に用いられる複合語をヒントとして表示してくれる機能です。
インスタント検索(Instant Search)とは、オートコンプリートと連動して検索結果ページをリアルタイムに表示してくれる機能です。2011年4月に日本にも導入されました。
オートコンプリート&インスタント検索で何が変わった?
見た目・操作感のインパクトは相当なものがありますし、技術的にはかなり高度なバックボーンを持っていることもあって鳴物入りで登場したオートコンプリート&インスタント検索ですが、今のところ意外と軽微な影響しか発生していないといわれています。
参考までに直近(2011年5月)で米OptifyがリリースしたCTRの一覧表を掲載しておきます。
順位 |
CTR
(Average:平均値) |
CTR
(Median:中央値) |
1位 |
36.4% |
25.0% |
2位 |
12.5% |
9.1% |
3位 |
9.5% |
7.1% |
4位 |
7.9% |
5.5% |
5位 |
6.1% |
3.8% |
6位 |
4.1% |
2.7% |
7位 |
3.8% |
2.6% |
8位 |
3.5% |
2.0% |
9位 |
3.0% |
1.8% |
10位 |
2.2% |
1.5% |
11位 |
2.6% |
1.3% |
12位 |
1.5% |
0.7% |
1~3位が絶対、というのは相変わらずですね。
テールキーワードの価値も落ちていない
インスタント検索の導入でテールワードでのSEOが非常に不利になる(複合ワードの時に先に入力した1単語目での結果を見てクリックしてしまうため)とも言われていましたが、そうとも言い切れないようです。次ぎも米Optify社の結果ですが、特にテールワードにおいては下位表示でも流入が見込めるため、引き続き出来る限り間口を広げておくべきであることがわかります。
順位 |
Head Terms
(1000回以上/月のキーワード) |
Tail Terms
(100回未満/月のキーワード) |
1位 |
31.9% |
25.0% |
2位 |
5.2% |
14.3% |
3位 |
3.4% |
11.1% |
4位 |
2.2% |
10.1% |
5位 |
1.0% |
7.5% |
6位 |
0.4% |
6.0% |
7位 |
0.3% |
5.5% |
8位 |
0.8% |
4.1% |
9位 |
0.1% |
3.3% |
10位 |
0.6% |
2.7% |
平均 |
4.6% |
9.0% |
一定数の知名度を得ているキーワードでは一位表示が圧倒的にな指示を受けているのは当然として、テールワードでは比較的下位表示でもある程度のCTRが見込めるるようです。あくまで参考値ですが、インスタント検索が導入されてもロングテールは死なないということは確かでしょう。
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2014年12月までディーエムソリューションズ株式会社SEO対策チームに所属。「SEOは実装」を信条に、コミュニケーションを重視するスタイルで数多くのサイトのコンサルティングを手がける。内部施策に関して造詣が深く、「SEOまとめ」というtwitterアカウントを通じて日々情報発信を続けている。
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