2014.10.24コンテンツマーケティング記事一覧

Web担当者必見!ソーシャルに強いコンテンツマーケティング事例4選

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さまざまな業界のWebマーケッターに注目されている「コンテンツマーケティング」。
自社サイトでもコンテンツマーケティングを展開したい!と考えているWebマーケティング担当者の方は多いのではないでしょうか。
コンテンツマーケティングに興味はあるけど、どのようなものなのかよく分からない。今回は、そんなWebマーケティング担当者の方に向けて「ソーシャルに強いコンテンツマーケティングの事例」をご紹介します。
はてなブックマークのホットエントリーやFacebookのいいね数と、今話題の競合分析インテリジェンスツールであるSimilarWeb(シミラーウェブ)のデータを元にサイトを分析しました。ぜひ、ご参考にしてください。
 

1.CAREER HACK(キャリアハック)

基本情報

キャリアハック

エン・ジャパン株式会社が運営している次世代のWEB/IT/ゲーム業界を担うエンジニア、デザイナー、プランナー、ディレクターのキャリア情報専門サイト。
業界を支えてきたプロフェッショナル達とのアイデア共有などを通じて、これからのキャリアを考えるコミュニティです。
キャリアハックでは、定期的に「CAREER HACK MTG」というイベントが開催されています。キャリアハック側がお題を出し、ユーザーのFacebook投稿のいいね数でお互いを評価するイベントはファン作りに役立っています。

2012年6月18日開設。2012年は72記事、2013年は181記事、2014年は128記事公開。
※HAPPINESS INDICATORや求人情報は除く

はてブのホットエントリー総数は444記事。
※HAPPINESS INDICATORや求人情報も含む

バズった記事

はてなブックマークを開発し、その後GREEのソーシャルメディア統括部長を務めた日本のトップエンジニア伊藤直也さん。「現在のソーシャルメディア」について、伊藤さんにインタビューした記事です。この記事の後編も204いいね、はてブ506user獲得と大きく話題になっています。
ソーシャルメディアの発展を支えてきたプロフェッショナルが、成長したソーシャルメディアに対して感じることは、彼と同じようにインターネットの創成期を知る人たちの多大な共感を呼びました。

個人的におすすめな記事

会社勤めをしながらプライベートで家計簿アプリ「Zaim」を開発した閑歳孝子さんのインタビュー記事です。閑歳さんは、29歳からプログラミングを始めた遅咲きエンジニアながらも、その後4000万円超の出資を受け起業を果たしました。
『「やりたいこと」と「やれること」に「やったことないこと」を必ずプラスして、できることを増やしていこうと考えて行動してきました。』など、人生と仕事を前向きに捉えている姿に元気がもらえると、多くの人から記事がシェアされています。

SimilarWebで分析

キャリアハックアクセスシェア
ソーシャル経由で多くのアクセスを獲得しながらも、検索からの流入も多いキャリアハック。
流入キーワードを見てみると、インタビュー記事で紹介された著名なIT人の氏名が多く見られます。
業界を支えてきたプロフェッショナル達とのアイデア共有を強みとしているサイトだけあって、意識の高いWeb業界の方々に支持されているようです。

キャリアハックアクセス量
バズった記事が掲載されてから、ブランドキーワードでの流入が増えており、確実にファンを獲得していることが分かります。

2.サイボウズ式

基本情報

サイボウズ式

サイボウズ株式会社が運営している「新しい価値を生み出すチーム」のための、コラボレーションとITの情報サイト。
グループウェアを販売している会社だけあって、「チーム」による「ビジネス」「コラボレーション」という軸を意識し、記事に反映させています。
社内のコミュニケーション方法やチームでの仕事方法など、グループウェアを使いそうなユーザーがターゲットになっている記事を多数揃えており、多くのファンを獲得しています。

