急成長し続ける動画広告市場。今は最もエンゲージメントの高い広告フォーマットとひとつとであり、プロモーション活動において無くてはならない存在です。
動画の盛り上がりは、スマートフォンで動画を視聴する習慣が全世代で定番化している事があげられます。博報堂グループ4社が実施した調査では、買い物の前に動画を探すと回答した人はどんどん増え続けてきており、動画を使いこなす消費者は推計3,800万人を超えました。
また、企業もイメージ向上のために活用する手段として動画は必要不可欠な存在になってきています。
そこで、今回はWebマーケティングにおける動画広告について、メリットやデメリット、主な種類とそれぞれの特徴などについてご紹介します。
目次
株式会社サイバーエージェントの調査によると、2018年は動画フォーマットおよび、動画専門メディアの普及が進み、YouTubeをはじめとする、オンライン動画の視聴はテレビを見るのと同じく、日常生活として定番化しつつあります。
SNSにおける動画広告の活用は、静止画の広告と同じ水準に達しています。また、視聴者は動画を視聴するだけではなく、動画配信者と視聴者の双方コミュニケーションの手段となりつつもあるため、近い将来、動画が静止画を追い抜くと予測されています。
企業でも動画広告は消費者との日常的で有益なコミュニケーション手段として位置づけられ、活用が進んでいます。メディアのプラットフォームにおいても動画広告フォーマットやクリエイティブフォーマットでも技術革新が進んでいます。
このことから動画広告市場は非常に追い風となり、市場が拡大しました。
動画広告のメリットやデメリットにはどのようなものが考えられるのでしょうか?それぞれご紹介します。
まずは動画広告のメリットを見ていきましょう。
動画広告は静止画よりも一度に多くの情報を伝えることができるため、視聴者の印象に残りやすい傾向にあります。そのため、サービスや商品の購入に繋がる可能性が期待できます。
SNSの普及により、話題性のある記事や動画は以前よりもバズることが期待できます。これによりあまり知られていないサービスや商材でも一気に世の中に知れ渡ることも期待できます。
テレビCMでも分析や改善を行うことが可能ですが、動画広告は効果測定ツールを利用することでより詳細に分析することも可能です。表示回数や再生回数、そしてユニーク視聴者数やユーザーの視聴後の反応など分析することができます。
また、動画の内容にもよりますが、分析結果をもとにより高い反響率が期待できる動画に変更し配信することで、売上UPを期待することもできます。
次に、動画広告のデメリットを見ていきましょう。
テレビCMは番組の間に強制視聴されますが、動画広告はYouTubeでは5秒以降スキップすることが可能なので、興味がなければすぐにスキップされてしまいます。また、Facebook・Instagram・TwitterなどのSNSに表示される広告では、スクロールされる途中に表示される動画広告もあります。これもYou Tube広告同様、興味がなければ、そのままスクロールされ視聴されない可能性があります。そのため、如何にユーザーに興味を持ってもらえる動画にするか工夫する必要があります。
静止画の広告だと媒体数などにもよりますが、サイズが異なるバナーの制作だけになるため、事前の内容のすり合わせを含めても最短1週間以内で制作が完了する場合もあります。また、費用についても素材費や制作費だけになるため、数万円で済むケースもあります。
しかし、動画広告になると、どのような動画内容にするか、キャストはどうするか、ロケ地はどうするか等の事前準備が必要です。また、撮影後の編集作業も必要になってくるので、最短でも数週間かかります。また、内容や動画の長さにもよりますが、制作費も数十万円から数百万円かかるケースもあります。
動きや音が必要なためクオリティの優劣が視聴者に伝わりやすいデメリットもあります。クオリティが高ければ、商品に対する好感が上がり、売上の増加が期待できます。一方でクオリティが低い場合は、離脱要因となり、商品に対して興味を持たれることがないため、売上の増加が期待できません。
そのため、しっかりとクオリティの高い動画を制作する必要があります。
動画広告にはいくつか種類があり、それぞれ特徴があります。今回は、動画広告の中でも代表的な3つの広告について紹介します。
YouTubeなどの動画サイトで配信されている、動画プレイヤーの大画面の中で再生される動画広告です。
インストリーム動画広告は、大きく分けて「スキッパブル広告」と「ノンスキッパブル広告」の2つに分けることが可能です。
スキッパブル広告は、You Tubeで表示される広告のように数秒後にユーザーが視聴を終わらせることが可能です。動画の長さとしては、15秒がほとんどです。
一方で、ノンスキッパブル広告は、最後まで強制的に視聴させる広告で、30秒以上の長い尺であるのが特徴です。
Yahoo!のトップ画面の広告枠などの従来のバナー枠に配信されるタイプの動画広告です。
DSPによって、性別や年代、そして行動履歴などに合ったターゲットにのみに配信することも可能なため、無駄な配信を減らすことができ費用対効果は期待できます。
ユーザーがWebページをスクロールし動画広告が画面に表示された週間から動画が再生される広告です。
Webコンテンツ内に挟まれるかたちで表示・再生されるため、ユーザーに自然に読んでもらえる特徴があります。
ここからは、動画広告の主な課金形態について見ていきましょう。
CPMとは、表示回数に応じて課金されます。
広告表示1,000回当たりのコストで、Google広告から配信するTrueView広告の中でも、リーチを目的としたTrueViewforReachやDSPはCPM課金形式で配信しています。
再生回数1回ごとに課金される方式です。
1回の再生回数としてカウントされる再生時間については、出稿媒体ごとに異なります。30秒視聴後に課金される場合もあれば、Facebook・Instagramのように10秒間視聴後に課金される方式のメニューも存在します。この課金方式を選択する場合には、課金対象となる再生時間をしっかりと把握しておきましょう。
バナー広告やSNSで多く採用される方式と同様で、動画広告をクリックしたら課金される方式です。
多くの顧客に認知されるよりも、特定セグメントユーザーに対してターゲティング配信を行い、集客や商品購買などアクションを起こす広告メニューで採用されています。
最後に動画広告を始める際のポイントはどのようなところにあるか見ていきましょう。
動画フォーマットは静止画と違い、クリエイティブのストーリーや音など複雑な工程を踏む必要があるので、どういった相手に、何を、どのデバイスやメニューで伝えるかといった戦略を立ててから、制作に入りましょう。
また、デバイスとメニューによっては、動画クリエイティブのサイズや秒数が違います。、こちらもきちんと予め確認して制作を行いましょう。
後であれもこれも必要だったといったトラブルになりかねません。
テレビCMを既に行っている企業は、そのCMをそのまま利用すればいいと考えるかもしれませんが、そのまま利用するのは注意が必要です。
なぜなら、ユーザーが動画広告を視聴する環境は、テレビCMのように音が出る環境ではない、全てを視聴することがないケースもある等の違いがあるため、そのままの利用は適切ではない可能性があります。
動画広告はどの媒体で出稿するのか、この動画広告を視聴するユーザーはどのような環境で視聴するのかなどを予め考え、音がオフにされる可能性が高ければ字幕を追加したり、最後まで再生される可能性が低ければ初めにインパクトがあす内容を演出したり等の工夫をしましょう。
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必ず行ったほうがいいというわけではありませんが、世の中の流行を考えると検討をした方がいい広告の1つです。
そのため、自社の利益を増加させるために有効な広告なのかどうかを判断し、今日ご紹介した内容をもとに是非とも動画広告で成功目指してみてください。
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