大手競合がひしめく求人サイト市場。
中でも専門的な領域である
”障害者向け”転職エージェントサイトの勝機は
「コンテンツマーケティング」だった
| 会社名 | パーソルダイバース株式会社 |
|---|---|
| 事業内容 | 障害者雇用支援事業（有料職業紹介、コンサルティング、就労移行支援事業など）、およびグループ障害者雇用事業 |
| サイトURL | https://doda.jp/challenge/ |
SEOの分析を進める中で、求人サイトとして重要な「エリア別キーワード」の獲得が弱いことが分かりました。調べてみると動的に生成されるエリアページがGoogleに正しく認識されていない状態であり、改善が必要でした。
改善において原因と解決策は明確であったものの、問題はどう実装するかでした。大規模なサイトであるため、リニューアルに関するプロジェクトに参加させていただき、システムのご担当者様ともMTGを重ねながら仕様を固めて行きました。
課題の発見から実装まで時間はかかってしまったものの、施策後には正しくGoogleに認識されるようになり、課題となっていた「エリア別キーワード」の流入は増加傾向にあります。
「障害者雇用での求職・転職」という求人業界の中でもターゲットとなる層が非常に狭い業界であるため、キーワード戦略を丁寧に行いました。
例えば「障害者 求人」のようにキーワードを広げすぎるとドメイン力やコンテンツの物量で優っている競合サイトと勝負しなければならないため、上位表示するためにはかなりの労力を要します。
「障害者 求人」で検索しているユーザーは求人情報サイトを求めているケースが多いと思われ、実際に検索してみても大手求人情報サイトが上位を占めています。
パーソルダイバース様のWebサイトは転職エージェントサービスが主体であり、求人情報を大量にコンテンツとして出しているわけではないため、キーワードに合致する情報量という点で競っていくのが難しい面があります。
また、「ADHD 症状」といった医療的な内容を含んでしまうようなキーワードはYMYL領域にかかってくるため制作するのはおすすめできません。
そのため、広いテーマや医療に抵触しないキーワード戦略として”障害がある人が働く”というテーマに対して解決策を示すようなコンテンツを制作すべくターゲットキーワードの選定を実施。
とにかく大量のコンテンツを制作してセッションを上げていくのではなく、丁寧にコンテンツを作り確実に成果を上げていきました。
例えば「ADHDのある方に向いている仕事」といった障害のある方が働く前に持っている課題・悩み事の解決策を示す記事コンテンツは、パーソルダイバース様のターゲットユーザーに非常にマッチしており、読んだ先に転職エージェントを利用するというコンバージョンまで見えてくるコンテンツです。
⇒参照元：パーソルダイバース様運営サイト「dodaチャレンジ」コラム記事
この記事は下記の通り公開から8ヵ月で記事単体でも10,000セッションを達成し、コンバージョンにも貢献しています。
さらに、記事の公開後は定期的な効果測定を行い、リライトも行うことでCV増加に貢献。セッションだけではない、コンバージョンに繋がるコンテンツを提供することができています。
ミドル・ロングテールワードの上位表示が出来ていないというご相談から始まり、キーワードの設計からご支援をさせていただきました。
コンテンツに関しては難しいテーマを扱う内容ではあったものの、担当の執行様にアドバイスをいただきながら作り上げていくことが出来、右肩上がりでの成果を上げることが出来ました。
SEOに関してはシステムに関わる課題も多く、必要に応じて関係部署の方とMTGをセッティングいただいたことで、コミュニケーションを円滑に進めることが出来ました。
本プロジェクトは2021年からスタートしておりますが、短期での成果だけを追うのではなく、中長期の視点で施策を捉えていただいたことで、安定して成果を伸ばすことが出来たと考えております。
dodaチャレンジは、障害のある方のための転職・就職支援サービス（エージェントサービス）です。
当社は、パーソルグループの特例子会社でありながら、対外支援事業として、障害のある方や、障害者雇用に取り組む企業への支援事業を展開しています。
dodaチャレンジは、障害者専任のキャリアアドバイザーが一人ひとりの障害や状況に合わせ、求人紹介から入社後の定着まで丁寧にサポートしているサービスの窓口となるサイトです。
dodaチャレンジは人材紹介サービスであり求人メディアではありません。
オーガニック（自然検索）でライバルとなるのがコンテンツを豊富に持つ求人メディアだったのですが、我々のサイトはコンテンツを展開しておらず、集客力に差を感じていました。
ただ、グループ会社である「パーソルキャリア株式会社」が運営している「doda」をはじめ、転職・求人市場は大手求人サイトが群雄割拠しているレッドオーシャンであり、”障害者雇用”というターゲットユーザーが狭まってしまう自サイトではターゲットキーワードの戦略も重要だと感じていました。
また、SEOの内部対策についても改善の余地を感じていたため、コンテンツマーケティングとSEOの内部対策を行うことで、順位上昇・集客力の強化を目指したく、キーワード設計からコンテンツ制作を委託できるSEO会社を探し始めました。
知人からの紹介です。信頼できるSEO会社ということでご紹介いただき、その後数社と比較して選定していきました。ライターさんの理解力と文章力にも大変満足しております。毎回嫌な顔を一つせず柔軟に文章構成や文字量の調整などもしていただき感謝しています。
提案からのスピード感、コミュニケーションが円滑に進んだことが一番の決め手となりました。
また、サイトの保守を担当している部署ともコミュニケーションを取ってくれる会社が良かったため、そちらについて対応いただけたことも決め手となりました。
内部施策についてはまず現状対策できていない改善点を洗い出してもらい、いただいた指示書をもとに社内で実装していきました。
実装完了まで1年ほどかかってしまいましたが、サーバの動的ページ部分の実装を行いました。
コンテンツに関してはまずターゲットキーワードの方向性として「ビッグキーワードではなくミドル・ロングテールキーワードを中心に」ということ、「医療に関係するものはNG」という認識のすり合わせを行い、提案いただきながら選定していきました。
月に2本というペースでのコンテンツ追加ではありますが、効果測定を行い、セッションの下がってきたものはリライトを行うなどPDCAサイクルを回すことで着実にセッションを伸ばしていくことができました。
内部施策では集客を行う土台作りができました。例えば、これまでパラメータで処理されてしまい検索エンジンに認識されていなかった地域のキーワードでインデックスができたため、コンバージョンに近いユーザーからの流入が増えたといった効果を感じています。
コンテンツについても専門的な領域で集客のできるミドル・ロングテールキーワードを出していくのは難しく、コンテンツの量産が厳しいという状況で、コンテンツを大量に生産するという手法でなくてもしっかりと良い記事を作って展開していくことで検索エンジンからの評価を得られていると実感ができています。
行ってもらった施策についてはすべてプラスに働いているので、ありがたいです。
dodaチャレンジが成功しているので他部署のメディアについても対応してもらっています。
コンテンツマーケティングに課題を感じている企業ですね。また、当サイトではコンバージョンにおいても施策の効果を感じているので、ただ流入を求めているサイトではなくコンバージョンを見据えている企業にもおすすめできます。
障害者雇用メディアの多くは、自然検索で大手求人サイトに勝つことが難しいので、CVを増やすという目的のために、オーガニック（自然検索）よりも広告のほうが予算及び流入が大きくなりがちです。
ディーエムソリューションズにSEO施策を委託したことで当サイトではオーガニック（自然検索）の比率が高まってきており、オーガニック経由のCV比率が2割⇒3～4割、オーガニック経由の流入が3割⇒6～7割まで増えています。
今後はよりオーガニック（自然検索）の比率が高まるように引き続き伴走いただけたらと思っています。
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