2012年5月14日開設。2012年は52記事、2013年は106記事、2014年は128記事公開。
はてブのホットエントリー総数は261記事。

バズった記事

サイボウズのグループウェアを利用する人々は、必ずチームで仕事をしています。チームワークの向上やチームで行う仕事の効率化などは、サイトのターゲットユーザーにとって、とても気になる内容です。
この記事のはてブのホットエントリーやFacebookのコメント欄を覗いてみると、仕事を任せる立場にある人は、「仕事の属人化」を危機として捉え、実践するべき内容として記事の内容を前向きに捉えていました。一方、仕事を受ける立場にある人の中には、ある程度自分にしかできない仕事がないと職場での存在意義がなくなってしまうと考える人もいるようです。1つの視点からではなく、複数の視点から考えることができる記事が、さまざまな意見とともに多くの人にシェアされています。

個人的におすすめな記事

日本を代表するチームビルディング用造語「飲みニケーション」。しかし、この記事ではコミュニケーションの手段として最もよく利用されている「飲み会」の代わりに、「ランチ」でチームビルディングを行おうと推奨しています。
お酒が苦手、もしくは会社の飲み会が苦手…という方は、この記事をシェアするだけでも周りの人に「飲み会」ではなく「ランチ」というコミュニケーションツールの存在を伝えることができます。また、飲み会ではなくランチでコミュニケーションを取りませんか?という意思表示にも使える記事ではないでしょうか。

SimilarWebで分析

サイボウズ式アクセスシェア
全体の46.93%のアクセスをソーシャルで獲得しているサイボウズ式。
ほぼ毎日記事を公開しており、多くのファンを獲得しています。グループウェアを直接推奨するのではなく、グループウェアを使用する人に対し、働き方という側面からアプローチしているところが高い評価を得ている理由なのではないでしょうか。
一方、検索からの流入は少なく、流入キーワードはブランドキーワードである「サイボウズ」との掛け合わせキーワードが多くなっています。

サイボウズ式アクセス量
サイボウズ式内で最もバズった記事である『「自分でやったほうが早い」でチームは滅ぶ』が公開された8月が最もアクセス量が増えています。
しかし、サイボウズ式はその後も記事を積極的に追加しており、大きな落ち込みを見せることなく増加したアクセス量を維持しています。

3.シロクグロースハックブログ

基本情報

グロースハックブログ

株式会社シロクが運営している、アプリ開発者やWebディレクターなどWebの仕事に関わる人を対象とする情報サイト。
以前までは製品に寄った記事が多かったものの、2014年初旬からはコンテンツに力を入れているようです。Web関係の仕事に役立つツールやサイトの紹介、自社サービスであるグロースハックなどスマートフォン関連の記事が多いです。おすすめなサイトの紹介が中心となっているため、記事としてはオリジナル要素は少ないものの、ターゲットに合った記事を作成しており、サイト規模に対しバズった記事は少なくありません。
この結果より、「より良いコンテンツ=ターゲットのwantsを叶えるコンテンツ」ということが分かります。コンテンツマーケティングを始めたいけれど、記事をゼロから作成することは難しい!という方の参考サイトとしてもおすすめです。

2012年1月6日、開設。2012年は54記事、2013年は149記事、2014年は181記事公開。
はてブのホットエントリー総数は28記事。

バズった記事

コンテンツマーケティングが盛り上がりを見せている今だからこそ、以前より必要とされている文章力。ライターという職種ではなくとも、ある程度の文章力は当然に求められます。
日本語の基礎的な文章ルールの解説はもちろんのこと、人を惹きつけるコピーを作るテクニックが解説された記事などが紹介されています。
こちらのサイトのターゲットであるアプリ開発者やWebプロデュースに携わる業界人の役に立つ内容ですね。
「実践的な文章力」を求める人に響いた記事なのではないでしょうか。
こちらの記事は2014年はてブ人気記事の8位にランクインしています。

個人的におすすめな記事

Web製作のプロジェクトに携わる人はもちろんのこと、企画書を作成するすべての人に役立つ記事を紹介しています。
頭の中に漠然としたアイデアがあったとしても、それを企画書に落としこむのは難しいですよね。
紹介されている「社会人なら押さえておきたいフレームワークの思考」は、企画書を作成する前にまず最初に読みたい記事です。
今までフレームワークを意識していた方は考え方をおさらいすることができ、意識していなかった方は新しい発見をすることができるでしょう。

SimilarWebで分析

グロースハックアクセスシェア
2014年度はシェアされやすい記事を積極的に公開しているグロースハックブログ。
アクセスの36.11%をソーシャルからの流入が占めています。
一方、検索からの流入は少なく、流入キーワードはスマートフォンアプリ関連のキーワードが多くなっています。

グロースハックアクセス量
バズった記事が2014年の6月から7月に集中したため、2014年7月に大きくアクセス量を増やしています。
しかし、8月の初旬から10月23日現在まで、コンテンツの更新がストップされており、製品に関連する記事のみ追加されている状態です。
再度、ターゲットを意識した記事を公開すれば、再びアクセス量は増えていくことが予想できます。

4.ライフネットジャーナル

基本情報

ライフネットジャーナル

ライフネット生命株式会社が運営している、さまざまな角度から「人生と仕事とお金について考える」ウェブメディア。
いま旬なプロフェッショナルの方へのインタビューから、ライフネット生命のスタッフの日々の活動まで紹介されています。
保険会社運営のサイトらしく、ライフプランを見直すような記事や健康、お金に関する記事が多い印象です。2014年8月末開設の新しいサイトのため、今後の飛躍に期待しています。

2014年8月28日開設。2014年は47記事。はてブのホットエントリー総数は4記事。

バズった記事

「人生と仕事とお金について考える」ウェブメディア・ライフネットジャーナルらしい、仕事のキャリアについて考えるインタビュー記事です。インタビュイーはビジネス誌系サイトNo.1の東洋経済オンライン編集長からITベンチャーへの転職を決めた佐々木紀彦さんです。
キャリアを積むためにはまず、『小さくてもいいから若手でも全権委任してもらえる部署で経験を積むことが大事である』など、現在では華々しいキャリアを誇る佐々木さんのキャリアパスの考え方が紹介されています。自分のキャリアプランに迷ったときに読み返したいと思える、ブックマークしておきたい良記事です。

個人的におすすめな記事

「広める価値のあるアイデア」をスローガンに活動するTEDで公開されている、スーザン・ケインの「内向的な人が秘めている力」という動画に対する考察です。内向的な人と内気な人は別の概念であり、創造性にあふれている内向型の人が力を発揮できる環境を整える必要があるとしています。
「ありのままの自分」なんて、話題性のあるキーワードが目に触れたら、ついクリックしたくなりますよね。多くの人に読んでもらうためには、記事内容はもちろん、タイトルにも工夫が必要です。

SimilarWebで分析

ライフネットジャーナルアクセスシェア
ライフネットジャーナルは2014年の8月末に開設されたサイトです。
それにも関わらず、ソーシャルメディア経由でのアクセスが38.55%となっています。
単なるコラム記事ではなく、運営会社であるライフネット生命が行ったさまざまなアンケートの結果を積極的に公開し記事化しているところが、早い段階からファンを獲得している理由のひとつと言えるでしょう。

ライフネットジャーナルアクセス量
まだまだサイト全体の記事数は少ないものの、記事数に比例してアクセス量を順調に伸ばしているライフネットジャーナル。
生命保険会社だからこそ書ける記事を追加し続けることが、これからのライフネットジャーナルの鍵となるのではないでしょうか。

5.まとめ

ソーシャルに強いコンテンツマーケティング事例4選はいかがでしたか?
「自社サイト・サービスのファン作り」を目的とするコンテンツマーケティング。一見、遠回りに見えるこの手法ですが、ファンを作ることは購買行動を起こさせるための関係づくりの第一歩です。
また、コンテンツマーケティングを通して、ユーザーが自社に何を求めているかということを知ることもできます。
ユーザーとの関係づくりのツールとしてコンテンツマーケティングを活用していくことが、これからのWebマーケティングを成功するか否かに掛かっていると言っても過言ではないでしょう。
 

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